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2018年06月27日

やっぱりこの4灯のデザインってイメージしやすいんだろう

やっぱりこの4灯のデザインってイメージしやすいんだろう アルピーヌ A110 新型、エクステリアデザイナー「レジェンドの旧型をベースにデザイン」

アルピーヌ・ジャポンは6月22日、新型ミッドシップスポーツカー『A110』の購入申し込みの受付を開始した。エクステリアデザインを担当したデアン・デンコフ氏は同日都内で開かれた発表会で「レジェンドになる旧型をベースにしてデザインした」と明かした。

なかでも「ラインが非常に少なくて、ホイールを外側に張り出すことがとてもチャレンジングなことだった」と振り返った上で、「旧型がどういうラインで描かれていたかをピックアップして、それを新型に織り込んでいくことを繰り返した」と述べた。

その結果、まずサイドビューでは「ショルダーラインは旧型にもあったようにヘッドランプの頂点からテールランプまで届くように描いた。しかもこのショルダーラインには直線がなく、すべて曲線で表現したことでとてもエレガントなラインができた」と解説。

またフロントは「ライトの4つの輪はすべてLEDでできていて、この4つの輪がフロントマスクを見た時に旧型を思い出させる要素になっている。そしてライトからフードに上がっていくVシェイプのキャラクターラインがアルピーヌのロゴを際立たせるようにしている」という。

リアデザインは「そこにエンジンがあることを表現する一方で、ライトウェイトであることも加味。クローズしたキャラクターラインの中にテールランプを配置することで、外側にホイールハウスを出すことができた。それによって低くてライトでパワフルさを表現できた」と話した。

さらにデンコフ氏は「空力のためにデザインを尽くしている。このエレガントでライトウェイトなデザインをキープするために、アンダーボディーをフルフラットにするとともに、ディフューザーはエンジニアと一緒になって零コンマ何mmの単位で調整して、その効果とデザインとの調和を図った」とも。

それにより「250km/hでのデュフューザーのダウンフォースは85kg。そしてフラットフロアによるダウフォースは190kg。しかもリアスポイラーなしで実現している」とデンコフ氏は強調していた。


【新生アルピーヌA110】ついに日本上陸! 価格は790万円!『ALPINE A110』

新生アルピーヌA110がついに日本に上陸を果たした。ひとまずは「プルミエール・エディション」と名付けられた初回限定モデルという形で、50台の限定販売となる。購入希望者が多数の場合は抽選でその権利を割り当てる。価格は790万円で、全国のアルピーヌ正規ディーラーにて販売される。

完売必至の戦略的プライス!

 2017年のジュネーブ・モーターショーで市販型がベールを脱いだアルピーヌA110が、ついに日本にやってきた。ひとまず50台の限定販売という形で、購入希望者が多数の場合は抽選のうえで権利を割り当てるという。

 注目されていた価格は、なんと790万円という戦略的なもので、直接のライバルと目されていたアルファロメオ4Cの849万円を大きく下回る。

 全長4205mm、全幅1800mmというボディサイズは昨今のスーパースポーツとしてはかなりコンパクトなもので、メガーヌR.S.よりも小さい。


コンパクト化と軽量化を徹底的に追求

 では、新型アルピーヌA110の中身を具体的に見ていこう。

 プラットフォームとボディはアルミニウム製で、リベットと接着と溶接により接合され、強固かつ軽量な構造を持っている。さらにサスペンションもアルミニウム製で、1脚わずか13.1kgのサベルト製スポーツシート、世界初のパーキングブレーキアクチュエーターが内蔵されたリヤブレーキキャリパー(通常のリヤキャリパーに対し2.5kgほど軽量)などを採用している。その結果、A110プルミエール・エディションはわずか1110kgという軽さを実現した。

 全長4205mm、全幅1800mm、全高1250mmと非常にコンパクトなボディの前後重量配分はフロント44%、リヤ56%で、ミッドシップスポーツクーペとしては理想的な配分を実現。加えて低い重心高が敏捷性にも寄与していると期待できる。


パワーウエイトレシオは4.4kg/ps

 ミッドに搭載されるエンジンはルノー・日産アライアンスが開発した新しい1.8L直噴4気筒ターボだ。アルピーヌはルノー・スポールとともにこのエンジンのエアインテーク、ターボチャージャー、エキゾーストシステム、エンジン制御系に手を加え、アルピーヌ専用の仕様に仕立て上げたという。

 252ps(185kW)/6000rpmの最高出力と、320Nm(32.6kg/2000rpm)の最大トルクを発揮し、車両重量が1110kgと軽量なため、パワーウェイトレシオは4.4kg/psとなる。

 組み合わされるトランスミッションはギヤ比を最適化したゲトラグ製の電子制御湿式7速DCTで、言うまでもなくマニュアルモードを備え、ステアリングポストに装備されたアルミパドルで素早いマニュアル変速が可能となる。

 今やスーパースポーツには常識の装備となった電子制御による走行モード切り替えは、ノーマル、スポーツ、トラックの3種類を用意し、スロットルレスポンス、ステアリングのアシスト、ギアシフトスピード、ESCの設定、フルカラーTFTメーターの表示が切り替わる。また、ローンチコントロール機能も備わる。

 エアロダイナミクスも徹底的に追求され、完全なフラットアンダーボディと、後部バンパーの下に設けられた機能的なディフューザーにより、低ドラッグ(空気抵抗)と大きなダウンフォースを得ているという。無粋なリヤスポイラーを装着することなく、優れた空力を得ており、リミッターが作動する250km/hまで、常に安定した走りを堪能出来るとのことだ。

 ちなみにフラットアンダーボディが発生するダウンフォース値は190kg(250km/h時)、リヤディフューザーが発生するダウンフォース値は85kg(250km/h時)とアナウンスされている。


生産は伝統のディエップ工場

 A110はフランスのギヤンクールにあるグループ・ルノーのテクノセンターと、レズリスにあるルノー・スポールのエンジニアリングセンターで開発され、フランス北部の港町、ディエップにあるアルピーヌ工場で製造される。この工場は歴史的にも精神的にもアルピーヌを象徴する場所として知られている。

 ディエップ工場は、1969年にアルピーヌの創始者であるジャン・レデレによって建設された。それ以降、すべてのアルピーヌモデルはこの工場で生産されている。1990年代にアルピーヌの生産を休止した後は、ルノー・スポールモデルや、ルーテシアV6、エスパスなどの少量生産モデルを生産し、現在はルーテシR.S.を生産している。加えて、フォーミュラ・ルノー2.0といった、多くのカスタマー向けレーシングカーの組み立ても行っている。

