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2021年08月25日

珍車PART917

珍車PART917
お久の珍車シリーズ、ソコソコの大物出てたんでご紹介!

今は無きスバルの軽(ダイハツOEMのみ)、そのスバル軽の代表作と言えば泣くスバヲタも黙る?てんとう虫スバル360、我が国初の”国民車”としてあまりにも有名な名車!

その360の末裔がレックスだったりヴィヴォだった訳ですが360の流れをそのまま継承していたのは今回取り上げる初代レックス(1972~1981)でしょう…

⇒『昭和55年(1980)K24型初代スバルレックス550AⅡG』!!

昭和30年代に本格マイカー=国民車 として広く普及したスバル360も40年代になると各社からライバルが出現、特にホンダが昭和43年に発売したN360に完全に喰われ商品力を急速に低下、これにより1970年(S45y)にスバルR-2にFMCしますがこれでも全く歯が立たず早くも2年後の1972年にデビューしたのがレックスでした。

”ミニレオーネ”のイメージで古ぼけた360、地味だったR-2と比較し大幅に若々しくイメチェンした初代レックス!
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当時の流行りらしくウェッジを効かせレオーネ(初代)から継承するロングノーズショートデッキスタイルは360やスバル1000時代の熱狂的スバリストには不評、大衆迎合したこの頃のレオーネ/レックスはスバルらしくない!! と言われながらもスバルにあったアクの強さを抑えスマートで小ジャレたスタイリングはスバリスト以外の一般ユーザーにも門戸を広げそれなりに成功、どこか変わったヒトが乗るクルマ=スバル車 という印象がまだまだ根強くあった時代に初代レオーネ/レックスはよく言えば大きく大衆に傾いた、そんなモデルでした、若い方、かつてのスバル(当時富士重工)ってのはそんな”特殊”なメーカーだったんすよ…。

ただそんな大衆迎合もスタイリングのみ、多くのライバルが軽自動車にはスペース的に有利なFFを採用(当初RR/FRだったモノもホンダN360の大成功により続々とFFに転換)する中、最後まで360以来の矜持であったRR方式に拘りレックスは9年間これを通しFF全盛となる80年代までRRを採用したのは熱烈なスバリストに大好評でしたっけ。。。

しかし時代の流れとどうしてもスペース的に不利になるRRは商用車であるサンバーにはオリジナル版最終型まで生き続けるも乗用タイプのレックスではさすがに2代目FMC時にFFに転換、ある意味スバルらしさを失いましたがライバルに太刀打ちできる内容を2代目となり大幅に高めたのも事実です。

以上の事から名車スバル360の直接のDNAを継ぐのは初代レックスのみ、そんな初代が現代でも残っているのは奇跡ですねー。

現車、初代最終に近い1980年モデル、総評3.5の内外Cという40年超えとしては素晴らしい評価!
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この時代(1975年以降)の軽は新規格改正や排ガス規制もありどれもFMCの余裕がなくホンダ/マツダは商用以外撤退、ダイハツ(フェローMAX→MAXクオーレ)、三菱(ミニカ)、スズキ(フロンテ)等も360cc時代のボディを規格改正で大型化し旧360cc制限を新制限である550cc(過渡期は500ccも存在)に拡大はするも基本デザインは70年代初旬のデザインを引っ張っておりレックスだけが80年代に入り特別古いって訳ではなかったながら冒頭記載した通りRR方式の弊害である荷物スペースの無さ、また70年代最初に流行った極端なウェッジシェイプが時代遅れ感を増長、売り上げや市場人気はブービーになるまで落ちてしまっておりますが熱心なスバリストの存在により81年までRRを通せたのは凄い事、既にダイハツ、スズキはFFに転換、三菱もRRよりは荷物スペースに優れたFRでしたのでね、この頃は登録車コンパクト部門でも既にFF化の波が訪れておりそんな中でよく健闘したとは思います、スバルとしてはそのままRRを通したかった事でしょうが最早時代が許さず2代目レックスの大変革を迎える訳ですナ。

そんな訳で新鋭軽自動車(FF)に一気に乗り換えられ初代レックスは急激に数を減らし名車360は数多くマニアの手により動態保存されるもののR-2やレックスはほぼ再販もないまま姿を消した印象、そんな中で出品車はよほどのスバリストだったのでしょうね、色的に褪せてしまうのは仕方ないながら機関等に異常はなさそうで距離も5桁メーターで走行不明扱いながら恐らく実走、若しくは13万㎞程度なのではないか?と推測できる程程度は良さそう…

ダッシュ割れやシート破れも見当たらない綺麗な室内!
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赤なのでどうしても色褪せは避けられないも大凹や醜い腐食等はなさそうでALLペンだけでかなりの美車になりそうな個体!
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今のお洒落でスマートなスバルしか知らない世代が見たら首を傾げる時代のスバルレックスですが今や希少な存在ながら落札額は捨て値でした、熱烈旧来のスバリストさんにはお勧めスバル旧車ですよね、あの乾いたエンジン音で必死に走る初代レックスのユーモラスな姿をこの個体はまだまだ見せてくれるのでいしょう♪

(^^)/

ブログ一覧 | スバル | クルマ
Posted at 2021/08/25 16:30:22

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この記事へのコメント

2021年8月25日 20:09
こんにちは😃。

またまたスバルネタですね。
1970〜1990代のスバルのイメージが悪すぎますね👎。

1990以降、初代レガシィからは確かにマシになりましたが、好きになれませんね🤔。

みんカラでもスバルファンが多いですが、昔を知っていないのでしょうね。 

余り言うと怒られそうなのでこれにて。。。😰
コメントへの返答
2021年8月25日 21:02
こんばんは!

いやー、そんな事言っちゃヤバいですよw 何せおとろしいスバヲタに捕まると面倒な事になるんで(爆)

確かに初代レガシィ以降のスバルファンは70年代の特殊な時代を知ればその見方も変わるんだろうとは思いますがあの頃は売れるよりも革新的?優先でしたから会社が傾く筈です、って菱ヲタが言えた義理じゃないですが(+_+)
2021年8月25日 20:38
初代レオーネ、レックスから、スバルはしばらくおかしくなりました。
赤城山の麓で真面目に作っていればよかったのに、似合わないのに東京ファッションを真似したのがが駄目ですね。
しかしながらこのレックス魅力ありますね。生き延びて欲しいです。


コメントへの返答
2021年8月25日 20:51
いやいや、多くは語りません(既に語り過ぎていますが…汗)が群馬のドン〇姓が!ってとこでしょうか?www
若い世代でスバル(現在の)信者には信じられない70年代の黒歴史でしょうね~…。

現車、ホントによく生き残りましたよね!

プロフィール

「珍車PART993 http://cvw.jp/b/2682511/47730141/
何シテル?   05/19 15:53
元GureのHNで活動、新規ネタ&過去ネタをUP中、過去記事はかつてほぼ移住していた山梨や本拠でのクルマ弄り記録や過去シリーズ的に上げていた独自の企画モノを再U...

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