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2021年12月02日 イイね!

果たしてミッションRの先に次期ケイマンがあるのか

果たしてミッションRの先に次期ケイマンがあるのかポルシェ・ミッションRコンセプトへ試乗 1100ps 純EVのケイマンが透ける 前編

走行モデルの価値は10億円以上

執筆:Andrew Frankel(アンドリュー・フランケル)

翻訳:Kenji Nakajima(中嶋健治)


ポルシェによる45分の説明会が事前に開かれた。貴重な純EVのレーシングカーへ試乗する数日前に。もしダッシュボードのライトがすべて赤く染まったら、何よりもまず、急いでクルマから降りる必要があるという。

いくつかの脱出方法が説明されたが、緊急時には、身体でクルマと地面へ同時に触れてはならないという。このクルマには、電圧900Vで電気が流れている。急ぐだけでなく、細心の注意が必要なのだ。

今回試乗させていただいたのは、ポルシェ・ミッションRコンセプト。2021年9月のミュンヘン・モーターショーで展示されたものと、まったく同じ車両だという。

別に展示する目的で作られた、モックアップと呼ばれる実物大の模型もある。実際に走行可能なミッションRは唯一、これだけ。もう1台、別のミッションRをポルシェが制作する予定はないという。

コンセプトカーだから、販売価格は付けられていない。非公式ながら、約800万ユーロ(約10億4000万円)の価値があるらしい。

とんでもない価値のあるクルマなのに、筆者は耐火性のレーシングスーツを着て、ヘルメットを被っている。アメリカ・ロサンゼルスのポルシェ・エクスペリエンス・センター内にある、サーキットで走らせるために。

初めに、助手席へ座ってデモ走行を体験した。コース脇のランオフエリアは殆どなく、もしコースオフすれば、ほぼクラッシュにつながるようだ。

大部分は専用開発 911 RSRの部品も流用

筆者がステアリングホイールを握る前に、このポルシェ・ミッションRコンセプトについて簡単にご説明しよう。

ポルシェは常に、新たなコンセプトカーを生み出す際、非常に広い視野や明確な目的を持って計画を進める。このミッションRは、ポルシェ初の純EVスポーツカーを体現する目的で作られた。

プロジェクトの開始時は718ケイマンをベースとしていたそうだが、9月に完成した頃には、ごく一部しか共通部分は残っていなかったという。ミッションRの大部分が、専用に開発されている。

筆者は2023年か2024年に姿を表すであろう、次期型のケイマンが採用するプラットフォームをベースにしているのでは、と想像していたが違ったらしい。ミッションRのプロジェクト・マネージャーを務めた、ミヒャエル・ベーア氏は次のように説明している。

「両車のサイズはとても近いといえます。実際、ミッションRと次期ケイマンのホイールベースは、1mmしか違いません。しかし、それはミッションRが完成して初めて気付いたこと。完全に偶然なのです」

パワートレインはまったく異なるが、ル・マン・レーサーの911 RSRからも多くの部品を譲り受けている。リア・アスクルやフロント・サスペンション、高機能なステアリングホイールなどは、911 RSRのもの。だが、リア・サスペンションは特注だという。

クオリファイ・モードで1100ps

ミッションRが積むパワートレインは、80kWhの駆動用バッテリーと、2基の駆動用モーターという構成。前後に1基づつ割り振られ、クオリファイ・モードを選ぶと、合計で1100psもの最高出力を発揮する。

今回はレース・モードで、最高出力は680psに制限されていた。それでも、0-100km/h加速をたった2.5秒でこなす。亜麻繊維という自然素材を用いた専用ボディが発生する、強力なダウンフォースが働くにも関わらず、最高速度は309km/hに届くという。

車内の雰囲気は、息を呑むようなレーシングカーだ。最初は圧倒されたが、アクセルとブレーキペダル、操縦桿型のステアリングホイールのほかに、ステアリングホイール上に並ぶスイッチの内容を覚えれば大丈夫だとわかった。

ただしこのミッションRは、惜しみなく最先端技術が落とし込まれたレーシングカーの、コンセプトカー。ポルシェがレーシングカーを開発するにあたって、通常進めるプロセスは経ていない。そのため、最高速度は100km/hに制限されていた。

恐らく読者は、そのことを残念に思うだろう。筆者も、とても歯がゆかった。

ル・マン24時間で優勝経験を持つマルク・リープ氏や、ニュルブルクリンク24時間で優勝経験を持つラーズ・カーン氏などが、このルールを決めたという。だが、彼らはより速いスピードで走らせていた。

もし筆者が経験豊かなレーシングドライバーなら、より高い速度域での体験をお伝えできたかもしれない。ミッションRコンセプトへ、もっと迫ることができただろう。

この続きは後編にて。



ポルシェ・ミッションRコンセプトへ試乗 1100ps 純EVのケイマンが透ける 後編

非常にリニアなアクセルレスポンス

執筆:Andrew Frankel(アンドリュー・フランケル)

翻訳:Kenji Nakajima(中嶋健治)


ポルシェ・ミッションRコンセプトのシートに座り、ステアリングホイールを握り、息を整える。ヘルメット内側のヘッドセットから、無線が飛んでくる。

「アンドリュー、ステアリングホイールのスイッチをポジション1に。準備が整ったら、コースに入ってください」。アクセルペダルを踏み込み、ピットレーンを発進させる。

試乗したコースは狭く、技術も求められるレイアウトだった。最高速度100km/hに制限された条件ではあまり意味のないバンクがあり、路面の起伏も多く、高低差も小さくない。

