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ハリアーⅡに続いて、ファインモールドのF-14A/B/Dトムキャット4機がようやく完成しました。
キットは同社初の現用機キットで、D型は雑誌モデルグラフィックスのマガジンキット、A型は後に一般発売されたキット、その2キットを合わせてB型をデッチ上げるカタチで製作を始めましたが、キャノピーや機首廻りのハッチ等が開いた状態にもできるキットの特徴を味わいたくて、A型をもう1機追加しての、合計4機です。
ファインモールドらしい、細部の違いまで拘り抜いたパーツ構成、これを同時進行させるのにはずいぶん気を遣う必要がありました。もちろん、1機ずつ作るぶんには全く問題ないんですけど。それでも、これまでの他社のキットとは一線、いや、二線も三線も画すパーツ精度で、手間は掛かるけど組み立てはスラスラと気持ち良く進みます。
マーキングは全てサードパーティ製デカールを使うつもりで、それぞれ用意をしてのスタート～塗装まで行きましたが、B型用に準備したプリントスケールデカールはフィルムが薄いけど硬い上に、台紙からズラしたとたんにシワシワに縮んでしまって使い物にならず、D型用に準備したモデルカステンデカールはフィルムが硬い上に、クレオスのセッターを塗ったとたんに印刷が滲んで使い物にならずで、まともに使えたのは古いマイクロスケールの製品だけでした。なのでB型はハセガワのキットからデカールだけ奪い、D型はキット指定のマーキングにしました。
完成した機体を並べてみると、やっぱりカッコいいヒコーキですね。性能や維持費、汎用性の点で兵器としては100%の成功作、傑作機とは言い難い面もありますが、これほどモデル映えする戦闘機は他にないのは間違いないでしょう。

F-14A


F-14A（キャノピー、ハッチ等を開いた状態）


F-14B


F-14D