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2021年07月10日 イイね!

ポルシェはどこ行っても速かったな

ポルシェはどこ行っても速かったなポルシェ、パイクスピークで躍動! ワークスの911 GT2 RS クラブスポーツはクラス優勝と総合2位を獲得 【動画】

Porsche 911 GT2 RS Clubsport

ポルシェ 911 GT2 RS クラブスポーツ

911やケイマンで多くのプライベーターが参戦

アメリカ合衆国・コロラド州で7月27日に開催された「第99回 パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム」に、ポルシェのワークスドライバーでありパイクスピークのレコードホルダーでもあるロマン・デュマがポルシェ 911 GT2 RS クラブスポーツで参戦。タイムアタック1クラスの優勝に加えて、総合でも2位に入った。

ポルシェ勢は718 ケイマン GT4のワンメイククラスに加え、多くのプライベーターが911で参戦している。ポルシェ・モータースポーツ・ノースアメリカのパイクスピーク担当イベントマネージャー、エリック・スキルマンツは次のようにイベントを振り返った。

「今年のパイクスピークは、イレギュラーな事態への対応が鍵になりました。ロマン・デュマ、ラファエル・アスティエ、タナー・ファウストの3人がクラス優勝を獲得するなど、素晴らしい仕事をしてくれました。2022年の第100回大会でも、ポルシェ・パイクスピーク・トロフィー by ヨコハマ、そして多くのプライベーターたちの参加を楽しみにしています」

イレギュラーな事態に対応したデュマが好タイムを記録

決勝日は気温が氷点下に近づき、山頂付近は降雪に見舞われた上、霧までもが立ち込める難コンディションに見舞われた。そのため主催者はフィニッシュを中間セクター終点である、標高約3856メートルのデビルズ・プレイグラウンドに変更。この結果、フィニッシュ地点の標高が約457メートルも低くなり、ターボチャージャーを搭載しているモデルが強みを発揮することになった。

このイレギュラーな展開のなか、デュマは6分31秒914という驚異的なタイムを記録。タイムアタック1クラスの優勝だけでなく、総合でもプロトタイプのマシンに割って入る2位を獲得した。同じく911 GT2 RS クラブスポーツをドライブしたデイビッド・ダナヒューは、終盤スタートのためコンディションが悪化するなかで素晴らしいペースを披露、クラス3位を手にしている。

718 ケイマンのワンメイクはファウストが勝利

ラファエル・アスティエは、911 GT3 カップカーで6分36秒867という素晴らしいタイムを記録し、オープンクラスで優勝。アスティエのマシンはカップカーをベースにターボチャージャーを搭載し、総合5位に入った。

718 ケイマン GT4のワンメイクカテゴリー「ポルシェ・パイクスピーク・トロフィー by ヨコハマ」は、地元の有力ドライバー、ジョージ・ヘスがプラクティスでリタイアというアクシデントがあり、4台のみの出走となった。

このクラスを制したのは『トップ・ギア USA』の司会者であり、ラリークロスでも活躍するタナー・ファウスト。パイクス初参戦ながらも、7分28秒269のレコードタイムを記録した。2位にはポルシェ・コレクターのボブ・イングラムの息子であるカム・イングラム、3位には2020年のパイクスでルーキー・オブ・ザ・イヤーに輝いたキャサリン・ミード、4位にはアリゾナ在住のアマチュアドライバー、チャス・ウィルケンが続いている。


Posted at 2021/07/10 22:44:01 | コメント(0) | トラックバック(0) | ポルシェ | 日記
2021年07月08日 イイね!

リヤの迫力がSUVじゃないよw

リヤの迫力がSUVじゃないよw最高出力640psを発生するスーパーSUV! ポルシェジャパンが新型「カイエンターボGT」の予約受注を開始

ニュルでSUV最速の7分38秒9をマーク!

ポルシェジャパンは6月30日、プレミアムクーペSUVである「カイエンクーペ」のハイパフォーマンス版となる「カイエンターボGT」の予約受注を開始した。価格は27,250,000円(税込)で、右ハンドルのみの設定となる。

今回の「カイエンターボGT」では、パワーユニットに最高出力640ps、最大トルク850Nmを発生する4L V8ツインターボエンジンを搭載。これはカイエン ターボクーペの最高出力を90ps、最大トルクは80Nmも上回るもので、0-100km/h加速は3.3秒、最高速度は300km/h(14km/h増加)もの動力性能を誇る。さらに専用に特別に開発されたシャシーシステムとパフォーマンスタイヤが標準装備されたことで、ニュルブルクリンク北コースで7分38秒9のラップタイムをマーク。新たにSUV最速のレコードを記録している。

また、カイエンターボGTは、カイエンターボクーペと比べて車高が最大17mm低く設定。これに基づいてパッシブシャシーコンポーネントとアクティブコントロールシステムの両方が再設計されており、ハンドリングとパフォーマンスが最適化された。それらの間の完全な相互作用を実現するための専用のキャリブレーションも備えることで、ロールの安定性とロードホールディングがさらに向上し、高速コーナリングでのさらに正確なターンインを実現しているという。

専用開発された新しい22インチPirelli P Zero Corsaパフォーマンスタイヤは、ターボクーペと比較してフロントホイールは1インチ広く、ネガティブキャンバーは0.45度増加したことで接地面を拡大。さらに、ポルシェセラミックコンポジットブレーキ(PCCB)システムも標準装備されている。

ターボGTのV8ユニットは、クランクシャフト、コネクティングロッド、ピストン、タイミングチェーンドライブ、ねじり振動ダンパーなどの基本的なエレメントがターボ クーペのV8とは異なり、これらのコンポーネントは、640PSに増加した最高出力と向上したドライビングダイナミクスに合わせて設計。高速でシフトする8速ティプトロニックSとポルシェトラクションマネジメント(PTM)システムも変更され、トランスファーケースのウォータークーラーも追加されている。

中央にテールパイプを備えたスポーツエキゾーストシステムはカイエン ターボGT専用で、リアサイレンサーを含む車両中央からのエグゾーストシステムは、軽量で特に耐熱性に優れたチタン製を採用。センターサイレンサーを削除したことで、さらなる軽量化も実現している。

エクステリアには、フロント部にリップスポイラーと大型のサイドエアインテークを装備。流線型のルーフはカーボン製で、ブラックのホイールアーチエクステンションも装備される。一方ルーフスポイラーに縦方向に取り付けられたカーボンサイドプレートは、ターボのものより25mm大きいアダプティブ展開式リアスポイラーリップとされ、これにより最高速度でのダウンフォースが最大40kg増加するという。ターボインテリアは、トリム類に多用されたアルカンターラがトピック。8wayフロントスポーツシートと独立した2席のスポーツリアシートシステムも標準装備され、それぞれのシートにはGT特有のアルカンターラ パンチングシートセンターパネル、ネオジムまたはアークティックグレーのコントラストアクセント、およびヘッドレストの“turbo GT”ロゴが備わる。ステアリングホイールには、ポルシェのスポーツカーではおなじみとなる12時位置のイエローマーキングが付けられるなど、レーシーな内外装も特徴だ。

公式ページ https://www.porsche.com/japan/jp/models/cayenne/cayenne-models/


ターボのさらに上。ポルシェ カイエンターボGTが登場。V8ツインターボはついに640psへ到達

2021年6月30日、ポルシェジャパンはスポーティSUVの雄「カイエン」に、パワーアップされた4L V8 DOHCツインターボ(640ps/850Nm)搭載の「ターボGT」を新たにラインナップしたと発表。同日より予約注文が開始された。

最高速300km/hのパフォーマンスを発揮
ポルシェの名に恥じないスポーティな走りを提供するSUV カイエンに新たな仲間「カイエン ターボGT」グレードが加わった。名称に「クーペ」と入っていないものの、ボディはルーフを後端に向けて低くしていくカイエンクーペをベースとする。

