2020年07月25日
ポルシェ 911ターボ 新型、580馬力ツインターボ搭載…デジタルワールドプレミア
ポルシェは7月16日、新型『911ターボ』(Porsche 911 Turbo)をドイツからデジタルワールドプレミアした。新型には、クーペとオープンの「カブリオレ」の2ボディが用意される。
ポルシェ911ターボは、過去45年間に渡って実用性を備えた高性能スポーツカーであり続けてきた。新型では、頂点に位置する『911ターボS』が先に発表された。これに続いて、よりいっそうパワフルに、速くなった新型911ターボと新型『911ターボカブリオレ』がデビューした。
初代911ターボは、1975年に発表された。ポルシェ911ターボは、どの世代でも高性能スポーツカーの世界的なベンチマークであり続けてきた。911ターボは、スポーツ性と実用性、ダイナミックさと信頼性、パフォーマンスと効率性を兼ね備えている。初代911ターボは、最大出力260psを発生する3.0リットル水平対向6気筒ターボエンジンを搭載していた。911ターボは長年にわたって、速く、大きく、快適になってきたが、その基本特性は常に維持されているという。
◆0~100km/h加速2.8秒で最高速320km/h
新型911ターボには、排気量3745ccの水平対向6気筒ガソリンツインターボエンジンを搭載する。電子制御バイパスバルブ付きシンメトリカルVTGターボチャージャーを装着した。最適化されたインタークーラーシステムとピエゾインジェクターの採用と合わせて、応答性、パフォーマンス、トルク特性、吹け上がりを向上させるという。
この結果、最大出力は580ps、最大トルクは76.5kgmを獲得する。トランスミッションは専用の8速「PDK」(ポルシェ・ドッペル・クップルング)、駆動方式は「ポルシェ・トラクション・マネジメント」付きの4WDだ。
クーペの場合、0~100km/h加速が2.8秒(スポーツクロノパッケージ装着車)、最高速が320km/hの性能を発揮する。ポルシェによると新型911ターボの加速や出力、トルクは、先代の911ターボSに匹敵するという。
◆大型化された可変リアスポイラー
新型のシャシーとボディは、さらにワイドになった。フロントアクスルは、42mm拡大されたフロントトレッドと新しい20インチの255/35タイヤによって、いっそう正確な操舵性を追求した。4輪をアクティブ制御する「PTM」が、フロントホイールにより多くのパワーを伝達する。その一方で、10mm拡大されたリアトレッドと、フロントより1インチ大きな21インチホイールに装着される315/30タイヤによって、アクティブ操舵されるリアアクスルのトラクションが増やされているという。
オプションで、「PDCC」と呼ばれる油圧アクティブ制御ロール抑制システムと、フロントの10ピストン固定キャリパー付き「PCCB」セラミックブレーキシステムが選択できる。
新型911ターボを際立たせる装備は、電子制御の冷却用エアフラップ、大型化されたアクティブフロントスポイラー、大型化された可変リアスポイラーを備える強化されたアダプティブエアロダイナミクスだ。911ターボの大きな特長のリアサイドパネルのエアインテークは、以前の冷却用空気の代わりに処理空気を取り込むようになり、インタークーラーは、エンジンフード下のエアフローの中に直接配置されている。
◆後席や遮音材を省いた「ライトウェイトデザインパッケージ」設定
「スポーツパッケージ」、「ライトウェイトデザインパッケージ」、「スポーツサスペンション」、「スポーツエグゾーストシステム」などのオプションが、新型911ターボに初めて用意される。これにより、顧客は自分の車を、よりいっそう個人的な好みに合わせることができる。
