• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+
イイね!
2021年11月11日

海外だとこういうのがバリエーション出てくるのが良いよね

海外だとこういうのがバリエーション出てくるのが良いよね エリーゼの派生モデル~潜水艇から最新の限定車まで ヘネシーにラドフォード ほか

アルミ製タブシャシーの可能性

執筆:Alastair Clements(アラステア・クレメンツ)

翻訳:Kenji Nakajima(中嶋健治)


アルミニウム製の独立したタブシャシーを備えた、ロータス・エリーゼ。サーキット走行会を前提としたボディの剥ぎ取られた340Rや、ツー・イレブンにスポーツ・エリーゼなど、多くの派生バージョンが作られた。

さらにクーペボディのエキシージや、ラグジュアリーなヨーロッパSへ展開するなど、ロータスのモデル・ラインナップの拡大にもつながった。ストレッチしたシャシーにV8エンジンを搭載した、GT1ル・マンレーサーも誕生している。

このアルミ製タブシャシーの可能性へ注目したのは、ロータスの関係者だけではない。テスラ社の他にも、いくつかの自動車メーカーやカロッツエリアが、エリーゼをベースとした独自モデルを生み出している。今回は、その7車種をご紹介してみたいと思う。

ヴォグゾールVX220(オペル・スピードスター/1999年)

マーティン・スミス氏のデザインによるボディをまとい、1999年に発表された2シーター・スポーツ。ドイツのオペルから、スピードスターという名前で販売された。英国名はヴォグゾールVX220で、エリーゼの派生モデルとしては最も多く作られている。

当初は147psを発生する2.2Lのオペル・アストラ用ユニットを搭載し、5184台が製造されたが、2003年からは199psを発揮する2.0Lターボに変更。さらに941台がラインオフした。

ハンドリングは安全志向になり、快適性も高められていた点が特徴。エンジンはトルクが太く、より文化的な仕上がりとなっていた。一方で興奮度合いでは、エリーゼには及ばない。そんな声を知ってか、220psのVXRも60台限定で作られている。

オペル・エコ・スピードスター(2002年)

ボディを伸ばし、車高を低め、215kg軽量化させたスピードスター。通常のオペル・スピードスターと同じエリーゼ用のタブシャシーを採用するが、ガルウイング・ドアの付いた専用のカーボンファイバー製ボディを載せている。

発表は2002年のパリ・モーターショー。エンジンは1248ccのコモンレール・ディーゼルで、最高出力は113psとうたわれていた。

空力特性を磨いたフォルムはテールが伸ばされ、空気抵抗を示すCd値は0.20と驚くほど良い。ストリームライナーとして、当時のFIAワールドスピードレコードを樹立。最高速度は257km/hに届く一方で、燃費は40.0km/Lを達成している。

ヘネシー・ヴェノムGT(2012年)

エリーゼから派生したエキシージのシャシーをベースとし、1261psを発揮するツインターボの7.0L V8エンジンを搭載する、テキサス生まれのモンスター。ご存知の読者も多いだろう。

2014年、フロリダ州ケープカナベラル飛行場の滑走路をヴェノムGTは全開で走行。270.49mph、435.3km/hという最高速度を叩き出している。

しかし生産台数は29台に留まり、ギネスブックが記録認定に要求する30台には届いていない。わずか1台の差で、世界最高速の量産モデルという座は得られなかった。

リンスピード・スキューバ(2008年)

エリーゼの派生モデルのなかでも、1番突拍子のないクルマがこちら。映画007、私を愛したスパイに影響を受け考案されたクルマで、2008年のジュネーブ・モーターショーで発表された。

一見すると、エリーゼと大きく違わないスポーツカーだ。しかし小さな潜水艇として、水深10mまで水の中も進むことができた。

動力源は3基の電気モーターで、1基は地上用としてタイヤを、2基は水中用として2枚のスクリューを動かす。アスファルトの上では、最高速度120km/hで走行が可能。さらに水面に浮かぶボートとして6km/h、水面下では3km/hの速さで移動が可能だった。

ピニンファリーナ・エンジョイ(2003年)

