2020年10月27日
【メルセデスベンツ GLA 新型】421psの最強モデル「AMG45S」を追加---価格は900万円
メルセデス・ベンツ日本は、都市型SUV『GLA』(Mercedes-Benz GLA)に高性能グレード、メルセデスAMG「GLA45S 4MATIC+」とメルセデスAMG「GLA35 4MATIC」を追加し、10月22日より受注を開始した。
GLA45 Sは、最高出力421ps/最大トルク500Nmを発生する世界で最もパワフルな2リットル4気筒ターボエンジンを搭載。シャシーやサスペンション、四輪駆動システムやESPの制御などにも最新技術を投入し、メルセデスAMG社のブランドスローガン「ドライビングパフォーマンス」を体現したモデルだ。
GLA35は、メルセデスAMG「35シリーズ」5番目のモデル。『Aクラス』などのFFアーキテクチャーに高出力エンジン、四輪駆動システムを高剛性のシャシーに搭載。高次元のドライビングパフォーマンスと快適性を両立する。
価格はGLA45Sが900万円、GLA35が707万円。納車はGLA45Sが11月頃、GLA35は12月頃を予定している。
◆最高出力421PSを誇るGLA45S
GLA45Sは、量産車向け2.0リットル4気筒エンジンとしては世界最高の421ps、最大トルク500Nmを発生する「M139」を搭載。。トルクカーブは自然吸気エンジンに近い特性で、エモーショナルな加速感を味わえるほか、レスポンスや吹け上がりも改善。レブリミットを7200rpmに設定するなど、ピュアスポーツカー並みの性能を備える。
ターボチャージャーのコンプレッサーとタービンのシャフトにはメルセデスAMG『GT 4ドアクーペ 63S』同様、ローラーベアリングを採用。機械的摩擦を低減することで、ターボチャージャーのレスポンスが向上。また、電子制御ウエストゲートによって過給圧をより正確かつ柔軟に制御し、クラス最高となる最大過給圧2.1barを実現する。
◆高次元のドライビングパフォーマンスと快適性を両立するGLA35
GLA35は、最高出力306ps/最大トルク400Nmを発生する2.0リットル4気筒ターボ「M260」エンジンを搭載。ツインスクロールターボチャージャーや可変バルブリフトシステム「カムトロニック」を採用し、低回転域での力強く自然なレスポンスと、中高回転域での伸びやかな加速感を両立する。トランスミッションは8速AMGスピードシフトDCT。全速度域でのきわめて自然な加速性能を発揮する
◆AMGパナメリカーナグリルなど、スポーティなエクステリアを演出
両モデルともフロントには、下側の幅が広く、縦にルーバーが入った「AMGパナメリカーナグリル」を採用。1952年開催の伝説的レース「カレラ・パナメリカーナ・メヒコ」で優勝した『300SL』レーシングカーに由来するメルセデス最強の証だ。リアには、専用デザインの大型リアディフューザーとクローム仕上げで円形のデュアルエグゾーストエンドを備える。またインテリアでは、ナッパレザー/DINAMICAのAMGパフォーマンスステアリング、セミバケットタイプのスポーツシートを装着する。
421psの世界最強2.0直4ユニット搭載! メルセデスAMG GLA 45 S 4MATIC+日本導入スタート
メルセデスAMGのGLAクラスにハイパフォーマンスモデルを追加
メルセデス・ベンツ日本は都市型SUVのGLAクラスに対し、公道における気持ちの良いドライビング性能に焦点を当てたハイパフォーマンスモデル「メルセデスAMG GLA 35 4MATIC(以下、GLA 35)」と、世界で最もパワフルな2.0リッター直列4気筒ターボエンジンを搭載した「メルセデス AMG GLA 45 S 4MATIC+(以下、GLA 45 S)」を追加した。
どちらのモデルも全国のメルセデス・ベンツ正規販売店ネットワークを通じて予約注文の受付を開始。カスタマーへのデリバリーは「GLA 35」が2020年12月頃、「GLA 45 S」は2020年11月頃を予定している。
