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2021年11月14日 イイね!

10万キロオーバーだけど何事もなく無事車検通りました〜

10万キロオーバーだけど何事もなく無事車検通りました〜去年にHIDの暗さに嫌気が差してLED化を実施
4代目インプレッサ(GP/GJ)をLEDヘッドライト化
その年の12ヶ月点検で光軸調整もディーラー作業にて実施

この段階で問題無い事は確認済みではありましたが、1年経過して光量、光軸ともに問題なくこの度車検も通りました♪

センターコンソールは
スバル(純正) GRF/GVF純正シフトパネル
こんなんになっているけど
中身は
NENCスポーツセレクター
コイツが入っていますから


近々
NENCのNSSPK
コイツも導入予定
行くぜ〜専用装備感全開で
Posted at 2021/11/14 22:31:18 | コメント(0) | トラックバック(0) | G4 2.0i アイサイト | 日記
2021年11月14日 イイね!

都内だと補助金とかとか使えば200万円くらい安くなるってこと?

都内だと補助金とかとか使えば200万円くらい安くなるってこと?スバルの電気自動車ソルテラがいよいよ初披露! bZ4Xとの違いはグリルまわりだ!

スバルが2021年11月11日(木)に世界初公開した電気自動車の新型「ソルテラ」。2022年央までに日本や北米、カナダ、欧州、中国などに導入される予定だ。トヨタとスバルの共同開発によって生まれたバッテリーEV専用のe-スバルグローバルプラットフォームを初めて採用したモデルであり、先日発表されたトヨタ bZ4X(ビーズィーフォーエックス)とは兄弟車となる。今回はソルテラとbZ4Xの違いについて触れていきたい。

一目見てスバル車とわかるデザインに仕上がっている!

まず特徴的なのはエクステリアだ。ソルテラはスバル特有のヘキサゴングリルとコの字型のヘッドライトを採用する。これはユーザーにスバル車であることを感じさせるため、あえて差別化を図ったという。

また、今回公開されたボディカラーとインテリアのシートはスバル専用のもので、色合いでも違いを出している。

ボディサイズはトヨタ bZ4Xとスバル ソルテラともに全長4690mm×全幅1860mm×全高1650mmで、ルーフに太陽光電池を搭載したソーラールーフ仕様とガラスルーフ仕様を用意する。ソーラールーフでは走行距離1800kmに相当する発電量を誇り、航続可能距離に貢献する。

一充電走行距離はWLTCモードでFWD車は530km前後、4WD車は460km前後と十分な性能を持つ。モーター駆動の特性を活かすことで、日常使用から未舗装路などの悪路走行まで対応する。

搭載するリチウムイオン電池は総電圧355V、総電力71.4kWhを誇る。

トヨタと共同開発のe-スバルグローバルプラットフォームを採用したことで車両下部に大容量バッテリーを搭載、低重心と高剛性化を両立させた。

操作感が異なるワンモーショングリルは不採用となった

インテリアはスバル初採用となるインパネ上部に配置したトップマウントメーターで開放的な空間を実現。bZ4Xに用意されるワンモーショングリップは通常のステアリングに比べて操作性が異なるため、ソルテラへの採用は見送られたという。

ソルテラにはFFとAWDが用意されるが、AWDでは前輪と後輪をそれぞれ別のモーターで駆動する新システムを採用。スバルが長年の開発によって蓄積した4つのタイヤを緻密に制御する技術と、モーターならではの特性を生かした高い応答性により、安心感の高い走りを提供する。

雪上など路面に応じた走行モードを選べるドライブモードセレクト「X-MODE」を採用。新たに、悪路でも車両を安定させながら一定速度での走行が可能な「グリップコントロール」を追加することで、走破性をさらに強化している。

スマートキーや全自動駐車支援機能も設定

トヨタセーフティセンスに準じた先進運転支援機能を設定する。

また、スマートフォンがクルマのキーとして使えるデジタルキーに対応。ドアロックやプッシュスタート、窓開閉、ドアの開閉、施錠、空調予約の設定、全自動駐車支援機能も車外からスマートフォンで操作できるのが特徴だ。

電気自動車に求められる環境性能の追求にとどまらず「四駆性能の向上」や「悪路走破性」にこだわったEVとして開発されたソルテラ。スバル車に乗り慣れたユーザーにも受け入れられそうな一台に仕上がっている。日本での発売が楽しみなモデルだ。

【筆者:MOTA編集部】



スバル グローバルEV「ソルテラ」を発表

スバルは2021年11月11日、トヨタと共同開発したグローバル市場向けのSUV電気自動車「ソルテラ」のワールドプレミアを行なった。

スバルの中村知美CEOは、「グローバルに展開するBEVとしてソルテラを開発するにあたって目指したのは、今後スバルが生み出すBEVの礎として、今BEVに求められるさまざまな期待を上回り、安心して選んでもらえる実用性を持ったクルマをつくること。同時にスバルのSUVとして、スバルに乗り慣れたお客様にもこれは紛れもなくスバルだと感じてもらえるクルマにすることでした」と語っている。

ソルテラは、86/BRZに続くトヨタ、スバルの共同開発第2弾となる。86/BRZはトヨタが商品企画、デザインを、スバルが設計、開発、生産を担当しているのに対し、ソルテラはスバルがトヨタの開発企画に参画する形になり、共同開発のスタイルには違いがある。

ソルテラとトヨタのbZ4Xの違いは、フロントグリル、前後バンパー、ライト類、インテリアの色使いや仕上げ、そしてモーター制御などだ。また運転支援システムはアイサイトではなく、トヨタ セーフティセンスを採用している。さらにbZ4Xではステアbyワイヤーがオプション設定されるとされているが、ソルテラは採用していない。

ソルテラのエクステリアは、スバルのテーマであるヘキサゴングリルを採用。そのグリルから始まる水平ラインが通ったボディサイド、独自のC字形のLEDを配置したヘッドライト形状を採用している。

インテリアは、低いインスツルメントパネルデザインで、ステアリングホイールの上から見えるトップマウントメーターなどはbZ4Xと共通だ。

プラットフォームは合弁会社「EV C.A.スピリット」で基本骨格が決定されたEV専用のプラットフォームを採用。トヨタはe-TNGAと呼んでいるが、スバルはe-SGP(e-Subaru Global Platform)と呼称している。

EV専用設計のモジュラープラットフォームで、今後登場するEVもこのプラットフォームが採用されることになる。このプラットフォームは、フロア面にバッテリーを搭載し、内燃エンジンより容積が小さいモーター駆動の特長を生かしたロングホイールベース、低重心など、他社のEVプラットフォームと同様の特長を持っているが、衝突安全性、衝突時のコンパティビリティ、ボディ剛性の高さなどに特に注力しているという。

ソルテラはFF駆動と前後にモーターを搭載したAWDをラインアップ。AWDは長年蓄積してきた4つのタイヤを緻密に制御する技術と、モーターならではの高い応答性や自在な前後駆動力配分を活かし、4輪のグリップ力を最大限に使った安心感の高い走りを実現しているという。

モーター出力は、FFモデルでは150kW(204ps)、AWDモデルはフロント、リヤともに80kW(109ps)で、トータル出力は160kW(218ps)だ。

また、SUVモデルらしく悪路での走破性を高めるX-MODEを採用。同時に悪路でも車両を安定させながら一定速度での走行を可能にするグリップコントロールを追加し、悪路での走行安定性を高めている。なお最低地上高はSUVにふさわしく210mmとしている。

搭載されるリチウムイオンバッテリーの容量は71.4kWh、総電力355V。航続距離はWLTCモードでFFは530km、AWDは460km前後とされている。また充電は、普通充電で最大6.6kW、急速充電では最大150kW出力機に対応しており、この150kW急速充電を使用すれば10分間で100km走行分を充電できることになる。ただ、日本においては150kW急速充電器の普及はまだ始まったばかりだ。

サスペンションはフロントがストラット式、リヤがダブルウイッシュボーン式。電動パワーステアリングは、スバル初となるラック軸並行タイプを採用。タイヤは18インチ、上級グレードは20インチとしている。

なおソルテラはbZ4Xと同様に、2022年夏頃にグローバルで発売を開発する予定になっている。




スバル 新型EV「ソルテラ」公開 全輪駆動SUV 米欧中などへ展開

前輪と後輪を別々のモーターで駆動

 スバルは2021年11月11日(木)、SUVタイプの新型BEV「SOLTERRA(ソルテラ)」を発表しました。

 スバルはこの新車で初めてBEVをグローバルに展開します。2022年度中期までに日本国内をはじめ、アメリカ、カナダ、ヨーロッパ、中国などへ導入開始するとしています。

 名称の「SOLTERRA(ソルテラ)」とは、ラテン語で「太陽」を意味する「SOL(ソル)」と、「大地」を意味する「TERRA(テラ)」を組み合わせた造語とのことです。

 トヨタと共同開発によって生まれた「e-Subaru Global Platform」により、BEVながら従来の「スバルらしい」、ステアリング操作にリニアに反応する操縦安定性を実現。大容量バッテリーの配置も重心を低くし安定性に寄与するよう設計されています。

 ソルテラはFWDのほか、AWD(全輪駆動)もラインナップ。前輪と後輪を別々のモーターで駆動するシステムが初採用され、緻密な制御により4つのタイヤのグリップ力が最大限発揮されるよう駆動力が配分されます。あわせてこのグリップ力の制御により悪路でも一定速度で走行できる「X-MODE」が導入されています。

 車体寸法は全長4690mm、全幅1860mm、全高1650mm。ホイールベースは2850mm。最小回転半径は5.7m。パワーユニットはリチウムイオン電池による総電力量71.4kWh、相電圧355Vのバッテリーと最大出力150 160kWのモーターを搭載。一回の充電による走行距離は460 530kmとなっています。

 外観面では、フロントグリルは六角形、その周囲のボディやフェンダーは、SUVらしい力強さを醸し出すデザインとなっています。インテリアでは、フロントに開放感をもたせるよう、インパネは高さを抑えたほか、スバル初採用となるトップマウントメーターとなっています。



スバル・ソルテラ発表 4WD/安全性能に独自色 2022年中旬までに導入へ

スバル「SOLTERRA(ソルテラ)」

スバルは新型EV「SOLTERRA(ソルテラ)」を世界初公開した。

今後スバルが生み出すBEVの礎として、今、BEVに求められるさまざまな期待を上回り、安心して選んでもらえる実用性を持ったクルマをつくることを目指したという。

同時に、スバルに乗り慣れた顧客にも「これは紛れもなくスバルだ」と感じてもらえることも目指したという。

「EVならではの新しい価値や、長年にわたって大切に培ってきた『安心と愉しさ』というスバルならではの価値を詰め込むことで、地球環境に配慮しながらも、これまでのスバルのSUVラインナップと同様に安心して使えるクルマに仕上げました」とコメントする。

スバル・ソルテラの内外装

なめらかな造形のヘキサゴングリルを採用している。

「BEVらしいエネルギー効率の良さを表現しました」(スバル)

グリルから始まる水平軸が通ったボディ、そして内側から張り出したダイナミックなフェンダーでSUVらしい力強さを表現する。

内装は、高さを抑えたインパネ造形と、ステアリングホイールの上から見るインパネ上部に配置したトップマウントメーター(スバル初採用)で、開放的な空間を目指したという。

eスバル・グローバル・プラットフォーム

スバル・グローバル・プラットフォームで培った知見を活かし、EV専用プラットフォームとしてトヨタとeスバル・グローバル・プラットフォームを共同開発した。

「eスバル・グローバル・プラットフォームは、操縦安定性が高く、ドライバーのステアリング操作に対してリニアに反応する、スバルらしい動的質感の高い走りを実現します」(スバル)

また、EVならではの構造として、車体下部に大容量バッテリーを搭載し、そのバッテリーを骨格の一部としても活用している。

走行性能/4WD(全輪駆動)システム

EVならではの4WDシステムとして、前輪と後輪をそれぞれ別のモーターで駆動する新システムを採用。

長年蓄積してきた4つのタイヤを緻密に制御する技術と、モーターだから可能になった高い応答性や自在な前後駆動力配分を活かす。

また、従来のスバルSUVモデルと同様に、悪路での安心感を高める「Xモード」を採用した。

新たに、悪路でも車両を安定させながら一定速度での走行を可能にするグリップ・コントロールを追加することで、走破性をさらに強化している。

安全性

ボディ各部位の骨格形状の工夫や材料強度の最適化により、軽量化と、高い衝突安全性能の両立を実現したという。

万が一の衝突の際は、複数のボディ骨格に荷重をスムーズに伝達する構造で効率的に衝突エネルギーを吸収。

乗員を守ることはもちろん、高い安全性が求められるEV特有の高電圧機器について「しっかり保護します」とコメントしている。

価格は未発表

2022年年央までに日本/米国・カナダ/欧州/中国等に導入を開始する予定。

価格は発表されていない。

スバル・ソルテラのスペック

スバル・ソルテラ(FF)

