2020年06月20日

一度
NENC ハイスパークノイズリダクションケーブル HSIC-NRC
外してみて様子見てみようかな?
総走行距離92389km
走行距離437.7km
油量50.85L
燃費8.60766961652km/L
MFD上での記録
AVG.A9.3km/L
400km(走行可能)
アイドリング時間2時間23分
削減量1.570L
AVG.B11.2km/L
400km(走行可能)
アイドリング時間8時間30分
削減量5.667L
ハイスパークイグニッションコイル SUBARU (22433AA680) XVアプライドB-C
流石にイグニッションコイル戻したりするのは面倒だからなぁ
Posted at 2020/06/20 21:35:32 | |
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G4 2.0i アイサイト 燃費 | 日記
2020年06月20日
「288」「27」「555」ピクッときたらマニア確定の「クルマにまつわる数字」とその意味
ポルシェやフェラーリ好きは三桁の数字を重視
1999年に日本でも希望ナンバー制が導入され、語呂合わせや好きな数字、ラッキーナンバー、ゾロ目……と、いろいろ思い入れのある数字を選んで愛車のナンバーにしている人も多い。そうしたなか、クルマ好きならではのこだわりの数字がいくつかあるので、それをいくつかピックアップしてみよう。
車名関連の数字
国産車でも、最近になってマツダが「マツダ2」「マツダ3」「マツダ6」など数字車名を採用するようになったが、ベンツやBMW、プジョーやボルボなど、欧州車では数字車名は昔から定番。とくに、ポルシェ、フェラーリの車名に採用された三桁の数字には、敏感に反応するマニアが多い。
もっともポピュラーなのは、ポルシェの代表車種「911」。911のなかでも、スーパーカーブームのときに脚光を浴びたのは「930」型のターボ。モノコックボディになったのが「964」、空冷最後が「993」、初の水冷911が「996」、以下「997」、「991」「992」とモデルチェンジごとに型式が変わっており、ポルシェ好きはこの型式の3桁を重視している。
また同じポルシェのミッドシップモデル、ケイマン・ボクスターには「718」というコードが与えられていて、これも世代ごとに三桁の数字が与えられている(第一世代 986、第二世代 987、第三世代 981)。ちなみにカイエンは「955」。これらの数字に精通しているのがポルシェ好きの証で、オーナーはナンバープレートにこの数字を選ぶ人も多い。
同様にフェラーリも車名が三桁の数字が多い。F40やF50をはじめ、スーパーカーブームの頃の308、328、512、246、288などに、ピンと来る人は多いはず。その他、348、430、456、458、599なども、フェラーリファンにとっては特別な数字だ。
モータースポーツの世界にまつわる数字も多数!
モータースポーツ関連
レーシングカーのゼッケンなどの数字もモータースポーツファンには重要な数字。
フェラーリのエースナンバー「27」、日産ワークスのエースナンバー「23」、トヨタ系ではトムスのエースナンバー「36」といった数字はこだわりの数字。
またF1でも2014年以来、希望カーナンバー制度が導入されているので、応援しているドライバー固有のナンバーはファンにとって意義深い数字となっている。チャンピオンのハミルトンは、ゼッケン「1」を付けられるのに、「44」にこだわり続けているし、ベッテルは「5」、ライコネンは「7」、ルクレールは「16」、フェルスタッペンは「33」、リカルドは「3」、古くはマンセルの「レッド5」が有名。
国内では、星野一義が好んだ「12」「19」が知られている。またスバルのWRCのスポンサー「555」(タバコ ブランド)や、STIをもじった「571」もスバルファンにはたまらない数字!?