最初に驚いたのは、かなり車内がうるさいこと。純EVが駆動用モーターで静かに走ると知っていると、なおのこと賑やかに感じる。

コースインすると、すぐにストレートが待っている。アクセルペダルを踏む右足へ力を込める。四輪駆動のシャシーにミシュランのレーシングスリック・タイヤを履いている。トラクション・コントロールやABSがなくても、ホイールスピンはまったくしない。

高いグリップとパワーで、ミッションRは立ち上がり直後から極めて鋭く加速する。途中、どのくらいのスピードに届いたのか意識する余裕すらない。

筆者は、純EVのレーシングカーを運転するのは今回が初めて。即時的なアクセルレスポンスへ慣れるまで少し時間が掛かるのではないかと気にしていたが、無用だった。非常にリニアで、すぐに感覚を掴むことができた。

特徴的なトルクカーブがあるわけでもない。常に、太いトルクが控えている。

コーナリング時は横方向に最大2G

ポルシェ911 RSR用のサスペンションにミシュランのスリックタイヤ、具体的な量は不明ながら、強大なダウンフォースがミッションRを支える。コーナリング時は、横方向に最大2Gの力まで耐えられるという。

リアタイヤはしっかり路面を掴み、スライドさせるには挑発するような操作が必要。だが、フロントタイヤは意外と簡単にラインから外れていく。そんなアンダーステアは、アクセルペダルを戻せばすぐに修正できる。

「前後のバランスがお好みでなければ、レース中でも変えることができますよ」。とカーンが説明する。ステアリングホイールのスイッチで、前後のタイヤへ掛かるトルク割合を変更できる。かなりイイ感じのシステムだ。

とはいえ、クラッシュせずに試乗を終えることの方が優先。運転自体は難しくない。むしろ、かなり運転しやすい。すぐそばにコースバリアが立っている。ぶつけることなく、10周後にピットレーンへ戻ることができた。

筆者は、純EVのスポーツカーがどれほど動的な楽しさを与えてくれるのか、ということへ常に関心を抱いてきた。少なくともミッションRなら、心配はいらなそうだ。

確かに水平対向6気筒エンジンの唸りや、パドルシフトを弾いた瞬間の面白さには及ばないだろう。でも純EVのミッションRにも、一体感や充足感といった運転する魅力が備わっていることを、体験できたと思う。

まだコンセプトカーという段階にあることを考えると、驚くほどの水準といえるだろう。

純EV版のケイマンとも遠くないはず

ポルシェは、完全な空想でコンセプトカーを作ることはない。このミッションRも同じなはず。

2015年に発表されたミッションEは、2019年に発表されたタイカンとどれだけ似ていたか、思い出していただきたい。恐らくこのクルマは、ポルシェが将来的に作るであろう、レーシングカーの姿をある程度は予見していると考えていい。

さらに、ポルシェがケイマンを純EVで作ると決断したのなら、恐らくミッションRとは大きく違わない姿になるだろう。走りも、かけ離れることはないと思う。その決断が下される日は、それほど遠くないのかもしれない。

筆者は、内燃エンジンを載せたクルマを楽しめる現在から離れたくない。でも、もはや選択肢としては選べなさそうだ。

完全に純EV化した未来は、現在と同じくらい楽しいものになるだろうか。それが叶う可能性は高いと、ポルシェがカタチにした純EVスポーツカーの未来像、ミッションRコンセプトを体験して思った。

番外編:ミッションRが四輪駆動のワケ

ミッションRコンセプトのプロジェクト・マネージャーを務めたミヒャエル・ベーア氏へ、後輪駆動ではない理由を訪ねた。車重は1500kgと重くはないが、フロント・モーターを削れば、より軽くなるのではないかと考えたからだ。

その理由は2つあるという。クオリファイ・モードで1100psを解き放つには、トラクションが極めて重要になるということが1つ目。

そしてベーアが続ける。「さらに、後輪駆動ではクルマが重くなります」。思わず聞き直してしまったが、事実だ。

フロント・モーターが減速時に回収する運動エネルギー量は、かなり大きい。全体の40%以上を賄っているという。回生ブレーキで得られる電気が減れば、同じ距離を走るために、バッテリーをそのぶん大きくする必要がある。

駆動用モーターよりバッテリーが重たいことは、ご存知のとおり。結果として後輪駆動のミッションRは、四輪駆動より重くなってしまうのだ。

ちなみに、回生ブレーキと、従来のパッドとディスクで制動する摩擦ブレーキとの制御は見事だった。思い切りブレーキペダルを踏んでも、どこまでが回生ブレーキで、どこから摩擦ブレーキが働いているのか、知覚できないほどだった。
Posted at 2021/12/02 22:37:54 | コメント(0) | トラックバック(0) | ポルシェ | 日記
2021年11月21日 イイね!

このクラブスポーツが718としての最強モデルとなるのかな

このクラブスポーツが718としての最強モデルとなるのかなポルシェ 718ケイマンGT4 RS に500馬力の新レーサー「クラブスポーツ」…ロサンゼルスモーターショー2021

ポルシェは11月17日、米国で開幕したロサンゼルスモーターショー2021において、『718ケイマンGT4 RSクラブスポーツ』(Porsche 718 Cayman GT4 RS Clubsport)をワールドプレミアした。

同車は、『718ケイマンGT4 RS』をベースにしたレーシングカーだ。従来の『ケイマンGT4クラブスポーツ』の後継モデルになる。ドイツ本国でのベース価格は、19万6000ユーロ(2550万円)だ。ランニングコストを抑えることが重視されており、実績のある量産技術とレース専用のコンポーネントを組み合わせて使用することで、レース参戦チームのコストを大幅に削減できる、と自負する。

