主役はワイルドすぎる スバル WRX STI、新型 BRZ も脇役で登場…『ジムカーナ』ビデオ最新作
SUBARU(スバル)モータースポーツUSAは12月5日、12月8日(日本時間12月9日)に公開される『ジムカーナ』ビデオシリーズの最新作に、新型『BRZ』が登場すると発表した。
「フーニガン」(Hoonigan)が制作する『ジムカーナ』ビデオシリーズはこれまで、ラリードライバーのケン・ブロック選手を起用し、神業ともいえるドライビングテクニックを披露してきた。スバルとフーニガンは2020年5月、スバルモータースポーツUSAのドライバー、トラビス・パストラーナ選手が今後、『ジムカーナ』シリーズを引き継ぐと発表していた。
スバルは、トラビス・パストラーナ選手の『ジムカーナ』シリーズへの起用に合わせて、『WRX STI』のワンオフモデルを開発した。WRX STIのワンオフモデルでは、車体をフルカーボンに変更。スバルの水平対向エンジンはカスタムメイドされており、エンジンの真上のボンネットに設けられたエグゾーストパイプからは、炎が出る仕組みだ。
SUBARUモータースポーツUSAは、この『ジムカーナ』ビデオシリーズの最新作に、新型BRZが登場すると発表した。公式ツイッターでは、「フーニガン」による予告映像が公開されており、映像の47秒付近で、新型BRZの姿を見ることができる。
FULL GYMKHANA TRAILER now live!Our man @travispastrana in the craziest #STI ever built, tearing it up in his hometown with a little help from his friends. Planes, boats, bikes, & serious airtime plus the all-new 2022 #Subaru #BRZ! The full video drops 12/8 from @TheHoonigans pic.twitter.com/hAXXFafqVC— Subaru Motorsports USA - DEC8: GYMKHANA 2020 (@subarums_usa) December 5, 2020
ドリフト動画「ジムカーナ」に新型BRZが共演。新マシン・WRX STIのぶっ飛んだスタントも仰天レベル
ケン・ブロックからトラビス・パストラーナにドライバーチェンジ
アメリカのラリードライバー、ケン・ブロックのエクストリームなドライビングで、自動車関連ムービーとしては異例の再生回数を誇るHOONIGAN(フーニガン)の「ジムカーナ」シリーズの最新作が公開中です。動画URL:https://youtu.be/32I0Qso4sDg
今回からドライバーはトラビス・パストラーナにチェンジしています。トラビスといえばX-GAMESなどでも活躍したレジェンドドライバーで、ぶっ飛んだ二輪のエクストリームライダーとしても知られた存在。日本ではSUBARU USAのワークスドライバーでもあります。
思えばケン・ブロックがジムカーナ・シリーズを最初に作ったときのマシンはSUBARU WRX STI(GRB型)でした。その後、フォードに移籍したこともあってフォード車をベースにしたモンスターマシンのイメージが強くなっているかもしれませんが、もともとはSUBARUと縁の深い映像企画だったわけです。
今回トラビスにドライバーチェンジしたということは、新ジムカーナ・シリーズのメインとなるマシンはSUBARUに戻ることになります。ベースとなっているのはWRX STI(VAB)で、エンジンはビレットブロックを使った2.3L仕様で、エキゾーストはボンネットを突き破って天を点くワイルドなもの。その最高出力は862馬力! と発表されています。
そんなモンスターWRX STIを操るトラビスの走りは動画で確認していただくとして、今回のムービーでの注目は、まだ市販前の新型BRZが登場していること。BRZが出てくるのは2分半あたりのシーンですが、862馬力のWRX STIといっしょに、ポールを中心にドリフト(定常円)走行を披露しているのです。
見たところ完全ノーマル状態といった風情のBRZですが、しっかりと連続してドリフトできることを映像で確認すれば、走りへの期待も高まるのではないでしょうか。