マツダでは、ルマン24時間を制したまつだ787Bの「787」と、そのチャージマツダのゼッケン「55」が格別だ。
車体やエンジンの形式番号
その他、車名関係、車体の型式番号、エンジン形式なども、こだわりの数字になりやすい。
日産でいえば、歴代GT-Rの「R32」、「R33」、「R34」、「R35」。シルビアの「S13」、「S14」、「S15」。さらにはフェアレディZの「S30」、「S130」、「Z31」、「Z32」、「Z33」、「Z34」など。そして、第二世代GT-Rの心臓部、RB26DETTの「26」などだ。
トヨタだと、歴代スープラのA70、A80、A90。そして車名そのものの「86」。MR2のAW11やSW20、セリカのST165、ST185、ST205、T230。
マツダは、前記のマツダ2、マツダ3、マツダ6以外にも、RX-7、RX-8の「7」と「8」。RX-7の型式「FC3S」や「FD3S」も有名だが、数字ではなく「FC」「FD」と呼ばれることが多く、ロードスターも「NA」「NB」「NC」「ND」の方が通りがいい。エンジン形式でも13Bロータリーなどもあるが……。
ホンダもS2000とS660以外は型式番号のアルファベットが呼び名になっているクルマが多く、数字へのこだわりは弱いかも?
このように、クルマ好きがこだわる数字にはいろいろある。3桁あるいは2桁の数だと数字を聞いただけでピンときやすいものがあるが、アルファベット+ひとケタの数字だと略してアルファベットだけで通用することが多いようだ。単なる記号、単なる数字でも、マニアにとっては格別な意味があったりするので、趣味の世界は面白い。
Posted at 2020/06/20 09:41:49 | |
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自動車業界あれこれ | 日記
2020年06月20日
500台限定のWRX S4 STIが2週間で完売。人気色がWRブルーじゃないのはスバリストの世代交代が原因?
500台限定のWRX S4 STI スポーツ シャープは2週間で完売に
【予約受付終了のご案内】5/26~先行予約を開始した「WRX S4 STI スポーツ シャープ」は限定台数500台に達したため、受付を終了いたしました。
SUBARUのTwitter公式アカウントがこんなツイートをしたのを見て、タイミングを逸してしまったと後悔しているスバリストもいるのではないでしょうか。
WRX S4 STI スポーツ シャープというのは、カタログモデルとして設定されている「WRX S4 STI スポーツ」をベースにSTI(スバルテクニカインターナショナル)がオリジナルパーツを追加したコンプリートカー。500台限定で、5月26日からティザーサイトが公開され、事前予約が始まっていました。その予約が、500台の限定台数に到達したというのが冒頭のツイートです。
2週間で完売御礼となったWRX S4ベースのSTIコンプリートカー。ボディを引き締めるドロースティフナーやフレキシブルタワーバーといったアイテム、中間域でのトルクアップにつながるという吸排気系のチューニング、フロントの大型スポイラーやリアバンパーのエアアウトレットといった空力デバイスのトータルコーディネートは、コンプリートにふさわしい内容になっています。
専用ボディカラーのセラミックホワイトが8割近い人気を集めている
そして下記は「WRX S4 STI Sport ♯」の受注状況におけるボディカラー比率データ。
セラミックホワイト 78%
WRブルー・パール 11%
クリスタルブラック・シリカ 6%
アイスシルバー・メタリック 5%
圧倒的にセラミックホワイトが人気で、歴代でWRXのイメージカラーという印象が強いWRブルー・パールの人気は1割強にとどまっています。
確かに今回のコンプリートカーについてはブラックのエアロパーツやホイール、インテリアカラーのコントラストで魅力が引き出せるよう、セラミックホワイトが専用色として設定されていますが、8割近い支持は驚きといえます。
WRX S4はリニアトロニックと呼ばれるCVTと300馬力の水平対向4気筒直噴ターボを組み合わせたパワートレインの、2ペダル専用モデル。2ペダルゆえに先進安全装備&運転支援システム「アイサイト」の機能を存分に味わることができる仕様となっています。
つまり、MTでゴリゴリのスポーツドライビングを楽しむのとは異なる、走りの楽しさと安全意識をほどよくバランスした新たなボクサースポーツの魅力を「WRX S4 STI Sport ♯」に感じている人が、限定500台の予約に走ったからこそ、定番のWRブルー・パールではなく、セラミックホワイトが支持を集めたと想像したくなるわけです。
これがスバルのイメージチェンジにつながるのかどうか。新世代スバリストの台頭を感じさせる流れに注目です。
文:山本晋也(自動車コミュニケータ・コラムニスト)
あくまでも初期の販売台数に対しての話なので比較として正しい情報と言えるか微妙なんですが
白が一番売れているのは変わらんだろうよ
やっぱり売れるのは白パールなんだよね
全体のなんと2割…
やっぱり日本人は白が好きなんだな~
アイサイト付きは当然としてもやっぱり色は白なのね~
辞める事とこれからの事、そして始まった事とかとか
え?サテンホワイトが一番人気なん??
