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2019年11月08日

中古車で購入するとしても4代目か5代目位が順当だよね

中古車で購入するとしても4代目か5代目位が順当だよね いま改めて試乗 スバル・レガシィ・ツーリングワゴンGT-B(BG5) シンメトリカルの効能

気持ち高まるボクサーサウンド

text:Takuo Yoshida(吉田拓生)
photo:Masakatsu Sato(佐藤正勝)1997年式のスバル・レガシィ・ツーリングワゴンGT-B。そのオドメーターには96000kmという走行距離が刻まれていが、各部に走行距離を裏付けるようなヤレは見当たらない。

ロイヤルブルー・マイカのボディには深い艶があり、ゴム類は総じて新品に換えられているように見える。

インテリアのコンディションもすばらしい。クルマの走行距離は運転席のサイドサポート部の擦れでわかることが多い。だが2トーンのモケットが使用されている若干バケット風にサイドサポートが立ち上がったシートに擦れた跡は見当たらない。

ATは4速だし、オーディオもスマホと連携することなどできるはずもない。とはいえポータブルナビやETC車載器を付けてしまえば、装備的には現代でも十分に通用しそうだ。

面白いのはシフトレバー横の格納式カード入れである。高速道路のチケットやクレジットカードを入れておくものだと思われるが、今どきの若者がカード入れを見つけたとしても、どうやって使うものなのか見当がつかないのではないだろうか。

コクピットに座って水平対向4気筒エンジンのフィーリングを確かめる。ノーマルマフラーなので3000rpmくらいまではおとなしめだが、それより上ではドコドコドコッという特徴的な「ボクサーサウンド」が響き渡る。

直列4気筒横置きのパワートレインよりはるかにキャラが立っていて、ワクワクさせられる。純正装着されているエアバッグ付きのMOMOを握りレガシィを発進させてみる。

新鮮な速さ、装備の懐かしさ

GT-BのMTモデルは280psユニットを搭載するが、今回の撮影車輛はATなので260psに留まる。とはいえ車重1460kgで260psと聞けばそれなりの速さを期待してしまう。

ところが、走りはじめは少し肩透かしを食らったような気になる。エンジンのレスポンスはなかなか鋭いし、ターボの高まりもしっかりと感じられるのだけれど、オートマの性格がその角をしっかりと削り落とし丸みを帯びたものにしてしまっているからである。

首都高に合流すると、その速さがしっかりと感じられるようになる。最高出力の発生回転数は6500rpm、最大トルクは5000rpmと高め。それでも現代車と比べれば車重が軽いので、気づくと結構なスピードが出ているのだ。

またグラスエリアが広く、ボンネットが低くて視界が良いこともスピード感のなさ=予期せぬ速さ、につながっているのだと思う。

速度計と回転計の間に縦一列で「PRND321」というシフトポジションが表示されているのが少し懐かしい。ABSブレーキは付いているが、トラクションコントロールは装備されていないので、例えば雪道で2速発進したいような時にはシフトポジション2は重宝するに違いない。スノーホールドスイッチなんていう装備もわざわざついている。

またシフトレバーにあるPOWERスイッチでシフトアップポイントを上げるというのも、現代ならば「スポーツモード」で一括で変化させてしまう部分なので、20世紀的と感じてしまう部分だ。

古さ感じさせる箇所、そう多くない

カタログによればビスカスLSD付きのセンターデフが装備されている他、GT-BとGTという260~280psのパワフルなグレードだけにはリアにもビスカスLSDが組み込まれている。

とはいえ都内近郊のドライ路面でAWDシステムの核心に触れることなどできるはずもない。

シンメトリカルAWDのシステムを透視するように思い描きながらドライブしてみると、確かにフロントの重心が低く感じられる。エンジン縦置き、FRベース的な4駆なので、総じてリアタイヤの方に大きなトラクションが掛かっている印象で、ハンドリングも非常に素直だ。

そして何より、10万キロ近い走行距離にも関わらず、ウインドウまわりがミシリとも言わないことに驚かされる。おそらく「乗りっ放し」の個体ではこうはいかないだろう。

現代車に慣れていると、3速1.00から4速で一気に0.694まで高くなってしまうギア比の離れ方が気になった。あと高速巡行している時、「このクルマにアイサイトや音声認識が付いていたら」なんて真剣に考えてしまった。

