【スバル BRZ】100台のみ、スポーツカーのイエローをまとった特別仕様
スバル『BRZ』のマイナーチェンジに伴い、限定車『BRZ Yellow Edition』を発表。100台限定で7月7日より先行予約を開始する。
この限定車は、bremboブレーキとSACHSダンパー(ZF社製)を採用した最上級グレード“GT”の発売を2016年秋に予定しており、それをベースとしたものである。
このイエローは、“チャールサイトイエロー”という名称だ。「チャールサイトというのは鉱石の名称で、カラーに関してもスバルが掲げるデザインテーマ、DYNAMIC×SOLIDを織り込んでいる」とは、富士重工業スバル商品企画本部デザイン部の雲野弘樹さんの弁。
最近のスバルのショーカーは、DYNAMIC×SOLIDのデザインテーマの下、全て鉱石からインスピレーションを受けたカラーを採用している。このイエローは、量産初の新色で、かつ、DYNAMIC×SOLIDを量産で初めて採用したカラーでもある。
このカラーの特徴について雲野さんは、「あまり有名な石ではないが、チャールサイトという石が持つ硬さ感と、ビビットな黄色をモチーフにしている」という。また、「これまでの赤みがかった黄色ではなく、スポーツカーど真中の、鮮やかな黄色を採用したいという思いで作った」と述べる。
なぜ黄色なのか。「スポーツカーといえばイエローで、世界中から要望が多かった」と雲野さん。「やはりスーパースポーツカーといわれるようなランボルギーニ各車や、シボレー『コルベット』、最近ではアルファロメオ『4C』などにも黄色が設定されている。スポーツカーといえば赤、青、黄色なのだ」と話す。
このカラーは輸出も行われる。しかし、「このイエローは非常に作るのが難しいことから、合計で1000台しか作らない。そのうちの100台が日本向けだ」と雲野さん。
更にこのカラーを引き立てるために、「黒いホイール、黒いドアミラー、黒いシャークフィンなど黒いパーツをコーディネート。その結果、よりスポーツカー度が増すコントラストが出た」と語った。
【スバル BRZ】DYNAMIC×SOLIDと質感の向上を目的にスバル全体でデザインコンペ
ビックマイナーチェンジしたスバル『BRZ』は、スバルが掲げる“DYNAMIC×SOLID”というデザインキーワードを取り入れてデザインされている。
BRZのビックマイナーチェンジは、今から2年ほど前に企画がスタートした。更に、それを遡ること半年ほど前から、スバルデザイン本部ではデザイン開発をスタートさせたという。これは、2014年5月にスバルのブランド価値を上げるための中期経営ビジョン“際立とう2020”が発表され、その中のひとつにデザインをより際立たせるために、“DYNAMIC×SOLID”というキーワードを掲げられたことが背景にある。
富士重工業スバル商品企画本部デザイン部の雲野弘樹さんは、「2年より少し前にはこのキーワードが(社内で)確立しており、ショーカーの開発や、フルモデルチェンジに向けてDYNAMIC×SOLIDをどう反映させいくかを検討していた」と振り返る。また、同時にバンパー変更などのマイナーチェンジではどうすればよいかも議論されていた。
そこで、「BRZのマイナーチェンジの企画が半年後には始まるだろうから、その前にデザイン部として先行すべく、部全体としてコンペを行った」と話す。通常デザインはそれぞれのクルマやセグメントに応じてチームが分けられているので、部全体としてのコンペはあまりない。しかし、今回は、「スバルのデザイン部はみなクルマ好き、スポーツカー好きだ。BRZのマイナーチェンジのアイディアを公募すれば多くの案が集まるだろうというデザイン部長の発案で公募になった」と雲野さん。
その際には、当然キーワードとしてDYNAMIC×SOLIDが掲げられた。「ダイナミックは勢いやアグレッシブさ。ソリッドは塊感、安心感を表現。それをマイナーチェンジなのでバンパーなどでどう表現するか。また、BRZらしさ、スポーツカーらしさを織り込むことも規定した」
そしてもうひとつテーマが設けられた。BRZは発売後2年が経過しており、国内では上級の「S」グレード、輸出用でもグレードの高いモデルの販売比率が高かった。そこで、「価格に見合った、質感の高い内外装のデザインを求めた」と雲野さん。
