
日本を代表するVIPカーがトヨタセンチュリーと日産プレジデントの2車。
ステアリングを握る人間は『運転手』に徹し、後席に乗るVIPに不快感を与えぬよう移動するためにある大型高級サルーン。
現行型では立派なフロントグリルを設けたり後席の快適性を向上させるためホイールベースを延長しても、結局はベースとなるシーマの陰が見え隠れしてしまうプレジデントに対し、装備にしろメカニズムにしろスペシャルな演出なのがセンチュリーではないでしょうか?
センチュリーは1967年11月に初代VG20型が登場。
実はセンチュリー登場前に、2代目クラウンに追加されたV8・2.6L搭載モデルの『クラウンエイト』がルーツ(1964年4月登場)。
センチュリーでは排気量を3Lに拡大するとともに車体も新設計。以降3.4L、4Lと更にスケールアップしつつ安全対策や内外装、装備も改良を重ね1997年4月には現行GZG50型にフルモデルチェンジ。
国産乗用車としては『生きた化石』こと22年間モデルチェンジしなかった初代三菱デボネア以上に初代センチュリーはなんと30年間もモデルチェンジしなかった長寿モデルだったんですねぇ。
そんな初代センチュリーの中で更にスペシャルなのが1989年10月に登場した画像の『センチュリー・リムジン』。まず室内を650mm延長することによりリアシートスペースを拡大し、前後席間には電動のガラス製パーテーションを設定。そのうえリアドアを150mm大きくしドア下も40mm下げることで乗り降りをスムーズにしたのがセンチュリー・リムジン。
なおリムジンの寸法は
全長5770mm、全幅1890mm、全高1460mm、ホイールベースは実に3510mmと軽自動車が納まる長さ!
画像は今回も撮り貯めですが(笑)最初『妙に長いセンチュリーだなぁ』と思い見てみたら、なんとリムジンだったので思わず撮ってしまいました(^^ゞ
そういえば皇室御料車『ニッサンプリンス・ロイヤル』が老朽化により引退を迫られ、その後継車種をトヨタが現行センチュリーをベースに開発中ですね。
個人的な話で恐縮ですが、3月にMEGA WEBへ行った際に現行センチュリーを試乗したことがあります。運転前から覚悟してましたがボディがかなりデカく運転に慣れが必要だったのと、5L・V12という大排気量・多気筒エンジンの割りには低回転でのトルクが薄かった感じがしました。
軽いスラロームも試したのですが、当然ながら足回りは乗り心地重視なのでロールもやや大きかったです。
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Posted at
2006/06/04 21:32:23