やっぱりWRブルーが売れる時代も終わりなんだろうね?
2割強は白ってデータになるかな〜
Posted at 2020/06/20 09:17:21 | |
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富士重工 | 日記
2020年06月20日
軽トラが新車当時より40万円アップ!? 軽トラ史上初の高騰が止まらないスバル製サンバーの今 【知らない間に高騰してるクルマたち】
往年のスカイラインGT-Rなど、未だに中古車市場で高値で取引されているのは納得できる。だが、発売当時それほど人気もなかったクセに知らない間に価値が上がるクルマも稀にあるのだ。と、今回は知らない間にプレミアがついたある意味名車を5回に渡ってご紹介! 今回は農場のポルシェという異名を持つスバル サンバーだ。
軽トラ界激震! 撤退続きで2強の時代へ
軽トラック業界は現在OEMを除くとホンダ アクティ、スズキ キャリイ、ダイハツ ハイゼットトラックの3モデルのみ。2021年半ばでアクティは生産終了となるため、近い将来キャリイとハイゼットの二強となる。
数年前までは三菱自動車とスバルも自社でミニキャブとサンバーという軽トラックを持っており、特にスバル製のサンバーは軽トラックながら非常に個性的なモデルであった。
スバルらしさ満点! ずっーとサンバーだけがRRだった
具体的には軽トラックのエンジン搭載位置は、アクティはミッドシップ。キャリイ、ハイゼットは前席下縦置きのFR車といったイメージで、この2種類のタイプが一般的だ。
しかしスバル製サンバーは、初代モデルが名車スバル360と共通設計だったことに端を発し、一貫してリヤエンジンであった。軽トラックのリヤサスペンションは、リジット+リーフスプリングというのが一般的。
だが、サンバーはセミトレーリングアーム+コイルスプリングを採用するため、軽自動車全体でも珍しい四輪独立だ。トドメにエンジンは軽自動車全体に3気筒エンジンが普通のところ4気筒、挙句の果てに過給機のスーパーチャージャーもあるという、軽トラック業界では夢のようなクルマだった。
実はファーストカーとしての素質も! 走りも使い勝手も文句なし
そのため筆者も所有するのが小さな夢だったこともあり、2001年式のサンバートラックスーパーチャージャー4WDを持っている。まあ、軽トラらしい使い方はほとんどしないのだが。
乗用車的になるようかなり手を加えていることもあり、燃費が乗り方によってはファーストカーのトヨタ 86より悪いという大きな欠点はあるが、乗るとやはり個性的で楽しく、「イザとなればこれ一台でもいいか」と感じているほど満足している。
新車当時より40万円高い超プレミアモデルも
というクルマだけに、1999~2012年に生産された最後のスバル製サンバートラックの中古車はMT、4WD、スーパーチャージャーという最強スペックが揃う2008年式以降で走行距離10万km以下だと100万円~。コンディションによっては150万円以上も珍しくない。
スバル製サンバーは最強スペックでも新車が110万円程度だったのを考えると、軽トラックとは思えない中古車の高騰ぶりである。
なおスバル製サンバーの中古車は、トラックより利便性の高い商用バンを含め、全体的に高い。
もしかすると、2021年に生産が終了するアクティもサンバー並みのプレミアがつくかもしれない。これからは軽トラからますます目が離せないゾ!