◆911GT3カップの4.0リットル水平対向6気筒エンジンを搭載
718ケイマンGT4 RSクラブスポーツには、最新の『911GT3カップ』レーシングカーの4.0リットル水平対向6気筒ガソリンエンジンを搭載する。最大出力は500psと、従来のケイマンGT4クラブスポーツの3.8リットルエンジンよりも、最大出力は75ps引き上げられた。

エアインテークの最適化により、最大出力の発生回転域は、従来のエンジンを上回る8300~8800rpmで引き出される。新しいエンジンは最高9000rpmで回る。最大トルクは47.4kgm/6000rpmで、従来の43.3kgm/6600rpmよりも4.1kgm向上している。その結果、プロレーサーとアマチュアレーサーの両方にとって、運転しやすくなっているという。

トランスミッションは、デュアルクラッチ「PDK」で、従来の6速から7速に進化した。すべてのギアは、従来モデルよりも短いギアレシオを持つ。強化されたエンジンと7速PDKの組み合わせにより、サーキットでのラップタイムは、従来モデルよりも2%以上速いという。

◆工場から出荷された状態でレースに参加可能
シャシーの変更により、718ケイマンGT4 RSクラブスポーツの取り扱い性も改善された。ダンパーは、車両の応答性とボディコントロール性を引き上げるために、ゼロから開発された。これは、車両の全体的なパフォーマンスとハンドリングに大きな影響を与えているという。前後には、調整可能なスタビライザーを装備する。ショックアブソーバーは、車高、キャンバー、トウが調整できる。さらに、スプリングは3種類の異なるレートが利用可能になった。

ボンネットのNACAダクトは、380mm径ディスクを備えた大型のレーシングブレーキシステムの冷却性を高めるように設計されている。「ポルシェ・スタビリティ・マネジメントシステム(PSM)」は、モータースポーツ向けにチューニングされており、トラクションコントロールやABS、スタビリティコントロールシステム用のスイッチが設けられた。

718ケイマンGT4 RSクラブスポーツは、工場から出荷された状態で、レースに参加できるという。溶接されたロールケージ、レカロ製バケットシート、6ポイントレーシングセーフティハーネス、セーフティネット、消火システム、ビルトインエアジャッキを装備した。2つの異なる排気システムが用意されており、厳しい騒音規制のあるサーキットに対応する。

◆天然繊維コンポジット製のボディパーツの採用を拡大
エアロダイナミクスの面では、フロントダイブプレーンと延長されたフロントリップスポイラーが、フロントアクスルのダウンフォースを増加させる。レーシングカーの『911 GT3 R』に着想を得たウィングのホイールアーチベントと、前輪周辺の空気の流れを促進するエアカーテン、密閉されたアンダーボディは、リアのディフューザーへの空気の流れを最適化する。角度調整式のリアウイングには、長さ20mmのガーニーフラップが付く。

従来の718ケイマンGT4クラブスポーツは、天然繊維コンポジット製のボディパーツを採用した初のプロダクションレーシングカーだった。運転席および助手席ドアとリアウイングは、主に亜麻や麻の繊維などの農業副産物から供給される有機繊維の混合物で造られており、重量と剛性に関してカーボンファイバーと同等の特性を備えていた。

718ケイマンGT4 RSクラブスポーツでは、天然繊維コンポジット製ボディパーツを拡大採用する。この素材が車両全体でさらに広範囲に使用されており、ドアとリアウイングに加えて、ボンネット、フェンダー、フロントの空力コンポーネントなどを、天然繊維コンポジット製とした、としている。



ポルシェ718最上位モデル『ケイマンGT4 RS』予約受注開始…レーシングカーと同じ形状のリアウイングを装備

ポルシェジャパンは、718モデルレンジのトップモデル『718ケイマンGT4 RS』の予約受注を11月17日より開始した。

◆4.0リットル水平対向6気筒自然吸気エンジンを搭載

718ケイマンGT4 RSは、『911 GT3カップ』や『911 GT3』と同様、4.0リットル水平対向6気筒自然吸気エンジンをミッドシップに搭載。最高出力は『718ケイマンGT4』を80ps上回る500ps、最大トルクは20Nmアップの450Nmを発生する。

また、CFRP製のボンネットやフロントフェンダー、軽量なカーペット、ガラス製リアウインドウ、ドアパネルの採用、断熱材の削減などで軽量化を実現している。車両重量は718ケイマンGT4のPDK仕様車より35kg軽い1415kgで、パワーウエイトレシオは2.83kg/PS。スポーティなローレシオPDKとの組み合わせで、0-100km/h加速はGT4のPDK仕様車を0.5秒短縮する3.4秒、最高速度は13km/h上回る315km/hに達する。

◆『911 RSR』と同じ形状のリアウイングを装備

運転席側および助手席側ウインドウの後方には、プロセスエアインテークを装備。吸気の流れを改善しながら乗員の耳のすぐ横でスリリングなインテークサウンドを生み出す。リアホイール前部の特徴的なエアインテークも維持され、エンジンの冷却に使用される。

また、新しい固定式リアウイングのスワンネック式アタッチメントやアルミニウム製ウイングサポートを採用。WECやIMSAで活躍するGTレーシングカー、『911 RSR』と同じ形状のリアウイングを装備する。

◆GT4よりも約25%大きなダウンフォースを発生

718ケイマンに比べて30mm低い車高、フロントホイールアーチの目立つベント、空力的に最適化されたアンダーボディパネル、マルチ調節式フロントディフューザー、新しいフローアラウンドサイドブレード付フロントスポイラーリップを組み合わせ、GT4よりも約25%(パフォーマンスモード使用時)大きなダウンフォースを発生する。