中でも、クーペ用のライトウェイトデザインパッケージは、軽量フルバケットシートの採用、リアシートの廃止、遮音材の削減により、車両重量を30kg軽量化した。遮音材が少なくなることにより、ドライバーがエンジンサウンドをよりダイレクトに楽しめるという。スポーツパッケージは、「911ターボ スポーツデザインパッケージ」に加えて、ブラックとカーボンの追加装備やエクスクルーシブデザインのテールライトが採用される。
さらに、「アダプティブクルーズコントロール」、「レーンキープアシスト」、「ナイトビジョンアシスト」、「Burmester」のハイエンドサラウンドサウンドシステムなど、多くのオプションが設定されている。
ベーシック仕様も992世代に! 新型「ポルシェ911ターボ」が発売開始
3.8Lの水平対向6気筒エンジンは580ps/750Nmを発揮。0-100km/h加速は2.8秒をマーク
7月16日、ポルシェジャパンは新型「911ターボ」の予約受注を開始した。消費税込みの車両本体価格はクーペが24,430,000円。カブリオレが27,310,000円で、ハンドル位置はいずれも右のみの設定だ。
911ターボは、過去45年間にわたって実用性を兼ね備えた高性能スポーツカーであり続けてきた。ひと足先に新型(タイプ992)に移行した911ターボSに続き、911ターボも一層パワフルに、より速く、個性的に生まれ変わった。
3.8Lの水平対向6気筒エンジンには、電子制御バイパスバルブ付きシンメトリカルVTG(バリアブル・タービン・ジオメトリー)ターボチャージャーを搭載。これは最適化されたインタークーラーシステムとピエゾインジェクターの採用と合わせて、応答性、パフォーマンス、トルク特性、および吹け上がりを向上させるもの。これにより580ps/750Nmを発揮。このスペックは先代型より40ps/40Nm強化されたことになる。トランスミッションはデュアルクラッチの8速PDKを組み合わせ、先代より0.2秒短縮となる2.8秒の0-100km/h加速をマークする。なお、320km/hの最高速は先代型と変わらない。
シャシーとボディはさらにワイドになった。フロントアクスルは、42mm拡大されたフロントトレッドと新しい20インチ255/35タイヤによって、いっそう正確に操舵できる。4輪をアクティブ制御するPTM(ポルシェ・トラクション・マネージメント)が、フロントホイールにより多くのパワーを伝達できるようになる一方で、10mm拡大されたリヤトレッドとフロントより1インチ大きな21インチホイールに装着される315/30タイヤによって、アクティブ操舵されるリヤアクスルのトラクションが増やされている。
改良されたブレーキシステムは、より一層強力になり、標準装備されるレッドの固定式キャリパーによって識別することができる。フロントの鋳鉄製ブレーキディスクは、直径が408mm(先代モデルより28mm増)、厚さが36mm(同2mm増)。リヤは直径380mm、厚さ30mmのブレーキディスクを装着する。
スポーツエキゾーストシステムは911ターボに初めてオプション設定され、2種類のシャシーバリエーションも新たに設定されている。標準装備のPASM(ポルシェ・アクティブ・サスペンション・マネジメント)シャシーは、スポーツ性重視から快適性重視まで幅広く対応。一方、より硬く、車高が10mm低くなる電子制御のPASMスポーツサスペンションは、新型911ターボへさらなる俊敏性をもたらす。
PASMスポーツサスペンションは、クルマのダイナミクスを強化し、サーキットで使用する場合などの高速走行においてさらなる安定性を実現する。オプションの油圧アクティブ制御ロール抑制システム「PDCC(ポルシェ・ダイナミック・シャシー・コントロールシステム)」と、フロントの10ピストン固定キャリパー付きセラミックブレーキシステム「PCCB(ポルシェ・カーボン・コンポジット・ブレーキ)」は、911ターボのドライビングダイナミクスをさらに洗練させる。