GLAクラスは初代が2014年に発表され、2020年に初めてフルモデルチェンジを受けて2代目へと進化。コンパクトなボディにメルセデス・ベンツのSUV技術を凝縮させつつも、都市での日常生活に適したオールラウンドなコンパクトSUVとして高い人気を誇る。
GLA 35は「メルセデスAMG 35シリーズ」5番目のモデル。前輪駆動アーキテクチャーモデルに高出力なエンジン、十分なトラクションを確保する4輪駆動システム、高い剛性とアジリティを確保したシャシーやサスペンションセッティングなどにより、高次元のドライビングパフォーマンスを実現した。同時に快適性も損なうことがないように開発されている。
一方、GLA 45 Sは、世界で最もパワフルな2.0リッター直列4気筒ターボエンジンを搭載したフラッグシップモデル。最大過給圧2.1バールとなるこのターボエンジンは、最高出力421ps・最大トルク500Nmを発揮。シャシーやサスペンション、4輪駆動システムやESPの制御なども全て最新の技術が惜しみなく投入され、メルセデスAMG社のブランドスローガン「ドライビングパフォーマンス」を体現したモデルとなる。
Mercedes-AMG GLA 35 4MATIC
メルセデスAMG GLA 35 4MATIC
300 SLから取り入れられた垂直フィン
GLA 35のエクステリアデザインは、メルセデス・ベンツのAMGラインをベースに、メルセデスAMGモデルならではの高いパフォーマンスを感じさせる要素が取り入れられた。
フロントには下側の幅が広く、縦にルーバーが入った AMG専用ラジエーターグリルを採用。このグリルはモータースポーツに由来するもので、クロームメッキを施した垂直フィンの基本デザインは1952年にメキシコで開催された伝説の公道レース、カレラ・パナメリカーナ・メヒコで優勝したレーシングカー「メルセデス・ベンツ 300 SL」で初めて採用された由緒あるもの。また、フロントエプロンはジェットウイングデザインを採用した。
リヤは専用デザインのクローム仕上げで円形のデュアルエキゾーストエンドにより、スポーティでハイパフォーマンスを体現するダイナミックなデザインが採用された。
セミバケットタイプのフロントシートをチョイス
インテリアにも高いパフォーマンスを感じさせる要素が取り入れられた。コックピットディスプレイは「スーパースポーツ」を含む3つのAMG専用の表示スタイルから選択可能となる。
オプションの「AMGパフォーマンスパッケージ」を選択することで、フラットボトム型となるナッパレザー/DINAMICAの「AMGパフォーマンスステアリング」が装着可能。グリップ部に「DINAMICA」を採用し、ブラックのステアリングマークが施されたスポーティなデザインが採用された。
このステアリングホイールには、手を離さずに走行モードを変更することができる「AMGドライブコントロールスイッチ」を 装備。右側のスポークの根元に位置するボタンは「AMG DYNAMIC SELECT」の走行モードなどを選択することが可能で、左側は事前の設定によって、例えばサスペンション、マニュアルモード、ESPなどの調整を行うことができる。
標準のフロントシートはヘッドレストとバックレストが一体化したセミバケットタイプのスポーティなデザイン。さらにAMGパフォーマンスパッケージを選択すれば、サイドサポートが高くメルセデスAMGのトップモデルに採用される「AMGパフォーマンスシート」が装備される。
最高出力306psを発揮する2.0直4ターボ
GLA 35には最高出力306ps(225kW)、最大出力400Nmを発生する2.0リッター直列4気筒ターボエンジン「M260」を搭載。低回転域での力強く自然なレスポンスと、中高回転域での伸びやかな加速感を両立させるため、ツインスクロール・カムトロニック・ターボチャージャーや、可変バルブリフトシステム「CAMTRONIC」を採用した。