シャシーの最適化も性能の向上に貢献。ボールジョイントがシャシーをボディにしっかりと固定してより精確でダイレクトなハンドリングを実現。サーキット対応の調整可能なシャシーはRS専用のショックアブソーバーのセットアップを備え、スプリングとスタビライザーのレートが変更されている。

ダイナミックなデザインをさらに引き立てる「ヴァイザッハパッケージ」もオプションで用意。フロントラゲッジコンパートメントリッド、プロセスエアインテーク、クーリングエアインテーク、エアボックスカバー、エクステリアミラーアッパートリム、およびリアウイングがカーボン織目模様仕上げとなる。さらにチタン製のテールパイプやロールケージを採用。ダッシュボード上部はRace-Tex素材で装飾され、大きな“Porsche"ロゴがリアウインドウに組み込まれる。

価格は1843万円。ハンドルは左右設定あり。



ポルシェ、GT4向け718ケイマンGT4 RSクラブスポーツを発表。市販718ケイマンGT4 RSも予約開始

 11月16日、ポルシェはロサンゼルスオートショーで、GT4マーケット向けの新型レーシングカー、718ケイマンGT4 RSクラブスポーツを発表した。また同時に市販車の718ケイマンGT4 RSを718モデルレンジのトップモデルとして発表し、日本でもこの日予約受注がスタートした。

 ポルシェはこれまで、世界中でユーザーが増えているGT4向けに718ケイマンGT4クラブスポーツをリリースしてきたが、さらなるパフォーマンス向上に向け、同時に市販車としてリリースされた718ケイマンGT4 RSをベースとした718ケイマンGT4 RSクラブスポーツを発表した。

 最大の変化の特徴はエンジンで、これまでの3.8リッターエンジンから、ポルシェカレラカップ用の911 GT3 Cupで使用される4.0リッター6気筒ボクサーエンジンを採用。500馬力を発生し、GT4クラブスポーツモデルよりも75馬力出力が向上される。またエアインテークが最適化され、最大出力は依然の3.8リッターよりも高い回転で発生する。使用可能域が広がることで、プロにとってもジェントルマンドライバーにもドライビングが容易になるとしている。

 またシャシーの変更により、ハンドリングが改善。ダンパーはゼロから改訂され、アンチロールバーやショックアブソーバーも改善。前後アクスルで3つの異なるスプリングレートが使用可能となった。またボンネットに設けられたNACAダクトにより、大型のブレーキシステムへの効率的な導風を実現する。また、ポルシェ・スタビリティ・マネジメントシステム(PSM)はモータースポーツ用に設計され、トラクションコントロール、ABSなど最新のスタビリティコントロールシステムが採用される。

 空力面では、フロントのダイブプレーンと延長されたフロントスポイラーリップにより、フロントアクスルでのダウンフォースを増加させた。またGT3カーのポルシェ911 GT3 Rからインスパイアされたウイングのホイールアーチベント、前輪周辺の整流のために設計されたエアカーテン、密閉されたアンダーボディにより、ディフューザーへのエアフローを最適化する。またスワンネック形状のリヤウイングには20mmのガーニーフラップに加え、調整範囲が広げられている。

 リヤウイングを含め、718ケイマンGT4 RSクラブスポーツでは、先代モデルと同様再生可能な天然繊維の複合素材が採用されている。使用部分はさらに広げられ、ドア、リヤウイングに加え、ボンネット、ウイング、フロントエンド、ステアリングホイールに素材が採用されている。

「我々は、この3年間カスタマーとともにGT4クラブスポーツを走らせ、その多くの要望をこの新型18ケイマンGT4 RSクラブスポーツに採り入れた。ラップタイムの向上、ドライバビリティの向上により、世界中のGT4カスタマーに、来たるレースシーズンでの競争力ある製品を届けたいと思っている」というのは、ポルシェモータースポーツの販売/流通マネージャーであるミハエル・ドライサー。718ケイマンGT4 RSクラブスポーツは、19万6000ユーロ(日本円約2544万円)で、SROモータースポーツ・グループ規定のレースに即参加できる。日本ではGT4がST-Zとして参戦できるスーパー耐久への参加が可能だ。

 市販モデルの718ケイマンGT4 RSも11月17日、ポルシェジャパンで予約がスタートした。ニュルブルクリンクのノルドシュライフェで718ケイマンGT4のラップタイムを23秒以上短縮するパフォーマンスをもつ718ケイマンGT4 RSは、希望小売価格(消費税込)で1843万円となっている。



ポルシェ718ケイマン GT4 RS発表 500馬力のサーキット・ウエポン

NA 4.0L水平対向6気筒から500ps

執筆:Felix Page(フェリックス・ペイジ)

翻訳:Kenji Nakajima(中嶋健治)


ポルシェはミドシップ2シーター、718ケイマンのフラッグシップとして、GT4 RSを発表した。より速いラップタイムを追求した718ケイマンとするべく、入念な軽量化とパワーアップが施されている。

ポルシェのエンジニアは、718ケイマンに搭載される自然吸気の4.0L水平対向6気筒エンジンから、さらに80psと1.6kg-mを絞り出すことに成功。レッドラインも、9000rpmへ引き上げている。

その結果、718ケイマン GT4 RSの最高出力は500psを獲得。最大トルクは45.8kg-mとなり、0-100km/h加速を3.4秒でこなすという。

トランスミッションは、ポルシェが電光石火と表現する変速スピードを実現した、7速PDK。もちろん後輪駆動だ。

ボディは、ボンネットとフロントフェンダーを軽量なカーボンファイバー製に変更。車内のカーペットも軽いものに交換され、ドアハンドルはストラップに。防音材の使用量も削られ、リアウインドウも軽いものが装備されている。

