2021年06月16日
「高速巡航時の燃費が大幅アップ!」HA36Sアルトワークス用5速ハイギヤキットに注目
特殊表面処理で耐久性も抜群
長距離ツーリング時のネガを解決する必殺アイテム!
スズキ系車種のチューニングを得意とする“アールズ”から、新たにHA36Sアルトワークス用の5速ハイギヤキットが発売された。
純正ギヤの場合、5速100km/hの回転数は4000rpmだが、RRP強化5速ギアを投入することで3300rpmまで抑えることが可能。この700rpmの低回転化が、巡航時の燃費に大きな影響を及ぼすことは言うまでもない。また、ギヤ本体に特殊表面処理を施して耐久性を高めているのもポイントだ。
キット構成は強化5速ギア、強化カウンターギア、Cクリップ、ロックナット。適合車種はHA36Sの5速MT搭載車で、価格は2万9700円の設定だ。
●問い合わせ:アールズ 静岡県浜松市東区貴平町505-1 TEL:053-431-6303
Posted at 2021/06/16 22:12:02 | |
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自動車業界あれこれ | 日記
2021年06月16日
「次期トヨタGR86&スバルBRZの価格が見えてきた!」6速MTベースグレードは200万円台が濃厚?
車両価格は260万円~350万円で確定か
関係者の多くが「価格据え置き説」を推している
詳細が待たれる「トヨタGR86」&「スバルBRZ」。2021年4月5日のオンライン発表会以降、様々な情報が錯綜しているが、ここでは取材班が入手した新情報を元に、車両価格を考察していく。
新型GR86&BRZ最大の進化ポイントは、エンジンの排気量アップだ。スバル製水平対向エンジンにトヨタの筒内直接+ポート燃料噴射装置「D-4S」を組み合わせたパワーユニットは、2.4Lへとスケールアップ。これにより、最高出力は207psから235psへ、最大トルクも20.9kgmから25.5kgmへとパワーアップしている。
その他、フルデジタルメーターやスバルの安全運転支援システム「アイサイト」の採用(ATモデルのみ)など、各部に大幅なアップデートが敢行されていることから、当初は『現行型の100万円アップ』が現実的という話だった。しかし、ここにきて価格据え置き説を唱える業界関係者が増えているのだ。
大手パーツメーカー関係者によると「現行型と変わらない価格設定と聞いています。実際にプラットフォームは現行型と同じで、調べてみるとパワートレインから足回りまで共通部品が非常に多い。それにエンジンは排気量アップしているとはいえ、内部ムービングパーツの仕様変更程度。メーターに関しても、デジタル式ってアナログ式よりも安く作れますしね」とのこと。
こうした声は多方面から聞かれる上、ファンイベント『FUJI 86 STYLE with BRZ 2021』(6月6日/富士スピードウェイ)にGR86のチューニングコンセプトモデルを持ち込んだビルダー各社も口を揃えて「パーツ類は9割が現行型用をそのまま使えた」と語っている。
「新旧モデル間におけるパーツの共通化も大きなポイントで、トヨタは現行型でカスタムを楽しんでいるユーザーが乗り替えやすいように、チューニングパーツをそのまま流用できるようにしたそうですよ」とは、前出の大手パーツメーカー関係者。
そもそも86&BRZは「超低重心で手ごろな価格のスポーツカー」というコンセプトで誕生したモデルだ。400万円を超えるようでは立ち位置が曖昧になる上、トヨタの場合、GRスープラとの関係性までおかしくなる。
つまり、ベースグレードで260万円、ハイグレードで350万円あたり。ともあれ、チューニングシーンを活性化させる新世代FRスポーツとして、センセーショナルなデビューに期待したい。
Posted at 2021/06/16 22:08:06 | |
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自動車業界あれこれ | 日記
2021年06月16日
ちょっと地味だけれど…… 「インプレッサ」はコスパ最高のハッチバック&セダンだ!!