組み合わされる「AMGスピードシフトDCT8速デュアルクラッチトランスミッション」は、 全速度域でのきわめて自然な加速性能に加え、素早いシフトとシフトアップ時の最適なギヤのつながりが得られるようにセッティング。俊敏、かつダイナミックで気持ちの良い加減速を実現している。
エキゾーストシステムには自動制御のフラップを装備しており、選択したドライブモードに応じて、バランスの取れた音色からドライバーの感性を刺激するモータースポーツ譲りのエキゾーストサウンドまで切り替えられる。
パフォーマンス志向のトルク可変配分4輪駆動「AMG 4MATIC」は、最大限のトラクションと大きな走りの楽しさを同時に実現。トルクの前後配分は状況に応じて連続可変制御される。
このトルク配分比は、前後「100:0」から「50:50」までの範囲で変化。トルクの前後可変配分を行うのはリヤアクスルの伝達装置に内蔵された多板クラッチで、これは電気機械制御式となり、トルク配分比に対する影響要因としては車速、横方向及び前後方向加速度、舵角に加え、各ホイール間の回転速度差、選択されているギヤ、アクセルポジションなどが挙げられる。
電気機械式制御が電気油圧システムに対して持つ主なメリットとしては、トルク配分可変範囲全体にわたってクラッチのレスポンスが速く、しかも動作が速度に依存しないことなどが挙げられる。また、よりシャープなドライビングダイナミクスを得ることもできるという。
走行安定性とアジリティを最大限に高めた足まわり
足まわりは、フロントにマクファーソンストラット式サスペンションを採用。リヤのマルチリンクサスペンションはサブフレームを介してボディにリジッドマウントされている。各リヤホイールには、横方向のアーム3本とトレーリングアーム1本が採用されており、走行安定性とアジリティを最大限に高めている。
標準装備となる「AMG RIDE CONTROL サスペンション」は、サスペンションを制御する3つのモードをドライバーが任意で選択可能。快適志向からスポーツ性を強調したものまで、それぞれ異なるセッティングとなる。システムは走行状況や路面状態に応じて、各ホイールに対する減衰力を自動で調整するが、この調整は連続可変式となっており、減衰特性を広い範囲にわたって変化させる。この結果、走行快適性とアジリティを等しく高めることが可能になった。
強化ブレーキシステムは耐フェード性に優れるとともに制動距離を短縮。フロントには新型モノブロック対向4ピストンキャリパーと350mmディスク、リヤには1ピストンフローティングキャリパーと330mmディスクを搭載。ディスクはドリルドベンチレーテッドタイプとなっており、熱の発散を高めることで過酷な使用条件のもとでもフェード現象を予防する。また、シルバーペイント仕上げのブレーキキャリパーにはブラックのAMGロゴが入れられた。
Mercedes-AMG GLA 45 S 4MATIC+
メルセデスAMG GLA 45 S 4MATIC+
高いパフォーマンスを思わせる内外装を採用
GLA 45 Sのエクステリアデザインは、メルセデスAMGモデルならではの高いパフォーマンスを感じさせる要素が取り入れられた。
フロントには「A 45」と同じくAMG 専用ラジエーターグリルを採用。また、左右の外側エアインテークを横方向に走るフィンと幅を広げた中央下側のエアインテークにより、ワイドな印象を強調する。フロントスプリッターは前輪の前方でサイドエアカーテンに滑らかに移行。空気の流れを最適化することで、エアロダイナミクス性能を改善している。
リヤには専用デザインのクローム仕上げ円形デュアルエキゾーストエンドを搭載。スポーティでハイパフォーマンスを体現するダイナミックなデザインが採用された。
インテリアにも高いパフォーマンスを感じさせる要素を取り入れた。コクピットディスプレイは「スーパースポーツ」を含むAMG専用の表示スタイルから選択可能。フラットボトム型となるナッパレザー/DINAMICAの「AMGパフォーマンスステアリング」が装着される。