全長:4690mm
全幅:1860mm
全高:1650mm
ホイールベース:2850mm
最高速度:-
0-100km/h加速:-
航続距離:530km前後
電費:-
CO2排出量:-
車両重量:2205kg-
パワートレイン:交流同期電動機
最大出力(前):150kW
最大出力(後):-
最大出力(システム):150kW
バッテリー:リチウム電池
総電力量:71.4kWh
総電圧:355V
AC充電器最大出力:6.6kW
DC充電器最大出力:最大150kW
ステアリング:ラック平行式電動パワーステアリング
サスペンション(前):ストラット式コイルスプリング
サスペンション(後):ダブルウィッシュボーン式コイルスプリング
ブレーキ(前):ベンチレーテッドディスク
ブレーキ(後):ベンチレーテッドディスク
ホイール:18インチ
タイヤ:235/60R18

スバル・ソルテラ(4WD)

全長:4690mm
全幅:1860mm
全高:1650mm
ホイールベース:2850mm
最高速度:-
0-100km/h加速:-
航続距離:460km前後
電費:-
CO2排出量:-
車両重量:2205kg-
パワートレイン:交流同期電動機
最大出力(前):80kW
最大出力(後):80kW
最大出力(システム):160kW
バッテリー:リチウム電池
総電力量:71.4kWh
総電圧:355V
AC充電器最大出力:6.6kW
DC充電器最大出力:最大150kW
ステアリング:ラック平行式電動パワーステアリング
サスペンション(前):ストラット式コイルスプリング
サスペンション(後):ダブルウィッシュボーン式コイルスプリング
ブレーキ(前):ベンチレーテッドディスク
ブレーキ(後):ベンチレーテッドディスク
ホイール:18インチ/20インチ
タイヤ:235/60R18 235/50R20



スバル新型「ソルテラ」は補助金ありで300万円台なるか? トヨタとEVを共同開発した狙いとは

■なぜスバルとトヨタがEVを共同開発したのか?

 スバルが「ソルテラ」とネーミングされた新型電気自動車を2021年11月11日に世界初公開した。
 
 TVやネットのニュースなどで見た人も多いのではないだろうか。このクルマ、ご存知の人も多いと思うがトヨタと共同開発です。

 トヨタ版は「bZ4X」という名前なのだが、すでに2021年4月の上海オートショーで発表済み。

 中国で初公開されたあと北米で6月にコンセプトが発表され、10月29日に量産モデルの詳細が明らかになっているが、日本でちゃんとしたお披露目会はいまだ無し。

 一方のソルテラは2021年5月に名称が正式発表され、その後、特設サイトでティザー動画や画像などが公開された。

 そして今回は世界初公開ということで、新型コロナ禍のため規模は小さいものの、スバルの中村社長や車両開発トップまで出席した発表会をしっかり開催しました。

 折しもイギリスではCOP26(国連気候変動枠組条約第26回締約国会議)が開催され、日本は「2040年までに全ての新車を電気自動車にする」という協約を飲まなかった。

 そんなタイミングでの新型電気自動車の登場となれば、多くのメディアが報じたくなります。

 こうした経緯から、新型ソルテラは多くのメディアで取り上げられることになった次第。

 ソルテラとbZ4Xは完全なる共同開発だから、スバルとトヨタでクルマそのものの違いは“ほぼ”無いといって良いです。

 簡単に経緯を紹介しておく。最初にこのクルマを企画したのはコンパクトカーを持っていないスバルだが、いまや世界規模で「CAFE」が導入され始めた。

 CAFEとはいわゆる「企業平均燃費」で、燃費の良いクルマをラインナップしていないメーカーにとって厳しい。

 かといってスバルがコンパクトカーを開発しても、コスト掛けた割に販売台数だって期待できない。しかし電気自動車なら平均燃費を大幅に下げられます。

 そこでスバルはトヨタに企画を持ち込んだ。トヨタだって電気自動車は必要です。しかもスバルと共同開発すれば、開発に掛かる人員も半分で済み、両者ウインウインになれる、ということで開発がスタートしました。

■各種補助金の交付で300万円台で買える!?

 サイズとしてはトヨタ「RAV4」や「ハリアー」に近い。車体のシルエットを見ると、何となくRAV4に似ていると思わないだろうか。

 そしてトヨタとスバルでは「位置づけ」が違う。スバルの場合「CAFEをクリアする」という目的があるため、日本のほかに、スバルにとってCAFEクリアが非常に厳しい欧州を始め、アメリカでも販売します。

 トヨタはCAFEをクリアできているため、企業イメージ向上のため電気自動車を売りたい。当面は日本と中国での販売になるようです。

 車両スペックはすでにトヨタbZ4Xで発表されている通りになります。

 ライバルとなる日産「アリア」より少し長いボディに、71kWhという必要かつ十分な容量の電池を搭載。

 スバルのデータだとWLTCモードで2WDが530km前後、4WDが460km前後になる模様。寒い日の雨などコンディション悪いときの実力値だと350kmくらいだと思う。

 そして素晴らしいのは電池寿命。トヨタもスバルも「10年間使って90%の容量を残す」といっています。

 10年走れば16万km程度。電池特性として考えると、10年/16万km走った後、急に性能が劣化することは考えにくい。このレベルの耐久性を持たせておけば、クルマの寿命と同じくらいだと認識しておけば大丈夫でしょう。

 ちなみにトヨタのbZ4Xは中国でも中国製の電池を搭載して生産されるのに対し、ソルテラは日本でしか作らず、海外へ全数を日本から輸出することになるという。今日の発表会でそのほかの新しい情報は出てきませんでした。

 肝心の車両価格は未公表ながら、噂ではアリアと同等くらいらしいため、スターティングプライスで500万円前後ということです。

 2022年度から補助金も増えるらしく、国のほか、別に補助金が出る東京都などは300万円台で買えるかもしれない。

 エネルギーコストの安さも含蓄に入れれば、300万円級のSUVと同じ感覚で買えます。

 環境問題で叩かれっぱなしの日本政府ながら「日本も電気自動車はしっかりやっていますよ」と世界に向け発信したらいい。



スバル初のグローバル展開BEV『ソルテラ』が世界初公開。2022年年央までに各国で導入予定

 スバルは11月11日、同社として初めてグローバル展開を行う新型BEV(Battery Electric Vehicle/電気自動車)『SOLTERRA(ソルテラ)』を世界初公開した。

 ソルテラは、『笑顔をつくる会社』をありたい姿に掲げるスバルが、2019年9月に新たな業務資本提携を結んだトヨタ自動車と「もっといいクルマつくろう」を合言葉に、互いに強みとする技術や知見を持ち寄り、両社のエンジニアが切磋琢磨しながら共同開発したクルマだ。

 開発するにあたって目指されたのは、今後スバルが生み出すBEVの礎として、今、BEVに求められるさまざまな期待を上回り、安心して選んでもらえる実用性を持ったクルマをつくること。そして同時にスバルSUVとして、スバルに乗り慣れたユーザーにも『これは紛れもなくスバルだ』と感じてもらえるクルマであること。

 ソルテラは、BEVならではの新しい価値や、スバルが長年にわたって培ってきた『安心と愉しさ』というスバルならではの価値を詰め込むことで、地球環境に配慮しながら、これまでのスバルのSUVラインナップと同様に安心して使えるクルマに仕上げられている。

 エクステリアは、シームレスな造形のヘキサゴングリルでBEVらしいエネルギー効率の良さを表現し、グリルから始まる水平軸が通ったボディ、そして内側から張り出したダイナミックなフェンダーがSUVらしい力強さを主張する。

 インテリアでは、高さを抑えたインパネ造形と、ステアリングホイールの上から見るインパネ上部に配置したスバル初採用となるトップマウントメーターで開放的な空間を実現。

 シャシーでは、高い評価を受けている“スバル・グローバル・プラットフォーム”で培った知見を活かし、BEV専用プラットフォームとして、トヨタと『e-Subaru Global Platform(e-スバル・グローバル・プラットフォーム)』を共同開発し、操縦安定性が高く、ドライバーのステアリング操作に対してリニアに反応するスバルらしい質感の高い走りを実現したという。

 またBEVならではの構造として、車体下部に大容量バッテリーを搭載し、そのバッテリーを骨格の一部としても活用することで低い重心高と、高いボディ強度・剛性を実現している。

 そして走行性能でも、前輪と後輪をそれぞれ別のモーターで駆動する新システムを採用することで、スバルが長年蓄積してきた4つのタイヤを緻密に制御する技術と、モーターだから可能となった高い応答性や自在な前後駆動力配分を活かし、4輪のグリップ力を最大限に使った走りを披露してくれるとのことだ。

 そのほかにも、従来のスバルSUVモデルと同様に悪路での安心感を高める“X-MODE”を採用するほか、ボディ各部位の骨格形状の工夫や材料強度の最適化により、軽量化と高い衝突安全性能を両立しているソルテラ。

 このスバルの新型BEVは、2022年の年央までに日本、米国、カナダ、欧州、中国などの各国で導入が開始される予定だ。車両についての詳細はスバルオフィシャルWebサイト内のソルテラ特設ページ(https://www.subaru.jp/solterra/solterra/)まで。



トヨタ版とひと味違う! スバル 新型ソルテラ世界初公開 電動化でも「らしさ」充実

 2021年11月11日、スバルは新型バッテリーEV(BEV)のソルテラを発表した。100年に一度と言われる自動車産業の大変革期、そして2030年問題に対して、スバルが出したひとつの答えになるだろう。

 電動化が弱点と言われてきたスバルが、トヨタと提携の深度化を進め生み出したソルテラ。その詳報とトヨタ bZ4Xとの違いについて、お伝えしていく。

文/佐々木亘、写真/SUBARU

[gallink]

次世代スバルの形が新型ソルテラにある

世界初公開されたスバル ソルテラ(プロトタイプ)。トヨタとの共同開発モデルながらエクステリアはスバルらしい造形に差別化されている

 ラテン語で太陽を意味する「SOL」と、大地を意味する「TERRA」を組み合わせ「SOLTERRA(ソルテラ)」の名がつけられた。車名から、地球環境とクルマのつながりを強く感じる。

 スバルが初めてグローバル展開するBEVとして、安心して選んでもらえる実用性を持ったクルマであることに、ソルテラは強くこだわった。スバルSUVとしてラインナップされるなかで、「これは紛れもなくスバルのクルマだ」と感じさせ、現在のスバルユーザーの期待を上回ることを至上命題としている。

 これまで培ってきた「安心と愉しさ」というスバルならではの価値観は、BEVのソルテラでも変わらず感じられるだろう。

 今後の予定としては、2022年の年央までに、日本をはじめ、アメリカ、カナダ、ヨーロッパ、中国等に導入されていく。スバルの新たなステージを切り開くソルテラの中身を、詳しく見ていこう。

スバルSUVらしさを前面に出したBEV

リアスタイルもスバルのSUVらしい力強さを感じる直線的な造形。フェンダーの造形もダイナミックだ

 エクステリアデザインは、シームレスな造形のヘキサゴングリルがスバルらしさを演出。フロントデザインからは、どこか幾何学的な印象も感じられるデザインだ。フロントフォグランプが、SUVらしさをより強めている。

 ボディサイズは全長4690mm×全幅1860mm×全高1650mmで、ホイールベースは2850mm、最低地上高210mmを確保する。

 プラットフォームにはBEV専用プラットフォームとして、トヨタと共同開発したe-Subaru Global Platformを採用。車両下部には大容量バッテリーを搭載し、さらにバッテリーを骨格の一部として利用する。BEVならではの構造で、低い重心高と高いボディ剛性を実現した。

 スバルといえば低重心を特徴とする水平対向エンジンのイメージが先行するが、BEVでも同様のスバルらしい低重心を生かした走りが体感できそうだ。

 駆動システムには、前後輪それぞれを別のモーターで駆動させる新システムを採用。スバルが長年蓄積してきたAWDシステムの技術と経験を活かし、モーターだからこそ可能になった高い応答性や自在な駆動力配分を生かした新世代のAWDシステムを完成させた。

 4輪のグリップ力を最大限に使い、悪路でも安心感を高めるX-MODEを、従来のスバルSUVと同様に採用する。新たに、悪路でも車両を安定させながら一定速度での走行を可能にするGrip Controlを追加して、悪路走破性に磨きをかけた。

 動力用電池にはリチウムイオン電池を採用し、総電力量71.4kWh、総電圧355Vを発生。駆動方式はFWD(前輪駆動)とAWD(四輪駆動)の2種類で、システム出力はそれぞれ150kW(約204ps)、160kW(約218ps)となっている。