これらのパワーアップとダイエットの効果として、車重あたりの馬力を示すパワーウエイトレシオは、353ps/tを実現した。

専用ボディとサスペンションを獲得

更にポルシェは、空力特性も磨き込んだ。レーシングマシンの911 RSRでも採用される、スワンネックと呼ばれる吊り下げ式のリアウイングに、巨大なフロントディフューザーを採用。車高は、通常の718ケイマン比で30mmも低められている。

その結果、ダウンフォースは従来のGT4から10%上昇。サーキット重視のパフォーマンス・モードでは、60%も高まるという。

加えてリアのサイドウインドウは、エンジンへ適切に空気を導くべく、エアインテークが付いたカバータイプへ変更。ドライバーの耳元で、スリリングな吸気ノイズを響かせてもくれるとのこと。

より鋭い操縦性を実現するため、ショックアブソーバーも特別仕様。サスペンション・スプリングとアンチロールバーも、専用レートが与えられている。

オプションとして、ヴァイサッハ・パッケージも提供される。写真の718ケイマン GT4 RSもその仕様で、専用のカーボンファイバー製ボディトリムのほか、アルミニウム製マフラーカッターやチタン製ロールケージなども選べる。

また、ホイールは専用の20インチ。鍛造によるアルミニウム製だけでなく、マグネシウム製も選べるそうだ。

ニュルでは先代の911GT3 RS級の速さ

この718ケイマン GT4 RSは、ニュルブルクリンク・ノルドシュライフェを従来の718ケイマンGT4より、23.6秒も速く周回するという。徹底的なメカニズムや空力特性のチューニングの成果を表している。

開発段階の最終テストでは、元レーサーでブランド・アンバサダーを務めるヨルグ・ベルグマイスター氏が、20.6kmの短いコースを7分4秒51で周回している。これは、先代のポルシェ911GT3 RSと同等の速さといっていいだろう。

ポルシェ718ケイマン GT4 RSの英国価格は、718ケイマン GT4より3万1840ポンド(約490万円)高い、10万8370ポンド(約1668万円)となる。納車は2022年3月以降になる予定だ。



ポルシェジャパン、718ケイマンにトップモデル「GT4RS」を追加 価格は1843万円

 ポルシェジャパン(ミヒャエル・キルシュ社長、東京都港区)は17日、「718ケイマン」にトップグレード「GT4RS」を追加し、予約受注を同日開始したと発表した。

 ボンネットやフロントフェンダーなどに炭素繊維強化プラスチック(CFRP)を採用したことなどにより「GT4」グレード比で35キログラム軽量化した。排気量4・0リットル水平対向6気筒エンジンに7速PDKを組み合わせ、最高出力368キロワット、最大トルク450ニュートンメートルを発生する。

 価格は1843万円(消費税込み)。



ポルシェ「718ケイマンGT4RS」スポーツ性能に特化した軽量モデルの受注開始【動画】

ポルシェジャパンは2021年11月17日、ポルシェモータ―スポーツのDNAを色濃く備えた718モデルレンジのトップモデル「718ケイマンGT4RS」の予約受注を開始した。



718ケイマンGT4RSは、徹底した軽量設計、非常に俊敏なシャシーのセットアップ、最新のエアロダイナミクス、そして独自のエキサイティングなサウンドを生み出すように開発された妥協のないドライバーズカーとされている。

車両重量1415kgのボディと、ミッドシップに配置される高回転型エンジンが発生する500ps(368kW)の出力が生み出すハーモニーは、至高のドライビングプレジャーを実現している。

718ケイマンGT4RSはニュルブルクリンクのノルドシュライフェにおいて、718ケイマンGT4のラップタイムを23秒以上短縮することに成功している。



718ケイマンGT4RSのパワーウエイトレシオは2.83kg/psで、718ケイマンGT4の出力を80ps(59kW)上回り、最大トルクは430Nmから450Nmに増強されている。

このモデルで注目すべき装備は、運転席側および助手席側ウインドウの後方にあるプロセスエアインテークがある。通常の718ケイマンでは、ここに小さなサイドウインドウを備えているが、新たに追加されたエアインテークは、吸気の流れを改善しながら乗員の耳のすぐ横でインテークサウンドを生み出している。またエンジン冷却用のリヤホイール前部の特徴的なエアインテークももちろん装備されている。

トランスミッションは、最新のRSモデル同様にポルシェ デュアルクラッチトランスミッション(PDK)のみの設定となっている。PDKは7速のギヤを超高速でシフトすることが可能で、自動モード、パドルシフトのいずれでも使用できる。

ギヤ比はローレシオとなっており、驚異的な加速を生み出す。718ケイマンGT4RSは、わずか3.4秒(GT4のPDK仕様車:3.9秒)で静止状態から100km/hまで加速し、7速で315km/h(GT4のPDK仕様車:302km/h)の最高速度に達する。

このモデルは典型的な軽量設計となっている。車両重量(DIN規格に準拠、乗員なし、燃料満タン)は、718ケイマンGT4のPDK仕様車より35kg軽量の1415kg。ボンネットやフロントフェンダーなどはカーボン材を使用し、断熱材の量の削減と軽量カーペットなども軽量化に寄与し、リヤウインドウも軽量ガラスを採用している。またドアパネルは、ナイロン製のドアオープナーとネットを用いた収納コンパートメントとし、軽量化が徹底されている。

新しい固定式リヤウイングはスワンネック式のアルミニウム製ステーとなっている。またウイングはWECやIMSAで活躍するGTレーシングカー、ポルシェ911RSRと同じ形状の効率的な形状だ。