その結果、「日本をはじめアメリカやヨーロッパからも非常に多くのアイディアが集まり、そこからデザインを3つ選択し開発を進めていった」と語った。
【スバル BRZ】スバルのヘキサゴンと飛行機のDNAを強調
スバル『BRZ』がビックマイナーチェンジした。エクステリアはフロントバンパーとヘッドランプが変更されたが、このデザインは世界のスバルデザインスタジオ全体でコンペされ、3案から絞り込まれていった。
今回のコンペは、BRZのマイナーチェンジの企画スタート前に行われた。デザインの方向性は、BRZのマイナーチェンジを踏まえ、DYNAMIC×SOLID、BRZらしさ、スポーツカーらしさを織り込むこと。そして、デザインの質感向上が求められた。
A案は日本の群馬スタジオからのアイディアだ。「しっかりと六角形のスバルのヘキサゴンをフロントで強調しながらもスポーツカーらしさとしてワイド&ローを強調したデザインだ」とは、富士重工業スバル商品企画本部デザイン部の雲野弘樹さんの弁。最終的に量産につながった案だ。
その特徴は、左右のフロントエアインテーク中央からのラインでそれぞれを結ぶことで、ウイングを想起させていることだ。「スバルといえば飛行機のDNAも持っている。それを表したいことと、低い位置でウイングをモチーフにすることにより、スポーツカーらしさと、低重心感を表現したのだ」と雲野さん。
B案はアメリカのスバルデザインスタジオのものだ。これもワイド&ローを強調。「スポーツカーといえばワイド&ローであり、飛行機とともに、F1のウイングのようなイメージも感じられるウイングモチーフが取り入れられている」と説明。
C案は、「なるべくヘキサゴングリルの頂点を下げることで、スポーツカーのロングノーズ&ショートデッキというモチーフでデザインされ、低重心感を出そうという案だ」と話す。
この3案からAとB案に絞り込まれた段階で初めてBRZのマイナーチェンジの企画がスタートした。デザイン開発のテーマと、商品企画のテーマである、「一クラス上の質感、スポーツカーらしさなどが合致しており、また空力や、設計などビックマイナーチェンジに向けての要件が出てきたので、このデザイン案に織り込んでいった」という。
そのうえで、デザイン部としては「A案が一番ダイナミックソリッド、ダイナミックなウイングモチーフ、低重心が表現されているのでA案を推奨し決定した」と語った。
スバル BRZの戦闘力を大幅アップするとともに最上級グレード追加
スバルは「BRZ」に大幅なマイナーチェンジを施し、2016年8月1日から販売を開始する。Eタイプとなった今回は、2012年2月のデビュー以来初めての大幅改良で、パワーユニットからシャシーに至るまで全性能を進化させることで、走行性能を向上。さらに、エクステリアやインテリアも改良されている。
まず、MT用のパワーユニットはエンジン本体と吸排気系を改良するとともに、シリンダーヘッドとブロック結合部の剛性を強化するなどして、最高出力で7ps、最大トルクで7Nmの向上を実現。さらに、ファイナルギヤ比を変更したことにより、全域で加速性能がアップしている。
また、ボディ全体の剛性を強化したほか、足回りではコイルスプリングのバネ定数、ダンパー内部構造と減衰力、リヤスタビライザー径を変更。これにより操舵応答性と操縦安定性、乗り心地を大幅に向上し、これまで以上にしなやかで上質な乗り味を実現している。
エクステリアでは、航空機のウィングチップ(翼端板)をモチーフにした新デザインのバンパーや、LEDヘッドランプ&リヤコンビランプを採用。フェンダーガーニッシュや17インチアルミホイール、リヤスポイラーも新デザインを採用することで、ローフォルムをより強調するとともに、全体の質感を向上させまている。
一方インテリアは、インスツルメントパネルやニーパッド、メーターパネルバイザーにレザー調素材を新たに採用し、レッドステッチを施した。また、ステアリングホイールを新デザインの小径タイプに変更し、断面形状の最適化と高触感革の使用により操作性とグリップ性を向上させている。
このほか、メーターパネルに4.2インチマルチインフォメーションディスプレイを新たに採用したほか、ヒーターコントロールパネルやドアスイッチパネルをカーボン調とすることで、走りのマインドを高める上質なインテリアを実現した。
