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2018年06月19日

珍車PART772

珍車PART772
珍772弾はいぶし銀のこのモデル!

そう、オジン臭い外見に当時、貴重なDOHCエンジンを搭載、本家スカイラインよりも“羊の皮を被った狼”的存在だった当時も今も激シブ車が今回のお題です(^_^)v

⇒『昭和51年(1976)5代目RT104型コロナセダン2000GT』!!

マニアなみんな!コロGっすよ、コロG!ってこの呼び方知ってるのは既に50歳以上かな(汗)、日本で初めて『GT』を名乗ったいすゞベレットGTが“ベレG”、続くスカイラインGTが”スカG”、そして初めてGTグレードが設定されたこの100系コロナ(RT55 1600GTはコロナ名ではなかった為)から‟コロG”と、GTグレードがあるものは何でも縮める文化があった時代でした、しかしセリカGTをセリGとかカリーナGTをカリG(何か卑猥w)とは誰も云いませんでしたが…

さてこの4代目コロナ、通称‟安全コロナ”と言われ日本/トヨタ初の予防安全を謳うOKモニターを初採用、以後トヨタ車に続々と普及しますがその草の根的存在、CMキャラには元祖財前教授の故・田宮二郎氏を抜擢しその安全性を訴求してましたっけ!

まぁ、当時~タァーイムショック~で人気高かった田宮氏のおかげがどうかは知りませんが100系コロナは大ヒット、先々代の売れに売れたRT40系に次ぐ販売記録を得ております。

100系は1973~78年という5年の長寿、途中排ガス規制に手間取りFMCが1年先延ばしにされた結果ですがモデル末期でもそこそこの登録があったのはさすがトヨタ車、76年にライバルのブルーバードが不評610→810に、三菱ギャランはギャラン史上最大販売数を誇る初代ギャランΣA120系がデビュー、No2~3の日産と三菱にNEWモデルで挟まれたコロナでしたがΣに一時的にTOPシュアを奪われるものの終盤の78年まで安定した販売数を誇り王者の貫禄を見せつけたモンです、しかも3車の中では排ガス対策の出来が一番悪くドライバビリティの低下が顕著で酷評モノのレベルだったのに関わらずですからトヨタさんの実力は40年前もスゲかった(*_*;

確かにこの型は奇をてらわずにオーソドックスなスタイリングが好評、当時流行の見かけは尖鋭的ながら視界が著しく損なわれるインポルブメントデザインを採用せず広いグラスエリアとスッキリしたデザインが保守層だらけのこのクラスを求めるオーナーに大きく支持され逆を行ったブルーバードU610はこれが大きな要因で人気を急落させてしまいましたんでね、ブルUのように個性はない代わりに大きく目立たず安心感、安定感のある100系コロナはマーケット研究に長けたトヨタの勝利でした!

現車ですが100系の前期型、モデルライフが長ったので76年と77年にMCされ前・中・後期がありましたが73年~3年間という長い期間存在した前期がやはり一番見かけたモデル、しかし現車は76/7月登録、この年の秋にはMCされているので前期のモロ最終版ですナ。

43年前のコロG、走行不明ながら総評3.5、内装C、未記入の外装もDレベルは維持している感じ!


100系コロナも当時の定石通りセダンの他に2ドアHTをラインアップ、HTながらキャラの被るセリカ(ダルマ)カリーナHTよりも地味で落ち着いた印象は年配層向けでその分、セリカカリーナのようなスポーツモデル(STやGT等)よりもファミリーグレードを見かけるのが多かった気がします、コロナは性格上HTにも普及版ファミリーグレードを設定、DX、GLと言った何らセダンと変わらない地味なグレードもよく見かけましたね~。

カリーナにもファミリーグレードHTは存在(DX、スーパーDX)しましたがこちらは見かけるのは稀、ほぼST/SR/GTといったHTモデルの目撃度でこの辺、コロナとカリーナの棲み分けが上手に出来ておりました、後(84年以降のFFになってからのコロナ150、カリーナ150)に統合される2車でしたがまだまだコロナはコロナ、カリーナはカリーナのそれぞれの存在価値が見られる、そんないい時代でした…。

コロナの若向き?HTモデル、TOPは勿論GTでしたがセリカ、カリーナの1/10位の目撃頻度でしたでしょうか!?!?


