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イイね!
2018年05月25日

特報!! 陸屋ヤードに超絶大物現る!(^^)!

特報!! 陸屋ヤードに超絶大物現る!(^^)! といきなりタイトルがGメン75の香港マカオシリーズみたく大袈裟になってますが(^^;)
でもダイジョブ、倉田保明もムキムキムッキー台湾人?も出てきませんから(爆)

いやいや、陸屋仕事やってからいつか来る、きっと来る!と待ちわびたコルトギャランGTO、遂に仕事場に現れてくれました(^^♪

元Gure大興奮!なのでコイツは珍車シリーズではなく捕獲シリーズでもない単独特別枠でご紹介っすwww

古くからのお付き合い頂いてるお方はワタクシがどんだけGTOキチガイかはよ~くご存じの筈、そんなん知らんわ!って方はワタクシのGTOへの思い入れを こちら にクドクド書いてるんでお目通しをお願いしますわ、GTOなんて興味ネェーって方はブラウザで戻っておくんなさいましw

まっ、6~7歳のハナタレくそガキの頃から50過ぎの初老のオヤジになるまで明けても暮れてもGTOの事を考えていると言っても過言ではないですからね、GTO、嫌いじゃない方はどうぞお付き合いをよろしゅう頼んます<(_ _)>

残念ながらワタシが運んできたのではないのですが昨夜、大オークションの東京会場からトレで来たモノ、ここで一旦留め置きされ小口配送されるんですがそれが来週、ワタシに廻ってくるのを神に祈りますわ!
当初(出勤時)は気が付かづ自分の担当の荷物(クルマ)を積み終えて出発しようとフとヤードの隅を見ると…


見た瞬間に発狂するかと思いました(爆)

ソッコーで積車停めて駆け寄り鑑賞タイム&撮影会としたのは言うまでもない、博物館やGTOミーティングでは散々穴の空くほど見ていますが博物館は乗れないし室内も窓越し、ミーティングでは大事にされているオーナーさんの前で図々しくあっち開けたりこっち触ったりましてや乗るなんてとんでもない!
その点仕事場にいれば独占できちゃうんでね、ここまで触れたのはマイカーで持っていた1983~1985年以来の33年ぶりだし!!

為末もTゲイも驚くダッシュでGTOに駆け寄り~の


そう、ギャランGTO初期型のA53C型MⅠというこれまた驚きの個体、GTOで残存の多いのはやはりGSR、次いでMR、そして2000/1700SL系で50年近くなる初期モデル(1970~1971年)のMⅠなんて超希少!
初期型ではMR>MⅡ>MⅠのラインアップで最廉価のMⅠ、クルマの性格的に低グレード故、往時でも殆ど見かける事はなくワタシがGTO乗ってた頃(つまりは街の中古屋で普通に売られていた時代)ですらなかなか見れずあってもバカにされる始末、中古屋では80年代初頭、桁売りでした…
有名どころ?で言えばMR-2の1500SとかスタリオンGX、レビンSEやSR(AE85)みたいな感じw 早く言えば往時でもレアグレード、MRやGSR等のメジャーはどこでも見れる時代、誰も見向きもしないMⅠが現世で見れるなんて感激通り越してブッたまげです!

それでは現車!!
1971年(昭和46年)の11月登録、GTO発売後1年のモデルです。

“和製マスタング”と言われたギャランGTO

後ろにいるC33ローレルもそこそこもう貴重ながらGTOを前にしては新車のように見えるw

“Hip up cope”が売り文句の国産初のダックテールを採用


赤目のサイコロテールが初期型の特徴、ガーニッシュなし(ガーニッシュはMⅡ以上の装備)が低グレードの証です。

現車の出品票


程度は総合3、内装Cで外装評価がありませんが外装はかなり酷い、いや、サビや腐食はきちんとケアされ50年近く太古のクルマとしては上出来、悪いのは塗装ですねー…

かなり以前にALLペンされた様子ですが腕が悪かったのか保管が悪かったのか自家塗装レベル?な感じになっていてドリップモールやエンブレム等、マスキング不完全で色が一部にはみ出して付着したりボディ下部は刷毛塗りの部分も見受けられせっかくの希少車がかなり残念な感じ…

少なくとも20年は経過しているであろう塗装はクリア全剥げ(元々クリア吹いてないかも!?)、塗装も所々剥げてきており劣化が激しいorz…


このような外観ながら凹や大傷はナシ、欠品パーツもなくほぼオリジナルな状態ってのは凄い!逆に低グレードだからこそオリジナルを維持してきたのかもしれん、スポーツモデルの低グレードっていうのは女性とかファミリー層が買う事が多く当時から希少なMRは絶版車として崇められ往時でそう弄られる事もなかったながらGSRやSLは最低でもアルミは入れるしシャコタン族仕様にされるのも多かったしで…。

下廻り、シャシブラで誤魔化しではなくきちんとサビ対策をした上でのシャシブラックケアがなされています!