 サスペンション形式はフロントがストラット式、リアがダブルウィッシュボーン式を採用。タイヤサイズはFWDモデルで235/60R18、AWDモデルでは同サイズに加えて235/50R20も設定される。

トヨタbZ4Xとの違いはあるのか

会場でアンベールされたソルテラの実車。次世代スバルの命運を握るモデルは2022年央までに国内投入予定

 先日発表されたトヨタ bZ4Xと比較すると、デザイン面や諸元に違いが見えた。

 シンプルなフロントマスクのbZ4Xに対して、ソルテラはフロントマスクのデザインに凝っている。公開された車両では、ソルテラにのみフロントフォグランプが確認できた。筆者には、bZ4Xは都会的に、ソルテラは非舗装路も視野に入れたSUVという、デザインコンセプトに見える。

こちらはトヨタのbZ4X。外観デザインもソルテラとは差別化されていることがよくわかる

 主要諸元では、車両重量・総重量が異なる。FWDモデルでは、ソルテラのほうが車両重量・総重量で10kg重く、AWDモデルでは車両重量で15kg、車両総重量では20kgソルテラが重くなる。

 にもかかわらず、充電走行距離はbZ4XのFWDモデルが500km前後としているのだが、ソルテラは530km前後と記載された。(AWDモデルでは両車共通の460km前後)車重が重いにも関わらず、充電走行距離が長くなっているのには何か理由があるのだろうか。

 筆者は86とBRZのような違いが、この2台にも隠れていると考える。ボディサイズやパワートレイン、走行性能など、共通部分も多い2台だが、諸元値の差異が何を表すのか、続報に注目していきたい。

◆  ◆  ◆

 スバルの電動モデルをリードするソルテラが、2022年にデビューする。個人的にはbZ4Xよりも、今のクルマにデザインが近く、親しみやすい印象を受けた。トヨタとスバルの技術の結晶であるbZ4Xとソルテラは、2022年の自動車社会に、大きな変革をもたらすに違いない。

[gallink]



トヨタと仲良くケンカした、スバルらしい『ソルテラ』とは

スバルが初めてグローバル展開するBEVの『ソルテラ』が発表された。中村社長以下開発陣が強調するのは、いかに「スバルらしい」つくるか。この想いはBEVになっても変わることはない。だが、電動化やコネクテッドといった自動車産業の変革は理想論だけでは通用しない。グローバルカーとなればなおさらだ。

現時点で発表されている内容は限られているが、ソルテラの「スバルらしさ」はどんなところなのか、もっと端的にいえばトヨタbZ4Xと違う点はどこか、といった点を考えてみたい。その上で浮かび上がるグローバル戦略での課題にも言及する。

◆対等な関係の共同開発体制

まずエクステリアの特徴はスバルのヘキサゴングリルをEVを意識した精悍かつ先進感のあるデザインとし、ヘッドライトまわりもスバル車の意匠であるコの字型だ。ロービームには複数プロジェクターを配置した独特なもの。スバルの意匠をしっかり残したデザインとなっている。外装色や内装についても、トヨタにはない色をトヨタのラインに持ち込んでいる(ソルテラはトヨタの工場で作られる)。

開発は、トヨタの拠点にスバルエンジニアや担当者が出向する形で行われたが、お互い対等な立場で設計仕様を煮詰めていったという。合言葉は「なかよくケンカしよう」だそうで、設計や仕様でお互いぶつかることがあっても、設計思想の根幹は「いっしょにいいクルマを作る」とし、決定はこの基準で行ったという。たとえば、お互い車両の設計基準やポリシーは異なる。片方からみれば、この位置にメーターを配置するなどありえない、多少燃費が落ちても走りを優先したい、といった点だ。

今回、ソルテラとトヨタ『bZ4X』のほとんどのコンポーネントは共同開発。両者の意見や設計は同じ条件で採用されて作られている。たとえば車両プラットフォームはソルテラは「e-SGP」という名称がつけられている。bZ4Xは「e-TNGA」だ。同じものに違う名前がつけられている状態だが、2019年以降、両者によるEV共同開発プロジェクトの中で、双方の理念と知見が盛り込まれたものだからだ。

◆足回りやXMODEなどの電子制御で差別化

トヨタ『86』とスバル『BRZ』でそうだったように、ソルテラも足回りのチューニングがトヨタ車とは異なっている。発表動画では、独自の悪路テスト、オフロードテストも行っているようで、ダンパーの減衰率などを調整した。モーターおよびバッテリーの制御ECUは共用で、基本的な走行性能の制御は同じだが、ソルテラは2モーターAWDの細かい制御を活かすため、XMODEを実装している。この制御はベースとなるエコ、ノーマル、パワーという3段階のモードとは別の機構となり、独自のグリップコントロールを行っているという。

詳細の製品仕様は実際の発売までにまだチューニングしながら決めていく段階なので、具体的な制御内容や数値的なスペックは公開されていない。だが、EVおよび電子制御のメリットとして、応答性の高さ、制御の解像度(ECUのクロック周波数)は、内燃機関より格段にあがっているので、スバルのAWDのノウハウが理想的な形で投入できたという。ソルテラの開発責任者である商品企画本部プロジェクトジェネラルマネージャー小野大輔氏は「燃料に点火して爆発させるまではこんなに時間がかかっていたんだ、と再認識した」と語る。

他にも回生制御にもスバルらしさを投入した。ペダルオフで完全停止までは行わなかった(クルマを止めるものはブレーキであるという考え方)が、パドルシフト式の回生調整レバーを搭載した。このため、アクセルオフの回生はあえて効きを押さえてパドル操作で積極的な減速を行う。ワンペダルコントロールは慣れると楽だが、加減速の積極的な制御、ダイレクト感という点ではパドルによる減速+ブレーキングのほうが愉しいと思うユーザーは、スバルファンには多いのではないだろうか。

また、bZ4Xではオプション設定されたステアバイワイヤ制御は、ソルテラでは採用が見送られている。スバルとしては、まずはBEVのAWDの性能を極めてからという想いがある。ステアリングが丸ではない、ヨークハンドルは、車庫入れなどでハンドルの持ち替えをしないようにギア比を高くする必要がある。車速感応で可変ギア比やレーンキープ支援などで対応できるが、スバルはいまのところ必要ないという判断だ。

◆アイサイトが実装できないソルテラ

細部でスバルらしさを追求したソルテラだが、死角もある。今後の社会状況・環境規制にも依存するが、長期的な視点に立つと、共同開発の限界、壁にぶつかる可能性だ。

ソルテラとbZ4Xは、車両プラットフォームの他、ECUプラットフォームも共通だ。細部の仕様は両者のいいとこどりで作られているが、ECUプラットフォームはトヨタのシステムがベースとなっている。ADAS系の制御は「トヨタセーフティセンス」そのものといってよい。そのため、ソルテラにはアイサイトが実装できない。原理的にできないことはないが、工場が同じなのでディーラーオプション的な対応でしか後付ができないだろう。

アイサイトの性能と進化は定評がある。技術的完成度の高く、モデル設計とコンポーネントの内製化を取り入れ、これからのコネクテッドカーや安全運転支援、有人自動運転を考えたとき、アイサイトの系譜がBEVで終わってしまうのはもったいない。というより、技術資産の損失でもある。

市場が立ち上がろうとしている現段階では、経営スピードやコンプライアンスの視点から、共同開発により協業領域を広げる戦略は合理的だ。北米でもBEV市場は不確定要素があるなか、OEM供給でBEVを市場投入するという考え方だ。

だが、長期的に考えたとき、プラットフォームの提供は受けても、その価値を引き出すソフトウェア、制御技術に独自性が出せないと、そもそもOEM供給元(トヨタ)との差別化もままならなくなる。ステランティスはEVプラットフォームは共通化しているが、駆動方式やコネクテッド機能、ECUプラットフォームなどはグループ各社がぞれぞれの工場でうまく差別化を行っている。



スバル・ソルテラは「紛れもなくSUBARU」と感じてもらえる…開発責任者

スバルは11月11日は、新型電気自動車『SOLTERRA(ソルテラ)』を世界初公開した。

◆太陽と地球を合わせたネーミング

ソルテラは、電気自動車ならではの新しい価値や、長年にわたって大切に培ってきた「安心と愉しさ」というスバルならではの価値を詰め込み、地球環境に配慮しながらも、これまでのスバルのSUVラインナップと同様に安心して使えるクルマに仕上がっているという。

11日のプレゼンテーションでは最初に中村知美代表取締役社長が登場し、車名について以下のように語った。

「このかけがえのない大地をもっと楽しむためのEV、それがこのソルテラだ。名前はラテン語で太陽を意味するソルと、地球・大地を表すテラを組み合わせた。私たちを育み私たちが暮らす、守るべきこの大切な大地と地球。その美しい大地に降り注ぎ続ける太陽の光。ソルテラという車名にはそんな思いを込めた」

◆ソルテラは4つの期待に応える

続いて、SUBARU商品企画部SOLTERRA開発責任者(PGM)の小野大輔氏がソルテラついて説明した。

「各社からEVの投入が相次いでいる。お客様の関心も車がEVかどうかよりも、そのEVがどのような価値をもたらすかに移ってきた。どうすればお客様に選んでいただけるクルマにできるのか? 議論の末にたどり着いたのは、お客様からの4つの期待に応えることだ」

「第1に、笑顔を未来につないでいきたい。そのために環境にやさしい車に乗りたいという社会環境や未来への期待。第2に不自由なくこれまでと同じようにクルマを楽しみたい。使える車に乗りたいという日常への期待。第3に日常から離れて新しい体験をしたい。そのための機能を持つクルマに乗りたいという非日常への期待。そして最後に、思いのままに操りたい、自分を表現したい、そんな車を所有したいという自分自身への期待」

「このようなお客様の期待に応えつつも、スバルの安心と愉しさといういままでの価値を保つことが重要だ。そしてさらに、期待を上回るようなEVならではの新しい価値を見つけられ、日常的に不安なく使うことができるといったクルマを目指して、ソルテラを開発してきた」

小野PGMはこのように開発コンセプトを解説した。

◆EVならではの新しい価値を搭載

ソルテラはEVならではの新しい価値を提供する、と小野PGMはいう。

「そのひとつは次世代の車らしい先進感だ。先進的な機能のなかでも代表的なものが、スバルとして初めて採用した全自動駐車支援機能。ステアリング、シフト、アクセル、ブレーキ操作をシステムで制御し、すべて自動で駐車を行う」

「そして従来のガソリン車にはない、モーターで走るEVだからこそ提供できる新しい価値もある。コンパクトなモーターユニットであるeアクセルを採用したソルテラは、オーバーハングが短いEVならではの特徴あるデザインを実現した。eアクセルが生み出す新次元の走りは、低速から最大トルクをレスポンスよく発揮。発進時の出足のよさや、踏み増した時の力強さ、アクセル操作に対するレスポンスのよさやシームレスな加速など、EVならではの走りが楽しめる」

◆スマートフォンでの操作が可能に

そしてもうひとつの新しい価値が、コネクティビティの強化だ。

「ソルテラでは12.3インチの大画面を持つマルチメディアシステムを採用。AppleCarPlayやAndroidAutoを使用する際のスマートフォン接続には、ワイヤレス方式を採用した。またスマートフォンの充電に使える非接触式充電器も装備している。スマートフォンを車のキーとして使える、デジタルキー機能も採用。ドアのロックやプッシュスタートによるクルマの起動が可能だ」

「また全自動駐車支援機能では、車外からスマートフォンで操作することも可能にしている。さらにスマートフォンアプリにより、窓開閉やドアの開施錠、予約空調の設定などをリモート操作可能にするなど、利便性にも配慮」

ソルテラは、EVへの期待に先進の技術でしっかり応えていくのだ。

◆AWDにこだわり続けてきたスバル

いっぽう小野PGMは「スバルのクルマとして選んでいただくために、スバルへの期待に応え、安心と楽しさを提供することも不可欠だ」ともいう。そのためにこだわったのは、「スバルらしい走りの楽しさ、どんな環境でも安心を生むAWDの制御、トップクラスの安全性、そして使い勝手の良さだ」とする。

「まずは『走りの楽しさ』という期待に応えるために、EV専用プラットフォームのeスバル・グローバル・プラットフォームを新開発した。バッテリー自体を骨格の一部に活用することで、従来以上の強度剛性を実現。操縦安定性の向上に貢献し、意のままに操れるスバルの走りを実現している」

「ステアリングのパドルで、回生ブレーキの強さをコントロールし、減速特性を強めたり巡航距離を伸ばしたりと、ドライバーの意のままに操れるようにしたのもスバルがこだわったところだ」

「スバルが安心と楽しさを提供するうえで、絶対に欠かせないのが『安全性』だ。EVでは重要部品である電池をキャビン下に配置するため、衝突時に求められる各部強度がガソリン車と異なるものになる。さらに求められる骨格強度が変わることで、視界や居住性にも影響を及ぼす。このようにEV特有のボディ設計の難しさがある」

