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2013年11月12日 イイね!

保存版・珍車342

保存版・珍車342珍車342弾はコレ⇒

『昭和50年(1975)初代TA12型カリーナ4ドアセダン1600ST』!!

コレも現代の流通の場に現れる事はまずもうないといっていいでしょう、ワタクシがクルマに乗り始めた30数年前なら街にも溢れてましたし中古車店の片隅には一桁のプライスカードで置かれていたなんて光景も簡単に思い出せますがね、2013年の今となっては初代カリーナ、しかもセダンなんて博物館かイベントでしかもうお目にかかれないモノになっています。

初代カリーナ、のT80/90コロナや初代A20/30系セリカと共にヨタ中級ラインナップの重要な一角を担い販売/人気も高く排ガス規制のゴタゴタ期もありましたが兄弟車のセリカと共に当時のトヨタとしては異例な7年の長寿(70~77年)を誇ったベストセラーでした!

初代カリーナについては こちら に詳細を記載しましたが後年(1982年のコロナT140/カリーナA60)~現行プレミオ/アリオンに於いてはシャーシを共有する双子になるもこの時代はまだ別車種、もちろんパーツやエンジン等は下級のカローラ(E20系)も含めて共有は多かったながらも“カリ-ナ”として専用設計でした。
もっともカリーナは発売時はスペシャリティカーのセリカのセダン版という位置付けでしたのでセリカとは産まれた時から兄弟でありましたので“専用設計”という説明は語弊があるかもしれませんが…。

出品車は悪名高きTTC=50/51年排ガス対策モデル切り替え直前、最後の未対策って言っていいでしょう、実際昭和50年という時代はこのクルマに限らずですがカリ-ナには大きな節目でありこの年限りで未対策モデルは販売できなくなるというのもあり大幅なパワーダウンが予想されたこの年、未対策モデルの駆け込み需要が高まっていた時期です。

しかし、実際にはトヨタはブービーながら既に他社は続々と規制モデルを送り出しており現在同様、規制車には税制上の軽減措置もあり昭和50年の対策車と未対策車の販売比率はヒフティヒフティ位であった感じです。

さて、現車を見てみましょう。
希少な?最後の未対策モデルで初代カリーナの性格を最も表しかつ売れ線でもあった1600ST!
カリーナというモデルは完全正統派ファミリーセダンのコロナ、そして若者向けセリカの間に立つところからコロナよりも若年層のファミリーに訴求、また、セリカの派手さを嫌う保守層のヤングターゲットも役割を持ちこれらに対応する出品車のようなスポーティグレード(ST/SR/GT)にこそカリーナらしさがみなぎっていたと思います。

スポーツグレードの入門編?であるSTはSRほどのハードさはなくGTのような気難しいDOHC+ソレックスでもなく一般人=特別なカーマニアでなくとも気軽にHOTな感覚が楽しめるモデルとして人気がありファミリーグレード最高峰のスーパーDX同様の充実装備に1600STは2T-B(R)型ツインキャブを搭載(1400STはT型シングル)、この2T-Bは私も散々経験ありカリーナもSRやSTに友人が持っていたのでよく乗りましたがOHVの割にはよく廻りDOHCのような獰猛さはないながも非常にストレスなく快適なドライブが可能!
800~900kg台で105ps(2T-BR=レギlyラー仕様は100ps)のパワーは充分このクルマを活発に走らせていましてねー、その代りTTCになってからの惨状は目を覆わんばかりでいたが(*_*;

千葉真一氏を起用したCMで今でも語り継がれる有名なキャッチコピー“足のいいやつ”に嘘はなく現代風に例えたらRrリジットながらも猫足的踏ん張りがあり高速やワインティングでも満足いくレベル、SR/GTと較べSTやややソフトなセッティングでしたが走りと乗り心地の両方をカバーするイイ足でしたねー。
ライバルとなる510ブル→710バイオレットのRrセミトレの独立には敵わないながらそれ程差は感じられず“足のいいやつ”の看板に決して嘘はなかったと断言します!

↓内外C/D、5桁メーターのため走行不明、改ざん歴もありR点という内容ですがこのクルマもそんな事関係ナシ!


現車、残念ながらどうやらE/gは結構限界?にきているようで出品票によれば水もOILも漏れている様子、ただボディはまだしっかりしてますし大きなヤレや凹もないのでありがちな改造ベス=4A-Gスワップで生き還るか?
個人的には何でもかんでも4A-Gってのはあまり萌えませんがオリジナルのT系/R系エンジンももうさすがに解体屋さんにもないでしょうし致し方ないのかな…

↓インパネは比較的イイ状態!同時期のコロナやカローラと較べセダンであってもスポーティなデザインが若者層に人気がありました。


7年の長寿でしたのでインパネは計2回デザイン変更があり前期と後期はそれほどスパルタンではないながら現車の中期型のそれは一番スポーティさを訴求していました。

初代カリーナは当初2/4セダン、72年からHT、その後商用バンも投入されトヨタ得意のワイドバリエーションとなりますが中でも人気の高かったのはHT、セダンは特徴的なRrスタイルが賛否両論ありオーソドックスなコロナセダンの方が保守層には好評でしたね、街行くコロナセダン:カリーナセダンの比率は7:3位かな?その代りHTになるとこの数字が逆転していたような気がします。

↓縦目のテールランプが当時としては斬新ながら決して好評ではなかった感じです。


初代カリーナセダンは生存が長かった事と途中HTの加入もあり顔付は4回に渡りMC、最終排ガス規制モデル(TA/RA30系)で“Bigカリーナ”となってからは不変でしたがこれ以前の約5年で2回の遍歴がありました。

↓セダンは4つ目の顔が存在、現車は3期目のHTと同じ顔になったモデル!現車、ボディはまだまだイけますネ。


この希少なカリーナセダンは名古屋ではなく意外な?東北仙台からの出品、落札はやはりE/g不調が響き一桁片手程度で落ちました。

E/G不調を除いてもセダンはやはり現役時代のイマイチさが今も引きずっている感じでなかなか上がっては来ませんね~、HTならば今も人気が高くプレミア、特に未対策のGTですと100をも超えてきているのでSTであってもそれなりの値段になる事でしょう…

このセダンST、エンジンは?ですが全体の状態は良く何とか延命されて欲しいモノですネ(^.^)/
Posted at 2018/08/29 00:10:49 | コメント(1) | トラックバック(0) | トヨタ | クルマ

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