カイエン ターボGTに搭載されるエンジンの排気量/シリンダー数こそ4L V8 DOHCツインターボと、ベースとなるクーペターボと同じだが、そのパフォーマンスは大幅に向上している。最高出力を90psアップの640ps、最大トルクを80Nmアップの850Nmとし、0→100km/h加速3.3秒(ベース比−0.6秒)、最高速度は300km/h(ベース比+14km/h)の実力の持ち主だ。

フォルムは、クーペ ターボと比べて車高を最大17mm低く設定されている。もちろん、走行性能の向上が目的で、併せてパッシブシャシーコンポーネントとアクティブコントロールシステムの両方の再設計も行われた。

装着されるタイヤは、専用に開発された22インチ「ピレリ Pゼロ コルサパフォーマンス」。クーペ ターボと比較してフロントホイールは1インチ大きく、ネガティブキャンバーは0.45度増加している。高い制動力を誇る、ポルシェセラミックコンポジットブレーキ(PCCB)も標準で装備される。

8速AT(ティプトロニックS)のトランスミッションとポルシェ トラクション マネジメント(PTM)システムも変更され、トランスファーケースにウォータークーラーも追加された。中央2本出しのスポーツエグゾーストシステムも専用のものだ。

独自色を演出するエクステリア&インテリア
エクステリアもターボGTならではの装いとなる。リップスポイラーや大型サイド クーリング エアインテーク、流線型のカーボンルーフ、ブラックのホイールアーチエクステンション、専用デザインの22インチホイールが他のモデルとの違いを強調する。

ルーフスポイラー両端に取り付けられたカーボンサイドプレートは、クーペ ターボのものより25mm大きい。アダプティブ展開式リアスポイラーとの効果により、ダウンフォースは最大で40kg増加するという。ボディカラーには、新色アークティックグレーカラーがオプションで設定されている。

インテリアでは、ベースモデルと同様フロントシートと独立した2席のリアシートによる4人乗りとなるが、そのいずれのシートがスポーツタイプとなり、またシート表皮には専用のアルカンターラ素材を標準で採用される。また、ヘッドレストには「turbo GT」ロゴがあしらわれる。

マルチファンクションスポーツステアリングには、おなじみの12時位置のイエローマーキングが付けられる。

インフォテインメントシステムも進化し、新しいオペレーティングロジックを備えた次世代ポルシェ コミュニケーション マネジメント(PCM)システムが装備される。これにより、iPhone(Apple CarPlay)やアンドロイド(Android Auto)といった一般的なスマートフォンとの接続が可能になった。

カイエン ターボGTの車両価格は2725万円(税込)。ハンドル位置は右仕様となり、6月30日より予約受付が開始されている。

ポルシェ カイエン ターボGT 主要諸元
●全長×全幅×全高:4942×1995×1636mm
●ホイールベース:2895mm
●車両重量:2220kg(DIN)
●エンジン:V8 DOHCツインターボ
●総排気量:3996cc
●最高出力:471kW(640ps)/6000rpm
●最大トルク:850Nm/2300−4500rpm
●トランスミッション:8速AT
●駆動方式:4WD
●燃料・タンク容量:プレミアム・90L
●WLTCモード燃費:−
●タイヤサイズ:前285/35ZR22・後315/30ZR22
●車両価格(税込):2725万円



打倒ランボルギーニ ウルス。640PSの「カイエンターボ GT」が絶妙の価格ポジションで国内上陸

「ポルシェ カイエンクーペ」の新たな最速グレード「カイエンターボ GT」が6月30日、日本に上陸した。高められた運動性能と日常の扱いやすさを兼ね備えたスーパーSUVをさっそく紹介しよう。

フロントに搭載する4リッターV8ツインターボユニットは、クランクシャフトドライブ、ターボチャージャー、ダイレクトインジェクションなどの大規模なアップグレードにより、カイエンシリーズの純内燃機関モデルとしては最強の640ps/850Nmを発生。これは「カイエンターボ クーペ」を90ps上回る値で、0-100km/h加速は3.3秒(0.6秒短縮)、最高速度は300km/h(14km/h増加)を達成する。ちなみに、プラグインハイブリッドの「カイエンターボS E-ハイブリッドクーペ」は680ps/900Nmを叩き出すが、重量増が仇となり0-100km/h3.8秒、最高速度295km/hにとどまる。

さらに、カイエンターボ GTは、専用のシャシーシステムと22インチ「ピレリ Pゼロ コルサ」パフォーマンスタイヤを標準装備。車高はターボクーペに比べ最大17mm低められたほか、3チャンバーエアサスペンションの剛性が15%向上し、キャンバー角も0.45度増やされた。こうしたセッティングの見直しによる戦闘力向上で、テストドライバーのラース・ケルンがステアリングを握ったターボ GTはニュルブルクリンク北コースを7分38秒9で周回し、新たな公式SUVレコードを打ち立てている。

また、中央にテールパイプを備えたチタンスポーツエグゾーストシステムやポルシェセラミックコンポジットブレーキ(PCCB)などもすべて標準。インテリアにも次世代のインフォテイメントシステム「PCM6.0」がポルシェで初めて奢られ、独立式の2座スポーツリアシートも相まって、スポーティで上質な空間となっている。

カイエンターボ GTの国内価格(税込)は2725万円。想定されるライバル達の価格とスペックは「ランボルギーニ ウルス」(650ps/850Nm,0-100km/h3.6秒)が約3068万円、「アストンマーチン DBX」(最高出力550ps、最大トルク700Nm、0-100km/h:4.5秒)2300万円となっており、パワーはウルスに劣るものの、加速はトップ、そしてやや安価とポルシェの絶妙なポジション取りが見て取れる。



ポルシェ 640psエンジン搭載の「カイエンターボGT」の予約受注を開始

ポルシェジャパンは2021年6月30日、傑出したドライビング・ダイナミクスと日常の使いやすさを兼ね備えた新型「カイエンターボGT」の予約受注を開始しました。

新型カイエンターボGTに搭載される4.0L V8ツインターボエンジンは最高出力640psを発生。最大トルクは850Nmで、0-100km/h加速タイムは3.3秒(0.6秒短縮)をマークし、最高速度は300km/h(14km/h増加)に達します。

さらにスポーティーなフォルムを備えた4シータークーペのカイエンターボGTには、モデル専用に特別に開発されたシャシーシステムとハイパフォーマンス・タイヤが標準装備されています。

ポルシェのテストドライバーであるラース・ケルンはカイエンターボGTのステアリングを握り、20.832kmのニュルブルクリンクのノルドシュライフェを7分38.9秒で一周し、新たな公式SUVレコードを打ち立てました。

新型カイエンターボGTは、カイエンターボ・クーペと比べて車高が最大17mm低く、そのためサスペンションは専用設計されており、ハンドリングとパフォーマンスを最適化しています。

その一例として、3チャンバー式エアサスペンションの剛性が最大15%向上し、ポルシェアクティブサスペンションマネジメント(PASM)のダンパー特性、パワーステアリングプラスおよびリヤアクスルも最適化されています。

ポルシェダイナミックシャシーコントロール(PDCC)アクティブ制御ロール安定化システムは、専用チューニングされ、その結果、ロールの安定性とロードホールディングがさらに向上し、高速コーナリングでの精確なターンインが実現しています。

専用開発された新しい22インチピレリPゼロ・コルサ・タイヤは、ターボクーペと比較してフロントホイールは1インチ広く、ネガティブキャンバーは0.45度増加。より大きな接地面を備えます。さらに、ポルシェセラミックコンポジットブレーキ(PCCB)システムも標準装備されています。

新型カイエンターボGTのツインターボV8エンジンは、ポルシェで最もパワフルな8気筒ユニットです。クランクシャフトドライブ、ターボチャージャー、直噴インジェクション、吸気システム、インタークーラーの面積などがすべてアップグレードされています。

つまりターボGT専用のV8エンジンは、クランクシャフト、コネクティングロッド、ピストン、タイミングチェーン駆動、ねじり振動ダンパーなどの基本的なパーツ類がターボ・ クーペのV8とは異なり、640psに増加した最高出力に合わせて設計されているわけです。