だが裏を返せば古さを感じさせる箇所はそう多くないのである。昔乗っていたとか、憧れていたなんていう人にはぜひお薦めしたい。

2代目レガシィのようなネオクラシックをドライブしていると、中古車に乗っているというより好きなクルマに乗っているという印象の方が勝るように思う。

偉大な初代の陰に隠れがちだが、2代目レガシィも現代のスバルのイメージを確立した立役者なのである。


スバル・レガシィ・ツーリングワゴンGT-B(BG5) カタチ/パワー、ワゴンの価値観を変えた

スバルを救ったツーリングワゴン

text:Takuo Yoshida(吉田拓生)
photo:Masakatsu Sato(佐藤正勝)日本車にとって1989年は特別な年といえる。

初代のマツダ・ロードスター、スカイラインGT-R(BNR32)、MR2(SW20)、フェアレディZ(Z32)、初代セルシオ、そして初代となるスバル・レガシィといった後世に名を残す名車がデビューした年だからである。

1980年代、日本の自動車メーカーは右肩上がりの景気の波に乗り、過去最高の収益を記録し続けていた。

だが旧態依然としたラインナップしか持ち合わせていなかった富士重工業(現在はSUBARUに商号を変更)だけは流れに乗り遅れつつあった。

そこで満を持してデビューしたモデルがレガシィだった。

パワートレインはスバルの伝統として定着していた水平対向エンジン+AWDシステムという、いわゆるシンメトリカルAWDだが、なにより話題をさらったのはそのスタイリッシュな外観だった。

レガシィには4ドアセダンとツーリングワゴンという2種類のボディ形式が用意されていたが、人気を牽引したのはツーリングワゴンの方だった。スキーをはじめとするアウトドア・ブームやRVブームと相まって、スバルにとってレガシィはまさに起死回生の1台となったのだった。

1989年から販売を開始した初代レガシィは1993年に2代目へとバトンタッチしている。パワートレインやプラットフォームといった主要コンポーネンツを初代から引き継いだ2代目レガシィは、デザイン的なインパクトこそ若干薄れたように見えたが、初代が切り開いたマーケットを受け継いで、スバルの躍進を支えるヒット作となったのである。

銘機が刻んだ280psの金字塔

現在では6代目まで代替わりが進んでいるレガシィにとって最新の話題は、スバルの基幹エンジンであるEJ20の生産終了が発表されたことだろう。

初代レガシィとともにデビューした水平対向4気筒エンジン、EJ20は、レガシィやインプレッサのパワーユニットとしてWRCのマニュファクチャラーズ・タイトル連覇の陰の功労者でもあったのである。

2代目レガシィにもキャリーオーバーされたEJ20エンジンは、2Lという排気量はそのままに、ターボ等のセッティングによって市販モデルでも徐々に最高出力を高めていった。

デビュー当時は220psだったが、2代目レガシィでは250psに達し、さらにその後期型では2Lの市販車として初めての280ps(自主規制値)を達成したのである。

デビュー当時は個性が弱まったように見られていた2代目レガシィのスタイリングだが、特にツーリングワゴンは現代の眼で見てもそれほど古さを感じさせないから不思議だ。

全体的に角が丸められ微かにサイズアップしているが、それでも5ナンバー枠(すでにサイズ縛りではなくなっていたが)ギリギリに収まるように設計されていた点も実用性の面で高い評価を得ていた。

2代目レガシィのスタイリングを完成させたのはメルセデスからスバルにやってきて、そのあと再びメルセデスに帰っていったフランス人デザイナー、オリビエ・ブーレイである。

レガシィ30年の歴史を振り返る1台

今回撮影車輛として借り出したレガシィ・ツーリングワゴンGT-Bのオーナーは、なんとスバルである。自動車メーカーが自社の過去のアーカイブを研究実験用に維持している例は珍しくないが、これを広報車として貸し出しているのは稀だ。

スバルは今年、歴代のレガシィを確保してメンテナンスを施し、30年前にはじまった革命を振り返ろうとしているのである。

2代目レガシィはデビューから3年後の1996年にマイナーチェンジが施されており、ツーリングワゴンのGT-B(のMTモデル)とセダンのRSに280ps版のEJ20が搭載されている。