「そして『使い勝手』。荷室はSUVにふさわしいスペースの確保にこだわりゴルフバッグは4個、大型のスーツケースなら3個を積載可能。後席を倒せばマウンテンバイクも車内に積めるなど、シーンに合わせて必要なものをしっかり積めるようにしている。シフトバイワイヤを採用することで生まれた空間を活用して、センターコンソールの収納スペースを充実させた」

細かいことだが「従来のスバル車ユーザーに、違和感なくお乗り替えいただけるよう、各種ブザー音やウインカーの作動音などは、他のスバル車と同じ音を採用した」。



SUBARUがトヨタと共同開発したグローバル向け電気自動車「SOLTERRA」を公開

SUBARUは、11月11日に、新型BEV(電気自動車)「SOLTERRA(ソルテラ)」を世界初公開した。

SUBARUが初めてグローバルに展開するBEVとして「ソルテラ」を開発するにあたって目指したのは、今後同社が生み出すBEVの礎として、今、BEVに求められるさまざまな期待を上回り、安心して選んでもらえる実用性を持ったクルマをつくること。同時に、同社のSUVとして、SUBARU車に乗り慣れたオーナーにも「これは紛れもなくSUBARUだ」と感じてもらえるクルマであることだという。

「ソルテラ」は、BEVならではの新しい価値や、SUBARUが長年にわたって大切に培ってきた「安心と愉しさ」という同社ならではの価値を詰め込むことで、地球環境に配慮しながらも、これまでの同社のSUVラインナップと同様に安心して使えるクルマになっている。

この「ソルテラ」は、「笑顔をつくる会社」をありたい姿に掲げるSUBARUが、地球温暖化や気候変動という課題に向き合い、将来に渡って笑顔をつくり続けていくための、重要な一歩を担うことになる。

そして、2019年9月に新たな業務資本提携を結んだトヨタとSUBARUが、「もっといいクルマつくろう」を合言葉に、互いに強みとする技術や知見を持ち寄り、両社のエンジニアが切磋琢磨しながら共同開発したクルマ。

新型BEV「ソルテラ」は、2022年年央までに日本、米国・カナダ、欧州、中国等に導入を開始する予定。

「ソルテラ」の車両概要は、以下の通り。

エクステリア・インテリア

エクステリアは、シームレスな造形のヘキサゴングリルでBEVらしいエネルギー効率の良さを表現。そのグリルから始まる水平軸が通ったボディ、そして内側から張り出したダイナミックなフェンダーが、SUVらしい力強さを主張している。

なた、インテリアは、高さを抑えたインパネ造形と、ステアリングホイールの上から見るインパネ上部に配置したトップマウントメーター(SUBARU初採用)で、開放的な空間を実現している。

e-SUBARU Global Platform

これまで高い評価を得ているSubaru Global Platformで培った知見を活かし、BEV専用プラットフォームとしてトヨタとe-Subaru Global Platformを共同開発した。e-Subaru Global Platformは、操縦安定性が高く、ドライバーのステアリング操作に対してリニアに反応する、SUBARUらしい動的質感の高い走りを実現する。

また、BEVならではの構造として、車体下部に大容量バッテリーを搭載し、そのバッテリーを骨格の一部としても活用することで、低い重心高と、高いボディ強度・剛性を実現している。

走行性能・AWD(全輪駆動)システム

BEVならではのAWDシステムとして、前輪と後輪をそれぞれ別のモーターで駆動する新システムを採用した。SUBARUが長年蓄積してきた4つのタイヤを緻密に制御する技術と、モーターだから可能になった高い応答性や自在な前後駆動力配分を活かし、4輪のグリップ力を最大限に使った安心感の高い走りを実現する。

また、従来の同社のSUVモデルと同様に、悪路での安心感を高めるX-MODEを採用した。新たに、悪路でも車両を安定させながら一定速度での走行を可能にするGrip Controlを追加することで、走破性をさらに強化している。

安全性

安全面では、ボディ各部位の骨格形状の工夫や材料強度の最適化により、軽量化と、高い衝突安全性能の両立を実現した。また、万が一の衝突の際は、複数のボディ骨格に荷重をスムーズに伝達する構造で効率的に衝突エネルギーを吸収。乗員を守ることはもちろん、高い安全性が求められるBEV特有の高電圧機器もしっかり保護する。

【主な諸元(日本仕様、社内測定値)】

関連情報:https://www.subaru.jp/solterra/solterra/

構成/土屋嘉久(ADVOX株式会社 代表)



スバルがついにEV市場に参戦! 初のグローバル展開BEV「ソルテラ」を発表

 この記事をまとめると

■スバルがBEVを初めてグルーバル展開にて販売する

■トヨタとの共同開発となっている

■販売は2022年中頃を予定

 スバルの看板技術「AWD」をBEVで実現!

 先日、トヨタが2022年度に販売すると発表した新型BEV「bz4X」は発表と同時に多くの注目を集めたが、その発表の中でトヨタは以下のようにも語っていた。 スバルのAWD技術、X-MODEを採用(AWD車、トヨタ初)。また、X-MODEの新たな機能としてGrip-Controlを新開発し搭載。モーター駆動の特性を活かすことで、日常ユースからライトオフロード以上の走行まで対応、BEVの期待を超える高い走破性を実現。

 (プレスリリースより引用) そう。「bz4X」にはBRZとGR86の関係でお馴染みのスバルが関わっているのだ。そこで今回スバルが発表したのが、同社初のグローバル展開となるBEV「SOLTERRA(以下ソルテラ)」である。

「ソルテラ」は、「今後スバルが生み出すBEVの礎として、今、BEVに求められるさまざまな期待を上回り、安心して選んでもらえる実用性を持ったクルマをつくること」を目標とし、同時に、スバルのSUVとして、スバルに乗り慣れたユーザーが「これは紛れもなくスバル車だ」と感じてもらえるクルマを目指して開発が進められた車両なのだ。

「ソルテラ」は、スバルならではの価値を詰め込み、地球環境に配慮しながらも、これまでのスバルのSUVラインナップと同様に安心して使えるクルマとなっているとのことだ。企業のキャッチフレーズである「安心と愉しさ」というのも、もちろん忘れてはいない。

 エクステリアやインテリアは以下のようなコンセプトにて設計、デザインされている。

 先ずエクステリアは、シームレスな造形のヘキサゴングリルを採用し、BEVらしいエネルギー効率の良さを表現するようなデザインとされている。そのグリルから始まる水平軸が通ったボディ、そして内側から張り出したダイナミックなフェンダーを採用することで、SUVらしい力強さを主張している。

 インテリアは、高さを抑えたインパネ造形と、ステアリングホイールの上から見るインパネ上部に配置したトップマウントメーター(スバル初採用)で、開放的な空間を実現する。

 新プラットフォームはトヨタと共同開発

 プラットフォームは、「Subaru Global Platform」で培った知見を活かし、BEV専用としてトヨタと「e-Subaru Global Platform」を共同開発。 このプラットフォームは操縦安定性が高く、ドライバーのステアリング操作に対してリニアに反応するという特性をもち、スバルらしい高次元な走りを実現しているとのこと。

 また、BEVならではの構造として注目なのが、車体下部に大容量バッテリーを搭載していることで、そのバッテリーを骨格の一部としても活用。これにより低い重心高と高いボディ強度・剛性を実現しているのだ。万が一の衝突の際は、複数のボディ骨格に荷重をスムーズに伝達する構造で効率的に衝突エネルギーを吸収。乗員を守ることはもちろん、高い安全性が求められるBEV特有の高電圧機器もしっかり保護する。

 そして、「ソルテラ」に搭載されるスバルのお家芸とも言えるAWDシステムも見逃せない。

 こちらは、BEVならではのAWDシステムとして、前輪と後輪をそれぞれ別のモーターで駆動する新システムを採用。スバルが長年蓄積してきた4つのタイヤを緻密に制御する技術と、モーターの採用によって可能になった高い応答性や自在な前後駆動力配分を活かし、4輪のグリップ力を最大限に使った安心感の高い走りを実現しているという。スバルの経験と知見が最大限に生かされているのだ。

 また、従来のスバルのSUVモデルと同様に、悪路での安心感を高めるX-MODEを採用。新たに、悪路でも車両を安定させながら一定速度での走行を可能にする「Grip Control」という機能も追加することで、走破性もさらに強化されている。

 販売前からワクワクが止まらないスバルのBEV「ソルテラ」は、2022年中頃より日本をはじめ北米や欧州、中国などでも展開される予定だ。
Posted at 2021/11/14 21:53:38 | コメント(0) | トラックバック(0) | 富士重工 | 日記
2021年11月14日 イイね!

学生が作ったもんにそんなにケチつけんなよ…って思ってしまうコメントばかりだなぁ

学生が作ったもんにそんなにケチつけんなよ…って思ってしまうコメントばかりだなぁ「カムリ」を「86」顔に「顔面整形」! 学生が作った想像の斜め上行く「スポーツセダン」

おなじみNATSの渾身ワンオフショーカー

 1989年に開校して以来、自動車業界へ多くの人材を輩出してきたNATS(日本自動車大学校)。多くの人の印象に残っているのは何といっても東京オートサロンでの、生徒の手作りカスタマイズカーの披露だろう。出展し続けて四半世紀近く。2020年の同イベントに展示された1台を紹介していこう。

初出:XaCAR 86&BRZ MAGAZINE Vol.28(一部加筆)

学生がピュアに抱く「こんなクルマがあったらいいな」を現実に

 十代の若者が放つクルマへの熱き思い。ときには前のめり過ぎて大人の目線から見ると幼稚に見えるコンセプトの車両もあったかもしれない。しかし、それは誰しもが通った道。冷やかすのは簡単だ。

 荒削りで上等、会場でインパクトを与えるだけの車両なら、こんなにも継続して話題になることもないだろう。学生がピュアに抱く「こんなクルマがあったらいいな」という芯が根底にあるからこそ、来場者は感動するのだ。

 この「NATS LS86」も、86ファンなら素通りできないだろう。4つのドアを開いた写真を見ただけでギョッとするが、見れば見るほど「これ、アリかも……」と思わせてしまう不思議な感じが漂う。そのコンセプトは真っ当で「5人で広々乗れるスポーツセダン」。 かつてはアルテッツァ、現在ならレクサスISといったところにミートさせている。しかし前後の外観はしっかりと86。そう、ファンにとっては代替えの別ブランドのセダンではなく「86のセダンが欲しい」のだ。その心を直球で打ち抜いたのが「NATS LS86」だった。 ベースとなったのは、トヨタカローラ千葉から提供されたカムリ。これを学生8名で86へとフェイスチェンジ。違和感ないレベルまでまとめ上げた。といっても作業をするのは、4月に入学するまでは板金作業のイロハも知らないまっさらな学生たち。この車両を製作しながら、FRPの成形、板金塗装、溶接など技術を学んでいったのだ。

企画書片手にスポンサー巡りも学生みずから行う

 じつはオートサロン出展車両の製作がスタートするのは例年、7月ごろからとのこと。それまでには概要を固めておくのはもちろん、予算(1台およそ100万円)が足りなかったり、装着したいパーツがあるなら企画書片手にスポンサー巡りも学生みずから行う。社会に出てからも同様の事例は嫌と言うほど遭遇するだろうから、早めの実地研修というわけだ。 4月に入学し、まだアイスブレイクもままならないなかスタートするはずだった企画。しかしご存知のとおりコロナ禍で始業のスケジュールに大きな遅れが出たNATS。果たして無事、例年のように幕張メッセに作品を並べることができるのか。これは応援するしかないだろう。

 家電や半導体など、かつて花形だった日本のプロダクトの衰退が叫ばれて久しい。NATSの学生さんの何者にも縛られない自由奔放な発想を見ていると、モノづくりの分野は、スピリット次第で形勢逆転できるのではないかとすら思う。自動車メーカーへも続々とNATS卒業生が送り込まれている。ぜひ柔軟な発想で未来を変えるエンジニアとして羽ばたいていってほしい。



千葉県内のディーラーの今展示されているんですけどね
トヨタのディーラーに変なのがおった〜

メーカーが作らないから自分たちで作ってしまおうっていう考えで形にしたものなんだし良いんじゃないか?
市販車レベルのクオリティにしろって言うのは無茶な話だろうし(予算も時間も制限がある訳だから)
Posted at 2021/11/14 21:29:01 | コメント(0) | トラックバック(0) | 自動車業界あれこれ | 日記
2021年11月14日 イイね!

トヨタの販売店は2トン超の車重でも整備をする設備的には問題ないかな?トラックとかも整備出来るわけだし…スバルはどうするのかな??