スタイリングはより力強いものになった。ボディは、新しいシャシーを収めるためにフロントホイールでの車幅が45mm拡大されて1840mmになる一方、新しいボンネットの印象的なプレスラインが、スポーティなキャラクターを強調している。リヤアクスルでのボディの幅は1900mm(20mm増)。路面を照らすのは標準装備のPDLS Plus(ポルシェ・ダイナミック・ライト・システム・プラス)付きLEDヘッドライトだ。
これら以外に新型911ターボを際立たせる装備は、電子制御の冷却用エアフラップ、大型化されたアクティブフロントスポイラー、そして大型化された可変リヤスポイラーを備える強化されたアダプティブエアロダイナミクスといったアイテム群。911ターボの大きな特徴であるリヤサイドパネルのエアインテークは、以前の冷却用空気の代わりに処理空気を取り込むようになり、インタークーラーはエンジンフード下のエアフローの中に直接配置されている。
リヤビューの完成度を高めているのは、LEDテールライトを備える連続的なライトバーと、シルバーのトリムストリップ付きの新しいエンジンフードルーバーグリルだ。
ルックスとパフォーマンスは、オプションの「ライトウェイトデザインパッケージ」と「スポーツパッケージ」によってさらに研ぎ澄ませることが可能だ。クーペ用のライトウェイトデザインパッケージは、車両重量を30kg軽減。とりわけこれを可能にするのが、軽量フルバケットシートの採用、リヤシートの廃止、および遮音材の削減が挙げられる。遮音材が少なくなることは、ドライバーがエンジンサウンドをよりダイレクトに楽しめることも意味する。スポーツパッケージの特徴は、911ターボ・スポーツデザインパッケージに加え、ブラックとカーボンの追加装備、そしてエクスクルーシブデザインテールライトだ。
モダンなインテリアの基本要素は、ポルシェ・アドバンストコックピットとダイレクトタッチコントロールを装備した911カレラのインテリアと基本を共有する。インフォテインメントシステム「PCM(ポルシェ・コミュニケーション・マネジメント)」を構成するセンターパネルのスクリーンは10.9インチになり、その新しい構成によって素早く気を散らさずに操作できる。
極めて高品質で豊富な装備リストには、14ウェイ電動スポーツシート、スポーツクロノパッケージ、シフトパドルおよびマルチファンクション/モードスイッチ付きGTスポーツステアリングホイール、パワフルなBOSEサラウンドサウンドシステムなどが含まれている。さらなる個性化のために、アダプティブクルーズコントロール、レーンキープアシスト、ナイトビジョンアシスト、Burmesterハイエンドサラウンドサウンドシステムなどを含む多数のオプションが用意されている。
なお、日本仕様の911ターボおよび911ターボカブリオレには、サラウンドビュー付きパークアシスト、コンフォートアクセス、電動格納ドアミラー、フロントヒートシーターなど、他の市場ではオプションとなる多くのアイテムが標準装備となっている。
超名門スポーツカー 因縁の仇敵を一歩リード 新型ポルシェ911ターボの意地と真価
2020年7月16日、ポルシェジャパンは新型ポルシェ911ターボおよび新型ポルシェ911ターボカブリオレを発表し、全国のポルシェ正規販売店で予約受注を開始した。価格は新型911ターボが2443万円、新型911ターボSカブリオレが2731万円となっている。
さて、新型911ターボ/ターボカブリオレはどこまで進化したのか? そして永遠のライバルといえる日産GT-Rに対し、どのくらい差を広げることができたのか?
文/ベストカーweb
写真/ポルシェジャパン
【画像ギャラリー】「保存版」45年に渡るポルシェ911ターボ/ターボSの歴史を写真でチェック!
