
物心がついた時からクルマ好きだった法被です。
先月末、久し振りにニッポンレンタカーを利用。
今回は1泊2日の試乗インプレッションをお送りします。
メルセデス・ベンツA180(W177)
2018年にフルモデルチェンジされた4代目Aクラスで、フォルクスワーゲン・ゴルフやBMW1シリーズなどCセグメントに属する車種がライバル。日本車だとカローラやシビック、マツダ3、インプレッサ辺りがライバルになるでしょうか。
個体は初度登録が平成31年3月で、貸出時の走行距離は47,900km台後半でした。
全高が1.5mのY50フーガや1.6m強のB21Wデイズを所有している私ですが、現行Aクラスは1,420mmと今時のクルマでは低めで、何だか新鮮な感じがしました。
低く構えたボンネットフードと相まって、シャープな疾走感をイメージします。
車幅はY50フーガとほぼ同数値の1,800mmなので、取り回しでクルマの大きさを感じるストレスはありませんでした。

メーター類とナビゲーションモニターが一体になったインパネは先進的。車高が低いと前述しましたが、前後席ともに乗ってみると頭が天井に触れるような狭さもなく(私の身長は167cm)、横方向も含めて十分快適な広さです。

エンジンはM282型・直噴1.4L 直4DOHCターボで、スペックは最高出力136PS/5,500rpm、最大トルクは20.4kg-m/1,460rpm。排気量から見ればパワフルで最大トルクの発生回転も低い設定です。実際乗った印象は低回転からしっかりとトルクが発生して走りやすく、とくに高速道路での合流や追い越し加速の速さには正直驚きました(^^;
エンジン音も上手く抑えられている一方、ボディ形状の影響でロードノイズの遮音性が今一つだったでしょうか(履いていたタイヤのせいかも)。

トランスミッションは7速AT(DCT)で、5年前に試乗したCクラスと同じくステアリングコラム右上にセレクターが配置されています。Cクラスに乗った時はこのATセレクターの操作になかなか慣れず難儀していましたが、今回のAクラスではCクラスの経験があったからか割とすぐに慣れました。また、手動でシフトアップ&ダウンを行う際はステアリング裏のパドルシフト(画像下の黄色い円)で操作すればOKで、これも個人的に問題なく使用出来たことを報告しておきます。
今回は高速道路・一般道・峠の合計496.0kmを走った中で、一番気になった部分は『アクティブレーンキーピングアシスト』なる装備。これは前輪が走行車線を超えたと判断するとステアリングに微振動を与えてドライバーに警告を促し、それでもドライバーが修正しない場合はクルマが自動補正ブレーキを作動させ車線内にクルマを戻すというものです。
(上記画像はメルセデス・ベンツAクラス公式サイトより抜粋)
この装備が高速道路を走っていると僅かなステアリングのズレでも神経質なぐらいに反応して車線内に押し戻され、ゆったり流している気分を削がれるような感覚でした。
ドライバーのミスを未然に防ぐ目的なのは理解出来るけれど、若干の『遊び』というか融通が利かず違和感を覚えてしまうのは逆にストレスでもありましたね…。
燃費の方は496.0km走行して(うち高速道路往復約340km)消費したガソリンは24.16L…なんと20.5km/Lを記録。高速メインだったのもあり良い結果でした。
全体の印象としては取り回しがしやすく、速くて快適かつボディや足回りもしっかりしたクルマ。ただ個人的にマイカーとして購入するなら(仮にですよ)、同じAクラスでもハッチバックよりはセダンが好みなので、後者を選ぶでしょうね。
フォトアルバムにまとめたので、そちらもご覧ください★
■フォトアルバム■
Posted at 2021/08/11 06:22:24 | |
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