2019年05月14日
遂に市販車としてM8が登場出来るな
正式発表が迫るBMWの新たなフラッグシップ、“M8クーペ”の画像が公開に!
2019年5月10日、BMW AGはラグジュアリークーペである8シリーズのハイパフォーマンスモデル、M8クーペの画像を公開した。
詳細なスペックは未発表だが高まる期待
2018年11月に日本でもデビューしたばかりのBMW 8シリーズには、M850 xDriveというMパフォーマンスモデルがラインアップされているのみ。4.4L V8ツインターボエンジンは530ps/5500rpm、750Nm/1800-4600rpmを発生するハイパフォーマンスぶりで、ボンネットフードやルーフ、フロントバルクヘッドをアルミとし、CFRP製センタートンネルの採用など軽量化も図られている。
このモデルはかなりのハイパフォーマンスモデルであるが、そのさらに上、Mモデルの存在がBMWによって明らかにされてきた。そして今日、ついにM8クーペの画像が公開されたのだ。一部にカモフラージュを施されているが、M850 xDriveとは異なるフロントバンパーやリアバンパー、ホイールデザインを見て取れる。
BMWのMモデルは増大するエンジンパワーに対応するため、M5に見られるように4WD化を推し進めている。今回のM8クーペも同様に電子制御式の4WDとなり、前輪と後輪のパワー配分を調整する。ただし、ドライビングモードの設定(DSCオフ)によって完全な後輪駆動としてドリフト走行をすることも可能なようだ。
搭載されるパワートレーンについては明記されていない。M850の4.4L V8ツインターボエンジンがさらにハイチューンされるのか、WEC(世界耐久選手権)で活躍するM8 GTE由来の4L V8ツインターボとなるのか、はたまた新エンジンが採用されるのか。いずれにしろM850の530ps/750Nmよりもハイパワーとなることは間違いない。
ちなみに、M8クーペよりもサーキット走行に適したセッティングとなる「M8コンペティション クーペ」や、オープンボディの「M8 コンバーチブル」、さらには「M8コンペティション コンバーチブル」の存在も明記されている。2019年内に欧州で発表されるだろうが、このすべてが日本に導入されるかどうかは不明だ。詳細なスペックも含めて気になる存在である。
BMW 8シリーズ 新型に最強『M8』、新Mモード採用へ…最新プロトタイプの画像
BMWは5月9日、開発中の新型『M8クーペ』(BMW M8 Coupe)の最新プロトタイプの画像を公開し、同車にドライバー好みのパワートレインやサスペンション、ブレーキ、ステアリングの設定が可能な新「Mモード」を採用すると発表した。
新型M8クーペは、新型『8シリーズクーペ』がベースとなる。エアロダイナミクス性能やエンジンの冷却性能を引き上げる専用バンパーをはじめ、ベース車両の新型8シリーズクーペに対して、M流儀の変更が加えられる。
◆V8ガソリンツインターボエンジンは600馬力オーバー
パワートレインに関しては、BMW Mが開発を手がけたV型8気筒ガソリンツインターボエンジンを積む。現時点では排気量は公表されていないが、BMWによると最大出力は600hpを上回り、高回転志向のエンジンになるという。
シリンダーバンク上を横切るように配置された(クロスバンク)エグゾーストマニフォールドにより、排気ガス流のエネルギーが2つのターボチャージャーのタービンホイールに最適に伝えられる。冷却システムは、新型M8クーペで最適な効果を発揮するように設計されており、サーキット走行時の熱負荷に耐える。フラップ制御式のエグゾーストシステムの音響特性は、選択しているエンジン特性のモードによって変化する。トランスミッションは8速の「Mステップトロニック」で、ドライバーはMセレクターレバーまたはステアリングホイールのパドルシフトでマニュアル操作が行える。
駆動方式は4WDの「M xDrive」となり、新型M8クーペ向けに専用チューニングが施される。このシステムは、力強い加速性能を目指して開発された。俊敏性に配慮して後輪駆動を重視した設計となっており、後輪が動力伝達の限界に達し、追加のトラクションが必要になった場合に限って、フロントアクスルにパワーを振り分ける。
また、「アクティブMディファレンシャル」も採用する。トランスファーケースが必要に応じて、駆動トルクの一部を無段階かつ可変的にフロントアクスルへと振り分ける。いっぽう左右後輪間の駆動トルク配分は、アクティブMディファレンシャルが受け持つ。スポーツ走行する場合や、路面のグリップが変化する場面など、その状況に合わせてM xDriveに組み込まれたアクチュエーターがロック率を選択し、俊敏性や走行安定性を確保する。M xDriveの導入により、車両を安定させるためにDSC(ダイミック・スタビリティ・コントロール)の介入が必要となるのは、極端な状況だけに限定され、エンジンパワーを推進力としてほぼ無駄なく利用できるという。