派生車にクロスオーバーのXVがあるうえ、昨年に新型レヴォーグが登場してからは余計に目立たなくなっている感じのあるスバルのCセグハッチバック&セダンの「インプレッサ」。正直なところ、けっこう地味な存在になっているといえるだろう。
しかし、インプレッサの価格は約200万円から設定されていて、これは例えば同クラスのマツダ3と比べると約20万円も安いプライス。
それでいて、新世代プラットフォームによる優れた走行性能やクラストップレベルの居住性&積載性を実現し、そのうえ水平対向エンジンを採用していることを考えると、かなりコストパフォーマンスに優れたクルマといえるのではないだろうか。
そんなインプレッサの魅力をモータージャーナリストの島崎七生人氏は次のように考えているという。
文/島崎七生人
写真/SUBARU、ベストカー編集部
【画像ギャラリー】見た目は地味だが、実力はピカイチ!根強い人気を誇る「インプレッサ」
■昨年10月にマイナーチェンジして熟成の域に達した
現行インプレッサSPORT/G4の登場は2016年10月。早いものでもう5年以上が経つ。
とはいえ昨年10月の一部改良モデル発表では、インプレッサSPORTに電動技術e-BOXER搭載の2グレード(Advanceと2.0e-L EyeSight)を設定したほか、最上級モデルをそれまでの2.0i-S EyeSightから“STI Sport”に置き換え、同シリーズ初のFFモデルも用意した。
2020年10月に登場したSTI Sport。STIを名乗りながら、走り一辺倒ではないバランスの取れたモデルだ。FFモデルも用意され、価格もリーズナブルなのも魅力
自慢のアイサイトのバージョンアップを始め、毎年、年次改良を受けて今に至るのは、ほかのスバル車と同様で、熟成の域に達したモデルといえる。
そんなインプレッサだが、ここ最近の存在感はどうなの? というのが今回のテーマだ。
■スバルのラインナップのなかで最も上位で堅調に売れているのがインプレッサ
確かに、昨年初のモデルチェンジを受け日本カー・オブ・ザ・イヤーのタイトルにも輝いた2代目レヴォーグ、SUVカテゴリーで時流に乗るXV、あるいは発売間近の新型BRZと、スバル車で何かと話題、注目の車種はほかにもある。
そのなかでインプレッサは、このところ少々控えめなのでは? という気がしなくはない。
そこでちょっと確認してみると、昨年(2020年)1~12月通年の乗用車ブランド通称名別順位(自販連調べ)では、インプレッサは上位50車中の18位につけ、3万6658台(前年比83.7%)を記録していた。
スバルの売り上げのなかで、トップを走るインプレッサ。誕生後5年経過したモデルではあるが、独特の安定感があり、根強い人気を誇る
ご存知のように昨年はコロナ禍の影響でスバルに限らず軒並み生産、販売台数の落ち込みを余儀なくされた年だったが、そのなかでスバル車中もっとも上位にランクインしていたのがインプレッサだったのである。
ただしここで認識しておきたいのは、この自販連の統計では、XVの台数もインプレッサとしてカウントされている点。そこで確認してみたところ、2020年4月~2021年3月の“インプレッサ”としての国内販売台数実績は3万1592台、このうちXVは1万8378台(スバル調べ)だった。
つまり差し引き1万3214台(Sport=1万979台、G4=2235台・スバル調べ)が純粋にインプレッサの台数だったことになる。
状況として新型レヴォーグが月販目標を大きく上回る快進撃を見せるなか、販売台数の推移を見ると必ずしも目に余るような落ち込みにはなっておらず、レヴォーグの集客による相乗効果の面も少なからずあったのかもしれない。
■登場後5年経ちながら、ライバルのマツダ3に劣らぬ売れゆきをキープ
ちなみに同じCセグメントで5ドアハッチバックと4ドアセダンをもつマツダ3の2021年4月~2021年3月の台数は1万8861台、これにXV相当のCX-30を合算してみると3万9796台で、インプレッサ(3万1592台)との差は8200台ほどあるが、マツダ3、CX-30は2019年登場後まだ2年ほどのモデル。