718ケイマンに比べて30mm低い車高、フロントホイールアーチの排気ベント、リヤディフューザーを装備するなど空力的に最適化されたアンダーボディパネル、マルチ調節式フロントディフューザー、新しいサイドブレード付フロントスポイラーリップを組み合わせ、サーキット専用のパフォーマンスモードを使用すると、GT4よりも約25%大きなダウンフォースを発生する。

シャシーも専用にチューニングされ運動性能の向上に貢献している。サスペンションにはボールジョイントが採用され、精緻でダイレクトなハンドリングを生み出している。サーキット対応の調整可能なRS専用のダンパーを備え、スプリングとスタビライザーのレートも調整可能になっている。

オプションのヴァイザッハ パッケージは、GT4RSのダイナミックなデザインをさらに引き立てることができる。フロント ラゲッジコンパートメントリッド、エアインテーク、クーリングエアインテーク、エアボックスカバー、エクステリアミラーアッパートリム、およびリヤウイングがカーボン織目模様仕上げになっている。

またポルシェ935のエグゾーストシステムに似たチタン製のテールパイプを採用し、リヤに取り付けられたロールケージもチタン製となる。ダッシュボード上部はRace-Tex素材で装飾されており、大きなPorscheロゴがリヤウインドウに組み込まれている。ヴァイザッハ パッケージを選ぶと、20インチ鍛造アルミニウムホイールの代わりに20インチ鍛造マグネシウムホイールを追加オプションで注文することも可能になっているなど、よりサーキット走行向けのスタイルにすることができる。
Posted at 2021/11/21 21:15:20 | コメント(0) | トラックバック(0) | ポルシェ | 日記
2021年10月22日 イイね!

23.6秒短縮って縮めすぎじゃね…

23.6秒短縮って縮めすぎじゃね…ポルシェ 718 ケイマン の頂点「GT4 RS」…11月デビューへ

ポルシェは10月20日、『718ケイマンGT4 RS』(Porsche 718 Cayman GT4 RS)を、11月にワールドプレミアすると発表した。同時に、開発プロトタイプ車両の写真を公開している。

◆ニュルでは718ケイマンGT4のタイムを23.6秒短縮

718ケイマンGT4 RSは、『718ケイマンGT4』をベースにさらなるパフォーマンスを追求した「718」ファミリーの頂点に立つモデルだ。現在、開発テストの最終段階にある。もともと、ポルシェの「RS」とは、ドイツ語でレーシング・スポーツを意味する「Renn Sport(レン・シュポルト)」の頭文字に由来する。「718」ファミリーにRSが設定されるのは、今回が初めてとなる。

開発テストは、ワインディングロードとサーキットの両方で行われている。ドイツ・ニュルブルクリンク北コースでは、ポルシェのブランドアンバサダー兼開発ドライバーのヨルグ・ベルグマイスター氏が、タイムアタックを行った。同氏は、718ケイマンGT4 RSの開発ドライバーとして、500時間以上走行している。

ベルグマイスター氏は、1周20.832 kmのドイツ・ニュルブルクリンク北コースを、車体に軽い偽装を施したプロトタイプ車両を操り、7分09秒300のタイムで周回した。また、以前の計測で用いられていた1周20.6kmを、7分04秒511のタイムで駆け抜けた。これは、718ケイマンGT4に対して、23.6秒速いという。

◆「ポルシェ史上最もシャープな1台」

ドライバーを保護するために、718ケイマンGT4 RSのプロトタイプ車両には、レーシングシートが装備されていた。タイヤはミシュラン「パイロットスポーツカップ2R」で、オプション設定される予定だ。タイムアタックにあたって、第3者の立ち会い人が、車両の標準状態と重量を確認した。

ヨルグ・ベルグマイスター氏は、「718ケイマンGT4 RSは妥協のないドライビングマシンだ。ワインディングロードではゴーカートのように軽快でありながら、サーキットでは安定性とバランスが非常に優れている。そうでなければ、このようなラップタイムは不可能。718ケイマンGT4 RSは、ポルシェがこれまでに開発した中で、最もシャープな1台だ」とコメントした。

◆ベース車両の718ケイマンGT4は420psのフラット6搭載

パワートレインに関しては、現時点では明かにされていない。ベース車両の718ケイマンGT4のミッドシップに搭載されるのは、4.0リットル水平対向6気筒ガソリン自然吸気エンジンだ。新型『911カレラ』シリーズ向けをベースに開発されたこのエンジンは、最大出力420ps/7600rpmを獲得する。従来型の『ケイマンGT4』に対して、45psの強化にあたる。

最大トルクは42.8kgmで、5000~6800 rpmの範囲で引き出される。このエンジンを6速MTと組み合わせた。動力性能は0~100km/h加速が4.4秒。最高速は304km/hと、300km/hオーバーを可能にする。その一方、低負荷走行時には、シリンダーの一部を休止し、燃費性能を追求している。

718ケイマンGT4の足回りには、軽量スプリングストラットのフロントとリアアクスルに、レーシング技術を導入した。シャシーとの接合部分には、ボールジョイントを使用。車高が30 mm低くなる「ポルシェ・アクティブ・サスペンション・マネジメント」が重心を下げ、サーキットでパフォーマスを発揮するチューニングを施した。「ポルシェ・スタビリティ・マネジメント(PSM)」は、オプションで無効にすることが可能。メカニカルリアディファレンシャルロックを備えた「ポルシェ・トルク・ベクタリング(PTV)」は、縦方向と横方向のダイナミクスやコーナリング性能を引き上げている。