またGT-BとRSにはビルシュタインの倒立ダンパーが標準装備され、リアに大型のエンブレムが掲げられたことでも話題を呼んだ。

初代レガシィはステーションワゴンに対するバンや商用車といった旧いイメージを払拭し、2代目は動力性能と運動性能を高めスポーツワゴンというカテゴリーを定着させたことで後世に語り継がれる1台となっている。

2代目レガシィの功績はもうひとつある。クロスオーバーモデルとしておなじみのアウトバックは、2代目をベースに誕生しているのである。

1995年にデビューしたレガシィ・グランドワゴンは車高を上げたレガシィであり、その後のレガシィ・ランカスター、レガシィ・アウトバックと命脈をつなぎ、ステーションワゴン・ベースのSUVというひとつのカテゴリーを作り出しているのである。

では26年前にクルマ好きを騒がせたハイパワーモデル、レガシィ・ツーリングワゴンGT-Bを試乗してみようと思う。


今お幾ら? 4代目レガシィ、中古車相場と新品で買えるパーツをチェック|BP/BL レガシィ カスタム

中古市場からメンテにモデファイ。いまどきの4代目レガシィ事情に迫る!


2リッターエンジン主体で5ナンバープラスαのボディサイズ。そして最後のサッシュレスドアなど、往年のスバルらしいアイコンが盛り込まれた4代目レガシィBL/BP型をもって、自身の中でのラスト・レガシィとするユーザーも少なくない。

昔、若い世代の人達がBD/BGレガシィを中古車市場で探し、カスタマイズして楽しんでいたように、この4代目で今どきのユーザーが遊べるのか? 中古相場、定番トラブル、カスタマイズパーツの有無、そしてユーザーカーの動向などを総合的にチェック! 実はそんなに甘くなくて、結構シビアな部分もあったりして。
そこも含めて、4代目レガシィの『NOW!!』を直球ストレートで紹介だ。

4代目レガシィNOW!! 中古車購入編

2019年 BL/BPを中古車で探すなら

まもなく7代目の日本登場も噂されているレガシィだが、未だに根強い人気を誇る4代目を中古車で狙っている人もいるのではないだろうか?
しかし、古さを感じさせないスタイルとはいえ4代目ではすでにデビューから16年が経過しているわけで、安さにつられて購入したものの、購入時の価格以上に修理代がかかってしまうという可能性も非常に高い。


そこで今回は、現状の相場感をチェックするとともに、多くのレガシィを見てきたプロの目から、購入後に手を入れた方がいいポイントを洗い出してみた。これから中古のレガシィを狙う人はもちろん、今乗っているレガシィを大切にしたい人も必見だ。

調べてみたら、お買い得感は少なめ!? けれど珠玉に当たる可能性もある

タマ数的には今でも1000台超の中古車が流通している4代目レガシィ。その中でもツーリングワゴンが6割を占め、B4は3割で残りがアウトバックといった台数分布となる。

どのボディタイプも底値の個体はヒトケタ万円のものを見つけることができるが、低年式、過走行、修復歴アリのどれかに必ず該当するため、これから長く乗りたいと考える人には当然オススメできない。
逆に高値なのは限定車であるS402やtuned by STIなどで、未だに200万円台半ば~300万円オーバーというプライスタグを付ける。
カタログモデルではSIドライブの付いた後期型の2.0GTスペックBや3.0RスペックBのMT車が高値安定。
逆にMTの設定がなかったアウトバックは比較的落ち着いた値動きとなっている。

BL/BPレガシィの中古車相場の目安/約5万円~300万円オーバー

4代目レガシィNOW!! 新品パーツ売れ線ベスト5編

機能系パーツ充実中! まだまだ買える新品パーツ

主だったパーツを紹介。調査してみると車高調や純正形状品を含めた足回り、ブレーキパッドやローターなどの制動系等、機能系パーツについては数多くの新製品がある。ちなみにヴァレンティからはユーロウインカーリレーが対応品としてリリースされている。ないのはむしろ純正新品パーツという情報も。こちらは継続して調査していきたい。