トヨタの販売店は2トン超の車重でも整備をする設備的には問題ないかな?トラックとかも整備出来るわけだし…スバルはどうするのかな??ハリアーみたいにカッコいいEV爆誕! トヨタの新型電気自動車「bZ4X(ビーズィーフォーエックス)」が2022年にいよいよ市販化へ

トヨタがいよいよBEV(バッテリーEV:電気自動車)の市販化に動き出した! 新開発のBEV専用TNGAプラットフォームを用いた「TOYOTA bZシリーズ」を2025年までに7車種を市販化する。その第一弾モデルとなるSUVタイプの「bZ4X(ビーズィーフォーエックス)」のプロトタイプが日本で公開された。2022年の年央から世界各地で市販化される予定のbZ4X。2021年11月、報道陣向けに開催されたトヨタオールラインナップ試乗会(会場:神奈川県横浜市)で御披露目されたbZ4Xの内外装を速報でご紹介しよう!

スバルと共同開発! 今後7車種が展開されるトヨタ「bZシリーズ」の第一弾モデル

「トヨタ bZ4X」は、同社が今後展開を進める新BEV(Battery Electric Vehicle:バッテリー駆動の電気自動車)「bZシリーズ」第一弾となるミディアムクラスのSUVだ。未来のコンセプトカーなどではなく、2022年の年央より日本を始め世界で市販化される予定である。

トヨタ初となるBEV専用のTNGAプラットフォームをスバルと共同開発。薄型の大容量バッテリーパックは床下に平置きされ、低重心・高剛性化を図った。FF(前輪駆動)に加え、4WD(四輪駆動)タイプも用意する。長年に渡り乗用4WDの性能向上に取り組むスバルのノウハウを盛り込み、操縦性と悪路での走破性にもこだわりをみせる。

バッテリーの総電力は71.4kWhで、システム最高出力は160kW(4WD車)。0-100km/h加速は7.7秒(4WD車)だ。一充電走行距離はWLTCモードで460km前後(4WD)から500km前後(FF)を目指す。

バッテリーの弱点とされる冬場での航続距離の確保や、電池の安全性を確保する多重監視システムの搭載、10年で90%という世界でもトップレベルの電池容量維持率を目指すなど、信頼性や耐久性の高さにもこだわって開発された。

ハリアーに近いボディサイズで、SUVらしい力強さと先進性を兼ね備えたスタイリング

トヨタ bZ4Xのボディサイズは、全長4690mm×全幅1860mm×全高1650mm、ホイールベース2850mm。

サイズ感としては、トヨタのプレミアムSUV「ハリアー」(全長4740mm×全幅1855mm×全高1660mm、ホイールベース2690mm)に近いが、ホイールベース(前後車軸間の距離)はbZ4Xのほうが大幅に長い。タイヤがより四隅に配されたことで、SUVらしいスポーティな格好良さや力強さを持ちながらも、BEVらしい先進性も兼ね備えた新鮮なスタイリングとなった。

2021年11月11日(木)には、スバルから兄弟車のBEV「SOLTERRA(ソルテラ)」が世界初公開された。基本フォルムは共通だが、フロント周りなどの細部デザインは大きく異なっている。詳しくはフォトギャラリーも参照して欲しい。

なお取材車両は、ルーフにソーラーパネルを装着したモデルだった。1年間で走行距離1800kmに相当する発電量を生むという。このほか、パノラマルーフ仕様も設定される予定だ。

室内にも座ってみた! 先進機能も満載だが操作性にも優れた内装

続いてトヨタ bZ4Xの内装を見てみよう。シフトレバーはトヨタ初採用となる回転式のダイヤルシフト。メーターはステアリング上部に見えるトップマウントメーターだ。OTA(Over the Air:無線通信)によるソフトウェアアップデート機能も備える。

ただしことさら先進性を訴求するためのデザインではなく、操作のしやすさや視界の良さを重視した印象だ。

筆者(身長180cm)が室内に座ってみたところ、床下にバッテリーを積むため床面の位置はやや高めなものの、よじ登るように乗り込むこともなく、また頭上高の狭さも感じさせなかった。後席はホイールベースの長さを活かし足元の空間にも余裕があったが、やや膝が上がる体勢となる。床面は凹凸がなくフラットだ。

取材車両は通常の丸いステアリングホイールを備えていたが、車軸とステアリングホイールを機械的に接続しない「ステアバイワイヤシステム」も一部車種に設定し、その場合には操縦かんを想わせる異形ステアリングホイールによる「ワンモーショングリップ」を採用する。ステアリング特性を走行時や車庫入れなど走行モードに応じて変更。回転角度は±150度となり、ハンドルの持ち替えが不要となる。

トヨタの意欲作bZ4Xは、2022年の年央から日本をはじめアメリカ、中国、欧州など世界各地で順次市販化される予定。また今後、2025年までにbZシリーズ7車種を順次展開していく予定としている。

[筆者:MOTA(モータ)編集部 トクダ トオル/撮影:和田 清志・TOYOTA]



トヨタ新型SUV「bZ4X」を日本初公開! 斬新ハンドルお預けのプロトタイプでも従来車と異なる特徴とは

■トヨタ新型「bZ4X(プロトタイプ)」の実車を日本でお披露目!

 トヨタは、新たなEVブランドとなる「bZシリーズ」の第1弾となる新型SUV「bZ4X(プロトタイプ)」を日本でお披露目しました。

 トヨタとスバルが共同開発した新型bZ4Xにはどのような特徴があるのでしょうか。

 新型bZ4Xは、2021年4月に中国の「上海モーターショー2021」で世界初公開されたモデルです。

 スバルと共同開発したEV専用プラットフォーム「e-TNGA」(スバルではe-SUBARU Global Platform)を採用しています。

 e-TNGAを採用することで、ショートオーバーハング・ロングホイールベース化となり特徴的なスタイリングと、トヨタ「RAV4」並の室内空間を実現しました。

 ボディサイズは、全長4690mm×全幅1860mm×全高1650mm(アンテナ含む)×ホイールベース2850mm、最小回転半径5.7m。

 デザインは、従来のクルマに採用されるラジエータを象徴したセンター強調のテーマと異なる空力アイテムをフロントコーナー部分に採用したほか、上下に薄いバンパー形状を設けることでよりEVの独自性を表現しています。

 リアでは、コンビネーションランプ、バックドア、バンパーをタイヤへ向かう台形のテーマとし、低重心で力強いスタンスを実現。

 さらに、ルーフ後端にはうさぎの耳のような2本のスポイラーやトランクスポイラーを採用することで、空力性能を大きく向上させています。

 インテリアは、従来のクルマと異なるハンドル上方にメーターを配置する「トップマウントメーター」を採用したことで、開放感や視認性が向上。

 一方でインパネ中央に位置するディスプレイオーディオは従来のクルマよりも手前側に配置され、ドライビングポジションを変えること無く操作が可能です。

 また、新型bZ4Xでは2種類のハンドル形状をラインナップ。斬新な形状のハンドルともいえるトヨタ初となる「ワンモーショングリップ」は、ハンドルとタイヤの間にメカニカルな結合のない構造の「ステアバイワイヤシステム」と組み合わせて採用されました。

 今回、お披露目された新型bZ4Xのハンドルは従来の丸形ではあったものの、前述のメーター配置などの影響もあり、従来のクルマとは異なる印象を受けます。

 2種類のハンドル形状をラインナップする意図について、新型bZ4Xの担当エンジニアは次のように説明しています。

「ステアバイワイヤシステムとの組み合わせ以外で異形ハンドルを採用しない理由として、トヨタでは使用性や操縦性などを考慮すると、現状ではこのセットが望ましいという考えがあるためです。

 また、丸形ハンドルに慣れている人もいますので、それぞれの仕様を導入します。

 ステアバイワイヤシステムは、まず中国市場向けとして導入し、その後はその他市場向けに展開していきます。2022年の発売以降に順次装着車を設定し、基本的には同じ市場にふたつのステアリングを設定します」

※ ※ ※

 このように、異なる形状やシステムのハンドルをラインナップする新型bZ4Xですが、日本仕様ではどのような形で導入されるのでしょうか。

 前出とは別のエンジニアは「それぞれの導入タイミングは現時点ではお伝え出来ませんが、グレード別での設定となり、上級グレードではステアバイワイヤ方式が採用されます」と説明していました。

■新型bZ4Xのソーラーパネルはオプション設定?

 新型bZ4Xでは、低重心化、高剛性化を推進するため、薄型大容量電池パックを床下・平置きで配置しています。

 モーター、トランスアクスル、インバーターを一体化した「e-Axle」や、充電機能と電力分配機能を集約した「Electricity Supply Unit(ESU)」をトヨタとして初めて採用しました。

 また、新型bZ4Xは、走行時の省エネ性能向上と実用上の航続距離を確保するため、ヒートポンプ式エアコンをはじめシートヒーター、ステアリングヒーター、前席乗員足元の輻射ヒーターを採用して、消費電力の軽減を図っています。

 そのほか、ルーフ上に「ルーフソーラーパネル」を設定したことで、1年間で走行距離1800km(社内試算値)に相当する発電量を生成し、優れた航続可能距離に貢献するといい、前出のエンジニアは次のように説明しています。

「新型bZ4Xでは、プリウスPHVでも採用していたようにソーラーパネルを設定しています。

 年間で1800kmと1日あたりではあまり実感は出来ませんが、災害時など緊急時でも太陽光による充電が可能です。

 また、ソーラーパネルはオプションで設定の有無を選べるように検討しています」

※ ※ ※

 今回、お披露目されたものはあくまでもプロトタイプですが、2022年年央の販売までに、今後どのような続報が出てくるのかにも期待が高まります。



じっくり見る「トヨタbZ4X」 新型EVのプロトタイプを撮影 スバル・ソルテラと兄弟車

プラットフォーム、2社の共同開発

トヨタとスバルによる新型EV(バッテリーEV:BEV)の動きが活発化している。

トヨタは、10月29日に「bZ4X」の詳細を発表。スバルは、11月11日に「ソルテラ」の世界初公開をオンラインで行った。

両モデルのすべての基礎となるBEV専用プラットフォームは、2社が共同開発を行ったもの。

EVの要件を盛り込んで低重心・高剛性化した車体構造に、滑らかな走りとSUVとしての走破性を追求したという。

BEV専用のプラットフォームとしたことで、室内空間は広く、前後のシート間距離は1mが確保され、ミドルクラスのセダン並みに。

レッグルームは、前後シートともに中型SUVトップレベルとされている。

写真は、報道向けに公開されたbZ4Xのプロトタイプを撮影したものだ。

bZ4X(右ハンドル仕様) 内装は?

撮影車両は右ハンドル仕様で、低い位置に配置されたインストゥルメントパネルにより解放感がある。

メーターはステアリングホイールの上側を通して見るトップマウント式で、トヨタでは初採用。

またシフト操作は、これもトヨタ初となるダイヤル式となった。

「bZ4X」「ソルテラ」ともに、AWD車とFWD車が用意されることが分かっており、前者は前・後モーターの独立制御による高い回頭性/操縦安定性の実現が、モーター駆動を活かしたトピック。

AWD車には、スバルの四輪駆動技術である「Xモード」が採用されるので、トヨタ初の「Xモード」搭載車ということになる。また、Xモードの新機能として新開発した「グリップコントロール」を装備した。

充電/航続可能距離について

充電については、世界各地域の高出力充電にも対応し、DC急速充電では150kWに対応。30分で充電量80%までチャージできる。

デザイン面では、bZ4Xは、一般的なクルマのラジエータに代表されるセンターを強調するテーマと異なり、空力を織り込んだコーナー部の造形と、上下に薄いバンパーによって、BEVの独自性を表現。

また、フードからヘッドランプ上部へと連続する、ハンマーヘッド形状が独特だ。

なおスバル・ソルテラは、六角形のグリルにより異なる顔つきになっている。

bZ4Xの一充電走行距離は、FWD車が500km前後、AWD車が460km前後(トヨタ測定値)。

トヨタは、「beyond Zero(ゼロを超えた価値)」を目指すbZシリーズは、専用プラットフォームのBEVシリーズとして展開することをすでに発表している。

bZ4Xは、そのシリーズの第1弾として、2022年年央より世界各地で発売される形だ。

とくに中国、米国、欧州、日本など、BEVの需要や再生可能エネルギーによる電力供給が多い地域で受け入れられることを目指しており、2025年までに、bZシリーズで7車種を導入する予定だという。