ところで、このムービーの主役であるWRX STIはボディパネルがフルカーボンとなっていて、ボディ全体が空力処理をされているのも印象的。とくにリアウイングはブレーキに連動して角度を変えてブレーキとして機能するように改造されているのは注目です。
文:山本晋也(自動車コミュニケータ・コラムニスト)
※写真の車両はトラビスが今回ドライブしたWRX STI(カラーリング前の状態)
862馬力のスバル WRX STI、新型 BRZ とドーナツターンで競演…『ジムカーナ2020』
SUBARU(スバル)の米国部門のスバルオブアメリカは12月8日、同日公開された『ジムカーナ』ビデオシリーズの最新作『ジムカーナ2020』のために、『WRX STI』のワンオフモデルを製作した、と発表した。
◆ケン・ブロックの後を受け継いだトラビス・パストラーナ
「フーニガン」(Hoonigan)が制作する『ジムカーナ』ビデオシリーズはこれまで、ラリードライバーのケン・ブロック選手を起用し、神業ともいえるドライビングテクニックを披露してきた。スバルとフーニガンは2020年5月、スバルモータースポーツUSAのドライバー、トラビス・パストラーナ選手が今後、『ジムカーナ』シリーズを引き継ぐと発表していた。
トラビス・パストラーナ選手は1983年、米国で生まれた。もともと、2輪のフリースタイルモトクロスの選手だったが、1999年に米国の人気スポーツ番組『X-GAMES』で金メダルを獲得し、一躍有名になった。
2003年から4輪ラリー活動をスタートさせ、2006年にスバルラリーチームUSAに加入した。2008年には、ラリーアメリカで3度目のドライバーズタイトルを決めるなど、現在もスバルモータースポーツUSAで活躍中。命知らずのチャレンジャーとしても知られ、2輪による宙返りなど、さまざまなギネス記録を持つ。
◆フルカーボンのボディをまとうワイルドすぎるWRX STI
スバルは、トラビス・パストラーナ選手の『ジムカーナ』シリーズへの起用に合わせて、『WRX STI』のワンオフモデルを製作した。スバルモータースポーツUSAとテクニカルパートナーのバーモントスポーツカーによって、ラリー、ラリークロス、ヒルクライム、長距離ジャンプでの経験を生かしながら開発は行われた。その目的は、従来の『ジムカーナ』シリーズとは異なるスタントを実行することにあったという。
WRX STIのワンオフモデルでは、車体をフルカーボンに変更した。ワイルドに見えるカーボンファイバー製のボディパネルは、風洞実験で検証された。これは、『ジムカーナ』シリーズ向け車両としては初めての取り組み。空中での安定性を確保するとともに、地上で最大のダウンフォースを獲得するのが狙いだ。大型のアクティブリアウィングも、空中ジャンプスタントのシーンで、車両の姿勢を保つことに貢献したという。
◆2.3リットルに拡大されたボクサーは最大トルク91.8kgm
スバルの水平対向エンジンはカスタムメイドされており、エンジンの真上のボンネットから、エグゾーストパイプが顔を出す。このエンジンは、競技仕様となっており、排気量は2.3リットルに拡大された。スバルモータースポーツUSAチームのラリークロスプログラム向けをベースにカスタムビルトされたブロックとヘッドが使用され、最大出力は862hp、最大トルクは91.8kgmを引き出す。このエンジンは8000rpmまで許容する。
高速ジャンプでの離着陸や、mm単位のドリフトコントロールを可能にする幅広い調整機能を備えたロングストロークサスペンションは、数十年に渡るスバルのラリーでのノウハウが生かされているという。
◆車両重量は1190kgでパワーウェイトレシオは1.38kg/hp
車両は、ホワイトボディにロールケージを組み込む手法で組み上げられ、車両重量は1190kgに抑えられた。市販モデルのWRX STIに対して、360kg以上の軽量化を果たした。この結果、パワーウェイトレシオは1.38kg/hpを実現している。
『ジムカーナ2020』は、トラビス・パストラーナ選手の故郷であるメリーランド州アナポリスを舞台に撮影された。なお、映像の2分40秒付近では、このワイルドすぎるWRX STIが、新型『BRZ』とドーナツターンで競演を果たしている。
スバル新型「BRZ」が874馬力の魔改造「WRX STI」と激走!? 超ド級映像が公開
■874馬力の魔改造マシンがメリーランド州アナポリスで激走!
