うーーん。
未だ上手くいきませんね。
ホンダのエアロに起因する
(※これについては後ほど触れます)
クルマのセットアップが
なかなかいい方向に行かない
というのもあるんですが、
それ以前に相変わらず2台体制としてのメリットが
チームとして機能していないんですよね。
毎レースいろいろあるんですが、今回は…
琢磨のチームメイトのJ.ホークスワースと予選組が違っていて彼が先、琢磨が後でした。
なので、先に走ったホークスワースの様子を聞いてアンダーステアだったから
オーバー寄りに変えようとしたら間違って真逆のスーパーアンダーになったという
オイオイ…的なことになってました;;
そりゃダメですヨ。。
琢磨は
予選20位でした。
決勝は、琢磨は後方からでも1stスティント後半から抜きにくいバーバーでの
久々のオーバーテイクショーの様相で気持ちがいいし面白かったんですが、
ピットアウトしてきたW.パワーがよく見ていなかったのかチームからの指示が出ていなかったのか
コースインしてきた時通過しようとした琢磨に無理な格好でぶつかってきました。
琢磨は12位まで順位を上げていたのにスピンしてパーツを飛ばし、順位を下げました。
事実上、ここで琢磨のレースは終わりました。
(パワーはこの後ドラブスルーペナルティーを受けたのに4位フィニッシュとは
皮肉というかさすがというか…)
琢磨はそれでもリカバーするべく、順位を若干でも回復させつつ
この後粘り強く走っていたんですが、
追い打ちをかけるストラテジーミスが。
レース2/3の辺りでレッド(ソフト)タイヤのもちが悪くなって大幅なグリップダウン。
結果的には、最後でタイヤ交換を含めた燃料のスプラッシュが必要だったとしても
ここで早めにピットに入っておくべきでした。
チームはラスト1ピットに押さえるために琢磨を走らせ続ける選択をしました。
それによって琢磨はわずか数周のうちに一気に9番くらい順位を下げました。
最後は
17位でチェッカー。
それまでのピットタイミング等は他の
より上位でレースを終えたマシンを見たら悪くなかったということですが、
まだまだ改善すべきことが多いですね
それと、これまたいいことが書けなくて私も歯がゆいんですが、冒頭(※)で触れた
ホンダのエアロのこと。
今回の番組中でこれってどうなの?!みたいなことを言ってました。
これって以前にも同じようなこと言ってたような…;;
さらには…
これに対してシボレーは「いろんなタイプのコースがあり、それに対応することが必要だ」
なんて言ってました。
そりゃホンダ勢苦戦しますわ;;;
第2戦ルイジアナでこそホンダ勢のJ.ヒンチクリフが優勝しましたけどねぇ。
マシンが速かったというよりも、度重なるフルイエローにはまった作戦勝ちでしょう。
今回ではG.レイホールが終盤怒涛の追い上げを見せましたが、
ラストピットを遅らせることができ燃料に余裕があってアクセルが踏め
タイヤがフレッシュなのが助けになったことは否めません。
インディ500がビッグレースで
そこでの勝利が非常に価値があるのは理解できるのですが、
あまりにそこに照準を当て過ぎなホンダ…というかHPDの姿勢はなんとかならないんですかね。
バランスが悪すぎる。
インディ500で黙らせてくれるんでしょうか?!
これまでも苦しんでいますが、今回でもホンダの予選上位はレイホールの8位でした。
ホントに頼みますヨ!!
2015 Honda Indy Grand Prix of Alabama: Race Highlights
佐藤琢磨(17位)
「いろいろと難しい状況に遭いながらゴールまで走りきれたことはよかったと思います。スタートで2つほどポジションを上げ、フルコースコーションを利用した作戦にトライ。その判断は上位を走っていた何チームかと同じで、正しかったと思います。私たちはソフトタイヤを2回投入しましたが、そのうちの1回で非常に多くの周回をこなす必要があり、そこでペースを維持し続けるのが難しかったです。今だから言えることですが、あのときはすぐにピットに入ってタイヤを交換すべきでした。レース終盤に燃料補給だけの短いピットストップを行う必要が生まれるとしても、タイヤを交換した方が得策だったと思います。しかし、レースを戦っている最中にその判断を下すのは難しかったと思います。タイヤの状態が悪くなっていたためにいくつものポジションを下げたのは、あの時点から2回ではなく、1回のピットストップでゴールまで走りきることをチームが目指していたためです。今日は厳しい一日になりました。レース序盤にはピットアウトしてきたウィル・パワーにヒットされる不運もありました。彼はこちらがもうコーナーに完全に飛び込んでいたのに、全然見えていなかったようです。横に並んだままコーナーを通過できるかとも思いました。接触を避ける努力もしました。しかし、避けきれませんでした。そんな難しいレースではありましたが、チームメートと2台のマシンを走らせたことで今日も私たちは多くを学びました。次のインディーグランプリでそれらを活用したいと思います。」
<決勝リザルト>
順位 No. ドライバー エンジン 周回数 タイム/差
1 67 J.ニューガーデン シボレー 90 1:55'53.0630
2 15 グレアム・レイホール Honda 90 +2.2061
3 9 S.ディクソン シボレー 90 +4.8371
4 1 W.パワー シボレー 90 +19.4903
5 28 ライアン・ハンターレイ Honda 90 +22.0663
6 26 カルロス・ムニョス Honda 90 +24.0595
7 5 ジェームズ・ヒンチクリフ Honda 90 +24.6529
8 11 S.ブルデー シボレー 90 +25.4534
9 22 S.パジェノー シボレー 90 +30.6139
10 27 マルコ・アンドレッティ Honda 90 +33.4777
16 98 ギャビー・シャヴェス Honda 90 +45.8965
17 14 佐藤琢磨 Honda 90 +50.8442
20 18 ロドルフォ・ゴンザレス Honda 90 +1'07.9855
21 41 ジャック・ホークスワース Honda 90 +1'13.1828
22 7 ジェイムス・ジェイクス Honda 89 +1Lap
23 19 フランチェスコ・ドラコーネ Honda 89 +1Lap
<ポイントスタンディング>
ドライバー 順位 No. ドライバー エンジン 総合ポイント
1 2 J.P.モントーヤ シボレー 136
2 3 H.カストロネベス シボレー 133
3 9 S.ディクソン シボレー 123
4 67 J.ニューガーデン シボレー 119
5 1 W.パワー シボレー 112
6 5 ジェームズ・ヒンチクリフ Honda 110
7 10 T.カナーン シボレー 110
8 15 グレアム・レイホール Honda 103
9 22 S.パジェノー シボレー 96
10 11 S.ブルデー シボレー 91
11 26 カルロス・ムニョス Honda 84
12 28 ライアン・ハンターレイ Honda 81
13 27 マルコ・アンドレッティ Honda 81
15 7 ジェイムス・ジェイクス Honda 62
17 41 ジャック・ホークスワース Honda 57
18 98 ギャビー・シャヴェス Honda 56
19 14 佐藤琢磨 Honda 50
20 25 シモーナ・デ・シルベストロ Honda 44
23 19 フランチェスコ・ドラコーネ Honda 30
25 18 カルロス・ウエルタス Honda 20
26 18 コナー・デイリー Honda 13
27 18 ロドルフォ・ゴンザレス Honda 10