 ライトウェイトスポーツの代名詞でもあるロータスを見ると、ここ2年、本国イギリスをも上回り日本が世界ナンバーワンのセールスを記録し続けている。つまり日本の好事家がなによりこのカテゴリーの魅力的なモデルに飢えていることは明白で、今回リリースされたA110が即完売となってしまうことは容易に想像が出来るだろう。

 限定50台のA110プルミエール・エディションは、全国のアルピーヌ正規販売店にて販売される。購入権は抽選で決められるとのことだが、晴れてA110のオーナーになるためには、かなりの幸運が必要となるだろう。

■アルピーヌA110 プルミエール・エディション
全長:4205mm
全幅:1800mm
全高:1250mm
ホイールベース:2420mm
トレッド:F 1555mm R 1550mm
車両重量:1110kg
定員:2名
最小回転半径:5.8m
JC08モード:14.1km/L
エンジン形式:直列4気筒DOHCターボチャージャー
総排気量:1798cc
内径 x 行程:79.7×90.1mm
圧縮比:8.9
燃料供給装置:電子制御式マルチポイントインジェクション
最高出力185kW(252ps)/6000rpm
最大トルク:320Nm(32.6kgm)/2000rpm
使用燃料/燃料タンク容量:無鉛プレミアム/45L
駆動方式:MR
トランスミッション:7速DCT
変速比:1速3.615
    2速2.368
    3速1.515
    4速1.156
    5速0.926
    6速0.843
    7速0.707
    後退3.246
最終減速比:3.789(1、2、6、7速、後退)、4.235(3、4、5速)
懸架方式:F ダブルウィッシュボーン/コイル
      R ダブルウィッシュボーン/コイル
ブレーキ:ベンチレーテッドディスク
タイヤ:F 205/40ZR18 R 235/40ZR18
ホイール:F 7.5J×18 R 8.5J×18


ライバルはポルシェ718ケイマン! 新型アルピーヌA110は790万円で50台限定発売

わずか1110kgの車重で軽快な走りを味わえる!

クルマ好きなら思わず「おっ!」と思わせる名車が復活を遂げた。フランスの名門「アルピーヌ A110」がついに日本へ上陸。その発表会が東京・港区になるフランス大使館で行われ日本仕様が初披露となった。

昨年6月に「アルピーヌ」の正規導入が決定してから1年の歳月が流れた。この日報道陣に公開されたのは日本限定50台の「プルミエール・エディション」と呼ばれるモデルだ。運転する歓びを実現するために、アルミ製シャシーにアルミボディを組み合わせ、車両重量は1110kgという軽さを実現。

また、ボディ寸法は全長4205mm×全幅1800mm×全高1250mmと、ライバルのポルシェ718ケイマンとほぼ同じサイズだ。アルピーヌのサイズ感をもっとわかりやすくするなら、現行モデルのマツダ・ロードスター(全長3915mm×全幅1735mm×全高1235mm)よりも大きく、トヨタ86(全長4240mm×全幅1775mm×全高1320mm)よりも小さいといったところだ。

シート後方に搭載される1.8リッター直列4気筒ターボは最大出力252馬力/6000rpm、最大トルクは320N・m/2000rpmを発生。組み合わせるゲトラグ製7速DCTはマニュアルモードも搭載し、アルミ製パドルでシフトチェンジが可能だ。

気になる車両本体価格は税込み790万円と、本国の5万5500~6万ユーロとほとんど変わらない。14店舗のアルピーヌ正規販売店での取り扱いとなる。なお、参考までにポルシェ718ケイマンが673万円、718ケイマンSが862万円ということから考えても、輸入ライトウェイトスポーツの購入を検討している人は、選択肢がまたひとつ増えるのではないだろうか?

購入申込みのスケジュールと手順は、以下の通りだ。

・購入申込みが販売台数を越えた場合には、抽選により購入者を決定。 ・購入の申込みは、アルピーヌ・ジャポン オフィシャルウェブサイト、またはアルピーヌ正規販売店で受け付けとなる。

6月22日(金) 購入申込み受付開始(アルピーヌ・ジャポン オフィシャルウェブサイト、アルピーヌ正規販売店で受付) 7月10日(火) 購入申込み受付終了 7月15日(日) フランス大使館で、フランス大使立会いのもと抽選 7月16日(月) アルピーヌ・ジャポン オフィシャルウェブサイトに、当選番号を掲載 7月17日(火) e-mailにて当選を通知 7月17日(火)~24日(火) 当選者申込金支払い 7月17日(火)~8月6日(月) 正式受注



新型・アルピーヌA110は50台限定のローンチエディションだけでなく、来年にはカタログモデルも登場

アルミ製のプラットフォーム、アルミボディを採用し、1100kgという超軽量ボディを実現している「新型アルピーヌA110(エーワンテン)」。

限定車でローンチエディションとなるアルピーヌA110 プルミエール・エディションは、世界限定1955台のうち、日本には50台導入されます。50台というと少なく感じるかもしれませんが、かなり頑張った数だそうで、日本は復活アルピーヌにとってフランスに次ぐ重要なマーケットとして位置づけているそう。

外注されたアルミを、フランス国内のディェップ工場(工場の中身を最新設備に一新)でアッセンブリーして新型アルピーヌA110が生産されています。

軽量化を目的としたオールアルミの採用については、大量生産される車種ではないものの、ある程度の台数になるため、構造用接着剤を使用し、リベット留めできるアルミという生産性の利点、耐久性などにより決定したそう。

気になるのは生産台数。新型アルピーヌA110は大量生産ではないため、生産台数はアナウンスしないと前置きしながらも、できるだけニーズに応じて、工場の生産能力アップも状況によっては可能性(検討)があるのとこと。

50台分のオーダーを超えると抽選販売になるアルピーヌA110 プルミエール・エディション。来年以降、2種類のトリムライン「PURE(ピュア)」と「LEGEND(レジェンド)」が日本にも導入される見込みとのことですから、抽選で外れてしまってもカタログモデルを待ちましょう!