スバルの北米法人は、ビデオシリーズ「ジムカーナ」の最新作「ジムカーナ2020」を、同作品を手掛けてきたフーニガンと共同で製作したと発表しました。ビデオでは特別仕様のスバル「WRX STI」と、2020年11月18日に世界初公開されたばかりの新型「BRZ」が共演を果たしています。
特別仕様のWRX STIは、モータースポーツ仕様の2.3リッターエンジンが搭載され、最高出力は862hp(仏馬力換算で約874馬力)まで強化。さらに800ポンド以上軽量化され2623ポンド(約1190kg)という車重を実現しています。
ワイルドな印象のカーボンファイバー製ボディパネルは、ジムカーナでは初となる風洞実験で検証がおこなわれました。空中での安定性と地上でのダウンフォースを確保しています。
アクティブリアウイングも採用されたことで、ビデオの画期的なジャンプスタントのために、空中でマシンの姿勢を調整することが可能となりました。
今回、ビデオで運転したのは、これまでジムカーナシリーズでハンドルを握ってきたケン・ブロック選手に代わり、トラビス・パストラーナ選手が担当。
撮影はパストラーナの故郷であるメリーランド州のアナポリスという都市でおこなわれました。
パストラーナ選手は「地元でビデオを撮影する機会を得られたことは、ずっと前からの私のアイデアを実現させることができ、とてもワクワクしています。
さらに、スバルは完璧なWRX STIを製作してくれました。信じられないほどのパワーとグリップ力でした」と振り返りました
ビデオでは、特別仕様のWRX STIが、新型BRZとドーナツターンで共演する様子も収録されています。
【検証】新エンジンで走りはどう変わる? 新型BRZにターボ追加はあり得るか
ついに新型BRZが先行公開された。すでにトヨタの86、スバルのBRZともに現行モデルは生産終了となっていただけに、ファンにとっては嬉しいニュース。
燃費規制の強化への対応という至上命題はあるものの、今後の進展に大きな期待が寄せられている。
さて、発表された新型BRZの内容でとりわけ話題となっているのが新エンジンの搭載だ。従来の2L水平対向エンジンから排気量を拡大した2.4Lエンジンが搭載されることが明らかとなった。
果たして、この「0.4Lの余裕」が走りにどう変化をもたらすのか? さらにBRZといえば従来からターボエンジン搭載車の登場が噂されてきたが、新型にターボ搭載の可能性はあるのか? 技術的に見た実現可能性を中心に占っていきたい。
文/鈴木直也、写真/SUBARU、TOYOTA
【画像ギャラリー】新型が発表されたスバルBRZの初代モデルの写真をイッキにみる
現行86/BRZはエンジンが気難しい?