エリーゼのシャシーに、137psのKシリーズエンジンを搭載したロードスターとして、2003年に発表。滑らかなボディをまとうが、フェンダーは取り外しが可能で、オープンホイールのサーキットマシンに変更することも可能だった。

サスペンションは、レーシングカー風のプッシュロッド式を採用している。しかし翌年、一般的なウイッシュボーン仕様に変更され、エンジンもトヨタ社製へスイッチ。台数限定での生産が模索された。

しかし提示された価格は、当時で6万ポンドから8万ポンド。市販には至らず、ワンオフで終わってしまった。

ダッジ・サーキットEV(2009年)

テスラ・ロードスターとは別の純EV版。エリーゼではなく、延長されたヨーロッパSのシャシーを用いている。手が加えられているが、ボディにもヨーロッパSの雰囲気が残っている。

発表は2009年のデトロイト・モーターショー。268psの駆動用モーターとリチウムイオン・バッテリーを搭載し、最高速度は193km/h、航続距離は241kmから321kmと、悪くないスペックを誇った。

実際に走行可能なプロトタイプの完成には至るが、プロジェクトはほどなくして中止。量産はされていない。

ラドフォード・タイプ62-2(2021年)

エリーゼの生産は終了となるものの、派生モデルの登場は続いている。テレビ番組で有名なアント・アンステッド氏と、レーシングドライバーのジェンソン・バトン氏のバックアップで復活したラドフォードから、新しい1台が登場した。

ベースとするのはエキシージ用シャシーの改良版。かつてのレーシングカー、ロータス・タイプ62にインスピレーションを受けたカーボンファイバー製ボディをまとう限定モデルで、62台が製造予定となっている。

ジョン・プレイヤー・スペシャル(JPS)のカラーリングで仕立てることも可能。エンジンは436psから608psの最高出力が与えられるという。
ブログ一覧 | 自動車業界あれこれ | 日記
Posted at 2021/11/11 22:31:04

イイね!0件



今、あなたにおすすめ

ブログ人気記事

創業50周年!!  30%OFF! ...
倉地塗装さん

【今日のくるまる】ロンドンバスを発 ...
musashiholtsさん

プランターの土のリサイクル
パパンダさん

今日も「いちい」さんでランチです♪
ツゥさん

復活する?しない? 町中華の名店と ...
エイジングさん

北陸新幹線の新規開業区間に乗ってみ ...
LEN吉さん

この記事へのコメント

コメントはありません。

プロフィール

「ちくしょう、久々に洗車したのに雨降り出しやがった😭
にしてもヘッドライトくすんで来たな…リフォーマーとかやるかな?」
何シテル?   03/24 18:16
初めまして。 インプレッサG4に代替を致しました~ 自分色に染めて行こうと思います 燃費を気にする割にアクセル踏んじゃうんですよ~ バトンに関し...

ハイタッチ!drive

みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2024/4 >>

 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930    

リンク・クリップ

FrogDrive S660用リアダクトフレーム取り付けその1 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2021/11/29 15:26:19
ポケモンGO攻略まとめ  
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2018/08/12 02:23:37
 
マギレコ攻略Wiki 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2018/08/12 02:22:57
 

愛車一覧

スバル インプレッサ G4 スバル インプレッサ G4
初の新車に代替をいたしました~ ターボからNAになりましたが、インプレッサはインプレッサ ...
スバル インプレッサハードトップセダン スバル インプレッサハードトップセダン
GC6を自らの事故で失った後、次の愛機を探している所コイツが浮上しました。 車重は10 ...
スバル インプレッサハードトップセダン スバル インプレッサハードトップセダン
初のマイカーです。NAという事とコズミックブルーマイカって色なのであまり回りにいない車な ...
スバル BRZ スバル BRZ
兄貴の増車なんですが、いじる許可を貰っているので気ままに弄り回します。
ヘルプ利用規約サイトマップ

あなたの愛車、今いくら?

複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!

あなたの愛車、今いくら?
メーカー
モデル
年式
走行距離(km)
© LY Corporation