BL/BP 定番ものはなくならず、今でも供給されている

キャロッセ

1. CUSCO street ZERO A
2. スタビライザー
3. CUSCO LSD type-RS
4. カッパーシングルディスクセット
5. パワーブレース

BLITZ

1. DAMPER ZZ-R 及び ZZ-R SpecDSC
2. CARBON POWER AIR CLANER
3. ThroCon
4. SUPER SOUND BLOW OFF VALVE BR
5. RACING RADIATOR TypeZS

プロト
1. NEOPLOTフットレストバーNEO
2. NEOPLOTアクセルペダルNEO
3. NEOPLOTブレーキペダルNEO(クラッチ兼用)
4. SWAGE-LINEブレーキホースキット
5. NEOPLOTライトウェイトプーリーシリーズ

シムスレーシング
1. EXマニホールド
2. FSCシングルキャタパイプ
3. エアインダクションボックス
4. ブレンボキャリパーキット
2.0R用センターマフラー&リヤマフラーセット

湾岸

1. ステンレスマフラーZERO
2. インテークAir Flow
3. MONOCERO(モノセロス)
4. SPLダウンサス
5. ポケットラバーマット(ラバット)

AVO
1. トップマウントインタークーラー
2. ハイフロー インテークパイプ
3. パワーフィルター
4. ステアリングマウントブッシュ
5. 強化タイミングベルト

スバルスタイルvol.003より

[スタイルワゴン・ドレスアップナビ]



メンテっていかほど? パーツ交換のご予算の目安教えます!|4代目レガシィ編 その2

持病となってきたインテリアのヒビと後期のベタつきをどうするか

ハブベアリング交換 フロント

駆動だけでなく、操舵も担うフロントハブは特に負担がかかる部分。太いタイヤを履いたり、スポーツ走行をしたりしている車両は特に注意したいところだ。ガタが出る前にゴーゴー異音がするので意識しておきたい。

→ ハブベアリング交換 フロント
参考パーツ代:3万8380円
参考工賃:2万円

ハブベアリング交換 リア


フロントほどではないが、4輪を駆動するレガシィだけにリアのハブベアリングも要注意ポイントだ。異音やガタが出るのは末期症状なので、できればそうなる前に定期的な交換をするのがベスト。

→ リアハブ交換
参考パーツ代:4万4580円
参考工賃:2万7500円

トレーリングアームフロント・ブッシュ


年式的にはゴムブッシュはほとんどが劣化していると言っても過言ではない4代目レガシィ。そのため、この部分のブッシュだけを交換するのではなく、同時に作業したほうがいい部分をショップに相談し見極めたい。

→ トレーリングアーム フロント・ブッシュ交換
参考パーツ代:4980円
参考工賃:─

シフトぐらつく対策 5MT


MT車はシフトがグラつく症状が出る。ひどくなるとギアが入っていてもグラグラで、どこに入っているのか分からないほどになるのだが、長い時間をかけて変化するため、体が馴れてしまい、知らずに乗っている人も少なくないそうだ。

→ シフトジョイント ブッシュ交換
参考パーツ代:3730円
参考工賃:1万2000円

シフトぐらつく対策 6MT


6MT車も5MT車同様、シフトがグラつく症状が出る。これはミッションとシフトレバー側のシフトリンケージとをつなぐシフトジョイント部分のカラーのようなブッシュが破損して起こる。

→ シフトジョイント ブッシュ交換
参考パーツ代:8460円
参考工賃:1万5000円

可変バルタイオイル漏れ


可変バルタイを制御するオイルコントロールバルブのカプラー部分からオイルがにじみ、配線を伝って垂れてくる場合がある。一見するとエンジンオイル漏れにも見えるので、経験のあるショップでチェックしてもらおう。

→ 可変バルタイ交換
参考パーツ代:2万340円
参考工賃:─

前期インパネ ひび割れ


前期型のモデルに多いのがインパネのひび割れだ。特に屋外駐車で直射日光を受け続けた車両では顕著な症状。交換が推奨だが、現在は互換品番となり前期型で注文を入れても後期型のインパネが供給される。

→ インパネ交換
参考パーツ代:5万3000円
参考工賃:4万1250円

後期内装ベタつき


後期型のインパネは輸入車にあるようなプロテイン塗装が施されており、経年劣化でベタつくようになってしまう。交換してもまた同じ状態になるので、交換時にファブリックインパネ施工をするのがオススメとのこと。