2020年11月18日に北米にて公開された新型BRZ
新型レヴォーグの日本カーオブザイヤー受賞で意気あがるスバルだが、ほぼ同時に北米で新型BRZを公開。現行モデルをより筋肉質に鍛え上げたスタイリングとともに、2・4Lに排気量アップされたエンジンによるパフォーマンス向上が話題になっている。
従来型BRZ(とトヨタ86)に乗って感じるのは、まずシャシー性能が軽快で素直なことだ。水平対向エンジンを中核とするパッケージングは、低重心でかつヨーモーメントも小さい。
操舵レスポンスは取り立ててシャープというわけではないが、切れば切っただけ、早く切ればそのぶん早く、クルマの反応がつねに遅滞なくリニアなところに感銘を受ける。
ただし、そこからさらに一歩踏み込もうとすると、BRZ(とトヨタ86)は意外に手強い。後輪駆動のFRだからアクセルワークによって後輪をブレークさせることは可能だが、ドライ路面でコントロールが容易なのは2速の守備範囲あたりまで。
2L水平対向エンジンを搭載していた従来型BRZ。操るには高いスキルが必要ながら、よりトルクフルな新型はあらゆるドライバーにとっての扱いやすさが向上しそうだ
それ以上の速度レンジになると最大トルク200Nmちょいではパンチ不足で、綺麗に滑らせるためにはタイヤのグリップ限界を維持する「速度」と「テクニック」が必須となる。
初期に標準タイヤだったミシュラン・プライマシーHPですらそうなのだから、オプションのミシュラン・パイロットスポーツだとさらにグリップが優ってオンザレール。ビシッとカウンターステアを決めてドリフト走行というイメージでサーキットを攻めると、現実とのギャップを思い知ることになる。
86/BRZワンメイクレースで優勝経験のある友人に聞くと、「このクルマはタイムを出すのも難しいですよ」という。40年近く前のAE86はすべての事象が低次元で起きたからイージーコントロールだったけれど、BRZ(とトヨタ86)の限界はエコタイヤでも思った以上に高く、しかもスイートスポットが狭いのだ。
この辺が、ゆっくり走っていてもそれなりに楽しく、攻めれば攻めたなりに達成感のあるロードスターと大いに違うところで、86/BRZはむしろアスリート向けのストイックなクルマじゃないか? ぼくは密かにそう感じていたのだった。
チューニングすることで進化をとげる
では、どうすれば86/BRZがもっとファン・トウ・ドライブになるかといえば、なにはなくともあと2~3割のトルクアップがいちばん効果的だ。
従来型のトヨタ 86。多くのアフターパーツブランド、チューナーによってカスタマイズされ、TOM'Sからはスーパーチャージャーで過給したコンプリートカーも発売された
筆者は従来型BRZ(とトヨタ86)をベースとしたチューニングカーを何台か取材した経験があるが、NAでトップエンドのパワーを絞り出したクルマより、実用域のトルクを増強した過給チューンの方が圧倒的に乗りやすくて楽しい。
なかでも完成度が高かったのが、TOM's製のスーパーチャージャーを装備した“チームNetz 86スーパーチャージャー”というコンプリートカーだった。
最大過給圧1.4バールでスーパーチャージされたFA20型エンジンは最高出力232ps/最大トルク279Nm。
過給チューニングエンジンとしてみればスペックは控え目だが、走らせてみるとノーマルとはまったく異なるスポーティなキャラクター。ドライ路面でも2速3000回転あたりで自由自在にテールを振り出せるのがめちゃ楽しかった。
こうなると、「ターボチューンの方がもっといいだろう」という声が聞こえてきそうだが、チューンドカーのターボは400ps級を狙った過激なヤツばかりで、こういうマイルド系はほぼ皆無。実用性や耐久性の問題もあり、対象となるのはかなりマニアックなユーザー層に限られる。
検証! 新型BRZに既存のスバルターボエンジンは搭載できる?
初代インプレッサSTiと新型BRZ。スバルといえば歴代WRXにターボエンジンを搭載してきたが、BRZへの搭載はあり得る?
