
今日の旧車は
2代目三菱デボネアV
3000ロイヤルAMG
(S12AG)
を御紹介します。
初代デボネア(コチラ)はデビューが1964年。アメ車風のルックスを与えられたそれは80年代に入ってもモデルチェンジしないまま販売され続け『生きた化石』『シーラカンス』と揶揄されたことも…。
そんなデボネアも1986年、遂に22年ぶりに初めてのフルモデルチェンジを敢行し名前も
『デボネアV(VとはV型6気筒エンジンの意味)』として再出発。
メカニズムは当時のギャランΣをベースにしたFFを採用、エンジンは新設計のV6・2Lと3Lを用意。
基本はクラウンやセドリック・グロリアをライバル視したLクラスサルーンですが、22年ぶりのモデルチェンジ以上にブッたまげたのがメルセデス・ベンツのチューナーとして有名なAMG社がプロデュースした
『デボネアV3000ロイヤルAMG』。これは専用エアロパーツや革巻ステアリングホイールを採用した受注生産車。
メルセデスを弄る時はここまでやらないのに、AMGは三菱をナメていたのか(?)お世辞にも上品とはいえない無骨なエアロデザインが強烈!
トップ画像はリアからですが、フロント周りは↓のようになってます。
どうです?かなりパンチが効いて強烈でしょ(笑)
こんな顔に煽られたら萎縮する人多数でしょうな…(^^;
この当時から現在のランエボに繋がる『三菱ガンダム路線』が展開されてたのでしょう。
外観はかなりスポーティですが、エンジンや足回りはベース車のままだったのでハンドリング云々を語れるクルマではなかったようです。
ちなみに型式名S12AGの『G』はAMG仕様のことを指し、車検証にこれが記載されていれば三菱のみならずAMGジャパン(当時)でもパーツを供給出来たのだとか。
もう一つ。1989~1990年に石原プロ・テレビ朝日が製作した刑事ドラマ『ゴリラ・警視庁捜査第8班』では三菱自動車が車両協力をしており、ギャランVR-4やガルウィング仕様のスタリオン、初代パジェロと共にこのデボネアV・AMGも活躍しました。
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三菱プラウディア。※デボネア後継車
Posted at 2006/12/15 11:12:46 | |
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