2020年09月14日
ヴィッツのカップカーみたいにロールケージとかはメーカー架装じゃダメだったんですかね〜
トヨタ「GRヤリス」発売。9月16日にはオンラインイベント「GR YARIS ONLINE FES」も開催
トヨタ自動車は9月4日、新型車「GRヤリス」を発売しました。
GRヤリスは、コンパクトカー「ヤリス」の3ドアハッチバックをベースに、WRCで培った知見や、プロドライバーの徹底した評価によって、「誰もが安心して意のままに運転できる」クルマとして誕生。トヨタ自動車の社長であり、同社のマスタードライバーでもある、モリゾウこと豊田章男氏の「トヨタのスポーツカーを取り戻したい」という想いのもと、「モータースポーツ用の車両を市販化する」という逆転の発想で開発されたモデルです。
トヨタ自動車は、GRヤリスの発売を記念し、オンラインイベント「GR YARIS ONLINE FES」を9月16日に開催。イベントでは、GRヤリスの開発に込めた想いや開発ヒストリー、GRヤリスを生産する元町工場の「GRファクトリー」を紹介するほか、豊⽥章男氏が運転するGRヤリスの⾛りを、VRで同乗体験できるコンテンツを配信するとのことです。
■GR YARIS ONLINE FESの概要
日時:9月16日(水)19:30~21:00(予定)
配信:TGR公式YouTubeチャンネル
構成:第一部 ファンイベント(19:30~20:05)、第二部 GRヤリス オンラインQ&A(20:15~21:00)
■GRヤリスのグレード紹介
●RZ:卓越した⾛⾏安定性、圧倒的な加速と気持ちの良いエンジン回転数の伸びを体感できる⾼出⼒モデル。より限界性能を⾼めた「RZ“High performance”」も設定
・新開発の⼩型軽量ハイパワー1.6リットル直列3気筒インタークーラーターボエンジン「G16E-GTS」を搭載
※RZ“High performance”には、冷却スプレー機能付空冷インタークーラーを標準装備
・多板クラッチによる前後駆動⼒可変システム採⽤の新開発スポーツ4WDシステム「GR-FOUR」を採用
※RZ“High performance”には、前後のディファレンシャルにトルセンLSDを標準装備
・6速マニュアルトランスミッションに「iMT」を搭載
・BBS製鍛造アルミホイールにミシュラン「Pilot Sport 4S ラジアルタイヤ」を装着
※RZ“High performance”に標準装備
●RS:GRヤリスの⾛りを、誰もが気軽に楽しめるモデル
・TNGAの思想に基づく直列3気筒1.5リットルダイナミックフォースエンジン「M15A-FKS」を搭載
・発進⽤ギヤを追加し低速から⾼速域まで⼒強くダイレクトな⾛りを実現する「Direct Shift-CVT」を採用
マニュアル感覚の操作が楽しめる10速シーケンシャルシフトマチックのパドルシフトを装備
・18.2km/リットル(WLTCモード)の低燃費を実現する⼀⽅、スポーツ⾛⾏はもちろん、⽇常⽣活の中でも、安全な速度域でパワーを使い切れる楽しさや、意のままに⾞両をコントロールする「気持ち良さ」を実現
●RC:モータースポーツベース⾞として、カスタマイズに最適なモデル
・「RZ」をベースに、⾛りに必要な装備以外を極⼒排除しながら、1.6リットル直列3気筒インタークーラーターボエンジン「G16E-GTS」と、スポーツ4WDシステム「GR-FOUR」などの基本性能は継承
・ラリー⽤⼩径タイヤの装着を考慮した16インチベンチレーテッドディスクブレーキを採用
■メーカー希望小売価格
265万円~456万円(消費税込み)
【競技用GRパーツ 始動】GRヤリス カタログモデルの実車を撮影 ファン・イベント、9/16にオンライン開催
GRパーツ エアロ装着車
photo:Kazuhide Ueno(上野和秀)
9月4日にカタログモデルが日本発売されたGRヤリスには、さっそく「GRブランド」のカスタムパーツが登場している。
ドレスアップ系パーツが用意される点は、他のモデルと同じだが、GRヤリスには新たに、競技用GRパーツを発売したのがトピックだ。
装着車両の実車、さらにカタログモデル全グレードの車両を撮影してきたのでご紹介したい。
GRのエアロパーツは、GRフロント・スポイラー、GRサイド・スカート、GRリア・バンパースポイラー&GRスポーツマフラーの3点で構成。艶ありブラックのカラーリングがスポーティだ。
このうちGRフロント・スポイラーは、大胆な3ピース構造。フロント部にダウンフォースを発生させるのだが、前後のバランスを取るために、リアスポイラーに装着するエクステンションがセットとなっている。
たとえドレスアップパーツと言えども、走りの質を追求するのがGRのやり方だ。