「じゃ、スバル純正のターボエンジンでなんとか…」という要望も根強くあるが、今度の新型BRZでスバルがターボ化を検討したかといえば、おそらくそれはノーだろう。
手持ちの駒という意味では、水平対向ターボはある意味スバルのお家芸だし、300ps/400Nmを発揮するFA20ターボが即投入可能な状態にある。
しかし、新型BRZのプラットフォームは従来モデルと基本的に同じレイアウト。これは従来型BRZのデータだが、水平対向エンジンはインプレッサより60mm低く240mmも後ろにマウントされていて、新型でもおそらくそれは大同小異。
エンジン下側にFA20のターボチャージャーを収めるスペースを確保するのはかなり難しい。
新型BRZに搭載予定の2.4L水平対向4気筒DOHCエンジン
あるいは、新型レヴォーグ用に開発された1.8Lターボ(CB18型)であれば、ターボチャージャー周りのレイアウトを限界までコンパクトに凝縮しているから載せられるかも? という期待はあるが、177ps/300NmのスペックそのままではBRZ用としては力不足。
トルクはともかく、パワーは最低あと100psアップは必要で、そうなるとすべてが作り直しとなってしまう。CB18型は燃費とドライバビリティのバランスを最適化させるのがテーマだけに、スポーツカー用に簡単に転用できないのだ。
結果として、新型BRZで実施された2.4Lへの排気量アップはもっともリーズナブルな対応だし、その効果も充分期待できる。
公表されているエンジンスペックは231ps/249Nmだが、トルクが250Nmあれば走りが劇的に変わる可能性があると思う。
新型BRZの2.4LエンジンはNAだから、低速域でのパンチはそこまでではないだろうが、それでも最大トルク25%アップというのは侮れない。
速さだけではなく、よりコントローラブルで、よりファン・トゥ・ドライブなクルマに成長していることを期待したい。
めちゃカッコいい!2.4ℓ 4気筒水平対向エンジンを搭載したスバルのFRスポーツカー、新型「BRZ」
SUBARUは、新型「SUBARU BRZ」(米国仕様車)を世界初公開した。
「SUBARU BRZ」は、水平対向エンジンを搭載したFRレイアウトのピュアスポーツカー。
2012年に発売した初代モデルは、「低重心」「軽量」「コンパクト」という特長を持つ水平対向エンジンを低い位置に搭載することで、世界トップクラスの低重心による優れたハンドリング性能を実現した。
公開した新型「SUBARU BRZ」は、初代モデルが提供してきたスポーツカーならではの走りの愉しさをさらに充実させるとともに、カーライフに安心感をもたらす新たな価値を加えることで、誰もが愉しめるスポーツカーとして、全方位に大幅な進化を遂げている。
新型「SUBARU BRZ」は、トヨタとの業務提携で掲げる「もっといいクルマづくりの追求」の取り組みを通じて、共同開発したクルマとなる。
【新型「SUBARU BRZ」(米国仕様車)の主な特徴】
■さらに磨きのかかったスポーツカーならではの走りの愉しさ
ピュアスポーツカーならではの、感性を刺激し、高揚感を引き出す走りの愉しさを一層際立たせた。
<走りの愉しさをさらに拡げる動力性能の進化>
・初代モデルから排気量を拡大した、新型2.4L水平対向4気筒エンジンを搭載。徹底した吸排気性能の強化とフリクション低減によって、トルクを15%向上。レスポンスも早く、滑らかに高回転まで吹け上がるスポーツカーらしいフィーリングとともに、力強い加速をもたらす。
・AT搭載車では、SPORTモードの制御が進化。クルマがスポーツ走行中と判断した際には、ドライバーの意思や操作に応じて、最適なシフト操作を自動的に行ない、よりダイレクト感のあるコーナリングを可能にする。
<操る愉しさを極める進化したハンドリング性能>
・スバルグローバルプラットフォームの開発から得たノウハウを取り入れ、さらにインナーフレーム構造や構造用接着剤などを採用し、ボディを再構築することで、初代モデルに対しフロント横曲げ剛性を約60%、ねじり剛性を約50%と大幅に向上。ステアリング操作への応答性を高め、より軽快な動きを実現するとともに、旋回時のトラクション性能を向上させた。