インプレッサは改良を重ねることで5年+(XVの登場は2017年)通用していると考えれば、インプレッサは素性のいいクルマということになる。
ライバル視されるマツダ3との2ショット。共に両社の技術を余すところなく詰め込んだ実力車だ。インプレッサのスタイルに派手さはないが、クルマとしてのよさは充分に伝わってくる
またプライスも、マツダ3はハイブリッド、ディーゼルもあり222万1389~368万8463円の価格帯なのに対し、インプレッサも2L直噴+モーターのe-BOXERを用意しながら、200万2000~292万6000円と実は身近な存在だったりする。
■扱いやすいサイズと優れたコストパフォーマンスが人気を支える
もとよりCセグメントに属するインプレッサは、オールマイティな使い勝手のよさが魅力だ。全長4475mm、全幅1775mm、全高1490mm(インプレッサSport 2.0e-L EyeSight、Advance。全高はルーフの高さ)のボディサイズは、街中や、あまり広くない駐車場での取り回しが気後れせずに行なえる点がありがたい。
参考までに、コンパクトさではほぼ同等のXVは全高が1550mm(グレードによりルーフレール装着車は+45~25mm)。販売比率でハッチバックのSportには一歩譲るセダンのG4も、WRX S4、同STIが販売終了となっている現在、スバル車では貴重な4ドアノッチバックセダン。
スバル唯一のセダンとなってしまったG4。ベーシックなエンジン車のみの設定だが、走りは実力が高く、約200万円から購入可能と考えるとコストパフォーマンスは非常に優れている
G4のパワーユニットは1.6Lと2Lのガソリンエンジンのみだが、1.6L・2WDのもっともベーシックなモデルで200.2万円からと、実用性の高いコストパフォーマンスに優れたセダンとなっている。
■スバルの魅力が「全部入り」だからこそ、すべての世代で支持され愛される訳だ
もちろんスバル車ということで、インプレッサSport/G4にも、水平対向エンジン、AWD、そしてEyeSightが投入されている点はこのクルマのアピールポイントだ。EyeSightは、ぶつからない、疲れない、ヒヤリを減らす、死角を減らすの大きく4つをテーマにスバルが打ち出す独自の安全支援システム。
とくにブレーキ制御で衝突回避の支援を行なうプリクラッシュブレーキをはじめ、後退時ブレーキアシスト、AT誤発進抑制制御とAT誤後進抑制制御は、リアルワールドで昨今何かと話題にもなっているが、幅広い年齢のドライバーにとってまさしく心強い支援となっている。
またツーリングアシストでは、高速道路、自動車専用道路における0~120km/hの幅広い速度域でアクセル、ブレーキ、ステアリング操作を支援してくれるというもの。全車速追従機能付きクルーズコントロールのツーリングアシストや、さらに車線逸脱制御、後側方警戒支援なども用意されている。
今どき、ともすればこうした支援機能はカタログの謳い文句のひとつに過ぎないとも思われがちだが、スバルのEyeSightの場合は技術の蓄積があるだけに、性能、作動具合の自然さには定評がある。
スバルならではのこだわりのAWDは、最新のパワートレーンであるモーターアシストを加えたe-BOXERとの組み合わせで、納得のいくファンで洗練された走りをモノにしている。
スバル車の隠れた魅力をもう1つ。乗ればわかるが、非常に運転がしやすい。デザイン的には不利でも車両感覚を掴みやすい視界のよさは、国産車随一でありドライバーの安心感にもつながっている
スバルのクルマは、ベテランから若いユーザーまで“クルマ通”に選ばれるブランドだが、実はその筆頭に挙げられるクルマがインプレッサSport/G4なのではないだろうか。
Posted at 2021/06/16 22:05:50 | |
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富士重工 | 日記