クイックシフトの8速ティプトロニックSとポルシェトラクションマネジメント(PTM)システムも専用チューニングされています。またトランスファーケースのウォータークーラーも追加されています。

中央にテールパイプを備えた標準装備のスポーツエグゾーストシステムは、カイエンターボGT専用です。リヤサイレンサーを含む車両中央からのエグゾーストシステムは、軽量で特に耐熱性に優れたチタン製で、センターサイレンサーを削除したことで、さらなる軽量化も実現しています。

エクステリアでは、ユニークなフロントビューを形成するスポイラーリップと大型サイドクーリングエアインテークを備えたGフロントエプロンを装備。流線型のカーボンルーフとブラックのホイールアーチエクステンションは、ネオジムの22インチGTデザイン・ホイールとともに、サイドビューを精悍に見せています。

ルーフスポイラーの縦方向に取り付けられたカーボンサイドプレートはGT専用です。これによって、最高速度でのダウンフォースが最大40kg増加。リヤビューは、印象的なカーボンディフューザーパネルが特長です。

インテリアは、充実した装備とアルカンターラ製トリムにより高い質感を備えています。シートはフロントが8ウェイ・スポーツシート、リヤは独立タイプの2席式スポーツシートを標準装備。

インフォテイメントでは、より性能を向上させ、新しいユーザーインターフェース、新しいオペレーティングロジックを備えた次世代ポルシェコミュニケーションマネジメント(PCM)システムがカイエンターボGTで初めて市場に投入されます。もちろんApple CarPlay、Android Autoに対応したシステムとなっています。



ポルシェ カイエン に「ターボGT」、640馬力ツインターボで最高速300km/h…欧州発表

ポルシェは6月30日、『カイエン・ターボGT』(Porsche Cayenne Turbo GT)を欧州で発表した。「カイエン」シリーズの内燃エンジン搭載車としては、最強モデルとなる。

◆0-100km/h加速は3.3秒

カイエン・ターボGTのベースは、「カイエン・ターボクーペ」だ。直噴4.0リットルV型8気筒ガソリンツインターボエンジンは、最大出力が90ps引き上げられ、640psを獲得する。最大トルクは86.7kgmと、8.2kgm上乗せされた。

クランクシャフトドライブ、ターボチャージャー、ダイレクトフューエルインジェクション、インダクションシステム、インタークーラーなどに大規模な変更が施された。V8エンジンは、クランクシャフト、コネクティングロッド、ピストン、タイミングチェーンドライブ、ねじり振動ダンパーなどがカイエンターボクーペのV8とは異なる。これらのコンポーネントは、640psに増加した最大出力と向上したドライビングダイナミクスに合わせて設計されているという。

このツインターボエンジンは、ポルシェで最もパワフルな8気筒ユニットだ。高速でシフトする8速「ティプトロニックS」と「ポルシェトラクションマネジメント(PTM)」システムも変更された。トランスファーケースのウォータークーラーも追加されている。これらの結果、カイエン・ターボGTは0~100km/h加速3.3秒と0.6秒短縮。最高速は14km/hプラスされ、300km/hに到達する。

◆専用開発されたシャシーシステム

カイエン・ターボGTには、専用開発されたシャシーシステムとパフォーマンスタイヤが標準装備される。車高は、カイエンターボクーペと比べて、最大17mm低い。これに基づいて、パッシブシャシーコンポーネントとアクティブコントロールシステムの両方が再設計されており、ハンドリングとパフォーマンスが最適化された。

また、それらの間の完全な相互作用を実現するための専用のキャリブレーションも備える。例えば、3チャンバーエアサスペンションの剛性が最大15%向上し、「ポルシェアクティブサスペンションマネジメント(PASM)」のダンパー特性、「パワーステアリングプラス」、リアアクスルも専用チューニングされた。「ポルシェダイナミックシャシーコントロール(PDCC)」アクティブ制御ロール安定化システムは、パフォーマンス指向の制御ソフトウェアで作動する。その結果、ロールの安定性とロードホールディングがさらに向上し、高速コーナリングではさらに精確なターンインを実現しているという。

「ポルシェトルクベクトリングシステム」は、これに合わせてより高いトルクバイアス比を可能にした。最適化されたフロントアクスルもハンドリングを改善する。専用開発された22インチのピレリ「P Zero Corsa」パフォーマンスタイヤは、カイエンターボクーペと比較してフロントホイールが1インチ広く、ネガティブキャンバーは0.45度増加して、大きな接地面を持つ。「ポルシェセラミックコンポジットブレーキ(PCCB)」システムも標準装備されている。

◆300km/hの最高速でのダウンフォースが最大40kg増加

エクステリアは、目立つスポイラーリップと大型サイドクーリングエアインテークを備えた専用フロントバンパーを装備する。流線型のカーボンルーフとブラックのホイールアーチエクステンション、ネオジムの22インチのGTデザインホイールも採用された。ルーフスポイラーに縦方向に取り付けられたカーボンサイドプレートは専用となる。

また、カイエン・ターボクーペよりも25mm大きいアダプティブ展開式リアスポイラーリップも専用装備した。これによって、300km/hの最高速でのダウンフォースが最大40kg増加するという。リアには、カーボン製ディフューザーパネルを装備した。オプションで、新しいアークティックグレーのボディカラーが選択できる。

中央にテールパイプを備えた標準装備のスポーツエグゾーストシステムは、カイエンターボGT専用だ。リアサイレンサーを含む車両中央からのエグゾーストシステムは、軽量で耐熱性に優れたチタン製とした。センターサイレンサーを削除したことで、さらなる軽量化も実現するという。

◆新世代のインフォテインメントシステムを初採用

インテリアは、アルカンターラを多用した。8方向に調整できるフロントスポーツシート、独立した2席のスポーツリアシートも標準装備される。それぞれのシートは、専用のアルカンターラパンチングシートセンターパネル、ネオジムまたはアークティックグレーのコントラストアクセント、ヘッドレストの「turbo GT」ロゴが備わる。マルチファンクションスポーツステアリングホイールには、12時位置にイエローマーキングが付く。トリムの仕様に応じて、アクセントストリップはマットブラック仕上げになる。

新世代の「ポルシェ・コミュニケーション・マネジメント(PCM)」システム、「PCM6.0」が初採用される。新しいユーザーインターフェースや、新しいオペレーティングロジックを導入した。従来からのApple 「CarPlay」に加えて、「Apple Music」と「Apple Podcasts」の統合も可能になった。さらに、インフォテインメントシステムは、グーグルの「Android Auto」にも対応。これによって、全ての一般的なスマートフォンを車載ディスプレイに統合することができる、としている。



新型ポルシェ カイエンターボGTの国内予約受注スタート。ノルトシュライフェのSUV最速ラップ樹立モデル!