これらの改良に加え、ブレンボブレーキやザックスダンパーを採用して、走りのポテンシャルを最大限に高めた最上級グレードの「GT」を2016年秋に追加する予定。さらに、このGTをベースとした特別仕様車「イエローエディション」を100台限定で設定し、先行予約を7月7日から開始する。
【スバル BRZ 改良新型】ヘッドランプをデザイン変更、水平対向エンジン搭載をアピール
スバル『BRZ』がマイナーチェンジした。デザイン面ではフロントバンパーとヘッドランプ、そしてリアコンビランプが変更されている。
当初、マイナーチェンジということでバンパーの変更を想定しデザイン開発がすすめられていた。しかし、先進感を求めフルLED化にする案が出されたことから、それに合わせヘッドランプとリアコンビランプの変更が行われたという。
富士重工業スバル商品企画本部デザイン部の雲野弘樹さんによると、「スバルは、六角形のヘキサゴンモチーフと、ホークアイのヘッドライトの中に文字モチーフを入れるというアイデンティティは、これまでも行ってきているもの」と話す。
そこでBRZも「“コ”の字をモチーフとして入れることで、スバルの水平対向のエンジンが搭載されている、水平対向のピストンが動いているというイメージを表現している」と述べる。
実は当初、そのデザインは若干違っていた。「ヘッドライト上とボンネットのラインに合わせて、“コ”の字を斜めに配していたので、いわれないと水平対向のイメージが伝わらなかった」と雲野さん。そこで、「水平対向は四角く、安定感もあることを表現した方がスバルらしいのではないかと、開発の途中からコの字のライトを水平にし、また角度を変えてデザインした」という。
また、安定感という面では、「今回のマイナーチェンジでは、安心感、安定感というセッティングも行われたので、その部分はヘッドランプのデザインでも見せようという意見もあり、反映させた」と説明。
その結果、「バンパー下部に左右に配したエアインテークを結ぶラインにより、飛行機のウイングモチーフというスバルのDNAを出しつつ、中に水平対向エンジンが入っていることをヘッドランプでも表現していることから、兄弟車とは違うことをデザインでも表現できたと思っている」と語った。
【スバル BRZ 改良新型】インテリアにも黄色を配色。飽きの来ないカラーコーディネートで
スバル『BRZ』の最上級グレード“GT”が秋に追加されるが、それをベースにした特別仕様車、“Yellow Edition”が7月7日より100台限定で、先行予約受付が開始された。
このカラーは日本では100台、世界でも1000台のみの限定車だ。スーパースポーツカーにあるような、鮮やかな黄色にこだわり、新たに作った“チャールサイトイエロー”である。
ボディカラーにこだわったことから、内装にもそのこだわりを反映させようと、「黒い内装の中にどのようにイエローを配置すればいいのかを3案作り検討した」と述べるのは、富士重工業スバル商品企画本部デザイン部の雲野弘樹さんだ。
その案には、「これまでのBRZにあるような、黒い内装で赤いステッチを入れたものに則ったアイディアや、よりイエローを見せることで限定100台のクルマを手に入れたという、所有欲を満たすように、肩だけや帯で黄色を出したりなどのアイディアがあった」と話す。
その結果、「大人っぽさや質感の高さなど、マイナーチェンジしたBRZの方向性を考えると、B案が一番似合うだろうと採用した。ドアを開けたときにしっかりとドアグリップを黄色にするなど、抑えどころがしっかりとしているのも特徴だ」という。
スバルは、デザインテーマとしてDYNAMIC×SOLIDを掲げ、それはカラーも同様だ。そのうえで、「カラーチームではDYNAMIC×SOLIDにプラスし、“インパクト”と“深み”というサブタイトルつけてデザインしている」と雲野さん。
インパクトは、「外装などを見たときの衝撃を指すが、スバル車は長く乗っていただけるので、長く所有できるカラーを目指し、すぐ飽きるような色は選んでいない」。内装も、「ドアを開けたときにシートに色が入っていたり、ドアを閉めるときにクリップに黄色があるとインパクトが出せている」と説明。
しかし、「普段乗っているときに黄色が目につくと運転に支障が出るので、そういうところにはさりげないステッチだけにするなど、長く乗って飽きてこない、しかし愛着が増すようなカラーコーディネートに仕上げた」と語った。
ハイパーブルーをあえて採用しなかったのはなんかあるのかな?