→ パネルなどの交換
参考パーツ代:5万3000円
参考工賃:4万1250円

リモコン ドアロック故障


ドアロックアクチュエーターの不良で集中ドアロックが作動しなくなってしまい、非常に不便な状態となってしまう。なぜかリアドア側にトラブルが出やすいが、費用もそこまでではないので即交換してしまうのがおススメだ。

→ ドアロックアクチュエーター交換
参考パーツ代:1万1200円
参考工賃:8000円

フルブッシュ交換のすすめ


年式的にも全体的に劣化したブッシュはすべて一気にリフレッシュしてしまうのもひとつの手だ。費用はかさむが、新車時の乗り味が復活するので、一生モノと考えるのなら決して高い出費ではないハズだ。

→ フルブッシュ コンプリートメンテ
参考パーツ代:20万4300円
参考工賃:16万5000円

リアブッシュ関係メンテナンス


さすがにすべて一気に交換するのはお財布がキビシイという人はリアまわりをまず先行して手を付けるという作戦もある。こちらだけでも間違いなく体感できるハズだ。

→ リアまわりブッシュ交換
参考パーツ代:11万8250円
参考工賃:6万7000円

K.I.T service


メンテナンス系といえば4代目、5代目レガシィに関わらずレガシィ全般、スバル車全般の駆け込み寺となっているケーアイテーサービス。その広い整備知識からオールドスバルから最新モデルまで取り扱う車種も幅広い。スバル系アフターパーツメーカーのが集合する初夏のスバルフェア、年末のX’masフェアなどにも注目だ。

車両状態を把握できる、事前チェックがオススメ


K.I.Tサービスでは、はじめて、または大きなメンテナンスの際には、メカニック同伴でおこなえる事前点検入庫メニュー(4320円)がオススメ。全体のコンディションを把握してもらうことで、メンテナンスの方針も建てられる。

K.I.Tサービス
住所:群馬県太田市上小林町128-2
tel.0276-26-0381
URL:http://www.kit-service.com

スバルスタイルvol.003より

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5代目レガシィって今お幾ら? 中古車相場と新品で買えるパーツをチェック|BR/BM レガシィ カスタム

中古市場からメンテにモデファイ。いまどきの5代目レガシィ事情に迫る!

5代目レガシィの中古車相場とまだ売っているパーツをチェック

5代目レガシィBM/BR型は現状、最後のターボエンジン搭載車となっていて、マニュアルシフトがあり、かつ最後のツーリングワゴン・ボディのレガシィとなっているだけに、巷ではジワジワと評価が上がっている。

昔、若い世代の人達がBD/BGレガシィを中古車市場で探し、カスタマイズして楽しんでいたように、この5代目で今どきのユーザーが遊べるのか? 中古相場、定番トラブル、カスタマイズパーツの有無、そしてユーザーカーの動向などを総合的にチェック! 実はそんなに甘くなくて、結構シビアな部分もあったりして。そこも含めて、5代目レガシィの『NOW!!』を直球ストレートで紹介だ。

5代目レガシィNOW!! 中古車購入編

2019年 BM/BRを中古車で探すなら

まもなく7代目の日本登場も噂されているレガシィだが、先代モデルである5代目を中古車で狙っている人もいるのではないだろうか?
しかし、古さを感じさせないスタイルとはいえ5代目でも10年が経過しているわけで、安さにつられて購入したものの、購入時の価格以上に修理代がかかってしまうという可能性も非常に高い。


そこで今回は、現状の相場感をチェックするとともに、多くのレガシィを見てきたプロの目から、購入後に手を入れた方がいいポイントを洗い出してみた。これから中古のレガシィを狙う人はもちろん、今乗っているレガシィを大切にしたい人も必見だ。

調べてみたら、お買い得感は少なめ!? けれど珠玉に当たる可能性もある


5代目は2014年6月で受注を終了しているため、現在5年間の特別保証は終了してしまっている。2回目の車検のときにプラス2年の保証延長プランに加入している個体があればラッキー、くらいの気持ちでいたいところ。
流通台数の分布は4代目とほぼ同じだが、全体の台数は800台ちょっとと新しいモデルながら少なめとなっている。さすがに年式も新しいのでヒトケタ万円の激安車は存在しないが、高いものでも200万円半ばくらいまでと4代目よりも落ち着いた価格となっている。