トヨタbZ4X スペック

トヨタbZ4Xのスペックは下記のとおり。

ボディサイズは、スバル・ソルテラと同じだが、車両重量は、ソルテラの方が10~15kg重くなっている。

全長:4690mm
全幅:1860mm
全高:1650mm
ホイールベース:2850mm
最高速度:-
0-100km/h加速:8.4秒(FWD)/7.7秒(4WD)
航続可能距離:500km前後(FWD)/460km前後(4WD)
電費:-
CO2排出量:-
車両重量:1920kg(FWD)/2005kg(4WD)
パワートレイン:交流同期電動機
最大出力(前):150kW(FWD)/80kW(4WD)
最大出力(後):-(FWD)/80kW(4WD)
最大出力(システム):150kW(FWD)/160kW(4WD)
バッテリー:リチウム電池
総電力量:71.4kWh
総電圧:355V
AC充電器最大出力:6.6kW
DC充電器最大出力:最大150kW
ステアリング:ラック平行式電動パワーステアリング
サスペンション(前):ストラット式コイルスプリング
サスペンション(後):ダブルウィッシュボーン式コイルスプリング
ブレーキ(前):ベンチレーテッドディスク
ブレーキ(後):ベンチレーテッドディスク



何が違う? トヨタ新型「bZ4X」とスバル新型「ソルテラ」の詳細発表! 斬新デザイン&数値で見る両者の個性とは

■新型bZ4Xと新型ソルテラの詳細明らかに! 何が違うのか

 トヨタとスバルが共同開発した新型「bZ4X」と新型「ソルテラ」の詳細が相次いで明らかになりました。
 
 そうしたなかで、両者にはどのような違いがあるのでしょうか。

 先行して、新型bZ4Xの存在を明らかにしたのはトヨタで、2021年4月19日に中国・上海で世界初公開。その後、10月29日には日本仕様の詳細を発表しています。

 一方でスバルは、2021年5月11日に新型ソルテラの存在を明らかにし、それ以降はティザーサイトを随時更新していき、同年11月11日にはスバルが新型ソルテラを世界初公開しました。

 このように共同開発ながら展開方法はそれぞれのタイミングでおこなわれています。

 基本的に共通した部分が多い新型bZ4Xと新型ソルテラですが、現時点で判明している情報ではどのような違いがあるのでしょうか。

 まず車名において、トヨタは「新型bZ4Xの『bZ』はbeyond Zeroの略で、単なるZero Emissionを超えた価値をお客さまにお届けしたいという想いを込めました。そして『4』はボディサイズ、『X』はボディタイプを表しています」と説明しています。

 一方でスバルは「新型ソルテラは、ラテン語で『太陽』を意味する『SOL(ソル)』と『大地』を意味する『TERRA(テラ)』を組み合わせた造語」だと説明していました。

 基本骨格となるプラットフォームは、EV専用のものを採用しており、それぞれトヨタ「e-TNGA」とスバル「e-SUBARU Global Platform」と名付けられています。

 ボディサイズは両者ともに全長4690mm×全幅1860mm×全高1650mm(アンテナ含む)×ホイールベース2850mmで、最小回転半径は5.7mです。

 なお、スバルでは新型ソルテラの最低地上高を210mmと明らかにしています。

 また、車両重量では新型bZ4Xが1920kg-(FWD)/2005kg-(4WD)、新型ソルテラが1930kg-(FWD)/2020kg-(AWD)と若干異なっているようです。

 デザイン面で新型bZ4Xは、「Hi-Tech and Emotion」というデザインテーマのもと、BEV(バッテリーEV)の先進感とクルマ本来の美しさを融合した造形にチャレンジし、先進的なスリークさと、SUVらしい力強さを両立したスタイリングを目指したといいます。

 とくに、フロントビューでは従来車のラジエータを象徴したセンター強調のテーマと異なる空力アイテムをコーナー部に採用したほか、上下に薄いバンパー形状にすることでBEVの独自性を表現しました。

 また、フードからヘッドランプ上部へと連続する、特徴的なハンマーヘッド形状で独自性を表現しています。

 新型ソルテラのエクステリアは、フロントにシームレスな造形のヘキサゴングリルでBEVらしいエネルギー効率の良さを表現しました。

 また、グリルから始まる水平軸が通ったボディや内側から張り出したダイナミックなフェンダーが、SUVらしい力強さを主張しています。
 
 インテリアでは、両者ともに高さを抑えたインパネ造形と、ハンドル上側を通して見えるように配置したトップマウントメーター(トヨタ初/スバル初)を採用したことで、視線移動を少なく遠視点化し、見やすさを重視しています。

■新型bZ4Xと新型ソルテラでことなる中身とは

 パワーユニットでは、共通したスペックとなり、システム最大出力150kW(FDW)/160kW(4WD/AWD)、バッテリーはリチウムイオン電池、総電力は71.4kWh、総電圧は355Vです。

 充電性能は、AC充電器最大出力が6.6kW、DC充電最大出力が最大150kWとなっており、新型bZ4Xと新型ソルテラはともにソーラーパネル仕様を設定することも明らかにしています。

 一充電での走行距離(WLTCモード)は、新型bZ4Xが500km前後(FDW)/460km前後(4WD)なのに対して、新型ソルテラが530km前後(FDW)/460km前後(AWD)とFDWでは異なっているようです。

 なお、トヨタは新型bZ4Xの加速性能(0-100km/h)を8.4秒(FWD)/7.7秒(4WD)と発表しました。

 そのほか、ステアリングやサスペンション、ブレーキなどは共通ですが、新型ソルテラでは18インチホイールに235/60R18(FWD/AWD)、20インチホイール&235/50R20(AWD)を装着することも明らかにしています。

※ ※ ※

 トヨタとスバルが、「86(GR86)」&「BRZ」に続いて共同開発をおこなった新型bZ4Xと新型ソルテラ。

 両者は、共通する部分に加えて「トヨタらしさ」「スバルらしさ」を持つクルマだといいます。

 それぞれの発売時期は、2022年年央からグローバルで展開されるといい、実際に導入された際には、ユーザーからどのような評価を受けるのか、期待が高まります。



【トヨタ bZ4X】丸型ステアリング仕様の内外装を撮り下ろし[詳細画像]

スバルが新世代EV『ソルテラ』を発表したのとほぼ時を同じくして、共同開発の兄弟車となるトヨタ『bZ4X(ビー・ズィー・フォー・エックス)』の実車が国内初披露となった。トヨタがメディア向けに開催したオールラインアップ試乗会に展示された実車を、撮り下ろしの写真で紹介する。

bZシリーズは、「beyond Zero(ゼロを超えた価値)」を目指した専用プラットフォームのBEV。bZ4Xは、「Activity Hub」をコンセプトとしたワクワク感や走りの魅力、そして安心・安全性能に拘ったトヨタbZシリーズの第一弾だ。空力性能の追求や軽量化、消費電力の抑制などにより、1回の充電で最大500km前後を走行することができる。

◆RAV4サイズながらより長いホイールベース

エクステリアは、デザインテーマ「Hi-Tech and Emotion」のもと、BEVの斬新さとSUVの迫力を表現したスタイリングとなっている。

ボディサイズは全長4690mm×全幅1860mm×全高1650mmで、ホイールベースは2850mm。ホイールベース以外は『RAV4』に近い。フロントは、空力アイテムが織り込まれたコーナー部と上下に薄いバンパー形状により、BEVの独自性を表現。六角形のグリル形状を持つソルテラとの外見上の違いはこのフロントマスクが大きい。

サイドは、長いホイールベースを活かした、スリークなプロポーションとなっている。リヤコンビネーションランプ、バックドア、バンパーは、タイヤへ向かう台形のテーマとし、低重心で力強いスタンスを表現している。ルーフに備わるソーラーパネルは、太陽光による発電により1年間で走行距離1800kmに相当する発電量を生成することが可能だ。

◆先進のコックピットと、クラスを超えた後席空間

インテリアは、低い位置のインストルメントパネルと、大開口なパノラマルーフにより解放感を創出。インストルメントパネルにはファブリックを張り、落ち着いた室内を演出している。窓には遮音性の高いガラスを採用。BEV専用プラットフォームにより、前後シート間の距離は、Dセグメントセダン並みの1000mmを確保。足元の広さもミディアムセグメントSUVクラストップレベルと、ひとクラス上の広い室内空間になっている。

コックピットはトヨタ初の、メーターをステアリングホイールの上側を通して見えるように配置したトップマウントメーターとなっており、視線移動を少なく遠視点化し見やすさを重視。ステアリングコラムを含めた運転操作系を操作しやすいようモジュール化、手元からメーターの視線誘導を促す羽衣のような形状を採用した。今回の展示車は丸型ステアリングだが、ステアバイワイヤシステムと異形ステアリングホイールを組み合わせたワンモーショングリップも用意。新たな運転感覚を提供する。

◆遠隔でソフトウェアアップデートが可能

bZ4Xは最新のインフォテインメントシステムを取り揃えており、交通情報や駐車場の空き情報をリアルタイムで取得するコネクティッドナビや、ワイパーやエアコンなども動作可能な音声認識機能も備える。スマートフォンを携帯していれば画面操作なしでロック、アンロック、システムスタートが可能なデジタルキーも採用。また、販売店へ入庫することなく性能向上のためのソフトウェアアップデートが可能となる。

2025年までに7車種を導入予定のbZシリーズ。第一弾となるbZ4xは、FF車と4WD車の2仕様を用意しており、2022年年央より世界各地で発売を予定している。



【トヨタ 新型bZ4Xとスバル 新型ソルテラ比較】フロントグリルやステアリングに大きな違いがある!

トヨタとスバルの共同開発によって登場した電気自動車のトヨタ bZ4X(ビーズィーフォーエックス)とスバル ソルテラ。トヨタ ハリアーと同等のミディアムクラスのSUVサイズで、2022年央から日本や欧米などで発売される予定だ。今回は注目を集める2台の電気自動車を写真で紹介していきたい。

日常使いの電気自動車として十分な性能を持つ

トヨタ bZ4Xとスバル ソルテラはBEV専用のプラットフォームを採用し、薄型の大容量バッテリーパックを床下に平置きとし、低重心、高剛性化を図っている。ボディサイズはともに全長4690mm×全幅1860mm×全高1650mm。

両モデルがこだわっているのがバッテリーの維持だ。電気自動車は2010年の日産 初代リーフなどすでに市販モデルが登場しているが、電池の経年劣化は大きな課題だ。

トヨタ bZ4Xとスバル ソルテラは使用開始から10年後(または24万km使用後)の容量維持率を世界最高標準の90%とし、長期間使えるモデルとなっている。

また、ソーラーパネルを備える仕様では1年間に1800km走行できるほどの電力を作ることもできる。

エクステリアはグリルデザインで差別化を図る

両モデルの違いとしては、まずエクステリアのデザインだ。

ソルテラでは従来のスバル車と同様のヘキサゴングリルとコの字型のヘッドライトを採用するが、bZ4Xではフードからヘッドライト上部に連続するハンマーヘッド形状とし、グリルレスであるのは電気自動車らしい特徴と言える。

一充電走行距離はWLTCモードで約500km! ガソリンモデルと遜色ない航続距離だ

両モデルに搭載するリチウムイオン電池は総電圧355V、総電力71.4kWhを誇る。一充電走行距離はWLTCモードでFWD車は500km前後、4WD車は460km前後と十分な性能を持っており、電気自動車の不安の一つである航続距離の不安は払拭されている。

また、充電性能も高く、AC(交流)充電器最大出力6.6kW、DC(直流)充電最大出力は150kWに対応する。急速充電では30分で80%まで充電可能。出先でも短時間で充電できるのが魅力だ。

スバルらしい悪路走破性の高さも魅力!

悪路での安心感を高めるドライブモード「X-MODE」も採用され、新たに悪路でも車両を安定させながら一定速度での走行が可能な「グリップコントロール」を追加することで、未舗装路などの悪路走行まで対応する走破性をさらに強化している。

モーター駆動の特性を活かし、グリップコントロールなども用いたことで日常使用から以上の走行まで対応、多くのユーザーのイメージとして持っているこれまでの電気自動車への期待を超える高い走破性を実現した。

bZ4Xには操縦かんのような見た目のワンモーショングリップを用意!