◆新Mモードはブレーキシステムもドライバー好みに設定できる
新型M8クーペに採用されるのが、新しいMモードだ。BMW Mモデル向けに専用開発されたコントロールシステムは、パワートレインやシャシーを、ドライバーの好みに設定することを可能にする。4WDのM xDriveシステムは、前輪と後輪の間のパワー配分を調整可能。新型M8クーペでは、ブレーキシステムもドライバー好みに設定できる。
センターコンソールにある新しいセットアップボタンを押すと、5つの車両パラメータに関するセットアップ項目に直接アクセスできる。そして、コントロールディスプレイにセットアップメニューが表示される。その後、ドライバーはタッチスクリーンまたはiDriveコントローラーを介して、エンジン、サスペンション、ステアリング、ブレーキ、M xDriveの各モードを、1ステップで設定できる。
◆デジタルコクピットもM8クーペ専用仕様。TRACKモードも選択できる
また、センターコンソールのMモードボタンを操作して、デジタルメーターやヘッドアップディスプレイのドライバーアシスタンスシステムの設定を変更できる。スポーツモードでは、ドライバーはインストルメントクラスターとヘッドアップディスプレイの両方で、各種情報が確認できる。冷却システムの温度、ターボのブースト圧、タイヤの状態、前後方向と横方向の加速度に関する情報は、左右のディスプレイに表示される。
TRACKモードでは、アクティブブレーキやステアリングなど、運転支援システムの介入は最小限に抑えられるか、無効にすることができる。Mモードボタンを長押しすると、レースモード専用のTRACKモードが有効になる。このモードを有効にするかどうかは、iDriveコントローラーを使用して確認する必要がある、としている。
新型「BMW M8」様々なセッティングが可能な新システムを満載
BMW M8 Coupe
BMW M8 クーペ
ボディタイプはクーペとコンバーチブルを用意
BMWは、8シリーズのハイパフォーマンス仕様「M8クーペ」と「M8コンバーチブル」の写真を公開した。開発中のため、一部にカモフラージュが施されているが、ベース仕様から変更されたエクステリアの様子が窺える。
「M8クーペ」と「M8コンバーチブル」に加えて、より運動性能を高め、サーキット走行に適したセットアップが施される「M8コンペティション クーペ」と「M8コンペティション コンバーチブル」をラインナップ。正式発表の時期、価格等は明らかにされていない。
設定でFRでの走行も可能な4輪駆動システム
今回の発表では、搭載されるパワーユニットこそ明らかにされなかったが、駆動方式はM xDrive(4輪駆動システム)を採用。前後の駆動配分を調整することが可能で、完全なFR車としてもドライブを楽しめる。ギヤボックスは8速ステップトロニック・トランスミッション。こちらはセレクターレバーのドライブロジック(Drivelogic)ボタンにより、シフト特性の変更も可能だ。
また、パワートレイン、シャシー、運転者支援システムを設定するため、新しいディスプレイとコントロールシステムの採用が明らかになった。セットアップボタンにより、路面状況やコースに合わせて、パワートレインやシャシーシステムに加え、ブレーキシステムのセッティング変更も可能。また、新たに開発されたMモード(M Mode)では、運転者支援システムをドライバー好みの設定にすることもできる。
セットアップボタンで5種類のパラメーターを変更
センターコンソールに配されたセットアップボタンを使用すると、車両に関する5つのパラメータに直接アクセス可能だ。コントロールディスプレイのセットアップメニューには、現在のセッティングがどのような状態にあるのか表示され、ドライバーはタッチスクリーン、もしくはiDriveコントローラーを使用し、エンジン/サスペンション/ステアリング/ブレーキ/M xDriveの各パラメーターを任意で変更できるという。
新開発のM仕様インテリジェント・ブレーキシステムも初採用。これは制動装置、ブレーキブースター、ブレーキ制御システムをコンパクトにモジュール化したもので、システム総重量が約2kgも軽くなった。コンフォートとスポーツという、2種類のペダルフィールが異なるブレーキモードを選択することで、減速のために必要なブレーキペダルの踏量を変更できる。 また、標準装備のMコンパウンドブレーキに加え、オプションでMカーボンセラミックブレーキも選択することが可能だ。
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BMW | 日記
Posted at
2019/05/14 20:27:12
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