気づいたら高騰していた意外なクルマはコチラ▼
【筆者:永田 恵一】
Posted at 2020/06/20 09:11:04 | |
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富士重工 | 日記
2020年06月20日
スバル「レヴォーグ」の変遷 シリーズ1 25年目のフルモデルチェンジ 初代レヴォーグ誕生(Aタイプ)
レヴォーグ Aタイプ2014-2015
レヴォーグは2014年4月、スバルのGTツーリング コンセプトを具現化した日本市場専用のスポーティ ステーションワゴンとしてデビューした。それから6年を経て、いよいよ2020年秋に2代目レヴォーグが登場する。そこで、改めて初代レヴォーグの変遷をたどってみることにしよう。
関連記事
【実感アイサイトver3】スバル・レヴォーグ公道試乗 ドライビングプレジャーと運転支援テクノロジーの融合
レガシィを引き継ぐ新ブランド誕生
新型レヴォーグは2014年4月に発表され、6月に発売された。SUBARUはレヴォーグの登場まではレガシィ ツーリングワゴンがフラッグシップのポジションに位置していたが、レガシィはアメリカ市場での主力車種として急速に成長。そのためアメリカのインディアナ工場で生産されるようになった。また商品企画としてもアメリカ市場からの要求を積極的に採り入れる必要が出てきた背景がある。
そのためレガシィはボディサイズなども含め、日本市場に最適とはいえなくなってきた。そこでスバルは日本市場に合わせたボディサイズで、スバルが目指す「GT」と呼ぶにふさわしい走りの性能を備えたステーションワゴン(スポーツツアラー)の新たなブランドとしてレヴォーグを開発した。
新生レヴォーグのキャッチフレーズは「25年目のフルモデルチェンジ」であった。これは25年前にデビューした初代レガシィの生まれ変わりを意味していたのだ。
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【好評連載】スバル・レヴォーグ解体新書【繁浩太郎の言いたい放題コラム第7回】
技術のフラッグシップモデル
初代レヴォーグのボディサイズは全長4690mm、全幅1780mm、全高1485mm、ホイールベース2650mmで、1世代前の4代目レガシィ(BP型)とほとんど同サイズだ。それでいてラゲッジ容量は当時のレガシィ(BR型)を上回る522Lを実現し、優れたパッケージングを実現していた。
さらにレヴォーグは、スバルの技術的なフラッグシップという新たな役割も与えられている。その証として、当時の最新の知見を投入し、後にSGP(スバル グローバル プラットフォーム)となる高剛性のボディ骨格構造を採用。
ステレオカメラのカラー画像化、認識距離、認識角度の拡大といった要素を盛り込むことで自動緊急ブレーキ性能を向上させただけでなく、アクティブレーンキープなど新機能を実現したアイサイトver3を採用している。
またエンジンも、最新の直噴システムを採用したFA20型DITターボ、FA16型DITターボを新開発して搭載している。レギュラーガソリンを使用するFA16型DITは圧縮比11.0という高圧縮比で、走りと燃費性能を両立。一方のFA20型DITは300ps/400Nmのハイパワーを発生するスポーツ エンジンとして仕上げられていた。
AWDシステムは、1.6Lモデルが油圧多板クラッチ制御のアクティブトルクスプリット式、2.0Lモデルは遊星ギヤ式センターデフのVTD式を採用。また全モデルがアクティブ トルクベクタリングを標準装備している。
アクティブトルクスプリット方式=ACT4(アクトフォー)とは
前後の駆動トルク配分の基本は60:40で、センターデフの代わりに電子制御油圧多板クラッチを採用。走行状態に合わせて前後トルク配分を可変制御する機能を備えている。走行状態に合わせ油圧多板クラッチの締結力をコントロールし、滑りやすい路面ではクラッチはロック状態になり50:50の配分になる。
また、このACT4は制御を変えることでさまざまな性格の車種に展開できる特徴があり、悪路走破が想定されるフォレスターでは、発進時のトラクション性能を向上させ、スタックの状況での脱出性能を上げている。また、ブレーキLSD機能を盛り込んだXモードも追加し、片輪が空転するような状態でも走破することができる能力を持っている。
VTD方式とは