コアな人気を集めているのは、前期2.5GT S Packageのみに設定されていた6速MT車と、アウトバックの3.6リッターモデルだが、どちらも絶対数が少ないので気長に探すしかなさそうだ。

BM/BRレガシィの中古車相場の目安/約10万円~200万円台半ば

5代目レガシィNOW!! 新品パーツ売れ線ベスト5編

BM/BR いまでもNEWアイテムが、継続して開発されている


5代目は先代モデルだけに電子パーツ系の新リリースでも、最初から対応車種として入っていることが多い。もちろんエンジン、足回り、ブレーキ等の機能系のパーツは豊富で選択肢も多い。アイサイト車登場当初はブレーキパッドなど制動系のアフターパーツに未対応品も多かったが、現在ではラインアップされているものも多い。

BLITZ
1. DAMPER ZZ-R 及び ZZ-R SpecDSC
2. STRUT TOWER BAR (リアのみ/フロント開発予定)
3. FLD METER (OBDモニター)
4. CARBON POWER AIR CLANER
5. ThroCon

ヴァレンティ
1. ジュエルLEDテールランプTRAD
2. ジュエルLEDリアバンパーリフレクター SUBARU
3. ユーロウインカーリレー
4. ジュエルLED ルームランプ
5. SIドライブ オートキット タイプ2

プロト
1. NEOPLOTフットレストバーNEO
2. NEOPLOTアクセルペダルNEO
3. NEOPLOTブレーキペダルNEO(クラッチ兼用)
4. SWAGE-LINEブレーキホースキット
5. NEOPLOTライトウェイトプーリーシリーズ

シムスレーシング
1. エアインダクションボックス
2. リヤマフラーセット
3. EXチャンバー
4. COXボディーダンパー setting by SYMS
5. ブレンボキャリパーキット

湾岸

1. ステンレスマフラーZERO plus+
2. インテークAir Flow
3. MONOCEROS(モノセロス)
4. SPLダウンサス
5. ポケットラバーマット(ラバット)

キャロッセ

1. CUSCO street ZERO A
2. CUSCO touring A
3. スタビライザー
4. ストラットバー
5. パワーブレース

スバルスタイルvol.003より

[スタイルワゴン・ドレスアップナビ]


各シリーズ毎のトラブルとかもあるとは思うけど、年式的にあらかた故障が終わっているか?2周目目前なんてのもあるだろうから中古車は難しいよね

メンテっていかほど? パーツ交換のご予算の目安教えます!|5代目レガシィ編

定番トラブルから劣化ポイントまで、早めの交換と計画の構築がキモ。大きなトラブルになる前にケアしよう


太いタイヤNGの電動パワステ、直下ターボで手間のかかるEgマウント交換、悩ましいポイントが出始めた。

エンジンマウントブッシュ


高出力のDITターボだけにエンジンマウントへの負荷は想像以上。リフレッシュすると明らかに体感できる部分だが、交換にはエキマニ&タービンを外す必要があり、ホース類の状態によっては追加パーツが必要となる。

→ エンジンマウント交換
参考パーツ代:2万8470円
参考工賃:4万円

エンジンリア側のオイルにじみ


エンジンオイルがにじみやすいイメージの強い水平対向エンジンだが、ミッションとの間ににじみが出ることがある。修理するにはクランクシール交換が必要となるが、ミッションの脱着が必要となるので工賃がかさむ。

→ クランクシール交換
参考パーツ代:1500円
参考工賃:7万2500円

IC付近のヒューヒュー音


ダクトのつなぎ目部分がめくれ、負荷がかかると「ヒュー」という音が発生する場合がある。直接の実害はないが、異音系は気にし出すとキリがなくなってしまうので、早めに対策してしまいたいところだ。

→ インタークーラーから、スロットルへのダクトを加工
参考パーツ代:3790円
参考工賃:8000円

Vベルトの劣化


ベルト類はゴムでできているため、走行距離が少なくても経年劣化しやすい部分。目視で細かいヒビが分かるようだといつダメになってもおかしくない。やるなら同時にACテンショナーなども交換しておきたい。