【ニュルを激走】新型ポルシェ718ケイマンGT4 RS テスト走行公開 11月に正式発表予定


ラップタイムでGT4を圧倒

ポルシェは、718ケイマンGT4 RSの発売を決定し、ニュルブルクリンクで最終評価テストを行っている映像を公開した。

最新の718ケイマンGT4のハードコアモデルで、以前にもプロトタイプが同サーキットで走行している様子が目撃されている。ポルシェは、このモデルを来月にも正式発表する予定だ。

ポルシェによると、718ケイマンGT4 RSが、ニュルブルクリンク北コース20.832kmを7分9秒300で走行したという。20.6kmの短いバージョンでは7分4秒511を記録しており、通常の718ケイマンGT4よりも23.6秒速いとしている。

周回をこなしたのはテストドライバーのヨルグ・ベルクマイスターで、マシンにはフルレーシングシートとオプションのミシュラン・パイロットスポーツカップ2 Rタイヤが装着されていた。

ポルシェのGTモデルの責任者であるアンドレアス・プルーニンガーは、GT4 RSが「軽量構造、より大きなダウンフォース、より大きなパワー、そしてドライバーの入力に対するハイレベルの応答性とフィードバックなど、真のRSを特徴づけるものすべてを備えている」とコメントした。

技術的な詳細は明らかにされていないが、新しい公式画像と以前のスパイショットから、RS特有のボディワークが確認できる。

フロントには、911 GT2 RSと同様のNACAダクト付きボンネットが備えられており、リアのクォーターガラスは、冷却口に置き換えられている。また、フロントのブランキングプレートが、新たに追加されており、兄弟モデルの911 GT3 RSと同様の、ウイングに取り付けられたエアアウトレットが採用されると思われる。

GT4よりも大型化したリアウィングは、マウント部分に新しいデザインが採用されているように見える。ホイールには、従来の5ラグのパターンに代わり、モータースポーツにインスパイアされたセンターロックシステムが採用されており、サーキットでのポテンシャルがうかがえる。

自然吸気の存続に意欲的

718と911の責任者であるフランク・ステフェン・ウォライザーは、2019年のフランクフルト・モーターショーでAUTOCARに対し、718ケイマンGT4の走りに特化したRSバージョンを見てみたいが、実現するかどうかは開発の優先順位によると語っていた。

ウォライザーは当時、「誰もがRSを求めています。GT4 RSのイメージはありますが、まだ決定ではありませんし、チャレンジングなものとなるでしょう。実現できたらいいと思いますし、さらなるパワーが欲しいとも思います。需要のあるマーケットに投入する必要があり、標準モデルよりもはるかに高価となるでしょう」と述べた。

GT4 RSはこれまで、価格と性能が911 GTモデルに近すぎると言われてきたが、GT4用の新しい4.0Lフラット6への投資を有効活用するため、同じユニットを搭載したニューモデルの投入が予想されている。ポルシェはフェイスリフトの一環として、このフラット6をケイマンやボクスターなどの主力モデルに追加することを目指しているようだ。

ウォライザーは「検討を開始した」と述べるにとどまったが、米国市場では現行の4気筒モデルがあまり歓迎されていないことも認めている。

「米国の顧客は4気筒ではなく、4Lを求めています」とウォライザー。

また、ポルシェはボクスターに相当する新型EVの開発に取り組んでいるが、2019年にウォライザーが語ったところによると、電動の量産ハイパーカーを販売することは、少なくとも当面は考えられないようだ。

「電動ハイパーカーの研究は数多く行われていますが、ナンバープレートを付けて路上に出てきたとき、ちゃんと機能するのか注意したいところです」

「(電動ハイパーカーは)ドラッグレーサーがスポーツカーにふさわしいと言っているようなもので、確かに0-100km/h加速は完璧ですが、それを実用化してニュルブルクリンクを何周も走らせることは、現在の技術では不可能です」

ウォライザーは、ポルシェが誇る自然吸気のGTエンジンを長く存続させるために、ハイブリッド技術を利用するというアイデアを受け入れている。

「低回転の電気モータートルクと、高回転の自然吸気エンジンの相性は抜群です。わたし達は自然吸気エンジンの存続に意欲的に取り組んでいます」



ポルシェが11月に新型車公開、718 ケイマン GT4 RSの可能性も

ロサンゼルスモーターショー主催団体は10月19日、ポルシェが11月17~18日に米国で開催される「オートモビリティLA 2021」において、新型車をワールドプレミアすると発表した。

2017年に開始されたオートモビリティLAは、ロサンゼルスモーターショーのコネクテッドカーエキスポとプレス&トレードデーを統合したもの。自動車業界とテクノロジー業界が、新製品や新技術を発表する場となる。

ポルシェは、このオートモビリティLA 2021において、新型車をワールドプレミアする予定だ。ポルシェは、現在開発を進めている『718ケイマンGT4 RS』を、11月にワールドプレミアすると発表しており、同車がオートモビリティLA 2021でデビューする可能性もある。

『ケイマン』とロサンゼルスモーターショーの関係は深い。2010年のロサンゼルスモーターショー2010では、『ケイマンR』(初代の987型ベース)を初公開した。2012年のロサンゼルスモーターショー2012では、2代目(981型)ケイマンをワールドプレミア。2015年のロサンゼルスモーターショー2015では、『ケイマンGT4 クラブスポーツ』(2代目の981型ベース)を初公開している。
Posted at 2021/10/22 23:31:59 | コメント(0) | トラックバック(0) | ポルシェ | 日記
2021年10月04日 イイね!

遂にカレラがターボでターボはターボハイブリッドになるって事かな(グレード名と内容のズレというかなんというか)

遂にカレラがターボでターボはターボハイブリッドになるって事かな(グレード名と内容のズレというかなんというか)「歴代最高の911になる」ポルシェ 911ターボ 初のハイブリッドは700馬力!?

