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2019年12月22日

珍車PART845

珍車PART845 どうも~、珍車シリーズ久々の2輪です(*^^)v

4輪以上に旧車ブームのバイク界、新車市場が相次ぐ排ガス規制や騒音規制で魅力的モデルが次々と生廃となっていきますしね、ワタシ世代=80年代バイクブーム期に青春を過ごした年代は特に新車よりも旧車に目が行くっていう御仁も多いと思います、ワタシもその中の一人ですが…w


しかしそうした年代の思いも忖度したか?ホンダのCB1100とかカワサキZ900RS、そしてつい先立って復活したスズキの刀など今やパイの少なくなった二輪を支えるユーザーは50歳代が中心となるとこうした70~90年代の名車をリバイバルしてくる、そんなメーカー事情も当然なのかな!?知らんけどwww

さて、今回取り上げるのは80年代のバイクブーム期にデビューしたコレ

⇒『年式不明(推定昭和56~57 1981~1982)スズキGS40X型 GSX400E』!!

バイク好きには”ザリ”の愛称で有名なGSX400の初期型、これも同一スタイルの250(GSX250E)ならまだ残存も時折出てきたりしますが400は見ないモデルだと思います…。

この時代、免許の関係で400ccクラス=中型が一番の売れ筋&メインの時代、各社このカテゴリーに賭ける意気込みは凄くどこもHIT作ばかり、ホンダはCB400four→ホークシリーズ、カワサキはKH400→Z400FX、スズキはGT380→GS400/同E、ヤマハはRD350/400,GX400→SR400にRZ350、XS400SP等稀代の人気車が産まれその名声は今でも失われていませんが多くの中型モデルが産まれた中でこうした人気車に埋もれ短期間で消えたモデルも多い、GSX400Eザリもそんな中の1台ですねー。

小型~中型クラスでは強かったスズキ、60年代~70年代前半には2st3気筒のワイルドさで人気を得たGT380、そしてその立ち位置を受け継いだGS400シリーズが高い支持を得ました!

カワサキトリプルと競い重厚感が人気だったGT380


1976~1979年ではTOPクラスの人気を誇ったGS400(画像はGS400E)


ザリ=ザリガニのようなスタイル から来た通称ですがこれがイマイチ受けなかったのはこのスタイリングも一因、何せ前作が大ヒット作であるGS400/同Eですからね、テュアドロップタンクと流れるような流麗なスタイリング、ツインらしい小気味良い鼓動で中免小僧をアツくさせたGS、カワサキから4発DOHCのZ400FXがデビューするまでの王者でした!

ホンダのホークと熾烈な首位争いを演じていたGS、そこにトドメを刺すかのように現れたのが79年のZ400FX!DOHCの4気筒エンジン、43psという400ccTOPクラスのパワー、威風堂々の大型にも匹敵する風格のFX、2気筒のホークやGSをあざ笑うかの如く登場以降人気を独り占めしてしまいましたよねー。
いやー、大型、ナナハン(当時は国内販売が許された最大排気量)に憧れた中免小僧としてはZ400FX、眩しすぎましたよね、ご同輩!

まっ、結果から言えばこのFXの一人勝ちが許される筈もなくホンダもヤマハもスズキもカワサキも400ccクラスでもマルチでのバトルに入っていったのは言うまでもないですがそこに行くまでの過渡期?にデビューしては消えたモデルも数多くGSX400Eザリもそこに含まれるかもしれません、81年にGSに代わってデビュー、2輪市販中型クラスとしては初のANDF(アンチノーズダイブ)、TSCC4バルブDOHCエンジン等最新装備&メカを背負って発売されたザリ、デビュー時こそ話題にはなるもGSからあまりにも変貌し過ぎたスタイルと中身は最新鋭でも最早ツインではFXのライバルにはなり得なかった、同じ事が80年デビューのホンダのスーパーホークⅢにも言えましたネ、唯一対FXで気を吐いたのは2stロケットのRZ350位でした。

GSXの歴史的には80年ザリ発売、81年に早くもMC(Wディスク化)、82年にはGSX400EカタナにFMC、また同じ82年にはGSX400Fとなり4気筒化、FX以来2年間ツインで闘ったスズキも遂にマルチ化されたという感じです。

vsFXを鮮明にしたスズキ中型初の4気筒、GSX400F(画像はインパルス)


さて、現車ですが年式記載がありませんが初期型(80~81y)がFrシングルディスク、82年にはカタナになっているのでこの個体、Wディスクなので81~82年のモノと推測、Eg実働ですが残念ながら書類ナシとの事なので書類付きフレーム購入してレストアするか部品取りとしての余生ですね。

評価もなく出品票としてはあくまで部品取りレベルですが走行が実走ならば奇跡ですね!


バイクのオド程アテにならないもんはないですが37000km代の距離は注目!


この時代、よほどのスズキマニアじゃないとコレ、買わなかったです、ほぼ同額でFX買えたしで…
しかし当時のバイクでスズキ信者がおりこれ持っておりよく乗りましたがサウンドはGSから引き継ぐ♪ドコドコ~ 的な小気味いい音、TSCCの4バルブの恩恵は明らかで加速の実感はGSは勿論、3バルブのホークⅢをも上回る、しかしどことなく田舎臭いスタイルが全てを帳消し?って感じでカタナになってようやく垢抜けるも時代は既に4気筒が常識、ツインのTSCCエンジンもかなりの出来栄えだったんですがね~。

ザリは俄かにこの頃起こった250クオーターブームに対応したGSX250Eってのも400と同時発売、こちらは結構普及した記憶ありますが400はやはりFXが強過ぎでした…。

40年近くを経過した現車、状態は?ですが今となってはレアなザリの400の存在がスゲェかも!?!?集合以外はほぼオリジナルってのも希少!





ザリも音的にヤンチャ層から好まれ族単にされてポイされるケースも多くそれを勘案すればオリジナルドの高い現車の存在、くどいですが希少ですナ。

雨後の竹の子のように新400が表れていた1980年前後、個人的にも特にあの三角のテールカウルが苦手なザリ、デビュー時のもスズキらしい拘りのエンジン、新鋭装備が注目を浴びるもすぐに地味な存在になってしまいましたが生息台数が激レアというのもあり現在やはりいい値段になっています、この出品車も決してイイ状態ではなさそうだし書類ナシという決定的な瑕疵があるにも関わらず20万超え!まぁ、数少ないですが同型バイクをお持ちの方にはヨダレモノでしょうネ~(^^)/
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Posted at 2019/12/22 20:00:18

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