(文/写真 塚田勝弘)



アルピーヌの復活、新型スポーツカー「アルピーヌA110 プルミエールエディション」発売

アルピーヌ・ジャポンは、かつて多くの人々を魅了した名車「アルピーヌA110」の精神である「ドライビングプレジャー/運転する歓び」を現代に復活させたフレンチスポーツカー、新型「アルピーヌA110」を50台限定で販売する。

今回販売するのは、鮮やかなブルー アルピーヌメタリックが眩しい限定車プルミエール・エディション。アルピーヌ正規販売店及びアルピーヌ・ジャポン オフィシャルウェブサイトで購入の申し込みを受け付ける。価格は790万円(リサイクル料金1万3600円)。

■レース史に名を残すスポーツカーメーカーの復活

アルピーヌは1955年に創設されたスポーツカーメーカーで、70年代には、軽量、敏捷性が特長のアルピーヌを代表するモデル・A110が、ラリー世界選手権でチャンピオンを獲得するなどの活躍を見せ、その名が広く知られることとなった。ルノー車をベースにスポーツモデルを作るなど、ルノーとの関係が深かったため、その後ルノーの傘下に入り、引き続きスポーツモデルの生産、ル・マン24時間レースでの優勝など活躍を続けたが、1995年にその活動を休止した。

そのアルピーヌが2016年に復活、2017年からラップタイムやパワー主義ではなく、ドライバーをどんなスピードでも興奮させ魅了するドライビングプレジャーを目指し、全くの白紙から設計された新型アルピーヌA110の限定車プルミエール・エディションを発表。そして今回、50台限定ながら、新型アルピーヌA110が日本に導入されることとなった。

■軽量化が図られたアルミ製ボディ

新型アルピーヌA110に採用されたアルミ製プラットフォームとコンパクトなボディは、リベットと接着と溶接により接合され、強固かつ軽量な構造を作っている。加えてアルミ製サスペンション、1脚わずか13.1kgの非常に軽量なサベルト製スポーツシート、通常のリアキャリパーより2.5kg軽量のパーキングブレーキアクチュエーターが内蔵されたリアブレーキキャリパーを世界初採用し、さらなる軽量化を達成。その結果、わずか1110kgという軽さを実現。この重量には、プルミエール・エディション専用の特別装備23kgが含まれている。

装着タイヤはミシュラン パイロットスポーツ4で、サイズはフロントが205/40R18、リヤ235/40R18。ホイールは軽量なFuchs 製の鍛造ホイールで、ばね下重量の軽減に寄与。
全長4205mm、全幅1800mm、全高1250mmと非常にコンパクトなボディの前後重量配分はフロント44%、リヤ56%と、ミッドシップスポーツクーペとしては完璧と言っていい配分を実現。加えて、ガソリンタンクを前車軸後方に、エンジンを後車軸前方に配することで、重心を車体中央付近に集めている。この低い重心高が敏捷性に寄与している。

■専用仕様の1.8L直噴4気筒ターボ・エンジン

搭載されるエンジンは、ルノー・日産アライアンスが開発した新しい1.8L直噴4気筒ターボ。アルピーヌのエンジニアは、ルノー・スポールとともにこのエンジンのエアインテーク、ターボチャージャー、エキゾーストシステム、エンジン制御系に手を加え、アルピーヌ専用の仕様にセッティング。252ps(185kW)/6000rpmの最高出力と、320Nm(32.6 kg/2,000rpm)の最大トルクを発揮する。パワーウェイトレシオは4.4kg/ps となる。組み合わされるトランスミッションは、アルピーヌ用にギア比が最適化されたゲトラグ製の電子制御湿式7速AT(7DCT)で、素早いギアチェンジを実現。マニュアルモードを搭載し、ステアリングポストに装備されたアルミパドルで変速が可能だ。

■最適化されたエアロダイナミクス

最適化されたエアロダイナミクスと、流れるようなボディラインと最高の性能を両立させるため、アルピーヌのエンジニアは、レースカーやスーパーカーの世界に目を向け、完全なフラットアンダーボディと、後部バンパーの下に設けられた機能的なディフューザーにより、低ドラッグと大きなダウンフォースの両立に成功。これにより、リアスポイラーなどでアルピーヌらしいプロポーションを損なうことなく、リミッターが作動する250km/hの最高速度を達成する。

フロントバンパーに設けられたエアインテークから取り入れられた空気は、フロントホイール周りに空気のカーテンを作り、フロントホイール周りの空気をスムースに流すほか、空気抵抗も低減する。0.32という空気抵抗係数の値は、スポーツカーセグメントでも低いレベル。なお、フラットアンダーボディが発生するダウンフォース値は190kgで、リアディフューザーが発生するダウンフォース値は85kgとなっている(それぞれ250km/h走行時)。

■販売方法

新型アルピーヌA110 プルミエール・エディションは、アルピーヌ正規販売店及びアルピーヌ・ジャポン オフィシャルウェブサイトで購入の申し込みを受け付けるが、販売台数が50台のみのため、購入希望が販売台数を上回った場合には、抽選により購入者を決定する。



新型アルピーヌA110 のドライブは「腕ではなく腰でする!」、その意味は?

フランス生まれのスポーツカー「アルピーヌ」の新型「アルピーヌ A110」の報道関係者向け発表会とアルピーヌブランド日本導入発表レセプションが6月22日(金)フランス大使公邸で行われました。

アルピーヌは1955年に創立され、WRCやル・マン24時間レースなどで優勝もしましたが1995年に活動を休止。それから20年後の2015年に再びル・マンでアルピーヌ・セレブレーションを開催し、2016年のジュネーブモーターショーで新型アルピーヌA110 を発表。そして2018年、日本でも発売されます(←今ココ)。

今回発売されるのは限定モデルのプレミエール・エディションで、全世界1955台、そのうち日本では50台が販売されます。価格は790万円。ボディカラーは象徴的なブルーアルピーヌ一色のみ。7月10日まで購入申し込み受付が行われ、7月15日に抽選。購入者が決定します。

エクステリアは一目でアルピーヌとわかるシルエットと4つの独立したヘッドライト。ボンネット中央のラインからはアルピーヌのDNAが感じられ、リアウインドウの傾斜角は前アルピーヌのオマージュです。

ボディサイズは全長4205?、全幅1800?、全高1250?。ボディの96%にアルミを使って車重はわずか1110?! エンジンはルノー・日産の新型1・8L・4気筒ターボエンジンを採用しミッドシップのレイアウト。アルピーヌエンジニアとルノー・スポールが共同でエンジンのエアインテーク、ターボチャージャー、エキゾーストシステムやエンジン制御をアルピーヌ専用に開発し、前後をダブルウィッシュボーンサスペンションにすることで、乗り心地とハンドリングを両立させています。