さすがに排気管は部品がないのでパテ埋めしてアルミテープで養生、ワタシもミニカでこの簡易補修は経験ありますがどうしても熱や圧がかかくるのでせいぜい1年程度しかもたない、現車はまだ最近補修した感じです。

外装に較べて総合3が付くだけあり勿論実働、エンジン冷えてると太古車特有のアイドルの不安定は見られるも温まればきちんとアイドルするし普通に吹け上がる、懐かし4G32型1600㏄サターンエンジンの咆哮は快調そのものだしクラッチやミッションも問題なくFR時代の三菱の特徴であったカチっと気持ちよく入るミッションも健在、未対策100psの4G32、ヤード内なのでギャランノート♪を響かせるような運転はできないですが元気そのものでした!

4G32型サターンSOHCシングルキャブ100ps、オーソドックスなエンジンなので約50年を経てもメンテさえ行えばこうして順調に稼働しますネ。


続いて室内に目を向けてみます、ただだた涙モノの懐かしいフライトコックピットを時間かかけて堪能w 博物館や他人様のモノをサラッと眺めるのとは違いあれこれ遠慮なく弄り郷愁に浸ります(笑)


驚きは計器類がほぼ正常に動く点、MⅠは廉価版なので6連メーター(MRやGSR、他にXⅡ、GS-5に後期1700/2000SLは油圧/油温計付8連メーター)になるんですが右から水温、タコ、スピード、燃料、電圧、時計…
さすがに時計だけは止まってましたが他は正常、ウインカー出せば電流計はきちんと振れるしタコも水温も問題なく整備をきっちりしてきたクルマだなぁと感じます。

この個体、標準装備品以外のモノ=OP装備としてクーラー(エアコンではなし)と8トラックカーステレオを装備、今日は暑かったんでクーラー、入れてみましたがNG、温風が出てるし(*_*;

但しコンプレッサーは正常に回るしベルトも張ってあるんでガス抜けの可能性が大きい、ク-ラーガス(フロン12ですねー)入れたら冷えるんじゃないかな?漏れがあればすぐダメになってしまいますしもうクーラー関係の部品は絶望的、しかし後付けかもしれませんがこの時代にクーラー付きって高級車でも少ない、プレジやセンチュリーなら付いてるっていう時代でクーラー付けた最初(とは限りませんが)のオーナーさん、ハイソサイティですよ、えぇ。。。

クーラーは惜しいながら何と!8トラは生きてましたゼ!!

ラジオは電源入るものの鳴りませんでしたがステレオは完動、勿論三菱電機製の正規オプション品!
8トラテープは35年ぶりに手に取りました、伸びもなくこもりもないそこそこの音を出しています!


8トラ、ワタシも最初に買ったGTOに付いてましたが丁度当時、パイオニアのロンサムカーボーイとかクラリオンのシティコネクション等のコンポが台頭してきた時期、そんなモノは高くてとても買えない貧乏学生でもさすがに時代遅れの8トラは悲しくて納車と共にソッコーに撤去、コンポ程高くないワンボディを入れた訳ですが今となっては8トラ、特に旧車(旧車にしか付いてないですがw)にはこれの方が自然でしっくりきますネ、昔はスタンドや駅なんかでもなふぇうり的に売ってたまいたっけ、演歌ばっかでしたが(笑)

テープもカビや伸びもなく綺麗!


曲数も少なく現代では考えられないソフトですが当時は超贅沢品!

さすがのジジィでも知ってる曲は僅かw ♪また逢う日まで を思わず聴いてしまい一緒に熱唱!仕事中ナニやってんだか(笑)

8トラ→カセット→CD→MD→アイポット→USB他とこの40年で音響も劇的に発展、若い世代は8トラなんて見た事も聞いたもないと思いますがオッチャンら若い頃はこれで満足でしたんですヨ~、今じぁ収録曲が10~20曲程度なんてあり得ないでしょ?www

他にも色々観察、仕事そっちのけでGTOに時間費やしましたんでその成果?をw

室内、C評価の通り非常に綺麗!


シートは中期型(72~73年)の17Xのモノと思われるハイバックシート一部繊維織タイプに付け替えられています、初期型のMⅠはA51ギャランカスタムLと同一のヘッドレスト分割タイプの全ビニールレザーでしたんでここは厳密に言えば非オリジナル!