と言うようにHTのGTですらこの調子ですんでセダンGTなんて数える程しか見ていないかも?当時でもセリカカリーナGTは腐る程いましたがコロGセダンなんて見た日にゃ翌日学校でクルマ好き小僧の間では目撃が自慢になる程珍しかったですwww

あっ、このコロナにはよりレアな2ドアセダンSRってのも存在、DOHCではないながらそれに次ぐスポーツユニットのインジェクションEFIで130psを発揮する2L 18R-E搭載の2000SRにツインキャブ付き16R-B搭載の1800SRが一時期存在しました。
こんなのは子供時代に見た事はなく大人になって僅か1回だけトヨタ関連施設で見ただけという幻のモデル、さすがに現存はないでしょうねー、当時ですら「誰が買うの?」的な2ドアSR、カリーナやカロスプSR同様にハードサスに助手席フットレスト、ラジオすら装備されずLSD装備という漢グレードで果たして何台売れたんだか…

コロナ2ドアセダンSR


話を戻しコロG!!ジジ臭いコロナにGTのみの黒ガーニッシュとこのエンブレムを見た瞬間、発狂モノでした(笑)


コロGはスタイリングもですが内装の感じも‟THE大人”って雰囲気がイイ!当時の流行り通り連メーターを採用するインパネはドライバー側に湾曲するフライトコクピット、これはトヨタではセリカにもカリーナにも採用されず当時トヨタでは唯一無二の存在(後にKP40系スターレットも採用)でフライトコクピットが有名だったホンダ1300クーペや三菱ギャランGTOに次ぐ採用でした。

年式以上の高評価の内装、フライトコクピットが当時のスポーツ車の雰囲気を強調しますネ!


ズラリと並ぶ6連メーターもソソります!


76/7の2000GTというのは違う意味でも貴重=最後の未対策モデル、国の指導で76年12月を以て未対策車は販売できなくなるという事から駆け込み需要がこの頃は盛ん、トヨタの場合は排ガス対策の遅れから51年規制施行の翌77年前夜にギリギリパスという業界TOPとしては情けない惨状ながら日産、三菱、マツダ、ホンダ等他社は76年には既に対策車もラインナップ、駆け込み需要で未対策モデルの販売が好調な半面、規制車は売れないという時期が76年の一つの出来事でした。

未対策時代のトヨタ2LのGTと言えば勿論エンジンは名機18R-G型DOHC×ソレックス2基!
2L最高の145ps(レギュラー仕様の18R-GRは140ps)、このエンジンは飽きる程味わいましたがテンロクの2T-Gの俊敏な吹けがない代わりにツインカムながら余裕の排気量からなる低速からモリモリくるトルクフルな感覚が忘れられません、後発ではいくらでも18R-Gを超えるパワフルなエンジンは出現しましたがソレックスからなる重厚なエンジン音と高回転まで回した時の爽快感はまだターボなんて夢の時代、NAの神髄を見せつけてくれる名機に思います、2バルブでしたんで後の日産FJ20や後続機3S-G等とは比べ物にはなりませんが当時の最高峰のスポーツユニット、まだまだDOHCが希少な時代、スポ車好きならみんな憧れたモノでしたよね、ご同輩w

現車、赤いボディのため退色も見られますが程度はそこまで悪くない感じ、恐らく1度や2度はALLペンしているのでしょうがまだこのまま乗れる感じ?外観は社外マフラー、ローダウンにワタナベA/W、内装ではナルディのステアリング程度のカスタマイズで限りなくオリジナルに近い状態というのも高ポイント、典型的スポーツモデルの弄りながらシブさを増長しなかなかいいセンスだと感じます、やり過ぎずかつノーマルの野暮ったさがない、この位がコロナというクルマには一番合っていると私的には感じます!

『静岡533』のマニア3桁ナンバーを背負う現車、手入れも良さそうです!


懐かしの対米輸出用激突吸収バンパーはop、サイドモールも取り払われますがこれが逆に地味なコロナをイケイケ風にしている感じ!?


この大袈裟な?大型アイアンバンパー、時速5㎞程度ならばぶつけても元に戻るという衝撃吸収型の初期、ホースメント裏にはダンパーも入りコロナを始めマークⅡ(X30/40)セリカ(A30)カローラ/スプリンター(E50/60)等に広く採用されましたがすぐにより軽量で同じ効果のあるウレタンバンパーに取って替わられ寿命は短いながらもまだバンパーがバンパーとしての役目を立派に果たしていた時代(ウレタンも含む)の象徴のように思います、見かけもいかにも頑強そうでは迫力あったもんなぁ~。。。

さてこのコロG、そこそこの金額で落ちましたが3桁には余裕で届いてません、ケンメリやブタケツ、LBなんかと同期ですがそれらに較べるといかにもコロナらしい地味な金額?しかし店売りは確実に3桁は超えるでしょうしある意味ケンメリ等より遥かに希少なクルマですんで再びマニアの手による過保護な動態保存、期待したいっすねぇ(^^)/
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Posted at 2018/06/19 21:06:00

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