全戦と同じ
AJフォイトの地元となるテキサス州なんですが、
今回はヒューストンでのストリートレースでした。
琢磨は昨年のレース1でポールを獲った
験のいいところです。
今年もダブルヘッダー。
レース1の予選ではQ1、2通してトップだったんですが、
最後のファースト6で最後になってしまい、
6位でした。。
それでも決勝では雨が降り、スタートして間もなく
5周目にはトップに立ちました!
よし、これはイケルぞと思っていたんですが…
周回遅れになりそうになっていたマルコ・アンドレッティの
極めて悪質なブルー、さらにはブラックフラッグの無視。
これにより、2位で琢磨に迫ってきていたヒンチクリフ(マルコと同じチーム)に
ピット作業で逆転されてしまいました。
それでも琢磨は懸命に走っていたんですが、今度は
周回遅れで琢磨の後ろにいたアレシンとの接触。
これにより、両者リタイアとなりました。
あのターンではまず有り得ないとされるアウトからのアレシンの
前を行く琢磨へのアプローチでした。
確かにアレシンの非はあるのでしょうけど、
この絡み→リタイア(琢磨リザルト22位)に関しては
“まず有り得ない”アプローチとはいっても
確認が不十分でアレシンへの幅寄せの形となってしまった琢磨にも非はあるかなと
ファンである私でも冷静に見て感じました。
ただ、やはりこの件に関しては遡り、
約10周に渡ってのマルコがフラッグに反して道を譲らなかったことに尽きるでしょうね。
あまり変に思いたくはありませんが、レース終了後に
マルコが罰金&保護観察処分となったようですが、
ペナルティーを受ける側が母国人であったことが肝心のレース中でのジャッジの甘さに繋がったと
考えざるを得ません。
残念でなりませんね。
2014 Grand Prix of Houston Race 1 Highlights
さらには、翌日のレース2でもこれが影響したのではと感じるところがありました。
今度は琢磨は予選10位。
序盤でムニョスとの接触をさけるためにシケインのショートカットのジャッジにより
琢磨は順位を譲らなければならず、予想外に複数台に抜かれてしまい
15位まで順位を下げてしまいましたが、
それでもペースを取り戻しつつあるのかなという様子でした。
そして、レース途中。
保護観察中であるはずのマルコですが、
コチラに書かれてあるように
ウィルソンや琢磨を押し出してもペナルティーは出ませんでした。
琢磨は最終的に、縁石に乗り上げてしまう程度が大きかったために起こってしまった
ウォールへの接触→リタイア(琢磨リザルト19位)となりましたが、
ジャッジの不透明さに疑問が残りますね。
2014 Grand Prix of Houston Race 2 Highlights
<レース2決勝リザルト>
順位 No. ドライバー エンジン 周回数 タイム/差
1 77 シモン・パジェノー Honda 90 1:51'43.0625
2 7 ミハイル・アレシン Honda 90 +7.2622
3 98 ジャック・ホークスワース Honda 90 +17.0208
4 83 C.キンボール シボレー 90 +18.5927
5 11 S.ブルデー シボレー 90 +20.2366
6 28 ライアン・ハンターレイ Honda 90 +25.3920
7 2 J.P.モントーヤ シボレー 90 +30.2312
8 8 R.ブリスコー シボレー 90 +30.5917
9 25 マルコ・アンドレッティ Honda 90 +31.3259
10 10 T.カナーン シボレー 90 +50.3098
12 19 ジャスティン・ウィルソン Honda 89 +1Lap
14 27 ジェームズ・ヒンチクリフ Honda 89 +1Lap
15 16 ルカ・フィリッピ Honda 88 +2Laps
16 15 グレアム・レイホール Honda 87 +3Laps
19 14 佐藤琢磨 Honda 74 +16Laps
20 67 ジョセフ・ニューガーデン Honda 61 +29Laps
22 34 カルロス・ムニョス Honda 40 +50Laps
23 18 カルロス・ウエルタス Honda 2 +88Laps
<ポイントスタンディング>
ドライバー
順位 No. ドライバー エンジン 総合ポイント
1 12 W.パワー シボレー 405
2 3 H.カストロネベス シボレー 366
3 28 ライアン・ハンターレイ Honda 364
4 77 シモン・パジェノー Honda 346
5 2 J.P.モントーヤ シボレー 289
6 25 マルコ・アンドレッティ Honda 281
7 34 カルロス・ムニョス Honda 270
8 11 S.ブルデー シボレー 242
9 9 S.ディクソン シボレー 237
10 27 ジェームズ・ヒンチクリフ Honda 230
12 19 ジャスティン・ウィルソン Honda 221
14 98 ジャック・ホークスワース Honda 219
16 7 ミハイル・アレシン Honda 211
17 18 カルロス・ウエルタス Honda 204
18 15 グレアム・レイホール Honda 180
19 14 佐藤琢磨 Honda 171
20 67 ジョセフ・ニューガーデン Honda 171
24 16 オリオール・セルビア Honda 88
25 26 カート・ブッシュ Honda 80
29 5 ジャック・ヴィルヌーヴ Honda 29
30 68 アレックス・タグリアーニ Honda 28
31 16 ルカ・フィリッピ Honda 24
33 63 ピッパ・マン Honda 21
34 41 マーティン・プロウマン Honda 18
36 26 フランク・モンタニー Honda 8
さぁ、今後のインディカーですが、
7月の最終週を除いては毎週レースがある連戦スケジュールとなっています。
終盤に入っていきますが、あっという間に終わるのでしょう。
いつもこの時期気にかかりますが、来季のことがありますので
琢磨にはレースの内容もですけど
少しでも多くのポイントを取れるよう頑張ってもらいたいですね!