これ以外にも、ブラック×レッドのカラーを基調とし、スポーティなサイドビューを演出するGRボディ・ストライプなど、様々なドレスアップパーツを設定している。
競技用GRパーツについても見てみよう。
競技用GRパーツ装着車
GRヤリスの登場にあわせて、GRパーツに「競技用」というシリーズが新たに加わった。
今回発表されたのは下記の品々で、なかでもGRロールバーはなかなかの作り込みなのである。
ロールバーは、JAF公認競技に出場可能な6点式でありながら、普段使いの乗降性・後席乗員のスペースを確保している。
Aピラー内にバーが格納される専用設計(内張りがやや太くなる)で、視界を妨げないよう配慮したほか、サンバイザーも問題なく使用できる。
Bピラーの内装とサイドバーが接触する部分も、内張りの一部を削って調整してあった。
・GRロールバー(サイドバーなし):24万6400円
・GRロールバー(サイドバーあり):27万3900円
・GR機械式LSD(グラベル/ターマック用):38万7497円
・GR強化メタルクラッチ&クラッチカバーセット:15万5760円
・GRアンダーガードセット:27万600円
写真はGRヤリスRZにこれらのパーツを装着した車両。通常のRZの写真も撮影してきたので、細部を見比べてみてほしい。
GRヤリス・オンライン・フェス概要
トヨタGAZOO Racing(TGR)では、これまでもファン・イベントに力を入れてきた。
With コロナに世界がシフトするなか迎えたGRヤリスの日本発売。TGRでは、9月16日 水曜 19時30分から、オンライン上で「GRヤリス・オンライン・フェス」を開催し、ファンとともに新モデルの登場を祝うことにした。
当日は、TGRのウェブサイトでGRヤリスの勇姿を披露し、オンラインQ&Aの時間も設ける。
新たな試みとしては、GRヤリスの走りをVRで同乗体験できる機会も、同イベントには用意されている。
VR体験には、スマートフォンと簡易的なVRゴーグルが必要で、先行導入された限定モデル「GRヤリス・ファーストエディション」の購入者にはすでに届けられているという(ゴーグルなしでも2D映像は視聴可能)。
実は車両撮影の場で、そのVR同乗体験のテスト版を視聴することができた。
スマートフォンの音量を上げて、VRゴーグルの先端にスマホをセット。
配信が始まると同時に、ゴーグルのなかを覗くと、レーシングスーツをまとったモリゾウこと、豊田章男社長が目の前に登場する。
VRで同乗体験 どんな感じ?
自分の顔を左に向けると、グラス越しの映像も左に移り、右を向くとやはり映像も右に流れていく。
どうやら未舗装のグラウンドに居るようで、視線の先にはGRヤリスのラリーマシンが1台。
そうこうしているうちに、助手席の映像に切り替わり、ドライバーズシートのモリゾウさんがスタートの準備を完了、カウントダウンを開始する。
右足で秒読みのリズムを取りながら、5、4、3、2、1、ゼロー!の合図とともにスロットルオン。GRヤリスが猛発進すると、跳ね上げられた砂利石がアンダーカバーを盛大に叩くノイズが襲ってくる。
年末に毎年開催されるトヨタ・ガズーレーシング・フェスティバルで、プロドライバーの同乗体験をした時のことを思い出した。
GRヤリス・オンライン・フェスは、9月16日の19時30分~21時に配信される予定だ。
【ラリーのDNA注入】GRヤリス、GRファクトリーで生産開始 トヨタのホットハッチ
ライン生産とは異なる方式を採用
text:James Attwood(ジェームズ・アトウッド)
translator:Takuya Hayashi(林 汰久也)
トヨタのスポーツカー、「GR」シリーズの新モデル「GRヤリス」が、10月の英国発売に向けて日本の工場で生産を開始した。
生産ラインは特殊で、無人搬送車を用いたボディ運搬や、セル生産方式を採用する新しい車両組み立てシステムを導入している。
トヨタによると、この方法は他の工場で使用されている従来のベルトコンベアシステムよりも、剛性の高いスポーツカーのシェルやシャシーをより正確に組み立てることができるため、GRヤリスの生産に適しているという。
GRヤリスは先日、英国で2万9995ポンド(420万円)から予約注文できるようになった。
英国仕様のベースモデルはダンロップのスポーツマックスを履いた18インチのアロイホイール、デュアル・エグゾーストパイプ、レザー巻きステアリングホイール、キーレス・エントリー、アクティブ・ノイズコントロールを標準装備している。
ハードなサーキット仕様は価格が3万3495ポンド(470万円)に跳ね上がり、リミテッドスリップデフ、レッドのブレーキキャリパー、ミシュランのパイロットスポーツ、強化サスペンションが追加されている。