標準のフロントシートは、ヘッドレストとバックレストが一体化したセミバケットタイプのスポーティなデザインとなっており、さらにAMGパフォーマンスパッケージを選択すると、サイドサポートが高くメルセデスAMGのトップモデルに採用される「AMGパフォーマンスシート」が装備される。
ピュアスポーツカーのようなエンジン特性を実現
GLA 45 Sには、2.0リッター直列4気筒ターボエンジンの「M139」を搭載。量産の2.0リッター直列4気筒エンジンとしては世界最高の421ps、最大トルク500Nmを発生。また、最大トルクを5000rpmから5250rpmの範囲で発生するなど、トルクカーブは自然吸気エンジンに近い特性を実現した。また、レスポンスや吹け上がりの改善も行い、レブリミットも7200rpmに設定するなど、ピュアスポーツカー並みのエンジン性能を備えている。
このエンジンは従来と異なり、ターボチャージャーとエキゾーストマニホールドがエンジン後方に、インテークマニホールドなどの吸気系がエンジンの前方に位置する。これによりエンジン搭載位置を下げることが可能となり、操縦性能に貢献するだけでなく空力的にも有利なものとすることができた。
シリンダーブロックはクローズドデッキ構造を採用し、最大160barの燃焼圧を可能にした。シリンダーライナーにはピストンとシリンダーの間に発生する摩擦を低減する目的で、特許技術の「NANOSLIDE」のコーティングを施している。このコーティングはAMGのM156エンジンに初めて使われて以来、メルセデスのエンジンに広範に採用されているほか、F1用のエンジンにも採用されている。
ターボチャージャーのコンプレッサーとタービンのシャフトには、AMG GT 4ドアクーペの「63 S」にも採用されているローラーベアリングを採用。これによってターボチャージャー内の機械的摩擦が低減されターボチャージャーのレスポンスが向上し、短時間で最高回転数に到達するようになった。
また、電子制御ウェイストゲートによって過給圧をより正確かつ柔軟に制御することが可能になり、最大過給圧2.1barとクラス最高の値を実現している。ターボチャージャーの冷却にはオイルと冷却水だけではなく外気も利用するため、エンジンカバーをエアディフレクターとして働くよう設計するとともにボンネット下にダクトを設けている。
なお、エンジンはメルセデスAMG本社があるドイツ、アファルターバッハで「One man – one engine」の哲学のもと、厳格な品質基準に従ってひとりのマイスターが1基のエンジンを最初から最後まで責任を持って手作業で組み上げる生産方式を採用している。
パフォーマンス志向の4輪駆動システム
パフォーマンス志向のトルク可変配分4輪駆動「AMG 4MATIC+」は、最大限のトラクションと大きな走りの喜びを同時に実現。トルクの前後配分は、状況に応じて連続可変制御される。このトルク配分比は前後「100:0」から「50:50」までの範囲で変化する。
さらに、新型リヤディファレンシャルに内蔵された「AMG TORQUE CONTROL」は 電子制御式の多板クラッチをふたつ備え、それぞれが左右のドライブシャフトに接続。これにより、前後だけでなく左後輪と右後輪の間でも状況に応じたトルク配分を行うことができるようになった。この結果、劣悪な路面状況下やサーキットにおける限界でのコーナリングなどにおいても一貫して、最適なトラクションが得られるようになっている。
フロントサスペンションはマクファーソンストラット式を採用し、ホイールセンター下のウィッシュボーン1本とスプリングストラット1本、タイロッド1本で構成。リヤは4リンク式となり、横方向のコントロールアーム3本とトレーリングアーム1本、それに専用ベアリングから構成されている。また、「AMG RIDE CONTROL サスペンション」を標準装備する。
【車両本体価格(税込)】
メルセデスAMG GLA 35 4MATIC:707万円
メルセデスAMG GLA 45 S 4MATIC+:900万円
【問い合わせ先】
メルセデス・コール
TEL 0120-190-610
