
去年撮り溜めした画像をどんどん公開しちゃいます(爆)
これも半年前に近くの整備工場で停まってました。
鮮やかなイエローにペイントされた
いすゞジェミニZZ
(PF60)
小型乗用車『ベレット』を生産していたいすゞが1974年11月に提携関係のあるゼネラル・モーターズ(GM)との共同開発車を発売。
その名は
『いすゞベレット・ジェミニ』
あまり知られていませんがデビュー当初は『ベレット・ジェミニ』の名前で、ベレットの後継モデルという意味合いでジェミニがサブネームでした。ジェミニとは双子座を意味しますがこれはGMといすゞのパートナーシップを表しています。また海外では西ドイツGMから『オペル・カデット』として販売されてました。
ボディタイプは4ドアセダンと2ドアクーペ。駆動方式はFR。エンジンは当初1.6L直4を搭載。1979年のマイナーチェンジで1.8L直4DOHCを搭載した『ZZ(ダブルズィー)』(PF60型)を追加。大体同じクラスのカローラ・サニーなどとは一味違う欧州テイストの走り味が売りで、特にZZはエンジンにしろ操縦性にしろ荒削りで豪快な走り味だったそうです。またPF60は全日本ラリーにも出場していました。
1985年、FFに転換して2代目ジェミニが登場。映画『007』シリーズで活躍したスタントマンチームを起用したアクロバチックなTVCMで話題となり、人気車種になりましたが1990年登場の3代目を最後にいすゞオリジナルのジェミニは生涯を終了。以降、業務提携したホンダからドマーニ(シビックの兄弟車)のOEM供給を受け新生ジェミニとして発売しましたが、正直いすゞ社員向けの印象は拭えず、『ホンダ版ジェミニ』もホンダとの提携解消に伴い生産終了。ジェミニの名はもうありません。
個人的にはいすゞって好きなメーカーでしたね。
確かにメーカー自体も地味だし、フローリアンやアスカ、ピアッツァとこれまた乗用車ラインナップも地味でしたが大メーカーにはない『個性』があったと思うのです。初代ピアッツァの雑誌インプレを読んでも未来的なデザインと初代ジェミニをベースにした関係による走り味の荒っぽさといったギャップもあったのですが、これも一つの『味』と考えれば納得いきます。
ビッグホーンなどのSUVも生産中止したいすゞ。
もう一度『いすゞ製乗用車』の姿を見たいものですが、無理な願望なのでしょうか…。
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いろんなクルマ・いすゞ編 | クルマ
Posted at
2006/02/02 19:03:32