2.0Lエンジン搭載モデルにはVTD方式が組み合わされ、VTDとは、電子制御センターデフ式のユニットで、前後の駆動トルク配分の基本は遊星ギヤの組み合わせにより45:55としながら、前後可変トルク配分が可能。300psのレヴォーグ2.0、WRX S4などの高出力モデルに採用している。複合遊星ギヤ(プラネタリーギヤ。位置はトランスミッション直後に設置)と電子制御油圧多板クラッチを組み合わせたセンターデフ式となっている。
差動はプラネタリーギヤによる減速を利用し、コーナリング時に前輪のトルク配分を少なくすることで、前輪の横グリップ力を確保し、コーナリング性能を重視しているのが特徴。
ファンのハートをガッチリ
デザインも、その後のスバルのデザインのベースとなる「ダイナミック×ソリッド」を具現化している。またエクステリア、インテリアの質感、静粛性なども従来の常識を破る高いレベルに高めている。
ボディカラーは、新色のスティールブルーグレー メタリック、クリスタルホワイト パール(有料色)、アイスシルバー メタリック、ダークグレー メタリック、クリスタルブラック シリカ、ライトニングレッド、ギャラクシィブルー シリカの全7色が設定された。
このようにしてデビューしたレヴォーグのラインアップは、1.6GT、1.6GTアイサイト、1.6GT-Sアイサイト、2.0GTアイサイト、2.0GT-Sアイサイトの5車種となっていた。
GT-Sモデルにはビルシュタイン製の倒立式ダンパーを装備するなどスバル ファンのハートをがっちり掴むモデルもラインアップしているあたりがポイントだ。なお実際の販売面では、80%が1.6Lモデルとなっていた。
このように1.6Lモデルが好評なため、レヴォーグの初年度モデル(Aタイプ)で、2014年12月に、特別仕様車「1.6GT アイサイト Sスタイル」が追加設定されている。
このモデルは18インチアルミホイール、LEDロービーム+ハロゲンハイビームヘッドランプ、運転席8ウェイパワーシートなど、上級グレード用の装備を追加しながら、買い得価格に設定した特別モデルとなっていた。
スバル「レヴォーグ」の変遷 シリーズ2 安心安全性能の進化 2015年モデル(Bタイプ)
レヴォーグは2014年4月にスバルのGTツーリング コンセプトを具現化した日本市場専用のスポーティなステーションワゴンとしてデビューした。それから6年を経て、いよいよ2020年秋に2代目レヴォーグが登場する。レヴォーグも他のスバル車同様に年次改良が行なわれており、2015年以降は年次改良を追って行くことになる。
関連記事:スバル「レヴォーグ」の変遷 シリーズ1 25年目のフルモデルチェンジ 初代レヴォーグ誕生(Aタイプ)
Bタイプ(2015年モデル)
レヴォーグは2014年にデビューし、翌年の2015年4月に1回目の年次改良が行なわれBタイプとなった。このBタイプからスバルとして国内初採用となる先進安全装備「アドバンスドセイフティパッケージ」をメーカーオプションとして展開した。このパッケージ オプションには、ミリ波レーダーが搭載され、リヤビークルディテクションに含まれる後側方警戒支援機能や、サイドビューモニター、ハイビームアシスト、アイサイトアシストモニターの4つの機能をセットで装備することができた。
アイサイトはいうまでもなく前方をモニターして、警報や自動ブレーキ、操舵アシストする機能を持つが、側方や後方(超音波センサーは装備されているが)に関しては、無防備だった。この「アドバンスドセイフティパッケージ」の登場により、ようやく全方位のモニターができるようになったという意味では画期的だった。
この「アドバンスドセイフティパッケージ」では、車両の全方位の安全性をさらに向上させることができる、ヘッドライトのハイビーム/ロービームの自動切替機能も実現していた。
つまり、アイサイトver3と、この「アドバンスドセイフティパッケージ」を組み合わせることで、国産車ではトップレベルの先進安全装備を実現し、レヴォーグは走りと高い安全性を両立させた独自のブランド価値を確立した。そして、ますますレヴォーグの安全性が高く評価されるようになったのだ。
もうひとつ、アイサイトアシストモニターは、メーター部を見なくても、ダッシュボード上のLEDの点灯状態を見るだけでアイサイトの作動状態が直感的にわかるという便利な機能も持っている。
この他に、標準グレードのGT系サスペンションは、よりフリクションを低減した新ダンパーを採用。作動時のフリクションを抑えることで、微小なストロークでもダンパーの減衰力が働くようにし、路面の凸凹を乗り越えた際の振動を抑え、乗り心地を向上させている。