ポルシェは現在『911』ファミリーの電動化を計画しているが、いよいよ主力の『911ターボ』もハイブリッドを搭載する。スクープサイト「Spyder7」が今回その姿に大接近。

ニュルブルクリンク付近で捉えたプロトタイプは、一見ノーマルの911ターボだが、リアウィンドウに電動化を示す黄色いステッカーが確認できる。これはニュルで事故を起こした際、救助隊が高圧電流を認識するために貼られるものだ。BMWなどの一部ブランドでは、「ハイブリッドテスト車両」と書かれたステッカーを使用しているケースも見られる。

またリアウィンドウにはプライバシーガラスを採用、リアフェンダーに向かって下側にテープが貼られていることもわかる。おそらくこの初期プロトタイプは後部座席を排除し、そこにバッテリーを隠している可能性がありそうだ。

電動化される911ターボが、マイルドハイブリッド、ハイブリッド、またはプラグインハイブリッドのいずれかは不明だが、充電ポートが確認できないためプラグインの可能性は低いかもしれない。

パワートレインの詳細は明らかになっていないが、最新情報では、電気モーターが3.8リットル水平対向6気筒ツインターボチャージャーエンジンと連動、最高出力は700ps前後と噂されている。

同社CEOのオリバー・ブルーメ氏は「非常に高いパワーとパフォーマンス、そして運転能力を備え、歴代最高の911になる」と語っており、圧倒的パフォーマンスが期待できそうだ。
Posted at 2021/10/04 22:24:25 | コメント(0) | トラックバック(0) | ポルシェ | 日記
2021年09月23日 イイね!

個人的にはフラットノーズ呼びの方が好きだけど、人によってはスラントノーズって呼ぶんだよね

個人的にはフラットノーズ呼びの方が好きだけど、人によってはスラントノーズって呼ぶんだよねどうしてポルシェ「911」にリトラクタブルライトを採用したフラットノーズが存在するのか?

■ポルシェ「935」を彷彿とさせるフラットノーズとは

 アメリカにおける930型ポルシェ「911」の歴史は複雑だ。もともと930型はターボエンジンを搭載したモデルで、デビューした1974年当時、NAエンジンを搭載したモデルは外観が「ビッグバンパー」に改められるも、型式は先代の901型のままだった。その後、1978年になって、NAも930型へと移行する。

 デビュー当時の930型は、もちろん主要マーケットであるアメリカでも販売されていたが、1979年にアメリカでの排気ガス規制が厳しくなり、ポルシェはアメリカでの販売を断念する。販売が再開されたのは、なんと1986年。長期間にわたって、930型ポルシェ911は、アメリカで正規販売されていなかったのだ。

●フラットノーズという選択

 エンジンマネージメントの進化によって排気ガス規制をクリアできるようになり、改めて930がアメリカで販売再開されると、アメリカの顧客はさまざまなリクエストをポルシェにオーダーするようになった。

 そのなかには、リトラクタブルライトを採用し、ノーズをフラットにして欲しいというものも含まれていた。この背景には、当時北米で人気を博していたCam-Am(カナディアン・アメリカン・チャレンジカップ)レースにおけるレーシングカー、ポルシェ「935」の活躍がある。

 当初は個人オーナーが、あくまでもプライベートにポルシェにオーダーしたそうだが、同様のカスタマイズを希望するオーナーの多さから、1987年にポルシェは、北米向けのオプションとしてフラットノーズへのカスタマイズパッケージを採用している。

 そんな930型ポルシェ911のフラットノーズが、アメリカ・モントレーで開催されたRMサザビース・オークションに登場した。それも、クーペボディとカブリオレという2台である。まずはそれぞれの個体を確認していこう。

 クーペボディの方は、1988年式で走行距離が7519マイル(約1万2000km)という低走行車だ。ガーズレッドのボディは美しく、レザーのインテリアにもへたりはない。新車当時のオプションとして、LSDやサンルーフ、セキュリティシステム、ラゲッジルームのベロアマットなどが装備され、Blaupunkt社製のラジオ・カセットプレーヤーも装備されている。

 カブリオレの方も同じく1988年式。走行距離は3501マイル(約5600km)と非常に少ない。ボディカラーはクーペボディと同じくガーズレッドで、インテリアも同じくレザー。ホイールがボディカラーと同色となっているため、オープンにしたときのイメージは、まさしくアメリカ西海岸を感じさせる仕様だ。工場オプションであるLSDやセキュリティシステム、Blaupunkt社製ラジオ・カセットプレーヤーの装備はクーペボディと同じ。ソフトトップは電動格納式だ。

 いずれのクルマも、装備に大きな違いはなく、コンディションも極上。走行距離も少なく、違いはボディタイプのみといっていいだろう。

 ところが、落札予想価格はクーペボディのほうが20万-24万ドル(邦貨換算約2200万-約2630万円)、カブリオレは30万-40万ドル(邦貨換算約3280万円-4580万円)と、カブリオレのほうがかなり高くなっている。そこにはカブリオレのほうがクーペボディと比べて販売台数が少ないという理由もあるだろう。

 ところが、2021年8月13日に開催されたオークションでの実際のハンマープライスは、クーペボディが25万4800ドル(邦貨換算約2780万円)、カブリオレが28万5500ドル(邦貨換算約3120万円)と、それほど大きな差はつかなかった。

 近年、空冷エンジン搭載のポルシェ、とくに930型や964型の値上がりは激しく、車両の状態を考えれば今回の落札価格は妥当なものといっていいだろう。
Posted at 2021/09/23 20:24:27 | コメント(0) | トラックバック(0) | ポルシェ | 日記

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