
バブル期には人気があったスペシャルティカー(デートカーなる言葉もありましたね)。
その中でもトヨタソアラと人気を二分したのがホンダプレリュードです。
とくに1982年にフルモデルチェンジした2代目(AB/BA1型)で大人気となり、今回紹介する3代目(BA4/5/7型)はヒット作の常でキープコンセプトを保ったフルモデルチェンジを敢行(1987年)。
今の新型車では見ることのないリトラクタブルヘッドライトを踏襲、エンジン排気量は2代目の1.8L&2Lの二本立てからから2Lに一本化。
3代目プレリュードのハイライトは機械式としては世界初の4WS(四輪操舵)を採用したこと。当時のCMでもリアタイヤが大きくステアする光景が大々的に流れていたので覚えてる方も多いのではないでしょうか?
3代目プレリュードもデビュー当初は売れていましたが、1988年に日産がフルモデルチェンジした5代目シルビア(S13型)を投入したことにより販売台数が減少。
以降、4・5代目とバトンタッチするもののミニバン・SUV・ワゴン人気による影響でクーペ市場は衰退、プレリュードは5代目を最後に消滅…。
画像は去年信号待ちしていた時に遭遇した個体ですが、外観を見る限りヤレてるどころか新車のように綺麗な状態でした。
さて、20年程前の自動車業界で脚光を浴びた技術が4WSですが、量産車世界初の後輪操舵は1985年の日産スカイライン(R31型)に採用されたHICAS(ハイキャス)で、リアサスのサブフレームごと油圧で同位相に動かすという方式でした。
その後1987年4月にホンダが純機械式4WSを3代目プレリュードに採用、同年5月にはマツダがこれまた世界初の電子制御式4WSを4代目カペラに採用しましたが、当時両社とも『世界初の4WS』を豪語していました。
その後三菱・トヨタ・スバルも各車種に採用していき瞬く間に流行した技術でしたが、結局4WSブームは消滅の一途を辿ることに…。
わたくしの知るところで現在はフーガ・スポーツパッケージの『アクティブリアステア』やV36スカイラインの『4WAS(4輪アクティブステア)』が残ってるぐらいでしょうか?
【追記】
3代目プレリュードのTV-CF発見しました♪
詳しくは↓の関連情報URLへ!
ブログ一覧 |
いろんなクルマ・ホンダ編 | クルマ
Posted at
2007/05/14 21:21:20