・ルーフ、フード、フロントフェンダーの素材に軽量なアルミを採用。エンジン出力や安全性の向上に伴う重量増を抑制すると同時に、前後左右重量の適正化やさらなる低重心化を実現し、運動性能を向上している。
・18インチアルミホイール装着車には、215/40R18 ミシュラン パイロットスポーツ4タイヤを装備。優れたコントロール性能と応答性能で、走りの愉しさをさらに引き上げる。
■愉しい走りを想起させる洗練されたデザイン
一目見ただけで高い走行性能を予感させる、躍動感を持ったスポーツカーらしいデザインに仕上げた。
<走りへの期待を高める躍動感を持ったエクステリア>
・より低く、よりワイドに設置されたヘキサゴングリルが低重心を主張するとともに、グリルから始まり後方へ連なる芯の通った造形で、体幹の力強さを表現。
・絞り込んだキャビンと力強く張り出したフェンダーのダイナミックな抑揚が、スポーツカーらしい走りへの期待感を高める。
・サイドシルスポイラーやフロントフェンダー後方に配したエアアウトレットなど、デザインにアクセントをもたらすだけでなく、スポーツカーとしての性能を最大限に引き出す機能性を持ち合わせた空力アイテムを多数採用している。
<走りに集中できる環境を作り出すインテリア>
・シンプルな水平基調のインストルメントパネルや低く設置したメーターバイザーにより、広い視界を確保。集中して運転を愉しむことのできる室内空間を提供。
・7インチTFT液晶パネルとセグメント液晶パネルを組み合わせたデジタルメーターを採用。必要な情報をわかりやすく表示し、日常の運転からスポーツ走行時まで、あらゆる状況下で直感的に情報を把握することを可能に。
・高いホールド性とフィット感をもたらすスポーツシートが、疲れにくく運転に集中できる環境を作り出すとともに、クルマの挙動を正確にドライバーへ伝える。
・Apple CarPlay、Android Autoに対応した8インチSUBARU STARLINKマルチメディアインフォテインメントシステムを採用。スマートフォンのような、直感的な使い勝手と操作感を実現している。
■存分に走りを愉しむことを可能にする、進化した安全性能
ピュアスポーツカーならではの走りを最大限に愉しめるよう、安心・安全という付加価値にも磨きをかけた。
<運転支援システムと進化した衝突安全性能>
・運転支援システム「アイサイト」をAT車に標準装備。プリクラッシュブレーキや全車速追従機能付クルーズコントロールが、安心で快適な移動をサポート。
・高張力鋼板の採用拡大などによりボディを強化するとともに、各種エアバッグをはじめとする乗員保護システムを強化することで、衝突安全性能を向上している。
<先進のテレマティクスサービス>
・コネクティッドサービスSUBARU STARLINK Safety and Securityを採用。万一の事態に備えた「つながる安全」を提供するとともに、利便性を高める機能で、快適なカーライフをサポート。
【新型SUBARU BRZ ワールドプレミア映像】
VIDEO
https://youtu.be/VOX36qqhfjI
関連情報:https://www.subaru.jp/
構成/DIME編集部
一応先行してコッチも貼っておくかな
スバル WRX に2021年型、「WRX STI」もまだ買える…2021年3月米国発売
WRX STI の2.5ターボは最大出力310hp
最新の「アイサイト」
マルチメディアシステム「SUBARU STARLINK」
SUBARU(スバル)の米国部門のスバルオブアメリカは12月10日、2021年モデルの『WRX』と『WRX STI』を2021年3月、米国市場で発売すると発表した。
WRXに相当する日本向けの『WRX S4』に関しては2020年7月、商品内容を一部変更し、最上級グレードの「STIスポーツ EyeSight」に1本化された。WRX STIについては、『WRX STI EJ20 ファイナルエディション』が555台限定で発売され、2.0リットルの「EJ20」エンジンとともに、生産を終了している。
