
実家へ帰るとたまに姉のムーヴキャンバスに乗っている法被です。
愛車紹介に掲載しているムーヴキャンバス。
ツートーンのボディカラーがオシャレでガーリーな雰囲気を醸し出していますね。
それゆえ私のようなオッサンがステアリングを握ると、非常に違和感アリアリだったりします😓
このキャンバスの心臓部、実は…
DOHCターボです。
実際乗ってみると出足が良く、可愛い容姿のキャンバスに速さとゆとりをもたらしてくれるパワーユニット。
しかし外見ではターボを誇示するエンブレムやデカールは一切なく、昭和からのクルマ好きである私は『羊の皮を被った狼』という使い古されたフレーズを思い出してしまいました。
振り返ると1960年代後半頃からDOHC(ツインカム)エンジン搭載車がトヨタを中心に増え始め、1980年代からはターボやスーパーチャージャーといった過給機付きエンジンが普及。遂には合体形のDOHCターボやDOHCスーパーチャージャーまで登場するようになり、スポーツカーから軽自動車まで各メーカーがパワー競争に明け暮れていた時代です。
当時はボディサイドやリアウィンドウなどに『TWINCAM16』とか『TURBO』などのデカールがお約束の如く貼ってあったり、エンブレムがフロントやリアに付いていて『他のグレードとは一味違うんだぜ』感に満ち溢れていました。

懐かしいKDR30スカイラインRSターボ。後期『鉄仮面』の最終形インタークーラーターボで『4VALVE DOHC RS-TURBO INTERCOOLER』のサイドデカールが高性能を誇示していました。
そういえばキャンバスのターボ車に乗っている姉が最初に買った愛車はH27Aミニカの最終型。
5ドアのピアチェ4WDというグレードで、このカタログのボディカラーはグレーですが姉の愛車はタークブルーでした。
リアドアに『Piace』のデカールが貼ってある一方で、フロントドアには…
見づらいけど『DOHC 5VALVE FULLTIME4WD』のデカール。そうそう、確かに貼ってありました❢
分かりやすい例。同じミニカでもこちらはターボ搭載のダンガンです。
90年代から小型車以上では徐々に廃れてきたこの手のデカールも、アルトワークスやミラTR-XXなど高性能な軽自動車は派手なエアロパーツとセットのように貼っていたような印象があったなぁ。
かつてはクルマ好きの憧れであるDOHCやターボといったエンジンも、今はスーパーハイトワゴンの軽自動車にも普通に搭載されているので珍しくも何ともありません。
垂涎の的だった『DOHC TURBO』などのデカールやエンブレムが、クルマ好きなZ世代にはどのように映るのでしょうか?
断っておきますが、私は’80~’90年代の日本車をやたらと礼賛する浮世離れした80’s kidsの懐古厨ではありません。念のため。
Posted at 2025/02/01 10:35:47 | |
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