パーキングブレーキアクチュエーター内蔵のリアブレーキを世界初採用するというトピックもありますが、後部のバンパー下にディフューザーを設置することでフロントホイールまわりの空気をスムースに流すことができるため、空気抵抗を低減しながらエクステリアデザインもスッキリ。

そしてタイヤはミシュラン「パイロットスポーツ4」を採用しています。

説明会の後のインタビューで、すでに新型A110に試乗しているというアルピーヌ・ジャポンCOOのトマ・ビルコ氏は、「50年前に成功したアルピーヌはコンパクト、軽量、俊敏性が魅力でした。しかし50年前の快適は今の快適ではないので今風にアレンジしました。今の時代に合った快適さとエレガンス、フランス的ディテールと質感を持った美しくて軽いクルマ。そして『いいクルマは腕でドライブするのではなく、腰でします』」。

なるほど。これ、私もこの感覚、わかります。運転していて楽しいクルマ、クルマとの一体感を感じられるクルマは、体が安定して腰がしっかり落ち着いているという。例えるなら、歌の上手い人が喉だけで歌うのではなく体全体だったり、お腹から声を出すような感じと似ているのかも。ちなみに新型A110 のシートはこだわりのsabel製。カーボンとアルミで作った軽量のスポーツシートですが、会場で座った感じでは想像以上に弾力があり座り心地の良さにビックリ。早く乗ってみた~い!

そしてアルピーヌのエクステリアを担当したのは、シニアエクステリアデザイナーのデアン・デンコフ氏。デンコフ氏はブルガリア生まれの36歳。が、昔のA110はブルガリアで作られていたこともあり、その姿を見た幼少期にあまりにも美しい姿に強いショックを受けたとか。

今回は「綺麗なクルマを作ってくれ」というオーダーがあり、社内で120~130名ぐらいでのデザインコンペをした結果、デンコフ氏のデザインスケッチが採用。デザインするにあたり「フィソロフィーを大切しながらオリジナルをモダンに書きたかった」とのこと。

20年ぶりに復活した新型アルピーヌA110は、デザインでも乗り味でも大注目の一台になりそうです。

(吉田 由美)



写真35枚で見る アルピーヌA110日本仕様 実車解説

もくじ
ー 軽量コンパクトを実現
ー パワーウェイト・レシオ 4.4kg/ps
ー 往年のモチーフ 機能の両立

軽量コンパクトを実現

A610を最後に1995年から途絶えていたアルピーヌのブランドが復活し、その1作目に選ばれたのは名車A110の走りの精神を受け継ぐ新型A110だ。

このたびフランス大使公邸を舞台に日本での初お披露目が行われた。EU圏に続く2番目のマーケットが見込まれる日本だけに、アルピーヌ本社からデザイン担当のレアン・デンコクとコマーシャル・ディレクターのレジス・グリコテが馳せ参じた。

アルピーヌの素晴らしいところは、スタイリングのイメージだけを再現したクルマではなく、俊敏、駿足な走りを現在のテクノロジーや空力理論をもとに構築して詰めていったところがポイントだ。

乾燥重量1110kg 製造はディエップ

往年のA110の精神のひとつである軽量・コンパクトは第一に受け継がれ、対衝突性をクリアする関係から大型化が進む最近のモデルの中にあって全長4205mm、全幅1800mm、全高1250mm、乾燥重量は1110kgに押さえられたことに注目したい。

この軽さはアルミ製のプラットフォームとボディパネルの採用を始め、ブレンボ製のパーキングブレーキ・アクチュエーター内蔵のキャリパーで2.5kgを削り、サベルト製のスポーツシートは1脚13.1kgと軽く、軽量アンチロールバー、フックス製鍛造ホイールからフォーカル製軽量スピーカーなどの地道な積み重ねにより実現したもの。

また先代A110の生産を始め様々なレーシングマシンが送り出されたアルピーヌの聖地であるディエップのファクトリーで作られることも、ファンにとっては嬉しいポイントといえよう。

パワーウェイト・レシオ 4.4kg/ps

オリジナルA110と最も異なるのがエンジン・レイアウトだ。かつてはエンジンがリアのオーバーハングに位置するリアエンジン・レイアウトだったが、新型ではより優れた重量配分とマスをセンターに置くためにミドシップ・レイアウトが採用されている。

これにより前後重量配分はフロント44%、リア56%を実現し、ロールセンターは400mmに低められている。エンジンは直列4気筒DOHC4バルブ1798ccの排気量から筒内ダイレクト噴射とターボチャージャーにより252psを6000rpmで発揮するM5P型。


昨今の高出力化のなかで控えめな出力に見えるが、パワーウェイト・レシオは4.4kg/psと優れた値を示すのは、あくまでもトータルバランスでパフォーマンスを発揮するアルピーヌの血筋を色濃く受け継ぐ部分といえる。

ここにゲトラグ製の7段AT(DCT)が組み合わされ素早い変速を実現。マニュアル・モードを選べばステアリングに付くパドルで変速ができる。また2ペダルATに分類されるためAT免許でも運転できるのでファミリーで使うこともできる。

サスペンション 前後ダブル・ウィッシュボーン

走りに拘るアルピーヌだけに、サスペンションはタイヤの対地キャンバー角度を正確にセッティングできるダブル・ウィッシュボーン式を前後に採用。ブレーキはブレンボ製のモノブロック・キャリパー・タイプでフロントが4ポッドとなる。

タイヤは積極的にスライドさせて走る方向性で仕立て上げられた新型A110に合わせて、適度なグリップを持つミシュラン・パイロットスポーツ4が採用されている。

往年のモチーフ 機能の両立

新型A110のスタイリングは、一目見た瞬間から往年のA110を思い起こさせる。

仔細に見てゆくとノーズやボディサイド、リアパネル部分のキャラクター・ラインは受け継がれ、ヘッドランプと補助灯の位置関係と綿密に詰められたデザインである。

しかし単なる懐古趣味ではなく、機能と空力を始め現代のレベルで磨かれている。なかでもフラットフロア構造の採用により250km/h時に190kgのダウンフォースを獲得し、リア・ディフューザーは85kgのダウンフォースを得ている。

今後の販売予定は?