→ Vベルト交換
参考パーツ代:1万8540円
参考工賃:6000円

リアデフマウントフロントのヘタリ


名前だけ聞くとリアなのかフロントなのか分かりにくいが、リアデフを支えるマウントのフロント側という意味。液入りブッシュが使われているので、液漏れが確認できるようだと完全に終了していると考えよう。

→ リアデフマウント・フロント交換
参考パーツ代:6580円
参考工賃:5000円

デフマウントブッシュのヘタリ


こちらはリアデフの後ろ側のブッシュ。ブッシュの交換をするのにリア側はスペースが少なくメンバーの脱着が必要となるが、フロント側だけの交換では効果は半減かそれ以下。リア側も同時に交換したいところだ。

→ リアデフマウント・リア交換
参考パーツ代:3420円
参考工賃:4万4000円

リアメンバーAssyでの交換


どうせメンバーを脱着するのであれば、リアメンバーごと新品にしてしまうというリフレッシュ方法も選択肢のひとつ。リアを支える中心的な存在なので、新品交換することで新車時の乗り味に近づかせることができる。

→ リアデフマウント リア(メンバーごと)交換
参考パーツ代:5万3000円
参考工賃:3万6000円

ロアアームブッシュひび割れ


レガシィのほとんどがダメになることの多い定番ポイント。フロントブッシュとボールジョイントも同時に交換することで、ダルな印象になってしまったハンドリングがシャキっとする効果もあり、ぜひ3点セットで交換したい。

→ トランスバースリンクブッシュ・リアなど交換
参考パーツ代:1万2920円
参考工賃:2万3000円

フロントアッパーマウントひび割れ


1G状態では荷重がかかっているので分かりにくいが、ジャッキアップしてみるとその劣化具合が見えてくる部分だ。交換後はアライメント調整が必須だが、こちらもハンドリングに影響するのでぜひ交換したいところ。

→ フロントアッパーマウントブッシュ交換
参考パーツ代:1万480円
参考工賃:12万500円

パワステユニットの不具合


純正よりも太いタイヤやハイグリップタイヤを履いたり、サーキット走行など負荷の高い走行を続けたりすると電動パワステユニットに不具合が出ることも。過去のオーナーの使い方も影響する部分だけに中古車の場合、運も重要。

→ 電動パワステユニット交換
参考パーツ代:15万4920円
参考工賃:3万円

リニアトロニックの不具合


ハイパワーとCVTの組み合わせとなるDITターボ車はCVTにトラブルが出ることも。バルブボディ交換で直るケースもあるが、実際は開けてみないと分からないブラックボックス。最悪CVT載せ替えも覚悟?

→ CVTバルブボディ交換
参考パーツ代:13万200円
参考工賃:3万1500円

ヘッドランプくもり


樹脂レンズが経年劣化でくすみ、最悪光量が足りず車検NGになることも。磨いてコーティングをすることで対応できる場合もあるが、内側が劣化している可能性もあるので、思い切って交換すると車全体が新しく見える。

→ ヘッドライトボディ交換
参考パーツ代:12万3400円
参考工賃:1万5000円



K.I.T service


メンテナンス系といえば4代目、5代目レガシィに関わらずレガシィ全般、スバル車全般の駆け込み寺となっているケーアイテーサービス。その広い整備知識からオールドスバルから最新モデルまで取り扱う車種も幅広い。スバル系アフターパーツメーカーのが集合する初夏のスバルフェア、年末のX’masフェアなどにも注目だ。

車両状態を把握できる、事前チェックがオススメ


K.I.Tサービスでは、はじめて、または大きなメンテナンスの際には、メカニック同伴でおこなえる事前点検入庫メニュー(4320円)がオススメ。全体のコンディションを把握してもらうことで、メンテナンスの方針も建てられる。

K.I.Tサービス
住所:群馬県太田市上小林町128-2
tel.0276-26-0381
URL:http://www.kit-service.com

スバルスタイルvol.003より

[スタイルワゴン・ドレスアップナビ]



スバル・BR系・D型レガシィツーリングワゴン(2012年5月~2013年5月)|中古車選びに役立つ「当時モノ」新車レビュー

フロントフェイスを一新
新グレード「2.0GT DIT」ラインアップ!
SUBARU/LEGACY TOURING WAGON
スバル/レガシィツーリングワゴン(BR系・D型) 2012年5月マイナーチェンジ