2021年06月15日
フランス発『トヨタ・ヤリス・ラリー2キット』参上。ERC開幕戦でライバル勢と対決へ
サーキット系カテゴリーと同様に度重なるカレンダー改訂を経ながらも、6月18日~20日の週末にラリー・ポーランドでの開幕を予定する2021年のERCヨーロッパ・ラリー選手権。その新シーズンに向け、フランス出身のヴィクトル・カルティエが自作の“Rally2-Kit”を装着する『トヨタ・ヤリス・ラリー2キット』での参戦を表明。ERC2クラスにエントリーし、スズキのスペイン法人であるスズキ・モーター・イベリカが投入予定の『Swift R4lly S(スイフト・ラリーS)』や、マティアス・エクストローム率いるEKS JCが開発した新型『アウディA1クワトロ』らと相見えることとなった。
2015年に初代トヨタ・ヤリス(日本名ヴィッツ)でキャリアを開始した24歳のカルティエは、このERCへのステップアップが「他のラリー2キットカーと比較するための最良の方法だ」として、自らの愛機を試す場としてセレクトした。
「もちろん、フランスにはターマックとグラベルの双方で、とてもレベルの高いドライビングを要する美しいチャンピオンシップがある」と語ったカルティエ。
「それでもERCを選んだのは、複数のラリー2キット車両が競合していて、同じカテゴリーのマシンと比較するのに最適な方法だからさ。それは僕自身にとってもラリーストとして進歩し、まるで異なるラリーや国を発見するための素晴らしい方法でもあるしね」と続けたカルティエ。
このラリー2キットの規定は、FIAが提唱する新たな車両区分に基づき、2輪駆動となるR2、R3規定車両と、共通パーツを使用する4WD車両のR5規定モデル(現ラリー2)との間を埋める存在として誕生した。
このキットカーは、現ラリー2モデルよりわずかに出力が抑えられた263PS/382Nmの1.6リッター直列4気筒直噴ターボを搭載し、5速シーケンシャルギアボックス、ラリー2(R5)用のリヤデフ、一体型トランスミッションで構成されるユニバーサルキットを中心に構築される。
その点に関して、ERCに『トヨタ・ヤリス・ラリー2キット』を投入する決断を下したカルティエは「僕の最初のラリーカーが、初代トヨタ・ヤリスだったことが大きい」と、その車種選択の理由を説明する。
■すでに数日間のテストを行い、仕上がりは上々
「ドライバーとして進化する方法を模索してきたけれど、僕にラリー2車両をレンタル……または購入する余裕はなかった。僕が採り得るもっとも信頼できる方法は、このラリー2キットだったんだ」と続けるカルティエ。
「機械設計の工学研究を終えたばかりだったので、自分のクルマ、それもユニークでオリジナルなクルマを設計し、製造するというアイデアだ。それにヤリスの選択は僕にとって自然なことだったよ」
地元フランスのミシュランや、サスペンション・ブランドのDONERRE(ドネア)から支援を受け、すでに数日間のテストを経験したカルティエとトヨタ・ヤリス・ラリー2キットだが、オリジナル車両ながらその仕上がりは上々だという。
「クルマのハンドリングはすでにとても快適だよ。全輪駆動のドライブを学ぶのには最適だね。ドネアは僕のトヨタ・ヤリスのために非常に良いショックアブソーバーを開発してくれたんだ。そしてミシュランの性能はクルマの可能性を高めてくれる」とカルティエ。
「運用コストはラリー2より確実に安く抑えられるが、規定による性能差で顕著なのがエンジンの出力面だ。だからこそ、ショックアブソーバーが違いを生むことを願っている」
コドライバーのファビアン・クレーンとともに第77回を数える開幕戦ラリー・ポーランドからERC2への挑戦を開始するカルティエは、2021年シーズンの全8戦に挑む計画だ。
「それは僕たちにとって大きな挑戦だけど、今季の主な目標はERC2のタイトルを獲得すること。非常に野心的だけど、進歩するには高い目標を設定する必要があるからね。夢はプロの世界ラリー選手権ドライバーになることであり、それを実現するために必要な努力を続けていくよ」