911ターボは実用性とスポーツ性を兼ね備えたラグジュアリースポーツカー
ターボボディといわれるグラマラスなフェンダーがいつの時代も虜にしてきた
実は911シリーズのトップエンドモデルたる911ターボS/ターボSカブリオレは2020年3月3日に発表され、3月31日に予約受注が開始されているが、このターボSに続いて発表されたのが新型911ターボ/ターボカブリオレである。
911ターボSは尖がった究極のモデルだが、911ターボは実用性とスポーツ性を兼ね備えたラグジュアリースポーツカーといって差し支えない。
ターボSはターボモデルのなかで役付きモデルの911GT2RS、911GT2に次ぐスペシャルなモデルで、2つのVTG(可変タービンジオメトリー)ターボチャージャーを備えた3.8L水平対向6気筒ターボエンジンを搭載し、650ps/81.6kgmを発生、0→100km/h加速は2.7秒、最高速度は330km/hを記録する。
2020年3月に発表された911ターボS
570馬力のGT-Rに対し、580馬力の新型911ターボ
911ターボのライバルといえばGT-R。今回もノーマルGT-Rに対し、911ターボは10馬力高い580馬力に向上していた
今回発表された新型911ターボに搭載された3.8L水平対向6気筒エンジンは、電子制御バイパスバルブ付きシンメトリカルVTGターボチャージャーと、インタークーラーシステムとピエゾインジェクターを装着して、先代991型911ターボよりも40ps上回る580psを発生。
オーバーブースト時は、76.5kgm(先代比4.1kgm増)の最大トルクを発生する。
トランスミッションは911ターボ専用に開発された8速PDK(デュアルクラッチ式MT)と4WDシステムのポルシェトラクションマネジメント(PTM)によって4輪に伝えられ、0→100km/h加速タイムは2.8秒(先代モデルより0.2秒短縮)、最高速度は先代911ターボと同じ320km/hを達成する
911ターボの因縁のライバルといえば、ニュルブルクリンクのラップタイムを競ってきた日産GT-Rだろう。
日産GT-Rの2020年モデルに搭載される3.8L、V6ツインターボは570ps/65.0kgm、GT-Rニスモは600ps/66.5kgmに達する。
GT-Rニスモの0→100km/hは、911ターボSと同じ2.7秒で、最高速度は315km/h、911ターボSは330km/h。
新型911ターボは0→100km/hが2.8秒、最高速度は320km/hだから、その高性能ぶりがわかろうというもの。
911ターボのライバルはGT-R標準モデル、911ターボSまたは911GT2のライバルにあたるのがGT-Rニスモである。今後の両車による意地の張り合いがどうなるのか楽しみだ。
さまざまな最新装備を満載してきた911ターボ
新型911ターボのエクステリアは911ターボS同様、いかにもターボらしい力強いもので、フロントホイールでの車幅が45mm拡大されて1840mm、リアアクスルでのボディの幅は1900mm(20mm増)に拡大。
ヘッドライトおよびリアコンビネーションランプともにLEDで、ヘッドライトには「ポルシェダイナミックライトシステムプラス(PDLS Plus)」が装備され、電子制御の冷却用エアフラップや大型化されたアクティブフロントスポイラー、そして大型化された可変リアスポイラーも備わる。
タイヤはフロント:235/35R20、リア:315/30R21サイズで、ブレーキシステムはフロントが直径408mm、リアが同380mmの鋳鉄製ディスクを標準装備。
また、ライトウェイトデザインパッケージやスポーツパッケージ、スポーツサスペンション、スポーツエグゾーストシステムなど、さまざまなオプションが用意されている。
クーペ用のライトウェイトデザインパッケージは、軽量フルバケットシートの採用、リアシートの廃止、遮音材の削減により、車両重量を30kg軽減。遮音材が削減されることにより、エンジンサウンドをよりダイレクトに楽しめることもできる。
スポーツパッケージには、911ターボスポーツデザインパッケージに加え、ブラックとカーボンの追加装備、エクスクルーシブデザインテールライトなどが含まれる。