どちらのモデルも白が標準のボディカラーだが、オプションで赤、黒、シルバーが用意されている。イギリス向けの納車は11月に開始される予定だ。
ラリー特化のスポーツカー
この新型ホットハッチは、トヨタのガズー・レーシングが次世代ヤリスWRCの開発を支援するためのホモロゲーションモデルとして開発したものだ。英AUTOCARはカモフラージュを施したプロトタイプに試乗したことがある。
トヨタの世界ラリー選手権プログラムを運営するトミ・マキネン・レーシングは、このモデルに多大な影響を与えている。
先述の通り、GRヤリスはトヨタのパフォーマンスラインナップ「GR」シリーズのスープラに続くモデルだ。
これまでガズー・レーシングのカンパニープレジデントを務めてきた友山茂樹氏は、「GRヤリスが加わったことで、トヨタのパフォーマンスラインナップはさらに充実したものになった」と語っている。
「新型GRスープラがサーキットを念頭に置いたスポーツカーであるのに対し、GRヤリスはラリーへの参戦を通じて開発されました。多くのファンが待ち望んでいたモデルです」
ヤリスとは全く異なる構造
GRヤリスは、トヨタのTNGAプラットフォームを四輪駆動仕様にしたものを採用しており、フロントは新型ヤリスのGA-B小型車用プラットフォームを、リアはカローラのGA-Cを使用している。
通常のヤリスと比較すると、全く異なるボディを持つ。ルーフは低くなり、5ドアから3ドアへと変更され、空力性能を上げるためにスタイリングが大幅に見直されている。
GRヤリスは全長3995mm、全幅1805mm、ホイールベースは2560mm。フロントトレッドは1535mm、リアトレッドは1565mmとなっている。
ボディパーツにはカーボンとアルミニウムを多用し、軽量化を図っている。また、リアトレッドは通常のヤリスよりも大幅にワイド化され、新しいダブルウィッシュボーン式リアサスペンションを採用。
AUTOCARがGRヤリスを試乗した際には限られたスペック情報しか得られなかったが、後にトヨタが公開したところによると、1.6L 直列3気筒ターボを搭載し、6速インテリジェント・マニュアル・トランスミッション(IMT)と組み合わされる。
駆動方式はトヨタの新しいGR-Fourシステムを採用したAWDだ。多板クラッチを使用し、4輪すべてのパワー配分を変化させることができる。完全に後輪駆動とすることも可能だ。
ブレーキには、4ポットキャリパーを用いた356mmベンチレーテッド・ディスクブレーキを採用。
日本ではすでにカタログ・モデルの予約受付を開始されている。
GRヤリスは、豊田市元町工場のガズー・レーシングの専用ラインで生産され、熟練工による組み上げ工程が多く含まれている。
【ラリーのDNA注入】GRヤリス、GRファクトリーで生産開始 トヨタのホットハッチ
ライン生産とは異なる方式を採用
text:James Attwood(ジェームズ・アトウッド)
translator:Takuya Hayashi(林 汰久也)
トヨタのスポーツカー、「GR」シリーズの新モデル「GRヤリス」が、10月の英国発売に向けて日本の工場で生産を開始した。
生産ラインは特殊で、無人搬送車を用いたボディ運搬や、セル生産方式を採用する新しい車両組み立てシステムを導入している。
トヨタによると、この方法は他の工場で使用されている従来のベルトコンベアシステムよりも、剛性の高いスポーツカーのシェルやシャシーをより正確に組み立てることができるため、GRヤリスの生産に適しているという。
GRヤリスは先日、英国で2万9995ポンド(420万円)から予約注文できるようになった。
英国仕様のベースモデルはダンロップのスポーツマックスを履いた18インチのアロイホイール、デュアル・エグゾーストパイプ、レザー巻きステアリングホイール、キーレス・エントリー、アクティブ・ノイズコントロールを標準装備している。
ハードなサーキット仕様は価格が3万3495ポンド(470万円)に跳ね上がり、リミテッドスリップデフ、レッドのブレーキキャリパー、ミシュランのパイロットスポーツ、強化サスペンションが追加されている。
どちらのモデルも白が標準のボディカラーだが、オプションで赤、黒、シルバーが用意されている。イギリス向けの納車は11月に開始される予定だ。
ラリー特化のスポーツカー
この新型ホットハッチは、トヨタのガズー・レーシングが次世代ヤリスWRCの開発を支援するためのホモロゲーションモデルとして開発したものだ。英AUTOCARはカモフラージュを施したプロトタイプに試乗したことがある。
トヨタの世界ラリー選手権プログラムを運営するトミ・マキネン・レーシングは、このモデルに多大な影響を与えている。
先述の通り、GRヤリスはトヨタのパフォーマンスラインナップ「GR」シリーズのスープラに続くモデルだ。