Posted at 2021/06/15 20:33:08 | |
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自動車業界あれこれ | 日記
2021年06月15日
ポルシェ、2022年PCCJ競技車両となる新型911 GT3カップの購入申し込みを開始
6月9日、ポルシェジャパンは2022年のPCCJポルシェカレラカップジャパンの競技車両に指定されるワンメイクレースカー『ポルシェ911 GT3カップ(タイプ992)』の購入申し込みを同日より開始するとアナウンスした。価格は税込3465万円。
昨年12月12日に発表されたこの最新レーシングカーは、2018年にデビューしたタイプ992ポルシェ911カレラをベースに開発が進められてきたワンメイクレース用マシンだ。
ヨーロッパ、アジア、北米など世界各地で開催されているポルシェカレラカップの競技車両として用いられるカップカーの7世代目となるこの車両では、従来モデルと比較して25PSの出力向上を果たし、最大出力は375kW(510PS)に。これによりラップタイムはサーキットのレイアウトに応じて1%まで短縮することが可能となった。また、合成燃料の使用が可能となっており、レース条件下でのCO2排出量を大幅に削減することもできる。
開発にあたって「時間とメンテナンスの費用を抑えながらパフォーマンスを高め、さらにアグレッシブなデザイン、より素直なハンドリング、優れた耐久性を実現すること」が目指された992型911 GT3カップカー最大の特徴が、最適化されたエアロダイナミクスと印象的な力感あふれるエクステリアだ。
外観ではカップカーに初めて採用された、ワイドなターボ仕様の軽量ボディがこれに寄与しており、新型マシンの全幅は先代のリヤ幅を28mm上回る1902mmとなっている。またホイールの前に追加された冷却用のエアインテークも特徴のひとつだ。
また、フロントアクスルも大幅にワイド化され、フレアフェンダーの追加によってフロントアクスルの寸法は1920mmに広がっている。これによりフロントに12インチ幅のリム、リヤに13インチという調和のとれたホイールとタイヤの組み合わせが可能になっている。
エアロダイナミクスの点では、大型リヤウイングを備えたリヤスポイラーと、レースに適合されたフロントエプロンの組み合わせによって大幅なダウンフォースの増加を実現した。リヤウイングを支えるステーはスワンネック型が採用され、ウイングの角度は11段階の調整が可能となっている。
ボディはアルミニウムを主体に構成される。ウインドウはすべて軽量ポリカーボネート製。ドアとエンジンフード、リヤウイングがカーボンファイバー強化プラスチック製となる一方、独特のエアアウトレットダクトとセンターエアインテークを備えたフロントフードはアルミニウム製とし、アクシデントの際のコスト削減が図られた。
コクピットはすべてのドライバーの身体に理想的にフィットするよう、人間工学を考慮した設計となっており、そのなかで採用された新しいレーシングシートは角度調整に加え2段階の高さ調整が可能となっている。再設計されたマルチファンクションステアリングホイールは911 GT3 Rから採用されているもので、ドライバーからのフィードバックを反映しイルミネーテッドスイッチが再配置された。
この他、インテリアではステアリングの奥に配置された10.3インチカラーモニターが一新された。このモニターにはレース中、ドライバーにとって重要なデータと情報が表示されるという。
前述のとおり510PSにパワーアップされたエンジンは、ドライサンプ式水冷4リットル水平対向6気筒の自然吸気エンジンだ。この高回転ユニットは8400rpmで最高出力を発揮。レブリミットは8750rpmに設定されている。最大トルクは470Nm/6150rpmだ。
6月9日より購入申込みがスタートした新型ポルシェ911 GT3カップカー。ポルシェジャパンがデリバリーするこの車両は、2022年シーズンのPCCJフル参戦が義務付けられる。