Posted at 2020/10/27 22:40:51 | |
トラックバック(0) |
メルセデスベンツ | 日記
2020年10月27日
【800ps以上も】次期メルセデスAMG S 63e/S 73e投入へ PHEVプロトタイプを発見 「S 65」復活せず
AMGの電動パフォーマンスセダン
text:Felix Page(フェリックス・ペイジ)
translator:Takuya Hayashi(林 汰久也)
来年の発売を控えるパフォーマンス重視のメルセデスAMG S 63eのプロトタイプが初めて目撃された。
スポーツホイール、専用のグリルとバンパーデザイン、スクエアな4本出しエグゾーストなどを備え、AMGの名を冠したこのプロトタイプは、公道でテスト走行を行っていた。
次期S 63は、現行モデルと同様に、ラグジュアリーに焦点を当てた標準モデルのプロポーションを維持しつつ、よりパワフルなエンジンの採用とシャシー改良を施されている。プラグイン・ハイブリッド専用となる。
2モデルが登場する予定だが、いずれもAMG GTやGLE 63と同じ4.0L V8ツインターボエンジンを搭載している。
S 63e 4マティック+は、ガソリンエンジンと136psの電気モーターを組み合わせて約700psを発揮する。より強力なS 73e 4マティック+は、204psの電気モーターを搭載し、合計出力を800ps以上に引き上げる。
今回目撃されたプロトタイプがどちらに該当するのかは不明だが、EクラスベースのE 53/E 63と同様に、両モデルのスタイリング上の違いは最小限に抑えられていると思われる。
S 65は復活せず、V12エンジンはマイバッハにのみ搭載される。
メルセデスは昨年初め、先代のSクラスが生産を終了する中、S 65ファイナル・エディションを発表した。12気筒エンジンを搭載しており、30年近くに及ぶV12エンジン搭載のSクラスに終止符を打った。
Posted at 2020/10/27 22:37:36 | |
トラックバック(0) |
メルセデスベンツ | 日記
2020年10月27日
「OS技研の躍進が止まらない!」純国産シーケンシャルミッションに5速仕様が誕生
話題を呼んだ7速シーケンシャル「FR-7」に続くニューモデル
D1GP「AUTOPOLIS DRIFT」で実戦投入
2018年に限定10基発売され、瞬く間に完売。反響の高さから再販となったOS技研の7速シーケンシャルミッション「FR-7」。その派生モデルとして開発されたのが、今回紹介する5速ミッション仕様の「FR-5」だ。
「汎用のFR車用シーケンシャルミッション」という基本コンセプトこそ踏襲しているが、ディティールはまるで別物。高出力化が激しい競技ドリフトやドラッグレースでの使用にも耐えうる強度を持たせるために、ギヤの材質から見直した完全新規設計の逸品だ。
単純にギヤの数を減らしコンパクト化する引き算的な作りではなく、材質は歯の角度に至るまで全てをリニューアル。この辺りの拘りは、OS技研のアイデンティティーであり創業者岡﨑正治氏のマインドが息衝いている部分と言えるだろう。
なお、この製品は10月31日開催のD1GP「AUTOPOLIS DRIFT」にて、OS GIKEN SUNOCOから参戦している北芝倫之選手のトヨタ86に搭載して実戦投入されるとのこと。
さらにレース当日は、OS技研もブースを構えて製品への質問や初期ロットの予約も行える体制を整えるそうだ。開発責任者もブースに常駐する予定になっているため、興味のあるハイパワー志向のチューニングカー乗りは話を伺いに行ってみてはいかがだろうか。
●問い合わせ:OS技研 岡山県岡山市中区沖元464 TEL:086-277-6609
Posted at 2020/10/27 22:33:25 | |
トラックバック(0) |
自動車業界あれこれ | 日記
2020年10月27日
「VAB乗り垂涎の存在をターザン山田が斬る!」STIコンプリート史上最強スペックのS209を試す
圧倒的な剛性バランスが驚異的なハンドリングを実現!