さらに後席まわりに制振材や吸音材を追加することで、高速走行時の風切り音やロードノイズを一段と低減し、静粛性を向上させている。この静粛性の向上により、ドイツのアウトバーン走行といった条件でもヨーロッパの競合車と同等レベルになったという。
細部では、1.6GTアイサイトの燃費性能を17.6km/Lに向上させている。他に、電動チルト&スライド式サンルーフをメーカー装着オプションとして設定。そしてボディカラーはピュアレッド、ラピスブルー パールを新たに設定している。
また、この年次改良を機に、最廉価モデルの1.6GTは廃止され、全グレードがアイサイト標準装備モデルとなっている。
Bタイプは2015年6月に、特別仕様車「プラウドエディション」シリーズを追加した。このシリーズは、JNCAPの予防安全性能アセスメントでアイサイトを搭載したすべての対象車が、最高ランクの「先進安全車プラス(ASV+」を獲得したことを記念した特別仕様車だ。
装備は17インチアルミホイール(ガンメタリック塗装)、クリアビューパック(フロントワイパーデアイサー、リヤフォグランプ)、LED ヘッドランプ(光輝タイプ)、運転席8ウェイパワーシートを装備している。
さらに2015年の12月には特別仕様車「1.6GTアイサイトSスタイル」を発売した。この特別仕様車は、パールスウェード/本革シート、運転席シートが前後スライド/前チルト/リフター/リクライニングする8ウェイパワーシートを装備。シルバー塗装の18インチアルミホイールや、ダークメッキ+ブラック塗装のフロントグリル、LEDロービーム+ハロゲンハイビームヘッドランプ(ブラックベゼル)、クリアビューパック(フロントワイパーデアイサー、リヤフォグランプ)を特別装備している。
関連記事:スバル「レヴォーグ」の変遷 シリーズ1 25年目のフルモデルチェンジ 初代レヴォーグ誕生(Aタイプ)
スバル 「レヴォーグ」の変遷シリーズ3 STIスポーツ登場 2016年型(Cタイプ)
レヴォーグは2014年4月にスバルのGTツーリング コンセプトを具現化した日本市場専用のスポーティなステーションワゴンとしてデビュー。今回は年次改良を繰り返すレヴォーグのCタイプについてお伝えしよう。
関連記事
スバル「レヴォーグ」の変遷 シリーズ1 25年目のフルモデルチェンジ 初代レヴォーグ誕生(Aタイプ)
スバル「レヴォーグ」の変遷 シリーズ2 安心安全性能の進化 2015年モデル(Bタイプ)
年次改良という独特の制度
ここで取り上げているレヴォーグに限らず、SUBARUは以前から全モデルに「年次改良(年改)」という制度を採用している。これは知る人ぞ知るという独特のシステムだ。この年次改良記号は、デビューした年がAタイプで、次年以降はB、C、D、・・・と記号が付けられる。そのため「アプライド(applied)記号」とも呼ばれることがあり、何年型であるかが判るわけだ。
この制度は、スバルの源流である中島飛行機時代からの伝統で、例えば有名な隼(一式戦闘機は、初期モデルがキ43-I、次がキ43-I乙、キ43-I丙、キ43-II初期、キ43-II中期、キ43-II後期、キ43-IIIというように年次改良、新技術を投入して性能を向上させている。
その中島飛行機が富士重工になり、SUBARUになった現在でも、この年次改良システムは生き続けている。1年間を経過した時点、そのクルマは改良を加え性能を向上させるという思想のもと、年次改良では、たとえ僅かな部分でも手直しが行なわれることになっている。いわゆるマイナーチェンジのような内外装の手直しを行なうこととは意味が違っている。
また他のメーカーが不定期で実施する、ランニングチェンジ(仕様変更)とも意味が違っている。ランニングチェンジでは部品の設計変更や仕様変更などを行なうことが多く、対外的に発表されない変更である。またランニングチェンジでは往々にしてバリューアナルシス(VA)の発想のもと、代替部品を採用することでコストダウンを図ることが主目的になっていることが多いのだ。
ヨーロッパやアメリカの自動車メーカーはイヤーモデル、つまり年式制を採用し、年次改良を行なう例も多いが、日本ではスバルだけが採用してきた。ただ、最近ではレクサス、日産GT-Rが年次改良制を取り入れている。
スバルの年次改良制度は、モデルライフの中でも絶えず改良を加え、熟成を進めるという思想を象徴しているのだ。