どのへんがハイパーなんだろう?
ハイパーブルーは問答無用でドアミラーが黒になる模様
あとはサンライズイエローを継続使用しなかったのは意味ありげなのかしら
トヨタ 「86」がビッグマイナーチェンジ デザインを変更し、シャシーを改良
2016年7月5日、トヨタは「86」のフェイスリフト、シャシーのチューニングを行なうなどビッグマイナーチェンジを行ない、8月1日から発売すると発表した。
エクステリアでは、フロントバンパーからリヤビューまで、細部の空力性能向上を追求。ノーズフィン、フォグランプベゼルフィン、カナード風のデザインを採り入れたフロントバンパーを採用し、GT Limitedにウイングタイプのリヤスポイラーを標準装備化するなどよりアグレッシブなデザインとしている。さらにバイ・ビーム式LEDヘッドランプを全車標準装備とし、GT Limited、「GT」にLEDフロントフォグランプも採用。
インテリアでは、トヨタ最小径となる362mmの真円ステアリングホイールを採用。GT Limited、GTに採用される3眼タイプのタコメーターは、最高出力付近の7000rpmがメーターの真上になるように変更。
さらに上位2グレードはマルチインフォメーションディスプレイ(4.2インチTFTカラー)を採用。瞬間燃費や航続距離に加え、「Gモニター」、「パワー・トルクカーブ」、「ストップウォッチ」などをスポーツドライビング向けの装備を新採用している。
直噴・ポート噴射「D4-S」を採用する水平対向4気筒FA20型エンジンでは、MT用はインテークマニホールドやエキゾーストマニホールドなど吸排気系部品の改良により、パワー、トルクともに向上させている。AT用エンジンは従来通りの出力。
ボディは、リヤピラーのスポット打点増し打ちによるボディ剛性の強化に加え、サスペンションを細部改良し、操舵応答性と乗り心地をアップしている。さらにドイツのザックス製ダンパーをオプション設定。より優れた操舵応答性や乗り心地を実現している。
モデリスタの新型86用カスタマイズアイテムは「スタイリッシュ ギヤ」がテーマ
ビッグマイナーチェンジを受けたトヨタ・86。
トヨタモデリスタインターナショナルが発売したカスタマイズアイテムは「Stylish Gear」をコンセプトに掲げ、スポーツマインドを刺激する躍動感はもちろん、洗練された品格を表現したパーツとしているのが特徴です。
洗練されたダイナミックなスタイルを演出する「MODELLISTA エアロキット」をはじめ、サイドビューを伸びやかに印象付け、躍動感を演出する「トランクスポイラー」を設定。
さらに、新商品も投入されています。クリアランスランプ連動で LEDの光が先進的な佇まいを醸し出す「フェンダーイルミブレード」、パドル部を大型化した取替タイプの「パドルシフト」は、スタイリッシュな見た目だけでなく操作性向上を意図したアイテムになっています。
価格は、フロントスポイラー、サイドスカート、リヤスパッツからなる「MODELLISTA エアロキット」が12万6360円(塗装済)/11万240円(素地)。トランクスポイラーが5万9400円(塗装済)/5万4000円(素地)、フェンダーイルミブレードが5万8320円、スタイリッシュモールが3万1320円、マフラーカッターが2万7000円、LEDライセンスランプが8640円、18インチアルミホイール&タイヤセットが29万7000円となっています。
そのほか、インテリアではインテリアパネルセットのレッドモノグラムが4万6440円、ヘアライン調が2万8080円、LEDルームランプセット(面発光タイプ)が3万2400円などとなっています。
(塚田勝弘)
ドイツのザックス製って書いてあるけどドイツ製とは書いてないのがミソなのかしら…以前どこかでレビューを見たOP品のは韓国産だったんだよな…
Posted at 2016/07/08 00:34:42 | |
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