どう考えても価格設定がおかしいと思ったら、そういう事だったのね・・・

総走行距離８０，０００ｋｍ以下、修復暦無、内外装良好、５ＭＴ車・・・

これだけの条件を兼ね備えながらにして１００諭吉以下のＦＣだけに

「何か裏があるんじゃないの？」とまあボッタクリ詐欺の如く利益を

上乗せするのが通常の中古車屋や転売屋がやる所業なので、

「どうしてこんなに安く価格を設定して販売したんですか？？」と

直接販売元の社長さんに直球な質問で問い合わせて確認しました。

社長さんはＮＡロードスターがとても好きということでＦＣの修理内容他のお話の後にそっちの方で盛り上がって

しまいかなりの長電話になってしまいましたが、引き出せた情報は下記になりました。


①元オーナーさんから直接買い取られた車両であること（連絡も出来るとのこと）

②価格設定は元オーナーさん自身の希望金額であること（要は個人売買金額そのものとほぼ一緒）

③圧縮は計測結果、前後平均で８．５、前後のバラツキも特に無しでとんでもない良コンディションであること

④元オーナーさんは大事にされる方へＦＣが嫁ぐのを強く希望されているとのこと、そりゃそうですよね・・・

⑤不具合が発覚していた燃料ポンプ及びフィルターは交換済みであること


ＦＣで圧縮が８．５もあるのもさることながら大事にされていたオーナーさんが手放した直後ではないのかという

自分の読みが当たっていたこと、オーナーさんから手が離れた後は福岡のＦＣが得意な整備工場に持ち込んで

不具合箇所の修理や圧縮測定を施され、全油脂類を交換されて現在の販売に至ったことなど中古車情報

サイトには載っていない詳細な歴史を含めて全て話して頂きました。

そういった歴史を経て放たれたＦＣをこれから見に行けるとなると、ま～本当にテンションが上がります（笑）


前オーナーが弄って飽きるか金が掛かってジリ貧で手放したかで捨て値同然で下取りされたのがあからさまに

分かる中古車とは根本的に次元が違うのが再確認出来ただけでもとても良いことだと思いました。


ＦＤの様に野晒しでの管理は絶対にしないと心に決めていたこと、問い合わせがとても多く前金を払って

契約そのものの絶対的な権利を先んじて得たのはどうやら大正解だったようです。


逆にそこまでの極上品であればＦＤ以上に手を掛けてレストアしなければといった使命感もあり、古タービンＦＤと

同様にＦＣに目覚めさせる為の起爆剤的な車両として運用出来る体制にするのもアリかと色んな事を考えており、

取り敢えず購入以外に急くことも特に無いので個人的に好みな前期テール化辺りを最初に予定しています。