Porsche Cayenne Turbo GT

ポルシェ カイエン ターボGT

最高出力640psを発揮する4.0V8ツインターボを搭載

ポルシェジャパンは、卓越したドライビングダイナミクスと日常の使いやすさを兼ね備えた「新型カイエン ターボGT」の予約受注を6月30日から、日本全国のポルシェ正規販売店にてスタートした。

常に最高の性能とハンドリングを実現するようセットアップされた新型カイエン ターボGTは、最高出力471kW(640ps)を発揮する4.0リッターV型8気筒ツインターボエンジンを搭載。カイエン ターボ クーペの最高出力を67kW(90ps)上回り、最大トルクは850Nm(80Nm増加)を実現した。

0-100km/h加速タイムは3.3秒(0.6秒短縮)、最高速度は300km/h(14km/h増加)をマーク。スポーティなフォルムを備えた4シータークーペのカイエン ターボGTには、専用開発されたシャシーシステムと、パフォーマンスタイヤが標準装備される。

ポルシェのテストドライバーであるラース・カーンは、このカイエン ターボGTのステアリングを握り、20.832kmのニュルブルクリンク・ノルトシュライフェを7分38.9秒で走行。新たな公式SUV記録を達成している。これによりカイエン ターボGTの優れたサーキット性能と、高い日常性の調和という総合コンセプトが証明されと言えるだろう。

カイエン ターボ クーペから17mmローダウン

新型カイエン ターボGTは、カイエン ターボ クーペと比較して車高を17mmローダウン。これに基づいて、パッシブシャシーコンポーネントとアクティブコントロールシステムが再設計され、ハンドリングとパフォーマンスが最適化された。また、双方の完全な相互作用を実現するために専用キャリブレーションも備えている。

一例として、3チャンバーエアサスペンションの剛性は最大15%向上。ポルシェアクティブサスペンションマネジメント(PASM)のダンパー特性、パワーステアリングプラス、リヤアクスルにも適合されている。

「ポルシェダイナミックシャシーコントロール(PDCC)」──アクティブ制御ロール安定化システムは、パフォーマンス指向の制御ソフトウェアで作動。その結果、ロールの安定性とロードホールディングがさらに向上し、高速コーナリングでのさらに精確なターンインが実現した。ポルシェトルクベクトリングシステムは、これに合わせてより高いトルクバイアス比が可能になっている。

包括的に最適化されたフロントアクスルもハンドリング改善に寄与。専用開発された新しい22インチ「ピレリ P Zero Corsa」パフォーマンスタイヤは、ターボ クーペと比較してフロントホイールが1インチ広く、ネガティブキャンバーも0.45度増加したことで接地面が拡大した。さらにポルシェセラミックコンポジットブレーキ(PCCB)システムも標準装備される。

専用のチタン製スポーツエキゾーストシステム

カイエン ターボGTに搭載されるツインターボエンジンは、ポルシェで最もパワフルな8気筒ユニットとなる。これを実現するために、クランクシャフトドライブ、ターボチャージャー、ダイレクトフューエルインジェクション、インダクションシステム、インタークーラーなどに大規模なアップグレードが行われた。

ターボGTのV8は、クランクシャフト、コネクティングロッド、ピストン、タイミングチェーンドライブ、ねじり振動ダンパーなどの基本的なエレメントは、ターボ クーペのV8とは異なった仕様を採用。これらのコンポーネントは471kW(640ps)に増強した最高出力と、大幅に進化したドライビングダイナミクスに合わせて設計された。

高速シフトが可能な8速ティプトロニックSと、ポルシェトラクションマネジメント(PTM)システムも変更。トランスファーケースのウォータークーラーも追加された。中央にテールパイプを備えた標準装備のスポーツエキゾーストシステムは、カイエン ターボGT専用となる。リヤサイレンサーを含む車両中央からのエキゾーストシステムは、軽量で特に耐熱性に優れたチタンを用いて製造された。センターサイレンサーが取り外されたことにより、さらなる軽量化も実現している。

エクステリアに採用されたカーボンエレメント

オプションとして新たにアークティックグレー(写真)をボディカラーに導入。その先進的なデザインと卓越した装備を通して、抜群のスポーツ性を強調する。フロントセクションには専用のスポイラーリップと、大型サイドクーリングエアインテークが採用された。

流線型のカーボンルーフとブラックのホイールアーチエクステンションは、ネオジムの22インチ GTデザインホイールとともにサイドビューを引き立てている。

カイエン ターボのデバイスより25mmも大きいアダプティブ展開式リヤスポイラーリップ、ルーフスポイラーに取り付けられたカーボンサイドプレートはターボGT専用。これらのエアロパーツにより、最高速度域でのダウンフォースは最大40kgも増加した。また、リヤセクションには印象的なカーボンディフューザーパネルも装着されている。

すべてのスマートフォンに対応するPCM6.0

インテリアにはアルカンターラを積極的に採用。8wayフロントスポーツシート、独立した2席のスポーツリヤシートシステムも標準装備される。それぞれのシートはGT専用のアルカンターラ・パンチングシートセンターパネル、ネオジム/アークティックグレーのコントラストアクセントを採用。ヘッドレストには“turbo GT”ロゴが入れられた。

マルチファンクション・スポーツステアリングホイールには、ポルシェのスポーツカーではおなじみとなった12時位置のイエローマーキングを配置。トリムの仕様に応じてアクセントストリップはマットブラック仕上げとなる。

向上した性能、新しいユーザーインターフェイス、カイエンの新しいオペレーティングロジックを備えた次世代「ポルシェコミュニケーションマネジメント(=PCM)6.0」システムが、このカイエン ターボGTから投入された。これまで同様、Apple CarPlayに対応すするだけでなく、Apple MusicとApple Podcastsへの統合も可能になっている。さらにインフォテインメントシステムにはAndroid Autoも含まれており、全ての一般的なスマートフォンをシステムに統合することができる。

【車両本体価格(税込)】

ポルシェ カイエン ターボGT(8速Tip-S/右ハンドル):2725万円


【問い合わせ】
ポルシェ カスタマーケアセンター
TEL 0120-846-911




ポルシェ カイエンターボGT、2725万円で予約受注開始…最高出力640psのモンスターSUV

ポルシェジャパンは、『カイエン』改良新型の高性能モデル『カイエン・ターボGT』(Porsche Cayenne Turbo GT)の予約受注を6月30日より開始した。

パワーユニットは、4リットルV8ツインターボエンジンを搭載する。クランクシャフトドライブ、ターボチャージャー、ダイレクトフューエルインジェクション、インダクションシステム、インタークーラーなどを大幅にアップグレード。『カイエン ターボクーペ』を遥かに上回る最高出力640ps(+90ps)/最大トルク850Nm(+80Nm)を発生。ターボGT用に最適化した8速ティプトロニックSとポルシェトラクションマネジメント(PTM)を組み合わせ、0-100km/h加速タイムは3.3秒(0.6秒短縮)、最高速度は300km/h(14km/h増加)に達する。

エクステリアでは、目を引くスポイラーリップと大型サイドクーリングエアインテークを備えたフロントエプロンにより、ユニークなフロントビューを演出。流線型のカーボンルーフとブラックのホイールアーチエクステンション、ネオジムの22インチGTデザインホイールがサイドビューを引き立てる。また、ターボのものより25mm大きいアダプティブ展開式リアスポイラーリップを装備。最高速度でのダウンフォースを最大40kg増加させる。

インテリアでは、8ウエイフロントスポーツシート、独立した2席のスポーツリアシートシステムを標準装備。各シートは、GT特有のアルカンターラ パンチングシートセンターパネル、ネオジムまたはアークティックグレーのコントラストアクセント、およびヘッドレストの「turbo GT」ロゴを備える。マルチファンクションスポーツステアリングホイールには、12時位置にイエローマーキングが付く。トリムの仕様に応じて、アクセントストリップはマットブラック仕上げとなる。

カイエンターボGTは8速ティプトロニックS/右ハンドルのみで、価格は2725万円。



ポルシェ、サーキット用セットアップを備えた高性能SUV『カイエンターボGT』の予約受注を開始

 6月30日、ポルシェジャパンは卓越したドライビングダイナミクスと日常の使いやすさを兼ね備えた新型『カイエンターボGT』の予約受注を、同日から日本全国のポルシェ正規販売店にて開始した。

 新型カイエンターボGTに搭載される4リッターV8ツインターボエンジンは最高出力640PSを発揮し、その優れた走行性能を実現するためのベースとなる。『カイエンターボクーペ』の最高出力を90PS上回るターボGTの最大トルクは850Nmを誇り、0-100km/h加速タイムは3.3秒をマークし、最高速度は300km/hに到達する。

 スポーティーなフォルムを備えた4シータークーペのカイエンターボGTには、モデル専用に特別開発されたシャシーシステムとパフォーマンスタイヤが標準装備され、ニュルブルクリンク・ノルドシュライフェでは、ポルシェテストドライバーであるラース・ケルンのドライブによって7分38秒9という新しい公式SUVレコードを打ち立てた。