PASMスポーツサスペンションはダイナミクスを強化し、サーキットで使用する場合などの高速走行において、さらなる安定性をもたらす電子制御式サスペンションシステムである。
さらに、PDCC油圧アクティブ制御ロール抑制システムやフロントの10ピストン固定キャリパー付きPCCBセラミックブレーキシステムといったオプションも設定されている。
インテリアは最新装備満載
14Way電動スポーツシートやスポーツクロノパッケージ、マルチファンクション/モードスイッチ付きGTスポーツステアリングホイールなどを標準装備
PCMのセンタースクリーンは10.9インチになり、その新しい構成によって素早く気を散らさずに操作できる
インテリアはポルシェコミュニケーションマネージメントシステム(PCM)と呼ばれるインフォテインメントシステムを含め、最新の911シリーズに準じたデザインとなる。
ダッシュボード中央に置かれたタッチ式センタースクリーンは10.9インチサイズで、14Way電動スポーツシートやスポーツクロノパッケージ、パドルシフトおよびマルチファンクション/モードスイッチ付きGTスポーツステアリングホイール、BOSEサラウンドサウンドシステムなどが装備される。
また、アダプティブクルーズコントロールやレーンキープアシスト、ナイトビジョンアシスト、Burmesterハイエンドサラウンドサウンドシステムなどはオプションとして選択できる。
価格は911ターボが2443万円、911ターボ カブリオレが2731万円。両モデルとも、右ハンドルの8速AT(PDK)のみの設定となる。
Posted at 2020/07/25 20:42:55 | |
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ポルシェ | 日記
2020年07月25日
【スクープ】早くも「TCR」が? 新型「フォルクスワーゲン・ゴルフGTI」の開発車両が“ニュル”でテスト!
リヤスポイラーが巨大化した新型「ゴルフGTI TCR」は今夏登場か?
フォルクスワーゲンが「ゴルフGTI」の強化バージョンとなる「TCR」の開発車両で高速テストを開始した。その舞台は高性能車の聖地、ニュルブルクリンクだ。
WTCR(ワールド・ツーリング・カー・カップ)のロードカーバージョンである「ゴルフGTI TCR」は、2017年に先代の「ゴルフVII GTI」をベースとした限定車として登場。日本には600台が導入されている。
ほぼフルヌード状態でニュルに現れた第2世代TCRの開発車両は、ボディがローダウン化。ベース車よりインテーク回りがアグレッシブなフロントバンパー、ロープロファイルなタイヤ、大型のフロントブレーキバッケージ、クロスドリルブレーキディスク、大径チタンデュアルエキゾーストパイプを装備。また、ベースモデル用の上に取り付けられた追加の大型リヤスポイラーが目を引く。
パワートレインは、2L直列4気筒TSIターボエンジンにデュアルクラッチの7速DSGという組み合わせ。駆動方式は歴代のゴルフGTIと同じくFFとなる。しかし、エンジンのアウトプットは当然強化。最高出力は、先代の290hpから300hp以上へと向上する見込みだ。そして驚くべきは、そのデビュー時期。ベースとなるGTI自体が今年3月に発表されたばかりだが、最新情報だとGTI TCRのワールドプレミアは今夏になるという。
Posted at 2020/07/25 20:34:00 | |
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フォルクスワーゲン | 日記
2020年07月25日
独アウディ、電動パワートレイン技術の特許出願が自動車メーカー最多 2019年
アウディ(Audi)は7月15日、電動パワートレイン技術に関して、2019年にドイツで出願した特許が自動車メーカー最多となった、と発表した。
ドイツ特許商標庁と欧州特許庁(EPO)のデータによると、2019年にアウディは電動パワートレイン技術に関して、660件の特許をドイツで出願した。2017年と比較すると、660の特許の件数は42%の増加にあたる。
中でも、プラグインハイブリッド車(PHV)とフルEVのアウディ「e-tron」モデルに関して、57件の特許が出願されている。