しかし、米国仕様の2021年モデルでは、WRXがベースグレード、「プレミアム」、「リミテッド」の3グレード、WRX STIがベースグレード、大型リアウイング付きの「リミテッドウイング」、小型リアスポイラー付きの「ロープロファイル・トランクスポイラー」の3グレード、合計6グレードが設定される。
WRX STI の2.5ターボは最大出力310hp
2021年モデルのWRX STIには、2.5リットル水平対向4気筒ガソリンターボエンジンが搭載される。このエンジンには、最新の吸気システムやエンジンコンピュータ、ハイフローの高性能エグゾースト、強化ピストンなどが採用されており、最大出力は310hp、最大トルクは40.1kgmを引き出す。
足回りには、STIチューンのビルシュタイン製ダンパーを装着した。マシーン仕上げのブラック塗装の19インチアルミホイール、245/35R18サイズのパフォーマンスタイヤ、6ピストンフロントキャリパーと2ピストンリアキャリパーのブレンボ製パフォーマンスブレーキを装備する。
インテリアは、「Ultrasuede」をキャビン全体に使用した。前席と後席には、赤のステッチが施されたレッド&ブラックのレザーボルスターがアクセントに配される。ペダルはアルミ製で、フロアマットにはSTIのロゴが刺繍される。フラットボトムの革巻きステアリングホイールは、オーディオ、クルーズコントロール、Bluetoothのコントロールスイッチが付く。 8ウェイのパワー調整を備えたレカロ製パフォーマンスフロントシートは、2250ドルのオプションで選択できる。
プッシュボタンスタートによるキーレスアクセス、 「SUBARU STARLINK」の7インチマルチメディアプラスシステム、高さ調整コントロール付きステアリングレスポンシブLEDヘッドライト、デュアルUSBポートなどを備えている。
最新の「アイサイト」
WRXの2021年モデルでは、プレミアムにプッシュボタンスタート付きキーレスアクセスが追加された。最新の「アイサイト」とコネクティビティも採用されている。
最新のアイサイトは、プリコリジョン・ブレーキアシスト、プリコリジョン・スロットルマネジメント、車線逸脱および揺れ警告、アダプティブクルーズコントロール、車線維持支援、車線逸脱防止機能などで構成されている。
「SI-DRIVE」は、ステアリングホイールのスイッチを操作して、インテリジェント、スポーツ、スポーツシャープの3つのモードから選択できる。これにより、ドライバーは、車両の運転特性を調整できる。
マルチメディアシステム「SUBARU STARLINK」
2021年モデルには、最新の車載コネクティビティを装備した。標準のSUBARU STARLINKの6.5インチマルチメディアシステムは、6.5インチの高解像度タッチスクリーンを備える。Appleの「CarPlay」とグーグルの「Android Auto」も導入されており、スマートフォンとの連携が図られている。Bluetooth、「SiriusXM」、オールアクセスラジオ、「TravelLink」も利用できる。
プレミアムグレードは、ダークグレー仕上げの18インチアルミホイール、ヒーター付きフロントシート、フォグランプ、パワームーンルーフ、ウェルカムライティング、自動ヘッドライト、7インチの高解像度タッチスクリーンが付くSUBARU STARLINKの7インチマルチメディアプラスシステムを装備している。
リミテッドグレードは、プレミアムのアイテムに加えて、パワーランバー調整付きの10ウェイパワーシート、ステアリングレスポンシブLEDヘッドライト、LEDフォグランプが装備される。
さらに、「HarmanKardon」製スピーカーシステム付きのSTARLINK 7インチマルチメディアナビゲーションシステムを追加し、レーンチェンジアシストとリアクロストラフィックアラートを備えたブラインドスポット検出が可能なオプションパッケージを、2100ドルで用意した。スポーツリニアトロニックCVTを選択すると、オプションパッケージにリバース自動ブレーキとハイビームアシストが含まれる。
《森脇稔》
Posted at 2020/12/16 23:26:30 | |
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富士重工 | 日記