 また、新型カイエンターボGTは、カイエンターボクーペと比べて車高が最大17mm低く設定されており、これに基づいてパッシブシャシーコンポーネントとアクティブコントロールシステムの両方が再設計され、ハンドリングとパフォーマンスがさらに最適化されている。

 抜群のスポーツ性を強調するエクステリアには多数のカーボンエレメントが使用され、ユニークなフロントビューを生み出すスポイラーリップと大型サイドクーリングエアインテークを備えることでGTモデル特有の外観を生み出し、流線型のカーボンルーフとブラックのホイールアーチエクステンションは、ネオジムの22インチGTデザインホイールとともにサイドビューを引き立てる。

 また、ルーフスポイラーに縦方向に取り付けられたカーボンサイドプレートは、カイエンターボのものより25mm大きいアダプティブ展開式リヤスポイラーリップと同様に、ターボGT特有の装備となる。この可変リヤスポイラーにより、最高速度でのダウンフォースが最大40kg増加するという。

 インテリアはアルカンターラが使用されることでスポーティさが強調され、そのほかにも8wayフロントスポーツシートや、独立した2席のスポーツリヤシートシステムも標準装備となる。それぞれのシートには、ターボGT特有のアルカンターラ・パンチングシートセンターパネルやコントラストアクセント、ヘッドレストに“turbo GT”ロゴが備えられる。

 マルチファンクション・スポーツステアリングホイールには、ポルシェスポーツカーおなじみの12時位置のイエローマーキングも施され、SUVながら本格的スポーツカーにも引けを取らない新型カイエンターボGT。予約受注は6月30日から開始されており、消費税込みのメーカー希望小売価格は2725万円だ。詳細はポルシェの公式ホームページ(https://www.porsche.com/japan/jp/models/cayenne/cayenne-models/cayenne-turbo-gt/#turbo_gt~open)まで。
Posted at 2021/07/08 23:31:37 | コメント(0) | トラックバック(0) | ポルシェ | 日記
2021年06月29日 イイね!

“マイタイ・パフォーマンスキット”ってポルシェで買えるものなんだね

“マイタイ・パフォーマンスキット”ってポルシェで買えるものなんだねポルシェ、ニュルブルクリンク市販車最速記録を更新『911 GT2 RS』で6分43秒300

 ポルシェは6月24日、マンタイ・パフォーマンスキットを装着した『ポルシェ911 GT2 RS』がドイツ、ニュルブルクリンク北コース(ノルドシュライフェ)で6分43秒300をマークし、同コースでの市販車レコードタイムを更新したと発表した。

 スポーツカーの“聖地”とされ、ヨーロッパメーカーに限らず数多くの自動車メーカーが新車の開発テストを行うノルドシュライフェ。スポーツカーメーカーにとっては自社のハイパフォーマンスカーとライバル車とのポテンシャルを比較する“戦場”でもある。

 そんなノルドシュライフェを舞台にポルシェは6月14日、公証人の立ち会いの下『ポルシェ911 GT2 RS』によるタイムアタックを実施した。ドライブを担当したのはニュルを知り尽くす同社開発ドライバーのラース・ケルンだ。

 ポルシェは今回、昨年11月に『メルセデスAMG GTブラックシリーズ』が打ち立てた6分48秒047(/全長20.832km、6分43秒616/全長20.6km)という記録を破ることを目標に掲げ見事、これをブレイクすることに成功。ケルンは6分43秒300というタイムで“グリーンヘル”を駆け抜けてみせた。

 911 GT2 RSは公道用のミシュラン・パイロット・スポーツ・カップ2 Rタイヤを履き、平均時速は185.87km/hをマーク。従来のタイム計測で用いられてきた全長20.6kmコースでのラップタイムは6分38秒835だった。

 市販車最速タイムを記録したポルシェには、ヴァイザッハのエンジニアとノルドシュライフェのスペシャリスト集団であるマンタイ・レーシングのコラボレーションの一環として開発された“マイタイ・パフォーマンスキット”が装着された。このキットはサーキット走行に特化したポルシェ・テクイップメント・コンポーネントのひとつで、ポルシェセンターを通じて一般販売されている。

「我々のGTカスタマーは、トラックデーなどサーキットでクルマを走らせることが多い」と語るのは、モデルラインズ911/718のフランク-シュテファン・ヴァリザー副社長。

「マンタイとポルシェのエンジニアたちは、911 GT2 RSがさらに高いパフォーマンスを発揮できるように、完璧にチューニングされたパッケージを共同で開発した」

 そのパフォーマンスキットは911 GT2 RS用に特別に開発されたシャシー、エアロダイナミクス、ブレーキコンポーネントで構成されている。

■「高速コーナーではレーシングカーに乗っているかのような感覚」とケルン

 ポルシェAGのインディビジュアライゼーション・アンド・クラシック担当副社長であるアレクサンダー・ファビグは次のように付け加えた。

「パフォーマンスキットの個々のコンポーネントは、互いに正確にマッチングしている」

「それらはすべてが一緒にインストールされた場合にのみ完全に有効になる。そのため、このキットは現時点ではパッケージ全体としてのみ提供されるものになっており、個々の製品として販売は現在のところ検討中だ」

 空力デバイスでは、フロントスポイラーに取り付けられた追加フラップやカーボン製のアンダーボディ、ホイールエリアのエアガイドエレメントなどにより、フロントのダウンフォースレベルが高められている。具体的にはフロントで時速200キロ時に発生する力が49kgから70kgに引き上げられており、新型のリヤスポイラーや改良されたデュフューザーなどが装着されたリヤでは93kgから200kgへと大幅に向上している。

 ドライブを担当したケルンは通常、タイムアタックには不向きな真夏のコンディションで、路面温度が41度にも上ったにもかかわらず新記録を樹立してみせた。彼はニューレコードホルダーとなった911 GT2 RSについて、次のように語っている。

「ポルシェ911 GT2 RSにマンタイ・パフォーマンスキットを装着すると、まるで接着剤のようにクルマがコースに密着するんだ。とくに高速コーナーではレーシングカーに乗っているかのような感覚になる」

「700PS(515kW)のパワー発揮するばかりでなく、信じられないほど優れたブレーキ性能を持ち、さらに、つねにコントロールしやすい姿勢が保たれる点は本当に驚くべきものだ」


ポルシェ911 最強の700馬力「GT2 RS」、ニュル最速の市販車に…メルセデスAMG GTの記録を更新

ポルシェ(Porsche)は6月24日、『911 GT2 RS』がドイツ・ニュルブルクリンク北コースにおいて、最速の市販車になった、と発表した。そのラップタイムは6分43秒300で、従来の記録を4.747秒短縮している。

911 GT2 RSは、先代の「991型」ポルシェ「911」シリーズをベースにした高性能モデルだ。直噴3.8リットル水平対向6気筒ツインターボエンジンをベースに、可変タービンジオメトリー(VTG)を持つ大型ターボチャージャー、新設計の吸気システムなどを採用した。この結果、ポルシェの市販車としては、史上最強の最大出力700ps/7000rpm、最大トルク76.5kgm/2500~4500rpmを獲得した。

トランスミッションは、専用ギアレシオの7速PDKで、駆動方式はRR(2WD)だ。911 GT2 RSは、0~100km/h加速2.8秒、最高速340km/hというポルシェ史上、最速のパフォーマンスを実現している。

◆純正の「マンタイパフォーマンスキット」装着

ニュルブルクリンク北コースのタイムアタックに使用された911 GT2 RSには、「ポルシェ テクイップメント」の純正オプション、「マンタイパフォーマンスキット」が装着された。マンタイパフォーマンスキットは、ポルシェのモータースポーツパートナーの「マンタイ」の持つノウハウを注入して開発。欧州の顧客はポルシェ販売店で注文でき、他の世界市場にも拡大展開される予定だ。マンタイパフォーマンスキットを装着した911 GT2 RSには、ポルシェの保証が適用される。

