2021年インディカーシリーズは
ついに最終戦を迎えました。
伝統のロングビーチですが、
コロナ禍で昨年はキャンセルされ
今シーズンにおいては最終戦という不思議な感覚。
16シーズン連続で最終戦での
ドライバーズチャンピオン決定となります。
スタート前にはアレックス・パロウがトップで
2位に3pt差でパト・オワード、
3位に47pt差でジョセフ・ニューガーデンという
スタンディング。
但し、予選はポールがニューガーデン、8位オワード、10位パロウと
リバースになっていました。
琢磨は最後まで今年を象徴するパターンでしたけど、
プラクティス→予選と苦労し、
決勝16番手スタートなりました。
ただ、これまでは決勝前のファイナルプラクティスで取り戻して割と上位に入り込んで
きていましたが、今回は17番手と挽回できずにいたのが気になっていました。
決勝スタート!
チャンピオンシップは長く3台のバトルが見られるのかと思っていましたが、
オープニングラップ最終ターンでオワードがいきなり
後ろから来て止まり切れなかったエド・ジョーンズに突っ込まれスピン→最後尾
となり、これでチャンピオンシップ戦線離脱となりました。
この時に、琢磨は上手く間隙をすり抜けることができ、11位にまで上がりました。
琢磨はその後、2回目のフルイエローでもステイアウトし1回目の自身のピットまでに
3位にまで上がりました。
その後、グリーンが続けばという状況でしたが4回目のフルイエローが出て
運に離される状況になりました。
しかし、猛追してくるウィル・パワーを抑えきり、
琢磨は
9位フィニッシュ!
今季8回目となるトップ10チェッカーを果たしました。
琢磨はこのレースでは7ポジアップし、インディカーが定める
「TAGホイヤー Don’t Crack Under Pressure」アワードを獲得!
シーズンを通して最もレース中にポジションを上げたドライバーに贈られるものだそうで、
私も今シーズン何回も触れてきたように琢磨が予選では苦労したけど、
いかに決勝で順位を上げてきたかということがこれに象徴されてますね。
悔しい思いもたくさんしてきましたけど、粘り強く走り切れたレースが多く
これはこれで素晴らしい👏
一方、
ドライバーズチャンピオンは、4位フィニッシュで自力決着をつけた
アレックス・パロウ。
これまた非常に素晴らしい!
2年目にしてトップチームのチップ・ガナッシですけど、当然それだけの力量が
認められて入っているわけで、しかもチームメイトに昨年チャンピオンの
スコット・ディクソンがいる中ですからね。
SGT、SF走っている時から将来の期待はさせてましたけど、まさかこんな
短期間のうちにここまでに上り詰めるとは予想を遥かに超えました。
いやぁ~、驚きました。おめでとう!!
2021 RACE HIGHLIGHTS // ACURA GRAND PRIX OF LONG BEACH
佐藤琢磨(9位フィニッシュ)
「
厳しく、長いレースでしたが、私たちは9位でのゴールを達成し、トップ10フィニッシュを重ねることとなりました。ピットクルーがすばらしい作業を施してくれました。今日の私たちはとてもいいスタートを切ることができ、2回のフルコースコーションが出され、とてもいい状況で戦えていました。しかし、3回目のイエローは私たちにとって最良のものではなく、多くのポジションを失うこととなりました。そこからは、できる限りのリカバリーをしようと懸命に戦いました。今日の私たちは空気抵抗を小さくするセッティングを施しており、コーナーでは苦しい面もありましたが、レースを通してハードなファイトを続けました。今シーズンも応援をしてくださった皆さん、本当にありがとうございました。」
琢磨はこのレースでインンディカー参戦199戦目でした。
ここまできたら記念すべき200戦目、来シーズンの参戦が観たい!
今のところ、来季の決定はまだのようですね。。
これを書いている
10/5の時点では、琢磨は5分5分とか。
噂に上がっているところも良いチームだと思います。
是非、叶ってほしいです!!
Posted at 2021/10/05 21:36:11 | |
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'21 INDYCAR SERIES | 日記