WRXシリーズの最強モデルをターザン山田が徹底チェック
10月19日に、ツインリンクもてぎで開催された“ワークスチューニンググループ合同試乗会”。このイベントにSTIが持ち込んだのは、コンプリートカー“Sシリーズ”の最強スペックにして北米専用モデルとなる「S209」だ。
元々は国内での発売も検討されていたそうだが、現地での発売までに大幅な時間がかかってしまい、その間にベースモデルの生産終了が決定…と、Sシリーズ史上で最も不遇な車生を送る羽目になった存在だったりもする。
しかし、この車両の開発で培われた技術は国内のVABにもフィードバックされるとのこと。そんな開発車両としての役割も担うS209の実力を、お馴染みターザン山田がチェックするのが今回の企画だ。
北米仕様車がベースということで、エンジンは2.5Lの排気量を持つEJ25型を搭載。吸排気系をフルで見直しつつ、専用開発のタービンを組み合わせることで、341hp&45.6kgmというスペックを誇る。
これまでも評価が高かったボディ補強アイテム「ドロースティフナー」をリヤに装着していることもS209の大きなトピック。ちなみにこのパーツは、国内のVABにも対応する形でSTIから製品化されている。
特徴的なワイドボディキットもS209専用品。桐生工業にて架装されるというこのワイドフェンダーは、残念ながら市販予定無しのスペシャルアイテムだ。
タイヤサイズは265/35R19という歴代STIモデルで最も太いもの。ワイドフェンダー化によってこそ成せる技だ。ビルシュタインダンパーや組み合わされるスプリングも全てS209専用品となる。
ルーフはカーボン製。Sシリーズでは先代のS208から採用されているもので、軽量化と車体剛性の最適化を両立しているそうだ。
北米仕様車がベースということでステアリングはもちろん左。ミッションをはじめとした駆動系はストック状態とされている。
このワークスチューンドに試乗したターザンは「オレは国内仕様のVABはもちろん、北米仕様もアメリカで乗ったことがあるけど、このクルマは違うね。新しく追加されているリヤのドロースティフナーが効いていて、前後の剛性バランスがとても良い。S字区間とかでハンドルを左右に切ったときのシャープさが格段に増してる」と高評価。
続けて「車重があって4WDということでアンダー傾向が強いクルマだから、こういうチューニングはベストマッチ。シンプルだけど効果が体感しやすいし、初級者から中級者くらいの人にお勧めしたいかな」。
なお、ターザン山田が絶賛したリヤドロースティフナーは、3万5000円で絶賛販売中だ。STIでは、今後S209用サスペンションを国内向けにリファインしたキットも発売予定というから、全VABオーナーは期待して待つべし!
PHOTO:金子信敏
●取材協力:スバルテクニカインターナショナル TEL:0422-33-7848
スバリスト必見! 北米限定のS209がヤバすぎた
スバルのモータースポーツを監修するSTIは、そのノウハウを落とし込んだ特別仕様車を数多く生み出してきた。古くは初代レガシィ ツーリングワゴンをベースにチューニングしたツーリングワゴンSTiなどなど……だが、そのほとんどが日本専売で海外のスバリストからは不満の声も多かったという。そこで昨年2019年に、S209なるモデルを北米限定で発売。今回、超貴重なS209の撮影に成功したので、サクッとご紹介する!>>
見た目も乗り味も超アメリカン
S209はベースのWRX STIに専用エアロやカナードを装着し、全幅+40mmと数値で見るよりも実車の迫力はかなりのモノ。
ボディサイズは全長4620×全幅1839×全高1476mmで、日本仕様の全長4595×全幅1795×全高1475mmとひと回り大きいイメージだ。
搭載するエンジンは日本仕様のWRX STIとは異なり2.5リッター水平対向ターボで、最高出力341hp/6400rpmを発揮する。
こちらも日本仕様と比べると最高出力227kW(308ps)/6400rpm、最大トルク422N・m(43.0kgf・m)/4400rpmと排気量が500cc違えど、かなり大きく違うのがわかる。乗ってみるとS209はかなり大味で、日本モデルとは違ったスポーティさを追求しているようなイメージだ。
北米専用メーターに注目! 左になるだけで雰囲気別モノ
スバル WRX STI S209 主要スペック比較表車種名WRX STI S209全長×全幅×全高4620mm×1839mm×1476mmホイールベース2650mm駆動方式4WD車両重量1581kg乗車定員5名エンジン種類水平対向 4気筒 DOHC総排気量2457ccエンジン最高出力345PSエンジン最大トルク447Nmトランスミッション6速MTタイヤサイズ265/35R19【筆者:MOTA編集部 木村 剛大】
Posted at 2020/10/27 22:29:17 | |
トラックバック(0) |
富士重工 | 日記