
年末年始は、恒例の帰省で、リーフで真冬の関東ー関西往復してきました。冬は3度目です。
年に何度も往復していますが、やはりこの時期は電気消費量が多く、電費も悪いです。
SA間の区間電費も6km/kWh台と、夏の8~9km/kWhと比べるとかなり低くなりました。
しかし、何度も走っているので、電気消費量の様子がわかっています。ほとんどフラットに見えても、若干の高低差があり、途中目的地までの距離より航続可能距離のほうが少なくなることもありますが、その先には下りとなるので、航続距離も増えてくることがわかっています。そこで、電気残量を見ながら速度調整、暖房入り切りをして、
次なるSAまでぎりぎりで到着することに、ちょっとしたスリルを味わうのが癖になってきます。これが、EVの面白さでもあります。こういう様子を聞いてEVは面倒だと思う方は、SA毎十分に充電すればよいですし、もしかして、EVはやめておいたほうがいいかもしれませんね。
と、侮っていたら、痛い目にあるかもしれません。しかし、高速道路を走行している限り、SAに到着時にギリギリの電気量であっても、多少残っていても、どうせ次なるSAには行けませんし、直近のICで下りてどこかQC場所を探すほどの残量も、きっとないでしょう。途中で電欠しないように十分に配慮することを前提ですが、高速道路上にいる限りリスク度は50歩100歩です。
さて、リーフで三度目の冬の帰省はどうだったでしょうか。
ガソリン車では、夜走ることが多かったですが、リーフにしても変わりません。前日から普通充電していたので、久しぶりの100%充電です。乗る前エアコンをつけていたので、すこし消費したのか99%になっていたようです。
■まずは、行きの充電・走行データです。
出発は、30日午前2時40分頃、到着は同日午後1時頃ですので、10時間ちょっとでした。
電費が悪いのは、飛ばし過ぎたのも一因です。駿河湾沼津SA→浜松SA間は、いつもは途中の静岡SAはパスしていました。昨年も80%で到達できていましたが、今年は、駿河湾沼津SAでは、バッテリー温度が十分上がっていないので、30分充電しても76%止まりでした。ですので、途中静岡SAに寄ることに肚を決めて暖房かけ放題、速度も流れに乗って巡航します。その結果、電費は5~6km台となったようです。
帰省ラッシュのこの時期は、SA入り口の電光掲示板は満車マークばかりです。
静岡SAでは、駿河湾沼津SAも同じなのですが、QC場所は一般のパーキングエリアの端にあり、QC前のEV車両専用の停車場所も一般車が止まっていることが何度もありました。今回も、静岡SAと帰りの浜松SAでやられました。
静岡SAです。ご覧のとおり充電コードが届き事なきを得ましたが、通路の邪魔なので、気が気でありません。ハザードつけながら15分ほど充電して、浜松SAに向かいました。
次の浜松SAでは、SAに入る手前に、三菱電動車両アプリで満空情報確認します。
あらっ、先客がいるようです。前もって使用中が分かってところで、高速道路上ではパスするわけにいきません。心の準備が出来るくらいです。
到着すると、青リーフさんが充電しておりました。が、なんと数分で終了されましたので、ラッキーです。
終了後、”終わったよ”と声が聞こえてくるかのように、手を振っていただきました。やっぱり、相手の気持ちに寄り添って、お待たせしたという気持ちのリレーを受けると気分がいいですね。
浜松SAで充電中のMyLEAF。夜が明けてきました。
この後、上郷SAへ向かい、制限時間どおり30分充電し、多賀SAへ向かいます。
実は
、上郷SA、多賀SAでは、認証完了し、充電スタートボタンを押して車両と通信していると、充電異常のメッセージが立て続けに出ました。

この写真は、翌々日の姫路へのお墓参りの帰り第二神明道路 明石SAでのショットですが、これと同じメッセージです。 コネクター抜き差しし、認証からやり直して事なきを得ましたが、一瞬凍りますね!