ポルシェジャパンは、新型911 GT3カップを購入を希望する場合は「今月23日(水)までにポルシェカレラカップジャパン事務局へお問い合わせの上、所定の車両購入申込書にてお申し込みください」としている。なお、販売台数に限りがあるため、希望に沿えない場合もあるとのことだ。この点はご注意願いたい。
ポルシェジャパン、新型911 GT3カップの購入申込開始...PCCJ用競技車両、価格は3465万円
ポルシェジャパンは、ポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)用競技車両、新型『911 GT3カップ』(Porsche 911 GT3 Cup)の購入申し込みを6月9日より開始した。
◆ターボ仕様軽量ボディをカップカーとして初採用
新型911 GT3カップは現行型992世代をベースにした最初のレーシングカー。ワイドなターボ仕様軽量ボディをカップカーとして初採用する。全幅は先代のリア幅を28mm上回る1902mm。ホイール前には冷却空気のインレットを追加する。
同時に、大型リアウイングを備えたリアスポイラーとレースに適合されたフロントエプロンの組み合わせにより、空力ダウンフォースを大幅に増加。高速コーナーでの安定したハンドリングを提供する。
車両重量はスチール製セーフティーセルへのストラットの追加などにより、約35kgの増加(乾燥重量1,260kg)。すべてのウインドウは軽量ポリカーボネート製で、傷のつきにくいハードコートグレージングが施されている。
◆10.3インチカラーモニターを一新
新型レーシングシートは、角度に加えて2段階の高さ調節が可能。調整可能なステアリングコラムとの組み合わせで、全てのドライバーの身体に理想的にフィットする。
カーボンファイバー製モータースポーツマルチファンクションステアリングホイールは、ドライバーからのフィードバックを反映して、イルミネーテッドスイッチを再配置した。
中央に配置した10.3インチカラーモニターは一新。レース中、ドライバーにとって重要なデータと情報の表示を優先する。エンジン回転数の横には、水温と油温、使用中のギア、エラーメッセージ、あるいは雨天時の「ウェット」などの重要なベースライン設定情報を表示する。
◆完全電気機械式パワーステアリングを初導入
リアサスペンションはプロダクションモデルと基本的に変更されていないが、フロントはダブルウィッシュボーンとユニボールベアリングで制御。ダンパーは横方向の力を受けずに軸方向の力のみを受けるようになり、さらに正確なターンインを実現する。
ショックアブソーバーも、919ハイブリッドと911 RSRから最先端のバルブテクノロジーを継承。完全電気機械式パワーステアリングを911 GT3カップに初導入し、油圧ポンプと関連の油圧ラインを不要とした。
◆最高出力は先代を25ps上回る510ps
新型911 GT3カップも初代カップカーと変わらず自然吸気レーシングエンジンを搭載する。ドライサンプ潤滑方式を備えた高回転ユニットの水冷式4リットル水平対向6気筒エンジンは、先代の7500rpmより高い8400rpmで最高出力510ps(先代比25ps増)を発揮。
レブリミットには8750rpmで達し、6150rpmで470Nmの最大トルクを発生する。2つのレゾナンスフラップを備えたシングルスロットルバタフライシステムは、さらにダイレクトなレスポンスを実現し、触媒コンバーターレーシングエグゾーストシステムとの組み合わせで、荘厳なサウンドを奏でる。
価格は3465万円。なお、ポルシェジャパンがデリバリーする911 GT3カップは、PCCJ 2022年シーズンへのフル参戦が義務付けられる。購入希望者は6月23日(水)までにポルシェカレラカップジャパン事務局へお問い合わせの上、所定の車両購入申込書にて申し込む。
Posted at 2021/06/15 20:16:39 | |
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