Y商会＠ＦＤ.ＦＣ＆元アバ中・現アル中のブログ一覧

約２年４ヶ月前、ボンネットに穴をブチ開ける為にボッシュの

電動ドリルを買って以降は全く電動工具に投資していなかった

のですが、今回のエフデーさんのスピR整備時には実施出来ず

終いで、差し入れまで持って来て頂いたゴルフさんより

アドバイスを頂いた事もあり「リューター」を納車立会いが

終了した後にホームセンターへ買いに行きました・・・。

何に使うのかというと写真の通りで、スロットルボディ表面の腐食除去の為です。


エクステンションマニホールドやインテークパイプならサンダーに真鍮のカップブラシくらいで表面を

ピカピカに出来そうですが、細かい所はリューターを用いないと出来ないので購入に踏み切りました・・・。


ミニリューターキット用の筒型真鍮ブラシが無かったので、今度また買い足そうと思います・・・。

（付属していたホイールブラシのみだと細かい部分までアクセス出来ません）


貧乏人が購入に踏み切れるくらいの工具なので実際の所はホビー用と大したブツでは無いですが、

使い勝手も良く回転数も可変式となかなか優秀なものです・・・。



次回また何かの整備でFDが入庫する機会があった場合、オルタネーターのフロントカバーやリアカバーの

表面磨きやスロットルボディの表面磨きに威力を発揮しそうです・・・。

今回の件も普段と同様、仕事としてやっている訳では無いので

「整備しました、あとは乗って帰って下さい」といった無機質な

対応はしません（性格上、しないと言うより「出来ない」ので・・・）。

「壊れた部品を換えて事務的に納車するだけ」なら整備する

技術があれば誰でも出来る事なので・・・ｆ（￣～￣；）

どういった問題点があったのか、破損した部品はどうやって

取り替えたのか、何処まで復旧した後に調整した状態なのか、どんな点で失敗したのか・・・全て誤魔化さず

包み隠さず報告させて頂きました。

普段出しているＤに任さず、信頼してこちらに任された以上、いい加減な事＆手抜きは一切無しです。


・・・というか、「工賃を貰ってやっているプロならもっとマトモな事をやれよ・・・これじゃ素人以下じゃねーか・・・」と

文句を言いたい事が結構あったので、蓋を開けてみると素人目から見ても非常に残念でしたね・・・|||orz


お客にとって最も腹が立つのは、

「整備に出して金を払ったのに、直っていない」

という、誰でも分かる簡単な事が「整備する側の立場」として意識から根本的に欠けている気がしますね・・・


他のやった事が無い作業なら兎も角、バキュームユニットや点火コイルの取り替え＆復旧後の調整に関して

言えば本来プロに任せる理由となる付加価値や正確性を含めてＤに出す価値は全く無いなと感じた整備でした。


スロセン等の微調整ならまだしも、ソレノイド用のカプラーの復旧忘れはプロとしてやらかしたらダメだろうと・・・


位置的に復旧する際、目視出来ない（Ｏ２センサー等、手探りで復旧する作業箇所）筈が無い箇所なので、

人間のミスは怖いですねえ・・・|||orz


＝整備＆清掃前＝



＝整備＆清掃後＝

今朝はかなり冷え込み、雪が降っていました・・・。

昨晩の作業中にも雪は降っていましたが、作業に集中していて

寒さを感じる神経がシャットアウトされていたのか作業を

終えるまでは特に感じませんでした・・・しかし全部復旧を終えて

エンジンが無事に始動してからの待機時間に入ってからは

集中力が切れたのか、急に寒いと思ってきたので家の中に退散ｗ



さて、今回も万一、何か失敗していたりしてもう一度バラす事になっていれば気分的にかなり鬱になって

来るんですが、事前の予備品を確保していたり必要な部品はある程度手持ちで揃えている範囲で失敗しても

フォロー出来る様にしていた為に割と躓いた機会は多かったものの作業が滞ることなく無事に終わりました。

・・・今回の作業でつくづく思ったのが、


「交換部品以外に経年劣化で破損する可能性のある部品は、実際に必要とするしないに関わらず

予備品を整備用に購入して保管した方が良い」


という事でした・・・。

とある部品がバキュームチューブの硬化により摘出出来ず破損したのですが、白状すると手持ちの部品が

無ければ納車が最悪年明けになる可能性もあったので、これは大きな教訓です・・・。


幾ら注意して繊細に作業しても壊れるものは壊れるので、こういった所の危機回避が簡単に出来る様な

体制を次回整備する機会が訪れるまでに整えたいと思いました。


納車前の最後のクーラント補填も終わり、フロアマットの清掃も終わったので・・・

「納車前整備、ヨシッ！！」

夜２１時４０分頃、クーラントの継ぎ足しを終えて全ての復旧工程を

終え、いよいよ点火へ・・・確実な作業はしていますが、緊張の一瞬。

「３、２、１・・・点火！！」

キュルキュルキュル・・・・

「ボワアアァァ－－－－ッ」

ファーストアイドル良好、息継ぎ無し・・・ＯＫ。

暫くすると水温上昇と共にアイドルが下がり、最終的に無負荷（電装系点灯無し）で７５０ｒｐｍ近辺でキッチリ安定。


様子見も兼ねてボンネットを開けたまま１０分程暖気へ・・・ここでも取り敢えず異常無し。


その後、最悪エクステンションマニホールドを開放してバキュームチューブのレイアウトを見れる様に待機させていた

フォルゴーレ号を撤去して試運転へ・・・


ギアをセカンドに叩き込み、直っているかどうかを確かめる為にストレートにてフルスロットル、

回転がレスポンス良く上昇を始め、一気にセカンダリーが働く領域へ・・・

「うおおッ？！これはメチャクチャ速いッ！！」

その後も何度か加速テストを行いましたが、全く以てかなり元気な状態に甦りました♪♪


とても久しい感動の一時でしたねぇ・・・（￣ー￣）ｖ～０

作業のキリが悪いので、そのまま夜勤に入る事にしました・・・ｆ（＾＾；）

本当はもう少し早く完了予定でしたが、清掃に掛けるウェイトを

感覚的に７割方くらいに切り替えたので日中での完了を諦めましたｗ

但し、日中にやらないと非常に厄介なバキュームユニットの交換は

優先して何とか完了した為、残すは点火コイルとプラグコード、

スロセンといった分解後の作業的に楽なものを残しています・・・。

フォルゴーレ号のバキュームユニットの交換時にすら替えなかったバキュームチューブも一部追加で取り替えた為、

これまた手間がハンパでは無かったというオチで・・・（笑）

しかし本当、これは何度やっていても相変わらず「もう二度とやりたくない・・・」と思う作業ですねえ・・・|||orz



写真中央奥側の３本のバキュームチューブ脱着が難しく、「指が入らない」「工具が入らない」「何より、見えない」

と最悪の３拍子が揃っています（爆）