アウディは2019年、合計で1200件を超える特許を出願した。年間で1日あたり3件を超える特許を出願したことになる。特許の内容は、時代に合わせて変化する。当初は、シャシー、エンジン技術、トランスミッションの分野に重点が置かれていた。現在では、デジタル化と電動モビリティがリストの一番上にある。
アウディは現在、世界中で約1万3000件の特許を保有している。アウディは、多くの競合他社が電動パワートレイン技術を外部から購入するのに対して、アウディは多くの分野で自社開発している、としている。
プロジェクト名がアルテミス
Posted at 2020/07/25 20:31:57 | |
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AUDI | 日記
2020年07月25日
WRXはどこへゆく 新型への布石か!? それとも… WRX S4「STIスポーツ」に一本化
スバルが、2020年7月6日に「WRX S4」の一部改良を発表。そのなかでは、今まで設定していた「GT」「GT-S」グレードを廃止して、「STIスポーツ アイサイト」に一本化するというニュースがあった。
2019年末に、スバルの誇る名機「EJ20」を搭載した最後のモデル「WRX STI」が生産終了したこともあり、「WRX」の将来はどうなるのか気になっているというファンも多いことだろう。
さてこの一本化だが、売れているモデルに統合する合理化が目的だったなのか? それともほかの理由があったのか? ディーラーではこの一本化をどのように受け止めているのか? 遠藤徹氏が、その最新事情をレポートする。
文/遠藤徹
写真/SUBARU
【画像ギャラリー】ほかのグレードがかすむくらい売れている「WRX S4 STIスポーツ」の魅力をチェック!!
■STIスポーツしか売れてなかった!? WRX S4一本化のワケとスバルの抱える問題点
スバルは2020年7月6日、「WRX S4」を一部改良し発売した。中身は変えず、「GT」「GT-S」グレードを廃止、「STIスポーツ アイサイト」に一本化したものだ。廃止した2グレードは売れ行き不振で、STIスポーツのみが売れている状況が続いていたので、実情に合わせたラインアップの再編といえる。
一本化された「WRX S4 STIスポーツ アイサイト」。一本化以外の変更点は、カタログの燃費表記がWLTCモードに対応したくらいだ
2018年9月に追加された「STIスポーツ」。STIがチューニングを施したビルシュタイン製フロントストラット「DampMatic II」や、ボディ補強パーツを搭載するなどワンランク上の走りを実現している
フルモデルチェンジする次期型の発売は、2年後の2022年中盤が予想されており、それまではこのSTIスポーツ アイサイトが継続されることになる。早めの一本化は、将来の燃費規制対応との関連も指摘される。
経産省と国土交通省による合同の審議会がまとめた乗用車の次期燃費基準は、2030年度を目標に、2016年度実績と比較して約30%の燃費改善を自動車メーカーに求める値を設定している。
今回は総量規制であるから、燃費の悪いスポーツモデルでも、ほかの燃費のいいハイブリッド、電気自動車、クリーンディーゼル、プラグインハイブリッド、あるいは軽量なコンパクトモデルの低燃費車でカバーできたりする。
ところが、スバルは生産販売するオリジナルモデルがターボ、4WDなどで車重のかさむ小型車以上のモデルが多い。このため、最近ではダウンサイジングターボ、モーターアシストのマイルドハイブリッド搭載モデルを増やす方向で開発を進めている。
WRX S4が搭載している、FA20型 2L水平対向4気筒直噴ターボエンジン(300ps/40.8kgm)。燃料消費率は、WLTCモードで11.2km/Lだ
関連するつい最近までの流れでは、「レガシィB4」の生産中止、「フォレスター」と「XV」に2Lモーターアシストの「eボクサー」エンジン搭載の「アドバンス」設定などがある。
レガシイB4の生産中止は、セダン需要が縮小傾向にあるためなのが直接の要因だが、これに加えて「燃費の悪い上級モデルを廃止することで、生産車トータルの燃費を引き下げる狙いもある」(首都圏スバル店営業担当者)との見方もある。フォレスター、XVのアドバンスはマイルドハイブリッド方式の電動車両であるから、燃費改善に寄与するのは当然である。