新型アルピーヌA110はファースト・エディションとして用意されたのがプルミエール・エディションだ。アルピーヌ社が創業した1955年にちなみ全世界で1955台が限定生産され、日本には50台が導入され抽選販売となるのは既にお知らせしたとおり。

このあとのカタログモデルは、プリミエール・エディションに近い装備のPURE(ピュア)と、ラグジュアリー版のLEGENDE(レジェンド)の2グレードが用意される。これらの仕様、価格については今秋に正式発表される予定。

日本仕様スペック

車名:アルピーヌA110プルミエール・エディション
パワートレイン:直列4気筒1798ccターボチャージャー
ステアリング:左
全長:4205mm
全幅:1800mm
全高:1250mm
ホイールベース:2420mm
トレッド:1555/1550mm
車両重量:1110kg
最高出力:252ps/6000rpm
最大トルク:32.6kg-m/4750rpm
燃料タンク:45ℓ
公表燃費:14.1km/ℓ
最小回転半径:5.8m
最高速度:250km/h(リミッター作動)



アルピーヌ A110 新型…登場記念エディション[詳細画像]

アルピーヌ・ジャポンは、コンパクトで俊敏なフレンチスポーツカー、アルピーヌ『A110』新型を全国のアルピーヌ正規販売店で販売する。6月22日、限定50台の「プルミエール・エディション」の予約受注を開始した。

新型A110では、アルミ製ボディや重量を削ったパーツの採用による軽量化、ミッドシップ・エンジンレイアウトのコンパクトなボディと前後ダブルウィッシュボーン・サスペンションとの組み合わせによる、正確なハンドリングと安定性など、先代A110の精神「ドライビングプレジャー=運転する歓び」を、現代に復活させたという。

アルピーヌは1955年に創設されたスポーツカーメーカーだ。70年代には先代A110が、ラリー世界選手権でチャンピオンを獲得するなど、活躍した。ルノー車をベースにスポーツモデルを作るなどルノーとの関係が深かったアルピーヌ社は、その後ルノー傘下に入り、ルマン24時間レースで優勝するなどモータースポーツシーンで活躍を続けたが、1995年に活動をいったん休止した。

アルピーヌは2016年に復活し、2017年に、新型アルピーヌA110の発売を記念した仕様の、プルミエール・ エディションが発表された。世界限定1955台(創立年にちなむ数字)のうち50台が日本に導入される。メーカー希望小売価格は790万円(税込)。7月10日まで購入申し込みを受け付け、購入希望台数が販売台数を上回った場合には、抽選で購入者を決定する。



【新生アルピーヌA110】 ミッドシップ採用の理由は空力だった!!

今年大注目の輸入車。その中でも極めてカーファンの心を射抜く存在となっているのが、復活したアルピーヌA110だ。そのA110のなぜ、にちょっと答えてみよう。

 一見すると、先代A110との酷似ぶりから、単なるパイクカーと思われるかもしれない。

 しかし、これがアルピーヌの本気であることは、そのスペックを見れば容易に理解できるはず。

 とにかく驚くのが、1110kgという車両重量だ。オールアルミボディで実現できたこの超軽量ぶりはかなりの驚き。

 アルファロメオ4Cのカーボンモノコック・ボディの1050-1100kgに近い。また、ポルシェ718ケイマンは1410-1440kg(EU)と異なり、素材の差が出たといえる。

 A110は実際には、カーボンボディなども検討したというが、低価格で提供することも大きな狙いとなっており、オールアルミを採用したという。

 さて、そして問題のミッドシップレイアウトの採用だが、初代A110からA310そしてA610と、RRレイアウトを採用してきた歴史からすると、やはりRRを継承してほしかったところ、といえなくもない。

 しかし、ここが本気の見えるところ。

 慣性モーメントの小さな、運動特性を考えてもミッドシップが有利なのは間違いない。アルピーヌにしても好きでRRレイアウトを採用したわけではなく、ベースがRRだったということは否定できないのだ。

 さらに現代のアルピーヌのデザイナーたちは、エアロパーツなどの空力付加物なしに250km/hのトップスピードを実現したかったという。

 そこで必要となったのが、グランドエフェクトだった。とりわけボディ下面をフラットとして、そこを流れる流速を高めることでボディ全体の逆翼断面形状を狙った。

 そのためには、下面の空気を効率的に抜くリヤの形状=ディフューザーだった。これを実現するためにはミッドシップレイアウトが必須だったという。

 アルピーヌA110登場は衝撃的だった。2017年のジュネーブショーの小さなブースはプレスでごったがえし、アンベールの際には拍手と歓声が湧き上がった。

 見た瞬間にわかる感動。その野性的な直感はおよそ正しく、A110の感動は、その作りの随所に盛り込まれているようだ。




ケイマンの無印が
718ケイマン
パワートレイン:水平対向4気筒ターボ 1988cc
全長:4385mm
全幅:1800mm
全高:1295mm
ホイールベース:2475mm
空車重量(DIN) 1,360 kg(MT)1,390 kg(PDK)
最高出力:300ps/6500rpm
最大トルク:38.7kg・m/1950~4500rpm
燃料タンク:54ℓ
0 - 100 km/h加速 5.1 s(MT)4.7 s(PDK)
最高速度 275 km/h(MT)275 km/h(PDK)

718ケイマンS
パワートレイン:水平対向4気筒ターボ 2497cc
全長:4385mm
全幅:1800mm
全高:1295mm
ホイールベース:2475mm
空車重量(DIN) 1,380 kg(MT)1,410 kg(PDK)
最高出力:350ps/6500rpm
最大トルク:42.8kg・m/1900~4500rpm
燃料タンク:64ℓ
0 - 100 km/h加速 4.6 s(MT)4.4 s(PDK)
最高速度 285 km/h(MT)285 km/h(PDK)


金額をよせる意味で同じような条件で比較するのに(1.8のFFだと安くなり過ぎるので)
アウディTTのTTクーペ2.0TFSI クワトロ
パワートレイン:直列4気筒ターボ 1984cc
全長:4180mm
全幅:1830mm
全高:1380mm
ホイールベース:2505mm
空車重量 1370kg
最高出力:230ps/4500~6200rpm
最大トルク:37.7kg・m/1600~4300rpm
燃料タンク:55ℓ
JC08モード燃費 14.7km/リットル


この辺が妥当かな?