インテリアはスッキリとした運転席周りが特徴だ。低い位置に設置されたインストルメントパネルや大開口パノラマルーフなどを装備して開放感を演出する。

さらに、ひとクラス上の広い室内空間で、Dセグメントセダン並みの前後シート間距離1000mmの広さを確保。自宅にいるような居心地の良い空間とした。

bZ4Xには、車軸とステアリングホイールを機械的に接続しない「ステアリングバイワイヤシステム」と操縦かんのような形状の「異形ステアリングホイール」を組み合わせた「ワンモーショングリップ」も装備されるが、スバルには一般的なステアリングホイールのみ用意される。

ワンモーショングリップはステアリングの回転角度を持ち替え不要な約±150°に設定。Uターンや車庫入れ、ワインディングロード走行時などでドライバーの負荷を和らげることができる。

両モデルにはトヨタセーフティセンスを設定! アイサイトは搭載せず

もちろん、安全面にも力を入れている。電池自体の高度な安全性を追求しているほか、ミリ波レーダーと単眼カメラの検知範囲拡大によって機能の性能向上や一般道での支援を行う新機能を追加した最新の予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」を両モデルに採用。

ほかにも全方位衝突に対応するボディ構造、衝突時の保護性能確保に寄与する電池パックの採用、外部給電機能の追加、デジタルキーなどを用意し、安全に乗れる電気自動車を目指した。

電気自動車を中心に採用されるデジタルキーも設定予定

デジタルキーではスマートフォンがクルマのキーとして使え、国産車ではホンダ Honda eなど他の電気自動車モデルにも採用が広がってきている。ドアロックやプッシュスタート、窓開閉、ドアの開閉、施錠、空調予約の設定、全自動駐車支援機能も車外からスマートフォンで操作できるのが特徴だ。

bZ4Xとソルテラは2022年央から世界で発売される。EVのSUVもライバルが増えそうなカテゴリーなだけに、今後の動向が注目されるだろう。

【筆者:MOTA編集部】




トヨタ初のEV専用車「bZ4X」、デザインや航続距離は好印象! 気になる価格は「500万以下」を希望する声【みんなの声を聞いてみた】

トヨタは2021年10月29日(金)、開発を進めるBEV(バッテリーEV:電気自動車)の新型bZ4X(ビーズィーフォーエックス)の日本仕様の詳細を発表し、2021年11月には試作モデルを横浜市内で報道陣に公開した。いよいよ本格的に動き出したトヨタのEV戦略。果たして、世間の人々はどう捉えているのか? ここではSNSで挙げられているみんなの声を紹介していく。

2025年までにbZシリーズ7車種を含むEV15車種を発売する計画

2021年4月に上海モーターショーで世界初公開された新型bZ4X。

トヨタでは新開発のBEV(Battery Electric Vehicle:バッテリー駆動の電気自動車)専用TNGAプラットフォームを用いた「TOYOTA bZシリーズ」を2025年までに7車種市販化するとアナウンスし、新型bZ4Xはその第一弾モデルとなる。

そして今回、新型bZ4Xの日本仕様の詳細が発表された。

ボディサイズは、全長4690mm×全幅1860mm×全高1650mm、ホイールベース2850mm。外観は、可能な限りタイヤを四隅に配置し、接地性・走破性の高さを表現しながら、なめらかなプロポーションでBEVらしい先進感を表現している。

また、ボディサイズはハリアー(全長4740mm×全幅1855mm×全高1660mm、ホイールベース2690mm)と同程度ながら、新型ランドクルーザー300(ホイールベース2850mm)なみのホイールベースにより室内はゆとりある空間を確保している。

見た目はまずまずの好印象

デザインに関してSNS上では、



「樹脂パーツがちょっと気になる」

「日産 アリアの方がシンプルな外装デザインだし、内装も高級感がある」

といった声も一部で見受けられたが、



「フロントマスクが未来っぽくてカッコいい」

「見た目がガソリン車と大きく変わらないところは好印象」

といった好意的な声も少なくない。また、ネガティブな声についても、見慣れたらカッコいいかもとするものもあり、今後もその印象は変化していきそうだ。

最大500km前後の航続距離には、欲を言えばもう少し欲しいといった声も

新型bZ4Xは、スバルと共同開発したBEV専用のTNGAプラットフォームが採用され、FF(前輪駆動)と4WD(四輪駆動)を用意する。4WD性能ではスバルの車両統合制御技術「X-MODE」(新機能「Grip-Control」付き)が盛り込まれ、日常域だけでなくライトオフロード以上の走行まで対応する操縦性と走破性を実現している。

一充電走行距離はWLTCモードで最大500km前後(FF)。太陽光発電で電力を供給する「ルーフソーラーパネル」の装着車も用意し、室内のディスプレイには、現在の発電電力などが表示される。

航続距離に関しては、やはり注目が集まっている。



「500km程度の航続距離が確保されているのは使いやすいと思う」

「普段使いには申し分ない航続距離。ただ、ロングドライブが多いユーザーにとってはもう一声といったところか」

SNS上の印象では、大きな不足は無いものの、もう少し欲しいといった及第点が与えられている印象だ。この辺りは今後の開発に期待したいところだろう。

価格は「500万円以下」が1つのポイント

そして何よりSNS上での関心が高かったのはやはり価格の部分。今回、トヨタから価格に関する正式なアナウンスはされていないが、



「コミコミ400万円前半までなら売れそう」

「あとは価格が500万円を下回れるかどうか」

「日産 アリアと価格がかち合うと難しそう」

「テスラ モデル3のロングレンジが税抜500万円以下だから、それよりも魅力的な価格を求める」

と、予測する声は多い。競合モデルを引き合いに出す声もあり、1つのボーダーラインは500万円といった印象だ。

新型bZ4Xは今後、2022年の年央より日本をはじめアメリカ、中国、欧州など世界各地で順次市販化される予定。気になる価格など、新しい情報が入り次第、速やかにお届けしていく。

[筆者:望月 達也(MOTA編集部)]



もう日本仕様公開!?? トヨタ本気のEVプロト実車公開!! 2022年夏登場「bZ4 X」のガチ度

 トヨタは2021年10月29日、スバルとの共同開発EVを「2022年の年央より世界各地で発売する」と公式リリースを発表。今回公開されたSUVのEV「bZ4 X(ビーズィーフォーエックス)」を皮切りに、4年後の2025年までに7車種(!)、フルラインアップで用意するという。トヨタ、本気だ…と驚きもつかの間、このたび日本仕様とおぼしき右ハンドルモデルの「プロトタイプ」も公開された(後述するがすでにウィンドウに認証マークがあり、量産体制まで整っていることがわかる)。あきらかにトヨタは純EV(BEV)に本腰を入れだしている。今回の発表内容と、「プロトタイプ」とはいえ完成度が非常に高い実車を見た担当者がレポートをお届けします。

文/ベストカーWeb編集部
写真/佐藤正勝、TOYOTA、SUBARU

[gallink]

■サイズはほぼRAVでもホイールベースはランクルなみ

 これまでトヨタは、ハイブリッド車のトップランナーだったことや水素エンジン(FCV)開発に熱心だったこともあり、一般的に「純EV(BEV)ジャンルの開発や販売には一歩で遅れているのでは…」というイメージがあった。

トヨタ関係者にその点を尋ねると、「うちはいろいろやってますので」と答えるばかりで外部からは判定のしようがなかったが、今回公開された、日本仕様とおぼしき右ハンドル仕様の「bZ4 Xプロトタイプ」を見ると、間違いなくその「本気度」が伝わってくる。以下、ざっくり紹介したい。

トヨタbZ4 Xプロトタイプ。先日公開された広報写真は左ハンドルだったが、今回の実車はきっちり右ハンドルで、ウィンドウに認証マークも付いていた

 今回公開されたトヨタbZ4 Xプロトタイプは、トヨタとスバルが共同開発した純EV(BEV)専用プラットフォームを採用する(トヨタ初)。全長4690×全幅1860×全高1650mmと、ボディサイズはミドルクラスSUVでRAV4と同程度だが、純EVらしく(フロントにエンジンを置く必要がなく動力(モーター)ユニットを比較的コンパクトにできるため)ホイールベースは2850mmとランクル300なみのサイズ。

 これにより室内長1940mm(室内1515mm)と広大なキャビンを確保。また、バッテリーは薄型大容量電池パックを床下・平置きで配置したことで、室内高1160mmを達成。ざっくりいうと、ガソリン車なみの室内と乗降性をしっかり確保している。前後シート間距離も1000mmを確保しており、Dセグメントセダン(レクサスIS)なみのゆったり感。

内装もしっかり作りこまれたかたちで公開された。このまま市販されそう

 今回公開された右ハンドル仕様の内装をじっくり見ると、このクラスのSUVにしてはステアリング径が小さくまとめられており、メーターをステアリングホイールの上側を通して見えるよう配置したトップマウントメーター(トヨタ初)を採用。視線移動が少なくてすむよう遠視点化し、見やすさを重視した設計となっている。

 これはステアリングホイールとタイヤの間にメカニカルな結合のないステアバイワイヤを採用したことによる恩恵で、Uターンや車庫入れ、ワインディングロード走行時などでのハンドル操作のドライバーの負荷を大きく低減している。
 注目の「ワンモーショングリップ」(F1マシンのようなグリップタイプのステアリング)は、後発で用意されるもよう(半年~1年後くらいに追加設定か)。
 こういう「新しさの演出」も実にトヨタらしい。

こちらは広報写真。F1マシンのようなワンモーショングリップタイプのステアリングも設定されるそう。こちらはやや遅れて設定される(おそらくオプション設定)

■2022年夏からトヨタのEV発表ラッシュ開始

 バッテリー容量は71.4kWhで、気になる航続距離(一充電走行距離/WLTCモード)は、FFで500km前後、4WD車は460km前後。ほぼ同時に公開された兄弟車であるスバルのソルテラは530kmと発表されたことから、その程度までは引き上げられると予想する。ちなみにこの11月に正式注文が開始される見込みである日産アリアのバッテリー容量は66kWhと91kWhの2種類が用意され、一充電走行可能距離は430~610km。

 快適装備や安全装備も当然かなり気合が入っている。

 ワイパーやエアコンなどが音声認識機能で動作させることができ、登録したスマホを携帯していれば画面操作なしでロック、アンロック、システムスタートが可能。安全装備は進化したToyota Safety Senseが搭載され、全トヨタ車のなかでもトップレベルのデバイスが装着されることが決まっている。

 プロトタイプながら実車を見た個人的な印象としては、「デザインがどことなくテスラ(モデルX)っぽいな…」。EVは車体前面にラジエターを設置する必要がなく、フロントグリルが不要となり、その点がガソリン仕様車との最大の違いとなる。この点を現場のトヨタ関係者に(失礼ながら「テスラっぽくないですか?」と)聞いてみたところ、「空力アイテムが織り込まれたコーナー部と上下に薄いバンパー形状により、純EVの独自性を表現しました」とのことだった。
「顔」(フロントフェイスの「口」にあたる部分)が空力を最優先してデザインされると、どことなくシュルンとして、マスクをしているように見えました。

 上述のように、トヨタによるとこの「bZ4 X」が発売されるのは「2022年の年央」。当初、トヨタの公式リリースでは「世界各地で順次発売」とされていたことから「中国や北米が優先されて、日本は2023年頃かな…と予想していたが、今回公開されたプロトタイプの完成度(ウィンドウのガラスを見るとすでに認証済みマークが貼られていた。これがあるということは量産体制が構築されているということ)を見ると、あと半年程度で充分発売可能な仕上がり。おそらく来春には具体的なスケジュールが公開されるだろう。

■気になるお値段と補助金は?

 最大の関心事となる車両本体価格だが、真っ向からのライバルとなる日産アリアの車両本体価格が消費税込み660万円(「B6 limited」2WD、66kWh)であることを考えると、この「bZ4 X」も約650万円程度と予想する。これに(自治体によって異なるが)80万円程度の補助金(自宅をV2H仕様に改造するとさらに40万円程度の改築補助金が上積みされる)が付与され、環境性能割や重量税の免税分(最大30万円分)が加味されることになる。実質販売額は500万円台前半~中盤といったところだろう。

 先日発表された新型レクサスNXのPHEV仕様が車両本体価格7,140,000円(バージョンL)だということを考えると、バーゲンプライスであり、つまり「勝負に出た価格」といっていい。

 冒頭に紹介したとおり、2022年夏にこのbZ4 Xを発売したのち、トヨタは2025年までに7車種のEVを段階的に発売していく。約3年間で7車種ということは1年に2車種ずつEVの新型車が発表されていくわけで、これは(トヨタ以外のメーカーではとても不可能といえる)大変なペースといっていい。

 トヨタの本気の純EV、すさまじい競争力を身につけて、一気に市場を席捲する勢いで乗り込んできた。発売が楽しみです。

[gallink]



トヨタ新型EV「bZ4X」の内外装を写真でチェック│グリルレスのフロントマスクや、駐車やUターン時でも持ち替え不要な異形ステアリングホイールに注目

トヨタは2021年11月上旬、開発を進めるBEV(バッテリーEV:電気自動車)の新型bZ4X(ビーズィーフォーエックス)の試作モデルを横浜市内で報道陣に公開した。新型bZ4Xはトヨタが2025年までに7車種市販化すると発表した中の第一弾モデル。今回は、そんな注目の新型bZ4Xの内外装を写真とともに紹介していく。

およそ500km前後の走行距離を可能としたトヨタ初のEV専用車

トヨタ 新型bZ4Xは、スバルと共同で新開発したBEV(Battery Electric Vehicle:バッテリー駆動の電気自動車)専用TNGAプラットフォームを用いた「TOYOTA bZシリーズ」の第一弾モデル。