2014年に発売されたレガシィB4(日本仕様)。2020年6月22日をもって受注を終了した
eボクサーエンジン搭載車は今後もさらに増加する傾向にある。今秋の10月にも「インプレッサ」がマイナーチェンジするが、このなかで「インプレッサスポーツ」はアドバンスとSTIバージョンの2グレードが加わる。
「XV」も同時にマイナーチェンジするが、アドバンスはすでに設定されているので、今回は安全対策を中心とした改良になると思われる。
セダンの「G4」は変更ない。アドバンスの設定も見送られる。これはもしかしたら、販売不振のためレガシイB4のようにモデル廃止に向けての布石を想定しているのかも知れない。
スバルは、2020年8月末には次期型レヴォーグの先行予約をスタートさせ、9月末の正式発売に備えている。同モデルに搭載するパワーユニットは新開発の1.8Lターボだ。従来の2Lターボ、1.6Lターボを統合した形となるが、従来の2Lターボよりトルクフルで省燃費を目指した設計となる。
東京モーターショーで公開された「レヴォーグコンセプト」。新型のエンジンはすでに明らかにされているが、新開発の水平対向4気筒1.8L直噴ガソリンエンジンを搭載する
これも、将来の燃費の総量規制に対応させたテクノロジー施策といえる。同ユニットは2021年春にも発売する「次期型レガシィアウトバック」にも搭載されるはずだ。
北米仕様の新型アウトバック。スリーサイズは全長4841×全幅1839×全高1501mmと、現行モデルとほぼ同じ車格をキープしている
2022年中盤には「次期型WRX S4」も登場すると思われる。こちらに搭載するパワーユニットはまだ明らかになっていないが。現行の2Lターボは見送られる可能性が強い。燃費が悪く、総量規制に対応しにくいからである。
新たに開発中の2.4Lターボという情報もある。性能向上と省燃費を高次元で両立させるには、排気量を拡大したほうがかえって好都合といった理由によるものと思われる。
■新型はいつ!? 販売現場が語るスバル最新事情
●証言1:首都圏スバル店営業担当者
今回のWRX S4のSTIスポーツへの一本化は、ほかの2グレードを廃止しただけで、内容の変更はほとんどない。
次期型はメーカーから正式な連絡はないが、2022年中盤あたりの投入を予想している。早めの統合、一本化は売れているのはSTIスポーツだけで、ほかの2グレードの購入希望ユーザーはほとんどいない状況だから、こうした方法はやむを得ないだろう。
ポテンシャルの高い走りのよさを代表するモデルであり、モータースポーツの参戦にも欠かせないので、次世代モデルの開発にも力を入れているはずである。
ただスバルにとって厳しいのは、燃費の総量規制への対応である。軽量化、電動化などで対応しているが、性能向上、4WD、安全対策強化などの技術的課題はこれに逆行する側面がある。
ほかのメーカーのように電気自動車、ハイブリッド、クリーンディーゼル、コンパクトクラス車の投入などで、生産する車両の燃費改善をカバーできるが、この面ではスバルは遅れているので、燃費の悪い車種削減で一時的に対応せざるを得ない状況にある。
◆ ◆ ◆
今回の一本化は、最も売れている「STIスポーツ」への合理化という理由であった。しかし、新型の開発もされており、こちらは2022年中盤の登場が見込まれている。どう環境規制に対応していくのかについても、注目すべきポイントとなりそうだ。
Posted at 2020/07/25 20:26:28 | |
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富士重工 | 日記
2020年07月25日

去年はG4ではじめてサーキット走りましたからね〜
STIサーキットドライブ 袖ヶ浦フォレストレースウェイ その1
STIサーキットドライブ 袖ヶ浦フォレストレースウェイ その2
今年はGP/GJやGT/GKの参加も増えてくれると良いけど…やっぱりBRZやSTIが多いんだろうな〜
この記事は、
ワークスチューニングサーキットデイ開催のお知らせについて書いています。
Posted at 2020/07/25 08:49:53 | |
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日記 | 日記