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並列複座ジェット練習機/軽攻撃機ファミリーに続いて、マーチンベイカーMB.5とMB.6が完成しました。
実機は、今はイジェクションシートで有名なマーチンベイカー社が大戦中に開発した戦闘機、MB.5はテスト飛行ではなかなかの性能で、コンポーネント式の構造で整備性も素晴らしかったけど、英空軍がスピットファイアで充分と判断したため採用に至らなかった機体です。MB.6はそこから発展させる予定だった複座の夜間戦闘機。なのでこちらは計画のみ、架空の機体です。
キットはいずれもAZmodelの簡易インジェクション。同社の製品はわりと良い品質のキットが多い印象でしたが、これはちょっとイマイチな面もありました。
それでも久しぶりのレシプロ単発機、いつもよりは気楽に作れた感じです。

MB.5


MB.6

F/A-18E/F/Gの完成からちょうど4週間で、カナディアCT-141チューター、ジェットプロボスト、ストライクマスター、セスナT-37、A-37Bドラゴンフライの、並列複座機ファミリー5機が完成しました。
キットはCT-141がホビークラフト、ジェットプロボストとストライクマスターがSword、T-37がハセガワ、A-37Bがアカデミーと、結構バラバラです。
一番気楽に作れたのはCT-141、古いおおらかなキットで、見るからに頑丈そうな脚やメーターフードもないインパネと、これぞプラモデル、と言った感じでした。ストライクマスターの余剰パーツからメーターフードを作ったり、ブ厚い機首のフィン（ステップ？）をプラ板に置き換えたくらいで、あとはキットストレートです。
ジェットプロボストとストライクマスターは基本的にほぼ同じパーツが入ったキットで、使うパーツを取捨選択します。おかげで余剰パーツがどっさり(^^;)　簡易インジェクションゆえ、組み合わせのホゾは皆無でパーツの合わせもグダグダ。だけどそれがなぜか楽しいキットでした。とは言え、デカールはもとよりパーツの形状や組み合わせが説明書とキットで違っているのは勘弁して欲しいなぁ。
T-37はハセガワの古いA-37から小加工で作るキット。あちこち切ったり削ったりの加工指示がいっぱいでした。A-37Bはそのハセガワをコピーして凹筋化したキット。なのでT-37はあっさり、A-37Bはこってりですが、A-37Bは「ヒコーキでこれはないだろう」と言ったディテールが各所に。実機を調べずにキット化したことが丸わかりでした。
表面仕上も塗装もほぼバラバラの5機、量産効果もほとんどなくて、予想外に手がかかりました。
完成した機体を並べてみると、双発機であるT-37/A-37の小ささが目立ちます。それでも翼面積がそれなりにあるせいでしょう、A-37Bの翼下の賑やかさは、小さいけど勇ましいですね。

CT-141


ジェットプロボスト


ストライクマスター


T-37


A-37Bドラゴンフライ