マンタイパフォーマンスキットは、911 GT2 RS用に特別に開発されたシャシー、空力パーツ、ブレーキコンポーネントで構成されている。また、「ヴァイサッハパッケージ」の軽量マグネシウムホイールも含まれる。空力パーツは、フロントスポイラーにフラップを追加した。カーボン製アンダーボディと前輪のエアガイドトリムとの組み合わせにより、フロントアクスルのダウンフォースを増加させる。200km/hで走行時のダウンフォースは49kgから70kgに増加。リアアクスルでは同じ速度で93kgから200kgに増加する。これは、新開発のリアスポイラー、専用のディフューザー、後輪のエアロディスクの効果という。

◆ポルシェとマンタイのモータースポーツの経験を注入

サーキット向けにチューニングされたサスペンションは、ポルシェとマンタイの長年のモータースポーツでの経験が生かされている。フロントのショックアブソーバーは3段階、リアのショックアブソーバーは4段階に調整できる。

セラミックブレーキシステムの「PCCB」用のレーシングブレーキパッドは、レスポンスとコントロールの精度を向上させながら、フェードを低減させたという。スチールで覆われたブレーキラインは、ダイレクトなペダルフィードバックを狙ったものだ。

また、冷却用のインタークーラースプレーの水タンクは、容量を約9リットル増加させている。フロントが20インチ、リアが21インチのマグネシウムホイールは、11.4 kgの軽量化を実現。ホイールの色は、ブリリアントシルバー、ブラック、オーラム、ホワイトゴールドメタリック、プラチナが選択できる。

◆メルセデスAMG GTブラックシリーズの記録を4.747秒短縮

6月14日、公証人の立会いのもと、ポルシェの開発ドライバーのラーズ・カーン氏が、タイムアタックを実施した。目標は、メルセデスAMG『GTブラックシリーズ』が2020年秋に打ち立てた6分48.047の市販車最速記録を更新することだ。

ニュルブルクリンク北コースは1周20.8km、コーナー数73という世界で最も厳しいサーキットとして知られる。自動車メーカーが、開発テストを行う場所としても有名だ。

真夏のコンディションと41度の路面温度にもかかわらず、911 GT2 RSのベストラップタイムは6分43秒300。メルセデスAMG GTブラックシリーズの記録を4.747秒短縮している。平均速度は185.87km/hだった。



ポルシェ 911 GT2 RS、ニュルブルクリンクで市販車最速ラップを更新! 【動画】

Porsche 911 GT2 RS “Manthey Performance Kit”

ポルシェ 911 GT2 RS “マンタイ・パフォーマンスキット”

ポルシェとマンタイ・レーシングのコラボレーション

ポルシェは、新たに開発した「マンタイ・パフォーマンスキット」を装着した「911 GT2 RS」で、ニュルブルクリンク・ノルトシュライフェ(全長20.8km)において、公道走行が認められた市販モデルのラップレコードを更新した。

6月14日、公証人の立会いのもと、ポルシェの開発ドライバーであるラース・カーンが最高出力515kW(700ps)を発揮する911 GT2 RSをドライブし、6分43秒300のベストタイムを叩き出した。

今回、911 GT2 RSに装着された新しいパフォーマンスキットは、ヴァイザッハにあるポルシェのエンジニアと、ノルトシュライフェのスペシャリストであるマンタイ・レーシングとの緊密なコラボレーションにより開発。このサーキット走行にフォーカスしたマンタイ・パフォーマンスキットは、ポルシェ・センターでの販売が決まっている。

ノルトシュライフェで効果を発揮したパフォーマンスキット

今回、目標に掲げられたのは、現時点でのロードカーにおける最速ラップ記録である6分48秒047を破ることだった。カーンは、公道用のミシュラン・パイロット・スポーツ・カップ2 Rタイヤを装着した911 GT2 RSのステアリングを握り、平均速度185.87km/hで従来のタイムを4.747秒も更新。見事、目標をクリアした。

ポルシェ911/718モデルライン担当責任者を務める、フランク=シュテフェン・ ヴァリザーは、マンタイ パフォーマンス キットについて次のようにコメントした。

「私たちのGTカスタマーの多くは、トラックデイなどサーキットでクルマを使用することが多いことが明らかになっています。今回、マンタイとポルシェのエンジニアは、911 GT2 RSがさらに高いパフォーマンスを発揮できるよう、完璧にチューニングされたパッケージを共同開発しました」

これまでも幾度となくノルトシュライフェでアタックを行ってきたカーンは、今回気温41度という非常に厳しい夏のコンディション下での走行を強いられた。

「911 GT2 RSは、マンタイ・パフォーマンスキットを装着することで、まるでレーシングカーに乗っているかのようにコースに張り付いてくれます。特に高速コーナーでは誰もがその感覚を味わうことができるでしょう。常にコントロールしやすい状態をキープしながら、700psのパワー、そして信じられないほど優れたブレーキ性能を試すのは、本当に息を呑むような経験です」と、カーンは振り返った。

ダウンフォースを大幅に増加させる空力パーツ

マンタイ・パフォーマンスキットは、911 GT2 RSのために特別に開発されたシャシー、エアロダイナミクス、ブレーキのコンポーネントで構成。さらにヴァイザッハ・パッケージの軽量マグネシウムホイールも含まれている。ポルシェのインディヴィジュアル&クラシック担当副社長のアレクサンダー・ファビッグは、マンタイ・パフォーマンスキットについて次のように説明した。

「パフォーマンスキットの各コンポーネントは、それぞれが完璧にマッチしています。そのため、現時点では個々のキット販売はなく、パッケージとしてのみの展開となります。個々のパーツの販売については現在検討中です」

パフォーマンスキットの最も大きな特徴となるのが空力パーツだろう。フロントスポイラーに追加されたフラップは、カーボン製アンダーボディと前輪のエリアに追加されたエアガイドエレメントとの組み合わせにより、前後アクスル周辺のダウンフォース量を増大させる。

200km/hの速度域におけるフロントアクスルのダウンフォースは49kgから70kgに、同じ速度でのリヤアクスルのダウンフォースは93kgから200kgに増加。これは新形状のリヤスポイラー、改良されたリヤディフューザー、後輪のエアロディスクによって可能になった。

レースでのノウハウが注入された前後足まわり

サーキット走行に最適化されたコイルオーバーサスペンションには、ポルシェとマンタイ・レーシングの長年にわたるモータースポーツでのノウハウが積極的に投入された。フロントのショックアブソーバーは3段階、リヤのショックアブソーバーは4段階の調整が可能となっている。

PCCB(ポルシェ・セラミック・コンポジット・ブレーキ)セラミックブレーキシステムに対応するレーシングブレーキパッドは、フェードを低減し応答性とコントロールの精度を向上。スチール製ブレーキラインを採用することで、よりダイレクトなペダルフィードバックを実現した。

フロント20インチ、リヤ21インチのマグネシウムホイールは11.4kgの軽量化を実現。カラーはブリリアントシルバー、ブラック、オーラム、ホワイトゴールドメタリック、プラチナの5色が用意された。また、インタークーラーの冷却用ウォータースプレーにタンクを追加したことで、全体の容量が約9リットル増加。ウォータースプレーの補給時間も長くなっている。

ヨーロッパに続き他の地域でも展開を予定

マンタイ・パフォーマンスキットは、ヨーロッパのポルシェ・センターで現在オーダーを受付中。さらに日本を含むその他の地域でも順次対応していく予定だ。GTカーズ担当副社長のアンドレアス・プルーニンガーは、マンタイ・パフォーマンスキットの完成度に高い自信を覗かせた。

「今回、新たに開発したパーツにより、優れた性能の911 GT2 RSをさらに進化させることができました。マンタイ・パフォーマンスキットを装着した911 GT2 RSは、自分のクルマでサーキット、特にニュルブルクリンク・ノルトシュライフェを走るのが好きなお客様のニーズに、完璧に応えることができます。今回の6分43秒300というタイムは、かつて距離の短い時に記録された6分38秒835と同等のタイムだと言えるでしょう」




Posted at 2021/06/29 21:45:22 | コメント(0) | トラックバック(0) | ポルシェ | 日記
2021年06月17日 イイね!