内張なんかはおよそ経過年数が信じられない程綺麗、天井もトヨタ日産が当時、吊り天だったのに対しGTOは近年、現代同様に一体成型を採用しており吊り天の悪癖=経年で垂れ下がる という不具合は無縁です!

そしてからくり的トランクオープンの巻(笑)

トランクオーナメント『GTO』もRrスタイルを印象付ける重要アイテム!


しかしこれが実はトランクキー部となります!


そしてオープン!初期型はトランクオープナーなんて何?って時代でしたからこの動作を幾度となく繰り返したのでしょうねー(因みにトランクオープナー採用は後期75年モデル以降)


トランク内、部品等が乱雑に積載されるもサビや水侵入などは見受けられずイイ状況でした。

当時モノの純正スチール13インチホイール


その横には『MⅠ』エンブレムが誇らしげに!!



このスチールホイールも当時画一的だったホイールにほぼ最初にデザインというモノを取り入れたモノ、アルミと違いデザイン性を取り入れにくい鉄チンでしたがそれまでホールキャップが常識でホイールデザインなんて注目外、しかし60年代後半からのスポーツカーブームで各社、ホイールのデザインにも力を入れ同時にディスクブレーキ採用から冷却性も重要視、三菱は4穴式のこのキャップレスホイールをギャランGTOで初採用、以後ギャラン、FTO、ランサー、セレステに同じ物を採用、14インチが主流になる70年代後半のΣ/Λ、セレステまで履き続けました(グレードによる…高グレードやスポーツグレードで採用)

そう、マニアの方はご存じかもしれませんがいすゞも同じスチールホイールを採用していましたね!ベレットGTタイプRや117クーペのXC/XEでセンターキャップのみ異なる三菱と同一ホイールを採用していました。

クドい?ですが今やまずは見れない初期型GTOの雄姿を再度ご覧あれ!






MRでお馴染みの初期顔が一番彫が深いイケメンで精悍だったと個人的には思います!逆スラントも見事!芸術にさえ見えてしまうw


HTはやはりサイドウィンドゥフルオープンこそが醍醐味!!って訳でしっかりそれもやってますw

窓開閉のレギュレーターもクルクル軽く問題なく回りましたヨ

しかし旧車見ると毎回思うんですがこんなに小さかったか!?と。

それでも室内、運転席は何の問題なく最適なドラポジはとれるし見かけからして絶望的な後席さえもやや頭がRrウィンドウに触るも決して無理な姿勢ではなく普通に座れます。

シートスライドも充分あるしリクライン機構と当時は唯一無二だったチルトステアリングで最適なドラポジ確保可能!

しかしハンドルがデカい!大概GTOもモモ他外品に換えられているのが殆どながら純正の“朝顔ハンドル”(ハンドルポストからドライバー側に向けてスポークが迫っているような形態)が残るのも超希少。

後席からの眺め、ハイバックシートの影響もありさすがにタイト感はあるも普通に座れますヨ!


この半世紀で如何に日本のクルマがデカくなったか、GTOに限りませんが旧車見ると如実に解ります、現代車のサイズを決して否定はしないし大きく余裕があるおのはいい事だとも思います、しかしそれに合わせて価格も上昇するのも当然だしまだまだ日本の道、特に地方なんかは昔の5ナンバーサイズ基準の道が多いですしね、今やコンパクトまで昔で言う5ナンバーフルサイズ、猫も杓子も幅広って何なの?充分座れるし取り回しラクだし温故知新じゃないですが昔のクルマのサイズっていうのを見直してもいいんじゃないかなぁ…あくまで個人的意見ですが。

夕方、前に停められた10アルファードでGTOの小ささが浮き彫りにされてますナ


まぁ、アルファードは現代国産乗用でも大型になりますから余計GTOの小ささが目立ちますがまるでダンプと軽みたいな感じw
対比させるようなモノ同志でないのは解っていながら敢えて太古車の小ささを表現してみました!

と一人でハシャいだギャランGTO、落札店の名前見るといかにも外人がやってる貿易屋みたいだし恐らく海外行きでしょうね~、最近日本の旧車が海外でも人気あるし希少車がどんどん海渡ってます、例えお国は違えどホントのマニアの手元に行ってくれたらクルマも幸ですが投機目的ってのも多いですしね、このGTO、行く末は注視してみたいと思っちょります(^^)/
ブログ一覧 | ギャランGTO | クルマ
Posted at 2018/05/26 04:30:22

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