アルピーヌが復活 ブランド復活の背景とピュアスポーツカー「A110」とは? 詳細解説

2018年6月22日、新たに設立されたアルピーヌ・ジャポンは、2座席ミッドシップスポーツカーの「アルピーヌA110」を日本市場割当分の50台を限定で販売すると発表した。新型アルピーヌA110はグローバルで1955台生産され「プルミエールエディション」(ボディカラーはブルーアルピーヌ・メタリック)はカタログモデルの年内導入に先駆けて限定発売された。
※参考情報:アルピーヌの復活、新型スポーツカー「アルピーヌA110 プルミエールエディション」発売

今回の限定販売は、全国14店舗のアルピーヌ専売店とWEBでの受注で、購入希望者は多数が見込まれるため、抽選販売となる。購入申込みの締切は7月10日。そして7月15日にフランス大使館で駐日フランス大使立ち会いのもとで抽選が行なわれる。納車は9月頃の予定だ。

■アルピーヌ・ブランド復活のバックグラウンド

アルピーヌが帰ってきた!というのが今回のキーワードになっている。しかし、今ではアルピーヌというブランド名を知っているのは、よほどのエンスージャストか、少なくとも60歳以上の高齢者しかいないだろう。

アルピーヌはもともとマイナーなブランドだったのは事実だ。ではなぜ、今になってのブランド復活なのか? そこにはルノー・グループのカルロス・ゴーン会長のスポーツ・ブランド展開構想がある。

元来のアルピーヌは、フランスのレーシングドライバー、ジャン・レデレが設立したルノーのチューニング、レース仕様車のブランドだ。チューニングカーや競技車両を製造し、ルノー4CVをベースにしたA106、ドフィーヌをベースにしたA108、R8をベースとしたA110を発売した。特に1963年~1977年に販売されたリヤエンジンのA110は、モンテカルロラリーで優勝し、高い評価を得た。

1973年にアルピーヌはルノー傘下となり、ルノーの一部門としてアルピーヌ・ルノーの名称でスポーツカーを少量生産し、またルノーのレース車両制作部門として活動した。レーシングマシンとしては1978年にル・マン24時間レースでアルピーヌ・ルノーA442B(2.0L V6ターボ搭載)が総合優勝を果たしている。しかしアルピーヌとしての市販モデルの生産は1995年に終了している。

その後、カルロス・ゴーン会長はスポーツカー・ブランドとしてアルピーヌの復活を企画し、2012年に「アルピーヌカー・プロジェクト」を発表した。2013年の上海モーターショーには試作スポーツカー「A110-50」を発表している。
ゴーン会長は、アルピーヌ・ブランドをイギリスのケーターハムとの合弁事業として復活させようとした。この当時のケーターハムは中東系ファンドの資本から、マレーシアの実業家の資本に切り替わっており、F1グランプリに出場していた「チーム・ロータス」は「ケーターハムF1チーム」と改名し、参戦した。
ゴーン会長はこうしたF1活動もアルピーヌのブランドの一部にしようと考えたようだが、マレーシアの実業家は多額の負債を残したまま自動車業界から去っていった。
このためルノーは負債の整理を行ない、ケーターハムが所有していたアルピーヌの株式の半分を買い取り、100%ルノーの子会社としてスポーツカー・ブランドを目指すこととなり、2012年に正式にアルピーヌカー・プロジェクトがスタートした。この時がアルピーヌの名を冠した新たなスポーツカーの開発の始まりだった。

■ルノーブランド戦略

プロジェクトの開始から3年半余経て、2016年には来るべき新生アルピーヌの姿を示す「アルピーヌ・ビジョン」を発表した。アルピーヌ・ビジョンは、オールアルミ製の量産用のボディを備えたプロトタイプカーだった。
そして市販型「アルピーヌ A110」が2017年のジュネーブモーターショーでワールド・プレミアされた。初期生産車はプルミエールエディションと名付けられ、世界で限定1955台が2018年3月からデリバリーが開始された。
カルロス・ゴーン会長は、ルノー・グループとして量販車の「ルノー」、スポーツ・サブブランドの「ルノー・スポール」、そしてピュア・スポーツカー・ブランドの「アルピーヌ」というブランド展開を構想している。ルノー・グループの好調な業績をバックに、このブランド構想は推進されているのだ。

アルピーヌはスポーツカーの生産だけではなく、レース活動も添加している。現在はフランスのレースカー・コンストラクターのシグナチュールと共同でシグナテック・アルピーヌで世界耐久選手権シリーズのLMP2クラスに参戦している。またアルピーヌA110を使用したGT4カーもアルピーヌとシグナチュールが共同して開発している。

ルノーはアルピーヌA110の量産のために、アルピーヌの本拠地であるノルマンディのディエップ工場に50億円を超える投資を行ない、工場の設備に最新設備を導入し、アルミ部品を製造する新工場も新たに設置している。

なお、A110の本格的な量産モデルは2018年のジュネーブショーに出展された「A110 ピュア」、「A110 レジェンド」の2車種で、A110 ピュアは本格的なスポーツモデル、A110レジェンドはフル装備の上級グレードと位置付けられている。さらにレース用モデルの「A110 GT4」の登場も予告されている。

■新生アルピーヌA110詳細解説

新生A110は、ヘリテージ・モデルのA110のデザインやコンセプトを受け継ぎ、超軽量でコンパクトなミッドシップ・スポーツカーとして仕上げられている。全長4205mm、全幅1800mm、全高1250mm、ホイールベース2420mmで、車両重量は1110kg。多くの本格的スポーツカーに比べ、かなりコンパクトなサイズで、しかも圧倒的といえるほど軽量だ。



ライバルとされるポルシェ・ケイマンのボディサイズはA110にかなり近いが、車両重量は1370kgで、A110より200kg重く、いかにA110が軽量であるか分かる。また86/BRZと比べても100kg軽量だ。横置きエンジンのミッドシップで問題となる前後の荷重配分は、フロント44%、リヤ56%で、低重心であることと合わせ、ピュアスポーツカーにふさわしい俊敏な運動性能の原点となっている。




なお前後荷重配分を適正化するため、ガソリンタンクは前車軸のバルクヘッド側に、横置き4気筒エンジンは後車軸より前方に搭載されている。パッケージング的には、フロントに小型スーツケースが1個入るラゲッジスペースがあり、リヤのエンジン部の後方にも小さなラゲッジスペースがある。もちろんピュアスポーツカーのため、ラゲッジスペースの小ささは問題とはならない。