これまでガズー・レーシングのカンパニープレジデントを務めてきた友山茂樹氏は、「GRヤリスが加わったことで、トヨタのパフォーマンスラインナップはさらに充実したものになった」と語っている。
「新型GRスープラがサーキットを念頭に置いたスポーツカーであるのに対し、GRヤリスはラリーへの参戦を通じて開発されました。多くのファンが待ち望んでいたモデルです」
ヤリスとは全く異なる構造
GRヤリスは、トヨタのTNGAプラットフォームを四輪駆動仕様にしたものを採用しており、フロントは新型ヤリスのGA-B小型車用プラットフォームを、リアはカローラのGA-Cを使用している。
通常のヤリスと比較すると、全く異なるボディを持つ。ルーフは低くなり、5ドアから3ドアへと変更され、空力性能を上げるためにスタイリングが大幅に見直されている。
GRヤリスは全長3995mm、全幅1805mm、ホイールベースは2560mm。フロントトレッドは1535mm、リアトレッドは1565mmとなっている。
ボディパーツにはカーボンとアルミニウムを多用し、軽量化を図っている。また、リアトレッドは通常のヤリスよりも大幅にワイド化され、新しいダブルウィッシュボーン式リアサスペンションを採用。
AUTOCARがGRヤリスを試乗した際には限られたスペック情報しか得られなかったが、後にトヨタが公開したところによると、1.6L 直列3気筒ターボを搭載し、6速インテリジェント・マニュアル・トランスミッション(IMT)と組み合わされる。
駆動方式はトヨタの新しいGR-Fourシステムを採用したAWDだ。多板クラッチを使用し、4輪すべてのパワー配分を変化させることができる。完全に後輪駆動とすることも可能だ。
ブレーキには、4ポットキャリパーを用いた356mmベンチレーテッド・ディスクブレーキを採用。
日本ではすでにカタログ・モデルの予約受付を開始されている。
GRヤリスは、豊田市元町工場のガズー・レーシングの専用ラインで生産され、熟練工による組み上げ工程が多く含まれている。
【ニューモデル写真蔵】「GR ヤリス」はモータースポーツ用のクルマを市販化した本物感が魅力
2020年9月4日、トヨタは「GR ヤリス」のカタログモデルを発売開始した。トップグレードのRZ ハイパフォーマンスからエントリーグレードのRSまで、そのディテールを写真で紹介しよう。
誰もが安心して意のままに運転できるクルマ
GRヤリスはコンパクトカーのヤリスがベースだが、トヨタ GAZOO レーシング ワールド・ラリー・チームから「WRCで競争力あるクルマづくり」を学び、開発初期からの社外プロドライバーによる評価によって、世界のあらゆる道で思いどおりに操れ、「誰もが安心して意のままに運転できる」クルマとして誕生した。
ボディパネルにはアルミ素材やCFRP素材を採用し、軽量化を図りながら優れた空力性能を示す3ドアとした。RZとRCには新開発の1.6L 直3インタークーラーターボエンジンとスポーツ4WDシステムの「GR-FOUR」を搭載。トランスミッションは、6速iMT(インテリジェントMT)を組み合わせる。RSは1.5L 直3のダイナミックフォースエンジンとダイレクトシフトCVTを組み合わせ、前輪を駆動する。
インテリアも、本革巻きステアリングやスポーツシート、スポーツメーターなど、専用アイテムを装備。また、スポーツモデルといえども予防安全の機能パッケージ「トヨタ セーフティセンス」はオプションで設定されている。
グレードは卓越した走行安定性、圧倒的な加速と気持ちの良いエンジン回転数の伸びを体感できるハイパワーモデルの「RZ」、より限界性能を高めた「RZ ハイパフォーマンス」、競技用のベース車両としてのカスタマイズに最適な「RC」、そして気軽にGRヤリスの走りを楽しめる「RS」が設定されている。
GRヤリス RZ ハイパフォーマンス 主要諸元
●全長×全幅×全高:3995×1805×1455mm
●ホイールベース:2560mm
●重量:1280kg
●パワーユニット種類:直3 DOHCターボ
●排気量:1618cc
●最高出力:200kW<272ps>/6500rpm
●最大トルク:370Nm<37.7kgm>/3000ー4000rpm
●トランスミッション:6速インテリジェントMT
●駆動方式:4WD
●WLTCモード燃費:13.6km/L
●タイヤサイズ:225/40R18
●税込み車両価格:456万円
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自動車業界あれこれ | 日記
Posted at
2020/09/14 23:41:13
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