
数日前のブログで丸目から角目へとなってしまったキューブを嘆いていた法被ですが(関連ブログ参照)、登場してすぐは『カッコ悪いなぁ~』と思っていたのがだんだん目が慣れてきて『カッコいいなぁ~!』と思えたクルマがあります。
1.三菱ギャラン(E30A系・1987~1992年)【画像・上】
曲線のウネリがある独特のフォルム。
普通、フェンダーやドアなどのサイドパネルは平面だったり、中央を頂点に上部或いは下部が傾斜してるのが定石。しかし『S字断面』でドアハンドルのやや下から逆反りとなり、ドア半分から下が膨らむという凝ったデザイン。
テールランプもフェンダーの逆反りに呼応するかのごとく内側に凹ませ、特徴的なリアビューを演出していました。
当初は前例がないスタイリングだったので『なんぢゃこりゃ~!』と『太陽にほえろ!』のジーパン刑事ばりに絶叫したわたくしでしたが、人間の目というものは不思議なもので時間が経って見慣れてくると、とても味のある深いデザインなんだなと実感しました。
当時、初代カリーナEDの成功をきっかけに全高の低いセダンが氾濫した中、1440mm(VR-4)というセダンとしては高い数値だったのがギャランの個性を一層目立たせ、実際に室内空間は当時のセダンでは広い部類に入っていたとか。
2.トヨタアリスト(JZS160系・1997~2005年)【画像・下】
初代があのジウジアーロデザインだったのに対し、2代目はトヨタ社内によるデザインに。
ヘッドライトがロービームとハイビームに独立配置されていて『メルセデスEクラスに似てる』との声も一部にはあったものの大きくスラントしたフロントノーズ。そのヘッドライトの並びに呼応するかのごとく4連配置されたブレーキランプ。
ホイールベースを長く取り(2800mm)広大な室内空間を確保、そして今でこそ多いリアガラス下部からトランク部までが短いセダンデザインをいち早く取り入れたのがアリスト。
2代目アリストもまた『丸っこすぎて嫌だな~』と拒否反応を起こしていたのが、やがて味のあるフォルムに見えてきたからアラ不思議!『噛めば噛むほど』ではありませんが『見れば見るほど』味がわかるというのでしょうか?
ギャランはちょっとだけ購入を考えたことがあるものの2台とも愛車にする機会はありませんでしたが、今でも走っていると思わず見入ってしまいます(^^;
■関連ブログ■
そんな目するなよ、ベイビー!
Posted at 2007/02/01 00:51:27 | |
トラックバック(0) |
クルマ雑感 | クルマ