ついにインディカーシリーズも開幕しましたね!
私が呟いていた通り
琢磨はチームペンスキーのなんと1-2-3-4
に続く、
ホンダ勢トップの
予選5位でした。
琢磨が昨年
いきなりの開幕戦ポールを獲りましたが、
他にも良い成績を収めてきた得意なセンピーだけに
期待がかかりました。
レーススタート。
琢磨は前にいたモントーヤを抜いて4位に浮上。
幸先の良い出だしでした。
その後、リスタートで抜き返されますが、序盤しばらくは5-7位を維持して
まだ逆転を狙えるポジションにいました。
1回目のピットでブルデーに逆転されて前に行かれ、
2回目のリスタートで抜きにかかったところで接触してしまいました。
そこで、フロントウイングにダメージ。
交換を余儀なくされました。
しかし、ここで琢磨にとってさらに不運な出来事が!
フロントウイングの替えが少なくて、最初のスタート後にダメージを受けた琢磨のチームメイト
ホークスワースの交換分で使い切っていたのです。
仕方なく、
同じホンダ系チームのデイルコインレーシングより急遽フロントウイングを貸してもらい
35周目に交換できました。
それで、
色が変だったんですね^^;
最初、私はそれが分からず何でだろう???と思っていました。
トカゲのシッポならぬトカゲのノーズ?!
琢磨は
“AJコイン”と言ってました(笑
パーツを貸してもらえるなんて、他のレースカテゴリーではまず有り得ないことですね。
さすが、アメリカンモータースポーツのインディカーです。
それで、単なる色違いならいいんですけど、セッディング等細かい所が違うから
琢磨は思うようにダウンフォースが得られなかったようです。
結局、
琢磨のフィニッシュは13位で
予選順位、琢磨の特異度からすれば残念なリザルトかもしれませんが、
それを思うとよくやったと言えるのかもしれません。
チームメイトのホークスワースは予選21位と序盤のアクシデントがあったにもかかわらず、
作戦やセッティングの的中等で8位フィニッシュと十分に素晴らしい結果でした。
今回は特に前半、接触でエアロパーツ破損、飛散によるフルコーションが目立ちました。
そして、それがホンダに多い。
見るからにホンダの方が細かいパーツが多い印象ですから、
そのまま件数に反映しているのかな。
この辺りは早急な対策が求められそうですが、ホモロゲーション等が関係して
それがどこまでシーズン中認められるのか?!
気になる所はありますが、また次以降を期待しましょう!!
佐藤琢磨のコメント
「タフなレースでした。スタートはうまく決まり、ポジションも上げていましたが、リスタートの際にターン1で行き場を失う形になり、ブールデと接触してしまいました。このためダメージを負ったフロントウィングを交換することになりましたが、今回はこれがレースの結果を左右する形となりました。そこからいくつか順位を取り戻したものの、ピットストップで失ったタイムはあまりに大きく、上位に浮上することはできませんでした。チームにとっては厳しいレースとなりましたが、次のレースに備えて良好なデータを収集できたものと期待しています。」
ラリー・フォイト(チーム代表)のコメント
「ジャックは予選でトラブルを負いながら決勝では挽回を図ることができましたが、これは琢磨がマシーンをいい状態にセットアップしておいてくれたので、それを活用することで実現できたものです。今シーズン、マルチカー・チームとした効果が早くも発揮されたといえます。今日は2台が異なる戦略で臨み、非常にエキサイティングなレースの末に1台がトップ10フィニッシュを果たしました。これも2台体制のメリットだったといえるでしょう。」
(AJフォイト・レーシングのプレスリリースより)
<決勝リザルト>
順位 No. ドライバー エンジン 周回数 タイム/差
1 2 J.P.モントーヤ シボレー 110 2:16'58.1079
2 1 W.パワー シボレー 110 +0.9930
3 10 T.カナーン シボレー 110 +11.1685
4 3 H.カストロネベス シボレー 110 +11.4376
5 22 S.パジェノー シボレー 110 +12.3909
6 11 S.ブルデー シボレー 110 +16.4923
7 28 ライアン・ハンターレイ Honda 110 +27.7102
8 41 ジャック・ホークスワース Honda 110 +34.9206
9 20 L.フィリッピ シボレー 110 +38.1564
10 27 マルコ・アンドレッティ Honda 110 +38.6910
11 15 グレアム・レイホール Honda 110 +40.3895
13 14 佐藤琢磨 Honda 110 +52.2688
14 26 カルロス・ムニョス Honda 110 +56.7210
16 5 ジェームズ・ヒンチクリフ Honda 110 +1'02.4581
17 98 ギャビー・シャヴェス Honda 110 +1'03.0667
18 25 シモーナ・デ・シルベストロ Honda 110 +1'03.1422
22 7 ジェイムス・ジェイクス Honda 100 +10Laps
23 19 フランチェスコ・ドラコーネ Honda 70 +40laps
24 18 カルロス・ウエルタス Honda 19 +91Laps
<ポイントスタンディング>
ドライバー
順位 No. ドライバー エンジン 総合ポイント
1 2 J.P.モントーヤ シボレー 51
2 1 W.パワー シボレー 44
3 10 T.カナーン シボレー 35
4 3 H.カストロネベス シボレー 33
5 22 S.パジェノー シボレー 31
6 11 S.ブルデー シボレー 28
7 28 ライアン・ハンターレイ Honda 26
8 41 ジャック・ホークスワース Honda 25
9 20 L.フィリッピ シボレー 22
10 27 マルコ・アンドレッティ Honda 20
11 15 グレアム・レイホール Honda 19
13 14 佐藤琢磨 Honda 17
14 26 カルロス・ムニョス Honda 16
16 5 ジェームズ・ヒンチクリフ Honda 14
17 98 ギャビー・シャヴェス Honda 13
18 25 シモーナ・デ・シルベストロ Honda 12
22 7 ジェイムス・ジェイクス Honda 8
23 19 フランチェスコ・ドラコーネ Honda 7
24 18 カルロス・ウエルタス Honda 6
2015 GRAND PRIX OF ST. PETERSBURG RACE HIGHLIGHTS