軽量化のため、骨格フレーム、ボディパネル、サスペンションなど96%がアルミ製で、ボディ骨格はリベットと接着により結合されている。サスペンション系も、アームだけではなくアップライトも全てアルミ製だ。

バケットシートは通常の軽量スポーツシートの半分程度の13.1kgという軽量なサベルト製の複合樹脂のモノコック骨格シートを採用。その他に世界初のブレンドボ製の電動パーキング・アクチュエーター一体型アルミ製リヤキャリパーの採用など、軽量化を徹底追求している。

サスペンションは前後ともオール・アルミ製のダブルウイッシュボーン式を採用。そのためボンネット、リヤの高さを低く抑えることができ、デザイン的なアドバンテージとなっている。ダブルウイッシュボーン・サスペンションにより、正確なキャンバーコントロールと大きなストロークを両立させている。またダンパーには一般的なバンプラバー式ストッパーの代わりにハイドロリック・コンプレッションストップ(液圧減衰ストッパー)を採用し、フルストローク時でもしなやかさとコントロール性を確保している。




タイヤはハイパフォーマンス性能で定評のあるミシュラン・パイロットスポーツ4を採用し、フロントは205/40R18、リヤは235/40R18サイズとしている。

エンジンは日産・ルノーが共同開発した4気筒のM5系(日産の呼称はMR型)の1.8Lをベースにアルピーヌ専用にチューニングしたM5P型を搭載する。直噴ターボを採用し、圧縮比8.9で252ps/6000rpm、320Nm/2000rpmを発生。パワーウエイトレシオは4.4kg/psで、0-100km/h加速は4.5秒。ローンチコントロールも装備されている。

トランスミッションはゲトラグ製の湿式7速DCTを組み合わせている。ドライブモードは、ノーマル、スポーツ、トラックの3モードで、モードごとにエンジンのレスポンス、ステアリング・アシスト量、ギヤシフトの速度、ESCの設定、カラー液晶メーターの表示などが統合して切り替わるようになっている。

デザインは、歴史あるA110のDNAをダイレクトに受け継ぎ、ピュアであることとアイコニックであることをテーマに、全てのデザイン要素を曲線、曲面でまとめている。現在のスポーツカーにふさわしく空力的なデザインを徹底。ボディ表面をなめらかに仕上げると同時にアンダーフロアーを完全にフラット化し、さらにプロトタイプスポーツカー譲りの空力テクニックを採用している。

リヤのディフューザー効果を最大限に引き出すように、アンダーフロアが整形され空気抵抗係数は0.32と抑えながら、250km/h走行時のダウンフォースはトータルで190kg、リヤ・ディフューザーのみで85kgのダンフォースを引き出しているという。この結果、リヤのスポイラーなしで、優れた高速安定性を実現している。

フレンチタッチのデザイン、最新のテクノロジーを採用し、ドライバーの心をかきたてるドライビングプレジャーを追求したピュアスポーツカーの存在感は強い。さらに小型・軽量・低重心のという本来のピュアスポーツカーの原理を追求していることと、設定価格も魅力的である。



アルピーヌA110が日本上陸 限定車を50台導入。価格は790万円

アルピーヌ・ジャポンは22日、ミドシップのライトウエイトスポーツ「アルピーヌA110」を発売した。今回販売されるのは、往年の名車を現代の技術で復刻させたフレンチスポーツA110の限定車「A110プリミエールエディション」。50台限定で販売される。

アルピーヌA110は、70年代にモータースポーツシーンで活躍し、世界にその名を轟かせたモデル。71年にモンテカルロラリーで勝利をあげ、73年には世界ラリー選手権でマニュファクチャラーズタイトルを獲得。78年にはルマン24時間レースを制した。その後、アルピーヌは95年に活動を休止したが2016年にブランドが復活し、このたびA110の復活とともに華々しいメジャーデビューを遂げた。

新生A110は、アルミ製ボディにより軽量化を図り、かつてのRR(リアエンジン・リア駆動)からミドシップレイアウトへと変更。足回りはロール時にも接地面をフラットに保つことができる前後ダブルウイッシュボーンサスペンションを採用し、純粋な運転の楽しみを追求した。

ボディサイズは全長4205mm×全幅1800mm×全高1250mmとロー&ワイド。シャシーはアルミ製プラットフォームをベースに、アルミ製ボディをリベットおよび溶接により結合。こうした量販車とは異なるこだわりの設計により、車重はわずか1110kgに抑えられている。なお前後重量配分は44:56とミドシップらしい特性を誇る。

エンジンは、ルノー日産アライアンスにより生み出された1.8リッター直列4気筒 直噴ターボをベースに、アルピーヌのエンジニアがルノースポールと共同でチューンしたユニットを搭載する。スペックは最高出力252ps/6000rpm、最大トルク320Nm/2000rpm。これにゲトラグ製の7速ダブルクラッチトランスミッションを組み合わせる。

ブレーキは、ブレンボ製のアルミ製モノブロックキャリパーを採用。フロントは320mm径の大容量ディスクに4ピストンキャリパーを組み合わせ、制動力と耐フェード性を高めた仕様としている。

A110プリミエールエディションの車両価格は790万円。、アルピーヌ正規販売店およびオフィシャルウェブサイトにて申し込みを受け付ける。購入希望が50台の販売台数を上回った場合は抽選を行うという。



初回限定50台は完売必至! いよいよ日本に上陸したアルピーヌA110の詳細をチェック

 まずは限定車から発売しカタログモデルは年内に導入

「アルピーヌ」と聞いてもピンとくる方は少ないだろう。1955年に設立したフランスの自動車メーカーで、ラリーやル・マン24時間耐久レースといったモータースポーツに参戦するクルマを多く手がけていた。そんなアルピーヌの名車「A110(エーワンテン)」が、6月22日に日本で発表された!