Cタイプ(2016年モデル)
前置きが長くなったが、レヴォーグは、2016年4月にCタイプとなる改良モデルが登場した。このCタイプでは、前面衝突時、瞬時にシートベルトを巻き取り乗員を拘束する「シートベルトプリテンショナー」を左、右、リヤシートにも採用した。さらにリヤシートのクッションも安全性の高い構造に改良するなど、後席の乗員保護性能を向上させている。この他にフロントドアにアッパービームを追加し、側面衝突への対応も強化している。
デザイン面では、エントリーグレードの1.6GTアイサイトには、新デザインの17インチアルミホイールを採用。ガンメタリック塗装と切削光輝を組み合わせ、さらに空力性能の向上と軽量化も実現したホイールとなっている。
GT-Sグレードには、上級グレードにふさわしいスポーティで上質なブライトパール内装をメーカーオプションとして新設定。パールのような輝きを持つシルバー基調のレザーとブルーステッチによるコーディネートによりインテリアの質感を大幅に高めている。
細部ではフロントドアの室内側ショルダー部のウェザーストリップを2重化して、室内への透過音を低減。リヤクォーターガラスの板厚アップやカーゴルームの吸音材追加なども行ない、走行中の静粛性を向上させている。
トップグレードのSTIスポーツ登場
そして7月には、5月から先行予約を受け付けていたレヴォーグの最上級グレードとなる「STIスポーツ」が発売された。この「STIスポーツ」は、STIと共同開発したスポーツ&ラグジュアリーモデルで、コンセプトは走行性能、走りの質感、内外装の質感をトップグレードにふさわしく大幅に高めることであった。
なおSTIスポーツは、エンジン、トランスミッションは標準モデルからの変更はなく、動力性能は標準モデルと同じだ。一方でシャシーを専用チューニングし、内外装をアップグレードさせている。
サスペンションには専用チューニングされたビルシュタイン製の可変減衰式の「ダンプマチックII」を専用のコイルスプリングとともに採用している。
サスペンションのチューニングにより、操縦安定性と乗り心地の良さを両立させている。さらにステアリングギヤボックスの取り付け剛性を向上させるスティフナーを追加し、操舵応答性を高めるなど、操舵フィーリング、走りの質をトップグレードにふさわしいレベルに高めている。
エクステリアは、専用設計のフロントバンパー、フロントグリルとLEDフロントフォグランプを採用。専用18インチアルミホイール、専用大型デュアルマフラーカッターを装着し、車体前後にはSTIのオーナメントを配置している。ボディカラーはベース車の7色に「WRブルー・パール」を追加している。
インテリアは「STIスポーツ」専用のテーマカラーのボルドーカラーでコーディネートして、大人の上質感を強調している。レッドステッチやピアノブラックのパネルと組み合わせることで、スポーティでありながら落ち着きのある上質なインテリアに仕上げられている。
また、専用アイテムとして、STIロゴを配置した専用ルミネセントメーター、ステアリングホイール、サイドシルプレート、運転席/助手席ヘッドレストを採用し、スポーティさと高い質感を両立させている。
この「STIスポーツ」は発売1ヶ月で3000台を超える受注となり、最上級モデルにも関わらず人気モデルとなった。
特別仕様車「1.6GTアイサイト スマートエディション」
10月にはボクサーエンジン50周年記念モデルとして、特別仕様車「1.6GTアイサイト スマートエディション」が発売された。
1.6GTアイサイトをベースに、アドバンスドセイフティパッケージを標準装備化し、エクステリアには専用17インチアルミホイールやブラックカラードドアミラーを採用した。
その他に上級グレードである1.6GT-Sアイサイトと同デザインのLEDヘッドランプ(ブラックベゼル)、ダークメッキ加飾+ブラック塗装フロントグリルを採用。インテリアには運転席8ウェイパワーシートとアルミパッド付スポーツペダルを標準装備としたモデルになっている。
関連記事:スバル「レヴォーグ」の変遷 シリーズ1 25年目のフルモデルチェンジ 初代レヴォーグ誕生(Aタイプ)
関連記事:スバル「レヴォーグ」の変遷 シリーズ2 安心安全性能の進化 2015年モデル(Bタイプ)
Posted at 2020/06/20 09:08:47 | |
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富士重工 | 日記