レガシィ・シリーズがマイチェンを敢行した。コンセプトは「全性能モデルチェンジ」。いつものことながら、ここまでやるかのビッグマイナーだ。

まず注目したいのは、現行モデルとしては初となる2ℓモデル、「2・0GT DIT」が新設定されたこと。しかも2・5ℓターボのスペックを上回る300ps/40・8kg-mを発生する2ℓ直噴+ツインスクロールターボユニットを搭載したシリーズ最強のモデルだ。

このパワーユニットは、BRZと同じくスクエアなボア×ストロークのFA型ながら、トヨタ譲りの直噴・D4Sではなく、スバル独自の直噴技術・Diを採用。ミッションは5速ATではなく、これまでのリニアトロニックCVTをベースに高トルクに対応した、新しいリニアトロニックCVTだ。

またAWDシステムは、リニアトロニックとしては初めてVTD-AWD(不等&可変トルク配分電子制御AWD)を組み合わせている。Siドライブも専用チューンのもので、S#モードでは疑似的な8速ATモード、MTレンジでは8段変速のスポーティな走行を楽しむことができる。

その上で燃費性能は2・5ℓターボと比較して約20%の向上を果たしており、エコカー補助金対象車でもある。

もちろんパワーに応じたシャーシ、サスペンションチューニングが施されており、高速走行やコーナリングでのスタビリティの向上を果たしている。また、内・外装の随所に専用仕様が奢られている。

なお、このモデルの登場により、2・5ℓターボ搭載「2・5GT」は、バリエーションが縮小されて「2・5GT EyeSight」のみとなった。

2・5ℓのNAモデルは、これまでのEJ25型から新世代のFB25型に換装。このパワーユニットは海外ではすでに投入されていたが、日本へは今回が初投入だ。

リニアトロニックCVTも軽量・コンパクト化されている。そして2・5ℓNAモデルは全車にアイドリングストップ機構が搭載され、燃費性能は大幅に引き上げられた。アイドリングストップはEyeSightとの協調制御も図られており、追従クルーズ中に前走車に続いて停止した場合でもブレーキを踏むことなく作動する。

アウトバックも含め、エクステリアのフロント周りはグリル、バンパーの変更などで従来よりも引き締まった印象に。インテリアは加飾やスイッチ類のレイアウトが見直されて上質感、スポーティ感が高められている。

ボンネットのパワーバルジが卓越したパフォーマンスを物語る。新設定された「2.0GT DIT」。専用サスや、内外装のデザインにブルーをアレンジし、スポーティなイメージを演出している。


「2.0GT DIT」に搭載される2.0ℓボクサー4の直噴ターボユニット。高トルクに対応したリニアトロニックCVTが組み合わされる。



内外装をよりスポーティにフェイスリフトしたニュー・レガシィ。「2.0GT DIT」ではシートサイドや、ドア&センターアームレストにブルーステッチが施されている。


中低回転域のトルクを向上させた2.5ℓ新世代ボクサーエンジンを搭載した「2.5i EyeSight Sパッケージ」。軽快な走行性能と燃費性能を両立させている。


アウトバックでは、ワイド感を強調したバンパーをはじめ、力強い“ヘキサゴングリル”やヘッドランプなどでフロントフェイスを一新。写真は「2.5i LPackage」。


「2.0GT DIT」をオプションパーツでドレスアップ。フィット感もよく、ワンポイントで効果的に演出できる。

※記事の内容、価格、スペック等は2012年5月のデビュー当時のものです。その後の一部改良等で変更になっている可能性もあります。

※スタイルワゴン2012年6月号より
ブログ一覧 | 富士重工 | 日記
Posted at 2019/11/08 21:59:34

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この記事へのコメント

2019年11月8日 23:03
こんばんは。

BGレガシイは、本当にいい車でした。借金してでも持っておけばよかったかな、と今でも思います。
コメントへの返答
2019年11月9日 1:27
BGはホント人気でしたからね~
スバルを買いに来るなんて時代でしたしね

プロフィール

「@うーさー ですよね〜私は職場🤣」
何シテル?   06/08 10:53
初めまして。 インプレッサG4に代替を致しました~ 自分色に染めて行こうと思います 燃費を気にする割にアクセル踏んじゃうんですよ~ バトンに関し...

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