日本に導入される「A110」は“プルミエール・エディション”と呼ばれる世界限定1955台のモデル。本国でも即完売となったモデルが、日本向けに50台も用意され販売されるというのだからアルピーヌ・ジャパンが凄く力を入れていることがわかる。それではクルマを見ていこう。

特徴的なボディラインを描く、アルピーヌとひと目でわかる新型A110は非常にコンパクト。速報でも触れたが、マツダ・ロードスターよりも大きくトヨタ86より小さいサイズ感といえば想像いただけるだろうか。

新型A110のエクステリアデザインを担当したデアン・デンコフさんによると「1955年にジャン・レデレがアルピーヌを設立して、とてもアイコニックな伝説になるようなクルマを開発しました。今回、新しいクルマをデザインするにあたり、彼らの言葉を元にデザインをさせて頂きました、A110のデザインは3つのポイントがあります」という。

 先代モデルから受け継いだキャラクターラインを多く採用

その要素とは下記の3つだ。

・ピュアとアイコニック

クルマとデザインのスピリットにつながる。

・エレガントでセンショナル

職人が作るインテリアに使われる素材。

・シャープとライトウェイ

テクノロジー・エンジニアリングをイメージ。

まず、初代A110のアイコンといえる丸目4灯をモチーフにしたLEDヘッドライトを採用。ヘッドライト下からボンネットに伸びる2本のセンターラインは、先代アルピーヌA110をオマージュしている。また、フロントノーズからリアテールランプまで描かれたラインは、まっすぐではなく曲線であるためエレガントなラインを可能とした。そして、サイドも先代モデルから受け継いだキャラクターラインを採用している。

リヤはアヒルの尾のようなダックテールを再現し、テールランプを端に持っていきタイヤハウスを極力外に出したことで低さを際立たせている。もちろん空力デザインも意識しており、何十時間も風洞実験を重ねている。ボディ背面のアンダーディフューザーの角度は1度、0.5度といったコンマ単位までこだわり、ボディデザインと調和させている。

その結果、250km/hでのダウンフォースはディフューザーにより85kg、フラットフロアによるダウンフォースは190kgを発生する。さらに唯一、250km/hの出るスポーツカーとしては、リヤスポイラーがないことも特徴と言えるだろう。

インテリアを見てみよう。初代A110を彷彿させる内装はじつにスポーティ。センターコンソールにスイッチ類をまとめたことで、運転中の操作性を向上。また、アルミパーツを多用したことで、レーシーな仕上がりになっている。また、サベルト製シートは1脚が13.1kgと非常に軽量。ちなみに次期ルノー・メガーヌR.S.のシートが1脚25kgなので、いかに軽いかがわかるだろう。外装はもちろん内装にも抜かりなく、クルマ好きが喜びそうなカーボンファイバー・アルミニウム・レザーといった素材がふんだんに用いられており、特別なクルマに乗っていることを実感できる。

 走りを極めるために徹底的な軽量化を実施

次にクルマ全体を紹介したい。わずか1110kgという車両重量はトヨタ86GRよりも130kgも軽量だ。プルミエール・エディションには特別装備の23kgが含まれているというが、その装備がなければ1087kg。ここまで軽量化できた理由は、ボディやシャシーにアルミニウムを採用しているからだ。ちなみにクルマ全体の96%がアルミで、残りの4%は接着剤やリベットとなる。

さらに世界初となる電子パーキングブレーキを組み合わせたアクチュエーター内蔵のブレンボ製リヤキャリパーを採用したことで、一般的なノーマルキャリパーより2.5kgの軽量化を可能とした。

A110のミッドシップに搭載されるエンジンは1.8リッター直列4気筒ターボ。その最高出力は252馬力/6000rpm、最大トルクは320N・m/2000rpmを発生する。上記でも触れたとおり、車重が1100kgと軽量なため、パワーウエイトレシオは4.4kg/馬力。これは、現行シビック タイプRや日産フェアレディZに近い数値だ。トランスミッションはゲトラグ製7速DCTを組み合わせている。

サスペンションは前後ダブルウイッシュボーンを採用し、クルマを走らせるうえで最も重要な前後重量バランスはフロント44:リア56となっている。なるべく中央に重心を持ってくることで、クルマとの一体感を感じられる。アルピーヌのコマーシャルダイレクターのレジス・フリコテさん曰く「初代を乗ったことがある方はおわかりかもしれませんが、A110はウデで運転するのではなく腰を使ってドライビングをするクルマになっています」と話す。

生産工場はかつてのアルピーヌの生産拠点であった、フランス・ディエップで製造される。1969年に建設されたディエップ工場はその後、ルノー・スポールモデルやルーテシアV6といったモデルのほかに、少量生産モデルを送り出してきた。現在はカスタマー向けレーシングカーの組み立てのほか、新型ルノー・メガーヌR.S.を生産している。

 すでに50名以上からの申し込みが来ているという

アルピーヌ・ジャポンCOOのトマ・ビルコさんは、「2016年にアルピーヌの復活が発表されました。アルピーヌはフランスを象徴するスポーツカーです。20年ぶりの復活となります。2017年に、ジュネーブショーで世界初公開されました。今日という日を皆様と共有できることを大変光栄に思います。この、プルミエール・エディションがアルピーヌ復活の第一歩となります。かつて多くの人々を魅了したアルピーヌA110を引き継いで、作られています。昨年には国際試乗会を行い、とても注目されました。このたび、日本市場向けに50台用意いたしました。抽選となり、外れてしまってもご安心ください。年末までにA110のフルモデルを導入する予定です。秋頃には皆さまにお伝えできると思います」とコメント。

すでにカタログモデルとなっている走りにスポットを当てた「ピュア」と、ラグジュアリーに仕立てた「レジェンド」は初代A110のホイールデザインをオマージュするというニクい演出をしている。なお今後のラインアップにカブリオレや過去にあった4シーターモデルなどの展開はあるのか、フリコテさんに聞くと「今のところ予定はないです。まずは今のモデルを売っていかないといけないですからね!」と笑う。

なお、こちらの50台限定「A110プルミエール・エディション」の申し込みは7月10日までとなっている。アルピーヌ・ジャポン代表取締役社長の大極 司さんは「50名様以上の申し込みがありましたら、7月15日にフランス大使館でフランス大使が立ち会いのもと、抽選が行われます」とのこと。すでに枠を超えて抽選となることは確定のようだ。何より、まずはA110の日本導入を心より喜びたい!

 【今後のスケジュール】

7月10日(火) 購入申込み受付終了 7月15日(日) フランス大使館で、フランス大使立会いのもと抽選 7月16日(月) アルピーヌ・ジャポン オフィシャルウェブサイトに、当選番号を掲載 7月17日(火) e-mailにて当選を通知 7月17日(火)~24日(火) 当選者申込金支払い 7月17日(火)~8月6日(月) 正式受注

 https://www.renault.jp/alpine/entry/
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Posted at 2018/06/27 01:49:25

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