薄型の大容量バッテリーパックが床下に平置きされ、低重心・高剛性化が図られているほか、駆動方式ではFF(前輪駆動)と4WD(四輪駆動)が設定される。4WDではスバルの車両統合制御技術「X-MODE」(新機能「Grip-Control」付き)が盛り込まれており、日常域からライトオフロード以上の走行まで対応する操縦性と走破性を実現している。

バッテリーの総電力は71.4kWhで、システム最高出力は160kW(4WD)。0-100km/h加速は7.7秒(4WD)で、一充電走行距離はWLTCモードで460km前後(4WD)~500km前後(FF)となる。

トヨタでは、同シリーズを2025年までに7車種市販化するとアナウンスしており、新型bZ4Xは2022年の年央より日本をはじめアメリカ、中国、欧州など世界各地で順次市販化する予定。なお、現在のところ価格は公表されていない。

グリルレスが特徴的なフロントマスク、低重心で踏ん張り感を演出したリアまわり

ボディサイズは、全長4690mm×全幅1860mm×全高1650mm、ホイールベース2850mm。外観は、可能な限りタイヤを四隅に配置し、接地性・走破性の高さを表現しながら、なめらかなプロポーションでBEVらしい先進感を表現している。

フロントまわりは、グリルを廃したデザインが特徴的。センサー類やランプ類、エアロ類の配置をフードからヘッドランプ上部へと連続したハンマーヘッド状とすることで、従来車にない独特なフロントフェイスを演出している。

リアまわりでは、リアコンビネーションランプ、バックドア、バンパーがタイヤに向かっていく台形のデザインとされ、低重心で踏ん張り感あるスタイルを演出している。

また、ルーフには、1年間で走行距離1,800km(トヨタ試算値)に相当する発電量を生成するルーフソーラーパネルを装着したモデルも用意。充電スタンドがない駐車場等でも充電可能なほか、災害時など緊急時でも、太陽光による充電が可能となっている。

解放感が高く落ち着いた室内

車内は、低い位置のインパネ、大開口パノラマルーフ(装着モデルを設定)により解放感を演出している。また、インパネには、落ち着いた室内を演出すべく、ファブリック張りとなっている。

運転席は、メーターの見やすさを重視し、ステアリングホイールの上側を通して見えるように配置したトップマウントメーターをトヨタ初採用する。メーター周辺は、手元からメーターの視線誘導を促す羽衣のような形状にデザインされている。

トヨタ初採用の「ステアリングバイワイヤシステム」も設定

さらに、撮影車両は従来の丸いステアリングホイールを備えるが、これとは別にトヨタ初採用となるステアリングホイールと車軸の間にメカニカルな結合がなく、ステアリングの回転角を電気信号でタイヤに伝える「ステアリングバイワイヤシステム」も一部モデルで設定。異形ステアリングホイールを組み合わせた「ワンモーショングリップ」が採用されている。

機械的な制約を受けないため、ステアリングの回転角を持ち替え不要な約±150°に設定。何度もハンドルを回転させることなく従来のクルマと同様に操作が可能で、Uターンや車庫入れ、ワインディングロード走行時などでステアリング特性の変更ができ、ドライバーの負荷を低減する。

ここまで新型bZ4Xの内外装を紹介してきたが、特に細部のデザインなどは、フォトギャラリーもぜひチェックしてみてほしい。

[筆者:望月 達也(MOTA編集部)]



発表されたばかりの『bZ4X』と『ソルテラ』がサーキットで共演

トヨタ『bZ4X』とスバル『SOLTERRA(ソルテラ)』、トヨタとスバルの次世代を担うBEV(バッテリーEV)が発表されたばかりにも関わらず、スーパー耐久最終戦の岡山国際サーキットイベント広場に2台揃って登場した。

10月29日に詳細が発表されたトヨタbZ4Xと、11月11日ワールドプレミアで発表されたスバル・ソルテラ。とくにスバルのソルテラに関しては前日発表されたばかりにも関わらず、岡山国際サーキットのイベント広場に姿を現した。

2車種はトヨタとスバルの協業で誕生した車だ。同じベースからエクステリアはトヨタ、スバルのそれぞれの個性が現れたデザインに仕上がっているのが良く分かる。内装はガラス越しでの撮影となったが、特徴的なステアリング周りなどが見られた。シートに関してはbZ4Xはホワイトレザーでセンター部にはパンチングが施されている。ソルテラはタンレザーでセンター部が施されているのが確認できる。

タイヤもbZ4Xはブリヂストンのアレンザ、ソルテラはダンロップのスポーツMAXX050となっている。サイズは共に235/50R20となっている。

イベント広場では今回トヨタが様々な展示を行っており、その視察に豊田章男社長も現れて両車と共に記念撮影も行われた。

11月13日予選、14日決勝で今シーズンのスーパー耐久の幕を閉じる。チャンピオン争いをしているクラスもあるため、見応え十分なレースが繰り広げられるはずだ。



【池原照雄の単眼複眼】再生エネを自ら造るトヨタの新EV…スタンダードとしたい技術

◆電動車での蓄積生かしたプラクティカルなクルマ造り

トヨタ自動車が2022年半ばに世界で売りだす電気自動車(BEV=バッテリーEV)の第1弾、『bZ4X』の詳細を公表した。バッテリーの長寿命化など、これまで培ってきた電動車での技術蓄積を生かし、同社ならではの実際的(プラクティカル)なクルマ造りが随所に見られる。なかでも、年間1800km走行分の電気を生み出すオプション設定の「ルーフソーラーパネル」は魅力的な存在だ。

このBEVの新シリーズはSUBARU(スバル)との共同開発によるもので、トヨタの電動車アーキテクチャーである「e-TNGA」に基づく専用のプラットフォーム(車台)を立ち上げるとともに、4WD車(4輪駆動車)はスバルのAWD技術を採用するなど、両社が得意とする技術を集結させている。

車名に冠した「bZ」は「ビヨンド ゼロ」の略であり、トヨタは「単なるゼロエミッションを越えた価値」の提供を新シリーズに託していく。第1弾の『bZ4X』はミッドサイズのSUVだが、25年までにこのシリーズで7車種を投入し、フルライン化を図る。車名はbZを共通に、数字は車体サイズを示し、末尾のアルファベットはセダンやSUVなど車型で使い分けていく計画だ。

BEVの性能やコストを左右するバッテリー(リチウムイオン電池)の容量(総電力)は、『bZ4X』では71.4kWhとした。既存モデルでは『RAV4』並みの大きめのクルマなので、バッテリーも十分搭載している。1充電当たりの走行距離(WLTCモードでの社内測定値)はFWD車(前輪駆動車)が500km前後、4WD車が460km前後と、充電ステーションの在りかを余り気にせずに遠出できる性能だ。

◆プリウスPHEVで確立したソーラー発電で走る技術を横展開

同時に、こうした電費(エンジン車の燃費に相当)が季節によって大きく変動しないような取り組みも行っている。BEVでは、とくに暖房のエネルギー消費により、冬場の航続距離が短くなるという課題がある。ガソリン車のように副産物であるラジエーターの温水を熱源には使えず、電気に依存するしかないからだ。『bZ4X』では空力性能の追求や電動ユニットの軽量化などに加え、新たにヒートポンプエアコンや前席足元の輻射ヒーターといった省エネ型の暖房対策で改善している。

また、長もちするバッテリー性能も追求している。使い始めから10年後または走行距離24万kmまで(いずれか先に到達した場合)の容量維持率が世界トップレベルの90%となることを開発の目標に設定したのだ。このように1990年代からハイブリッド車(HEV)やバッテリーの開発・生産に取り組んできた同社の知見が『bZ4X』には随所に反映されている。

注目の太陽光発電ユニットを張り付けたルーフソーラーパネルもそのひとつとなる。これは17年2月に発売した2代目の『プリウスPHEV(プラグインハイブリッド車)』に採用されたものだ。駐車時に発電した電気は走行用のバッテリーに蓄え、走行時の発電分については照明やオーディオなど補機用のバッテリーに供給する仕組み。量産車でソーラー発電を走行エネルギーに使うのは、これが世界初となった。

◆再生エネを造る「自立力」をもったユニークな存在に

トヨタの社内組織「トヨタZEVファクトリー」のチーフエンジニアで、『プリウス』シリーズの開発責任者も務めた豊島浩氏は「充電しなくていいPHEVを造りたいと手掛けた。プリウスPHEVではおよそ年間1000kmの走行ができるが、今回は技術進化も織り込んで1800kmになった。日本では年間1万kmの走行が一般的なので、その2割近くを再生エネで走ることができる」と話す。

クルマ自らが造り出す電気で走るだけでなく、災害時などエネルギー供給が途絶えた時にも、ルーフソーラーパネルは威力を発揮するので心強い。トヨタによるとソーラーパネルの発電能力は、プリウスPHEV用が0.179kWだが、『bZ4X』では約25%高めた0.225kWにしている。年間走行可能距離については、「名古屋市の10年分の日照データの年平均値を基に充電量をはじき、WLTCモードでの電費を社内算定している」(広報部)という。

製造過程の環境負荷で見た場合、通常の鋼板を塗装したルーフよりも、ソーラーパネルのルーフは使用エネルギーが多くなる。LCA(ライフサイクルアセスメント)の観点から、ソーラーパネルのルーフが環境負荷で優位性をもつための条件は、使用環境に大きく左右されるので、筆者の力では算定し難い。ただ、ある期間を超えて長く使うことで確実にCO2削減に寄与できるし、電費の節約や電力供給が途絶えた時のバックアップは魅力だ。

プリウスPHEVの場合、ソーラーパネル装着のオプション費用(税込み)は28万6000円なので、恐らく『bZ4X』では30万円余りとなるのではないか。再生可能エネルギーを自ら生み出すという一定の「自立力」をもったBEVは、ユニークな存在になれる。『bZ4X』に続くbZシリーズでも設定してほしいし、スタンダードなオプション技術として育っていく予感がする。
Posted at 2021/11/14 21:21:24 | コメント(0) | トラックバック(0) | 自動車業界あれこれ | 日記
2021年11月14日 イイね!

ロータスも電動SUVだもんなぁ…

ロータスも電動SUVだもんなぁ…ロータス初の電動SUV、ティザー…2022年デビュー予定

ロータスカーズ(Lotus Cars)は11月8日、現在開発を進めている新型車の「タイプ132」(コードネーム)のティザーイメージを公開した。

ロータスカーズは2021年8月、今後5年間の新型車計画を明らかにし、2022~2026年に電動モデル4車種を発売すると発表した。これらの新型車は、ロータステクノロジーと英国のロータスチームが共同で開発を進めている。

また、これらの新型車は、EVハイパーカーの『エヴァイヤ』、ロータス最後のガソリンエンジン搭載スポーツカーの『エミーラ』に追加される形となり、どちらも英国ヘテル工場で製造する計画だ。

開発中の電動4モデルの中で、2022年にデビューが予定されているのが、タイプ132というコードネームのEセグメントSUVだ。ティザーイメージでは、タイプ132のアクティブグリルシャッターを紹介した。これは、冷却性能とエアロダイナミクス性能の強化という2つの目的を持つロータスのエアマネジメントソリューション、としている。


ロータス初のSUV、ティーザー画像初公開 中国製の完全EVとして来年発表予定

成長の要となる新型SUV

ロータスは、来年デビュー予定の新型SUVの姿を初めて公開した。「タイプ132」というコードネームで呼ばれる、同社初のSUVモデルである。

中国の自動車メーカーである吉利(ジーリー)の傘下に入ったロータスは、成長戦略の要となる新型SUVの発売に向けて、公式ビデオを公開している。

このビデオでは、タイプ132に採用される新しい可動式グリルシャッターを垣間見ることができる。このシャッターには、三角形と六角形のモチーフが採用されている。

ロータスは、この可動式グリルシャッターが、冷却と空力特性の向上という2つの目的を果たす「真のロータスのエア・マネジメント・システム」であるとしている。

すでに報じられているように、タイプ132は2016年から開発が進められており、608psと760psの2種類の4輪駆動モデルが発売される予定だ。また、92~120kWhの容量のバッテリーを搭載でき、800Vの充電が可能になる。

また、パフォーマンスの工場にも力を入れており、0-100km/h加速のタイムを3.0秒以下にするという。

タイプ132は、中国・武漢に建設される9億ポンド(約1380億円)の製造施設で製造され、ロータスが今後5年間に発売する2台の中国製EVのうちの1台となる。

また、アルピーヌと共同開発している待望のEVスポーツカー「タイプ135」は、2026年以降、英国のヘテルで製造される予定だ。
Posted at 2021/11/14 10:48:52 | コメント(2) | トラックバック(0) | 自動車業界あれこれ | 日記

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