カップカーでは初の電動パワステって事か

カップカーでは初の電動パワステって事かポルシェ カレラカップ競技車両「911GT3カップ」の申込み開始。最高出力は8400rpmで発生する高回転エンジン

ポルシェジャパンは、「ポルシェ カレラカップ ジャパン(PCCJ)」2022年シリーズカップカー(競技車両)「911 GT3カップ(タイプ992)」の購入申し込みを2021年6月9日より開始した。

より進化したドライバーオリエンテッドなコックピット
ポルシェのレーシングカーによるワンメイクレース「ポルシェ カレラカップ ジャパン(PCCJ)」の2022年シリーズカップカー(競技車両)「911GT3カップ(タイプ992)」の購入申し込みが始まった。今回で7世代目となる。

2018年デビューのタイプ992の911カレラをベースに開発された911 GT3カップの最大の特徴は、カップカーとして初めて採用されたワイドなターボ仕様&軽量ボディだ。リアの全幅は先代を28mm上回る1902mmで、ホイール前方に冷却空気のインレットが追加されている。

さらにフレアフェンダーの追加でフロントアクスルの寸法が1920mmとなり、フロント12インチ、リアに13インチの調和のとれたホイールとタイヤの組み合わせが可能になったという。ハンドリングとドライバビリティーに好影響を与えることは言うまでもない。

大型リアウイングを備えたリアスポイラーとフロントエプロン(フロントリップスポイラー/セパレーションエッジ)の組み合わせによる、ダウンフォースの大幅な増加もセールスポイントだ。特に「スワンネック」と呼ばれる、空力効果に大きく貢献する方式でマウントされた、11段階の調整が可能なリアウイングによる効果は大きい。

コックピットも、人間工学を重視した先進のものとなっている。レーシングシートは、角度に加えて2段階の高さ調節が可能で、ステアリングコラムの調整機能との組み合わせで、最適なドライビングポジションが取れるよう配慮されている。そして、ドライバーからの要望でイルミネーテッドスイッチが再配置されたカーボンファイバー製モータースポーツ マルチファンクション ステアリングホイールは、911 GT3 Rからの採用となる。

右側に10個の大型スイッチを備えたラバースイッチパネル(RSP)は、レース中の過酷な条件下での使用を意識したもので、照明や換気、ドライからウェットへのタイヤの設定変更、ブレーキバランスの調整などが割り当てられている。一新された中央の10.3インチカラーモニターには、ドライバーにとって重要なエンジン回転数や、水温と油温、使用中のギア、エラーメッセージ、あるいは雨天時の路面状況などが表示される。

リアサスペンションはベース車両と基本的に同じだが、フロントはポルシェのトップレーシングモデルである911 RSRと同様に、ダブルウイッシュボーンとユニボールベアリングによっての制御が行われる。これにより、精確なターンインが実現されてフロントアクスルの感触が向上するという。ショックアブソーバーは、919ハイブリッドと911 RSRから最先端のバルブテクノロジーを受け継いでいる。

カップカーとして初めて完全電気機械式パワーステアリングが導入されたこともトピックだ。これにより、油圧ポンプと関連の油圧ラインが不要となった。

パワーソースは、自然吸気のドライサンプ潤滑方式を備えた高回転ユニットの水冷式4L水平対向6気筒エンジンを搭載。先代より7500rpm高い8400rpmで最高出力375kW(510ps)、6150rpmで最大トルク470Nmを発生する。トランスミッションは、6速ドグクラッチ式シーケンシャルが組み合わされる。

なお、911GT3カップの購入希望者は、6月23日(水)までにポルシェカレラカップジャパン事務局へ問い合わせの上、所定の車両購入申込書にての申し込みが必要となる。ただし、販売台数に限りがあることと、ポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)2022年シーズンへのフル参戦が義務付けられている。

911 GT3カップの車両価格は3465万円(6速シーケンシャルドグミッション/左ハンドル)となる。




ポルシェ911(992)のレーシングモデル「GT3カップ」が日本での予約受注をスタート

エアロダイナミクスの向上やサスペンションの改良を果たした新型ポルシェ911 GT3カップが日本での受注を開始。車両価格は3465万円に設定

 ポルシェ ジャパンは2021年6月9日、第8世代のポルシェ911(992)のレーシングモデルで、ポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)の競技車両である新型911 GT3カップ(911 GT3 CUP)の予約受注を開始した。車両価格は3465万円に設定する。

 新型911 GT3カップは、2019年初めに具体的な開発が始まり、時間とメンテナンスの費用を抑えながらパフォーマンスを高めて、さらにアグレッシブなデザイン、より素直なハンドリング、優れた耐久性を実現することに主眼が置かれる。
 エクステリアに関しては、カップカー初のワイドなターボ仕様ボディを採用。全幅は先代のリア幅を28mm上回る1902mmに仕立て、合わせて冷却空気を取り入れるインレットをホイールの前に設置する。また、フロントアクスルもフレアフェンダーの追加によってワイド化。この設計変更により、フロントに12インチ幅、リアに13インチ幅のホイールと幅広タイヤの装着を可能とした。

 ボディの着実な軽量化を図ったことも特徴だ。先代は構成材を70%のスチールと30%のアルミニウムで構成していたが、新型ではその比率が入れ替わり、さらに全ウィンドウには傷のつきにくいハードコートグレージングを施した軽量ポリカーボネート材を、ドア/エンジンフード/リアウイングにはカーボンファイバー強化プラスチック材を採用する。また、フロントフードはエアアウトレットダクトとセンターエアインテークを配するとともにアルミ材で仕立て、アクシデントの際の修理費用の削減を図った。乾燥重量はスチール製セーフティセルへのストラットの追加などを行いながら、先代比で約35kg増の1260kgを実現。また、取り外し可能なルーフのエスケープハッチは最新のFIA基準に準拠させた。

 エアロダイナミクスの最適化を図った点も見逃せない。前端部には専用のリップスポイラーとセパレーションエッジを組み合わせたフロントエプロンを、後端部には“スワンネック”マウントを配したうえで11段階の調整を可能とした大型リアウイングを装備。ダウンフォース量をいっそう引き上げている。

 コクピットについては、重要なデータや情報を表示する10.3インチカラーモニターへの刷新や911 GT3 Rから採用したカーボンファイバー製モータースポーツマルチファンクションステアリングホイールの装着、ドライバーからのフィードバックを得て再配置したスイッチ類の組み込みなどがトピック。また、モータースポーツコントロールユニットとデータロガーを助手席足もとから右側リアコンパートメントに移設し、同乗走行が必要な場合などに助手席の設置を可能としている。一方、ドライバーズシートの形状も刷新。サポート性を高めるとともに、角度に加えて2段階の高さ調節機構を内蔵した。

 パワーユニットにはドライサンプ潤滑方式を備えた自然吸気の3996cc水平対向6気筒DOHCエンジンを搭載。最高出力は510ps/8400rpm、最大トルクは470Nm/6150rpmを発生し、レブリミットは8750rpmに設定する。エンジンパワーはシングルマスフライホイールと3プレート焼結金属レーシングクラッチを介して、72kgと軽量に仕立てた6速ドッグクラッチ式シーケンシャルギアボックスに接続。ギアチェンジはステアリングホイールのパドルシフトを使って行う仕組みだ。
 強力パワーを支える懸架機構に関しては、リアサスをプロダクションモデルと同構造で仕立てる一方、フロントサスはダブルウィッシュボーンとユニボールベアリングに変更。また、ショックアブソーバーはWEC用の919ハイブリッドと911RSRから最先端のバルブテクノロジーを継承する。さらに、操舵機構にはカップカー初の完全電気機械式パワーステアリングを採用し、油圧ポンプと関連の油圧ラインを不要とした。

 なお、ポルシェ ジャパンがデリバリーする911 GT3カップは、PCCJ 2022年シーズンへのフル参戦が義務づけられ、また購入を希望する場合は6月23日までにポルシェカレラカップジャパン事務局へ問い合わせたうえ、所定の車両購入申込書にて申し込む必要がある。販売台数には限りがあるので、希望に沿えない場合もあるそうだ。
Posted at 2021/06/17 22:59:03 | コメント(0) | トラックバック(0) | ポルシェ | 日記
2021年06月15日 イイね!