上郷SA→多賀SAの区間は、リーフ購入前の初期型リーフをモニターした時にも走りましたが、その時は初めてのリーフでの帰省でしたので、途中の大垣で下りて日産パークで充電しました。今となっては、チキンな自分が懐かしい。
ここは、多賀SAです。ここでは、アウトランダーさんが充電されていて24分(充電21分+終了3分)ほど待ちました。
終了時、オーナーさん不在でしたが、3分ほどで戻ってこられました。 しかし、目を合わせることなく、まったくこちらが目に入っていないかのように、無視して立ち去っていかれました。
どうでもいいのですが、やはり、目配せくらいはほしいものですね。
■帰りの様子です。
帰りは、多少はエコ運転をしたようです。電費は7km/kWhもあり行きより若干いいですね。充電回数も1回少ないです。
出発は、1月2日22時半ころです。渋滞情報を見る限り、新名神経由では、四日市近辺は結構混んでいたので、行きと同じように名神経由で帰ります。 渋滞は三ケ日JCTまでの20km、100分というのがありましたので、その分時間がかかって、到着は、1月3日午前9時頃、ほぼほぼ10時間半かかりましたが、ガソリン車で帰省した頃と比べて、特に長くなったとは感じないのは、ちょうど充電時間が休憩時間や仮眠時間と重なっているからでしょう。
帰りの出発時です。尼崎の日産で85%まで充電させてもらいました。兵庫日産の福崎店もそうでしたが、この尼崎店も認証器がついていました(稼働はまだでした)。
ここから114km先の多賀SAを目指します。ちょっと多めに入れて正解でした。ダブルバーで多賀SAに到着、ギリギリでした。 充電器の充電率も2%から開始でした(写真は3%になっています)。
この多賀SAでも、青リーフくんが充電中でしたが、ここも数分待たずして、充電できました。その後、充電開始後15分くらい経過した頃、新型アウトランダーさんが後ろにつきました。「待つんですね」と思いながら。30分充電した後、運転手さんを見るも、スマホでも見ていらっしゃるのか目が合いませんでした。リーフを前に出すと同時に、ライトがついて前進しようとしていましたので、ハザードで合図して、立ち去りました。”お待たせしました”という気持ちは伝わったかな。
この次は、上郷SA→浜松SAに向かいます。上郷SA(上)は、EV充電場所が明らかに一般車と分離されているので、一般車が間違ってとめることはありませんが、
浜松SAでも、帰省ラッシュ時には一般車が止まっていることが多いです。今回も、案の定、停まっていました。しかも、運転手はぐっすりお休み中です。
しかし、救いは、となりのゼブラゾーンが空いていましたので、そちらに停めて充電できました。
NEXCO各社に提案なのですが、よく、男子トイレの壁に、事故の写真とか、忘れ物の注意とか、いろいろ広報していますよね。あの場所にでも、「急速充電場所は一般車が止まらないよう」周知する場所としてうってつけのような気がしたので、SAに設置している「お客さまの声」を記載するはがきに記載して投函しておきました。
↑上の写真は、ゼブラゾーンから撮影した充電器と停車中の一般車です。外に出て全景をとるのが面倒なので^^;
そして、
浜松SAから静岡SAはパス、118km先の駿河湾沼津SAへ向かいます。
ここで2度目のダブルヘビで到着~っ!
駿河湾沼津SAでは、バッテリー温度も40度近くなっていますので、吸い込みもよく、17.6kWhも車両に注入されました。記録がないので何とも言えませんが、おそらく、一回の注入電気量は過去最高かもしれません。暖房も入れていたので、充電量に暖房分の消費量も加算されたのでしょう。
最後に、LeafSpyの充電記録ですが、常時電源につなげておくと、充電ログのグラフがつながるようになりました。(ELM327に、ACC電源←→常時電源切り替えスイッチをつけ、今回、常時電源側のままにしておりました)
■行きの充電記録
駿河湾沼津SA⇒静岡SA⇒浜松SA⇒上郷SA⇒多賀SAです。
■帰りの充電記録です。
兵庫日産尼崎店(時間がおかしいです??。倍になっています)⇒多賀SA⇒上郷SA⇒浜松SA⇒駿河湾沼津SAです。最後の駿河湾沼津SAの充電前と充電後の差が最も大きいこともわかります。
思い起こせば、3年前の初めてのリーフで関東ー関西往復には気合が入っていましたね。
https://minkara.carview.co.jp/userid/247335/blog/28817685/
https://minkara.carview.co.jp/userid/247335/blog/28830866/
今ではガソリン車で帰省していた頃と比べて、なんら緊張感はありません。充電量を見ながら、SAまで到着するわくわく感や、充電中にすごす時間をどうしようかと思案することが楽しいです。
近い将来、400km、500kmといういう航続距離となれば、関西までなら電気がなくなるところまで走って、後は必要な分だけ充電するといった、経路充電は1回のQCで済むようになるでしょう。
この記事が、数年後には、懐かしい思いになるのでしょうか。
長文、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
参考: 去年の同じ時期の帰省の記事はこちら
https://minkara.carview.co.jp/userid/247335/blog/34829107/