新型カップカー出ましたか♪

新型カップカー出ましたか♪ポルシェ、2022年PCCJ競技車両となる新型911 GT3カップの購入申し込みを開始

 6月9日、ポルシェジャパンは2022年のPCCJポルシェカレラカップジャパンの競技車両に指定されるワンメイクレースカー『ポルシェ911 GT3カップ(タイプ992)』の購入申し込みを同日より開始するとアナウンスした。価格は税込3465万円。

 昨年12月12日に発表されたこの最新レーシングカーは、2018年にデビューしたタイプ992ポルシェ911カレラをベースに開発が進められてきたワンメイクレース用マシンだ。

 ヨーロッパ、アジア、北米など世界各地で開催されているポルシェカレラカップの競技車両として用いられるカップカーの7世代目となるこの車両では、従来モデルと比較して25PSの出力向上を果たし、最大出力は375kW(510PS)に。これによりラップタイムはサーキットのレイアウトに応じて1%まで短縮することが可能となった。また、合成燃料の使用が可能となっており、レース条件下でのCO2排出量を大幅に削減することもできる。

 開発にあたって「時間とメンテナンスの費用を抑えながらパフォーマンスを高め、さらにアグレッシブなデザイン、より素直なハンドリング、優れた耐久性を実現すること」が目指された992型911 GT3カップカー最大の特徴が、最適化されたエアロダイナミクスと印象的な力感あふれるエクステリアだ。

 外観ではカップカーに初めて採用された、ワイドなターボ仕様の軽量ボディがこれに寄与しており、新型マシンの全幅は先代のリヤ幅を28mm上回る1902mmとなっている。またホイールの前に追加された冷却用のエアインテークも特徴のひとつだ。
 
 また、フロントアクスルも大幅にワイド化され、フレアフェンダーの追加によってフロントアクスルの寸法は1920mmに広がっている。これによりフロントに12インチ幅のリム、リヤに13インチという調和のとれたホイールとタイヤの組み合わせが可能になっている。

 エアロダイナミクスの点では、大型リヤウイングを備えたリヤスポイラーと、レースに適合されたフロントエプロンの組み合わせによって大幅なダウンフォースの増加を実現した。リヤウイングを支えるステーはスワンネック型が採用され、ウイングの角度は11段階の調整が可能となっている。

 ボディはアルミニウムを主体に構成される。ウインドウはすべて軽量ポリカーボネート製。ドアとエンジンフード、リヤウイングがカーボンファイバー強化プラスチック製となる一方、独特のエアアウトレットダクトとセンターエアインテークを備えたフロントフードはアルミニウム製とし、アクシデントの際のコスト削減が図られた。
 
 コクピットはすべてのドライバーの身体に理想的にフィットするよう、人間工学を考慮した設計となっており、そのなかで採用された新しいレーシングシートは角度調整に加え2段階の高さ調整が可能となっている。再設計されたマルチファンクションステアリングホイールは911 GT3 Rから採用されているもので、ドライバーからのフィードバックを反映しイルミネーテッドスイッチが再配置された。
 
 この他、インテリアではステアリングの奥に配置された10.3インチカラーモニターが一新された。このモニターにはレース中、ドライバーにとって重要なデータと情報が表示されるという。

 前述のとおり510PSにパワーアップされたエンジンは、ドライサンプ式水冷4リットル水平対向6気筒の自然吸気エンジンだ。この高回転ユニットは8400rpmで最高出力を発揮。レブリミットは8750rpmに設定されている。最大トルクは470Nm/6150rpmだ。

 6月9日より購入申込みがスタートした新型ポルシェ911 GT3カップカー。ポルシェジャパンがデリバリーするこの車両は、2022年シーズンのPCCJフル参戦が義務付けられる。
 
 ポルシェジャパンは、新型911 GT3カップを購入を希望する場合は「今月23日(水)までにポルシェカレラカップジャパン事務局へお問い合わせの上、所定の車両購入申込書にてお申し込みください」としている。なお、販売台数に限りがあるため、希望に沿えない場合もあるとのことだ。この点はご注意願いたい。



ポルシェジャパン、新型911 GT3カップの購入申込開始...PCCJ用競技車両、価格は3465万円

ポルシェジャパンは、ポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)用競技車両、新型『911 GT3カップ』(Porsche 911 GT3 Cup)の購入申し込みを6月9日より開始した。

◆ターボ仕様軽量ボディをカップカーとして初採用

新型911 GT3カップは現行型992世代をベースにした最初のレーシングカー。ワイドなターボ仕様軽量ボディをカップカーとして初採用する。全幅は先代のリア幅を28mm上回る1902mm。ホイール前には冷却空気のインレットを追加する。

同時に、大型リアウイングを備えたリアスポイラーとレースに適合されたフロントエプロンの組み合わせにより、空力ダウンフォースを大幅に増加。高速コーナーでの安定したハンドリングを提供する。

車両重量はスチール製セーフティーセルへのストラットの追加などにより、約35kgの増加(乾燥重量1,260kg)。すべてのウインドウは軽量ポリカーボネート製で、傷のつきにくいハードコートグレージングが施されている。

◆10.3インチカラーモニターを一新

新型レーシングシートは、角度に加えて2段階の高さ調節が可能。調整可能なステアリングコラムとの組み合わせで、全てのドライバーの身体に理想的にフィットする。

カーボンファイバー製モータースポーツマルチファンクションステアリングホイールは、ドライバーからのフィードバックを反映して、イルミネーテッドスイッチを再配置した。

中央に配置した10.3インチカラーモニターは一新。レース中、ドライバーにとって重要なデータと情報の表示を優先する。エンジン回転数の横には、水温と油温、使用中のギア、エラーメッセージ、あるいは雨天時の「ウェット」などの重要なベースライン設定情報を表示する。

◆完全電気機械式パワーステアリングを初導入

リアサスペンションはプロダクションモデルと基本的に変更されていないが、フロントはダブルウィッシュボーンとユニボールベアリングで制御。ダンパーは横方向の力を受けずに軸方向の力のみを受けるようになり、さらに正確なターンインを実現する。

ショックアブソーバーも、919ハイブリッドと911 RSRから最先端のバルブテクノロジーを継承。完全電気機械式パワーステアリングを911 GT3カップに初導入し、油圧ポンプと関連の油圧ラインを不要とした。

◆最高出力は先代を25ps上回る510ps

新型911 GT3カップも初代カップカーと変わらず自然吸気レーシングエンジンを搭載する。ドライサンプ潤滑方式を備えた高回転ユニットの水冷式4リットル水平対向6気筒エンジンは、先代の7500rpmより高い8400rpmで最高出力510ps(先代比25ps増)を発揮。

レブリミットには8750rpmで達し、6150rpmで470Nmの最大トルクを発生する。2つのレゾナンスフラップを備えたシングルスロットルバタフライシステムは、さらにダイレクトなレスポンスを実現し、触媒コンバーターレーシングエグゾーストシステムとの組み合わせで、荘厳なサウンドを奏でる。

価格は3465万円。なお、ポルシェジャパンがデリバリーする911 GT3カップは、PCCJ 2022年シーズンへのフル参戦が義務付けられる。購入希望者は6月23日(水)までにポルシェカレラカップジャパン事務局へお問い合わせの上、所定の車両購入申込書にて申し込む。

Posted at 2021/06/15 20:16:39 | コメント(0) | トラックバック(0) | ポルシェ | 日記

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