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2018年09月17日 イイね!

珍車PART789

珍車PART789
ここのところコロナづいいてる?珍車シリーズ、またまた希少コロナのご紹介!

コロナと言えば皆さんにはそんなイメージがありますか?ワタシ的には典型的小型ファミリーカー、カローラやカリーナに較べ価格は高く比較的年配層が選ぶ、特に82年の7代目140型以降カリーナと兄弟になってからは次期150型からより良く言えば落ち着きを強調、悪く言えばジジ臭さが強調され最後の11代目210型コロナプレミオに於いては完全なる老人専用車みたいな印象がありますが…。

そのコロナにもかつてのトヨタの売りであるDOHCハイパワーVerが古くから存在、2000GTを除くトヨタ=DOHCイメージの草分け的存在もコロナのボディを使った『トヨタ1600GT』でしたし“年寄専用車”の揶揄の側面にはいぶし銀のGTという“大人のスポーツセダン”(HTもあり)という顔も持っていました!

60年代のツーリングカーレースではフェアレディSRやファミリアREクーペを相手にサーキットを暴れまわったコロナボディの1600GT!!


この1600GTこそ元祖普及版トヨタDOHC、トヨタ2000GTがイメージリーダー的存在で一部富裕層しか手にできない超高級スポーツだったのに対し当時DOHCという高級メカを量販車コロナに搭載し価格を大幅に下げ庶民に気軽にDOHCパワーを提供、言わばDOHCを広めた第一人者でありました!

つい先日も 珍車772 にて5代目のコロGことコロナ2000GTを取り上げましたが今回もその5代目GTのご紹介っす!

⇒『昭和52年(1977)5代目RT122型コロナセダン2000GT』!!

前回取り上げモデルよりは高年式、77年にデビュー4年目にして初のMCを受けたモデル、当時のトヨタは排ガス規制対応で手いっぱいでMCやFMCまで手が回らず取り合えず最初の難関である昭和50年規制にブービーにて期限ギリギリで適合、コロナに限らずトヨタ車全車が排ガス規制が落ち着いたところで一斉にMC/FMCを行ったのがこの77~78年でしたので4年経過の5代目コロナ、前期はセダンがT100型、HTをT110型としていましたが後期(正確には中期、もう一度小規模変更が77年末に行われます)ではセダン/HTともT120型に統一、前後意匠やインパネも大きく変更されイメージ一新を狙ったモデルでした。

個人的にはこのMCは改悪?にしか映らず大型化されたグリルや枠の消えたテールランプ、スポーツグレードではそれの象徴であったスポーツメーター(連メーター)が廃止され高級志向に全体的に振りながらも上級マークⅡ(X30)の大ヒットもあり人気販売は後期型では急落した感じでした。
4年間意匠を変えなかったT100/110のイメージが市場には強く残っていたのも急落の要因であったと思います、この事は次期T130型で前期に先祖帰りしつつキープコンセプトした事でも解るようにこの頃のコロナイメージは盤石でしたねー…

今回の出品車、そんな人気薄の後期型2000GTは往時でも殆ど見ないモデル、前期GTですらコロG自体少なかったですしね、後期はTTC(排ガス適合システム)の影響から18R-GU型DOHCエンジンは大幅なパワーダウンで牙が抜かれ前期未対策(75年以降はTTC)の走りは見る影もなく当時の酷評は相当のモノ、この時期のTTCはマジ酷かったですしね、ワタシも過去何度も味わっていますがDOHC、ソレックスを維持しながらも息継ぎが酷くよくできたOHV(4KやA12等)にも負ける鈍い回転には閉口したモノ、しかし各社が排ガス対策で青色吐息で次々にハイパワーエンジン、ツインキャブ等を諦めて行く中でDOHCを維持したのは例えドライバビリティが悪くとも称賛に価すると思いますしそこはトヨタに敬意を払いたい!そんな風に感じます。

40年経過で13万㎞、総合3.5点は奇跡の評価!


外装評価ナシ、内装はD、外装はクリア剥げや下回り錆など年式なりに出ているようですが画像の限り年式からしたらかなり綺麗な感じ、内装もDながら切れや大きな汚れもなさそうでプロのクリーニングでかなり気持ちイイ状態になるのではないかと…。

湾曲するフライトコクピットは前期を維持するもスポーティな連メーターが消え地味なイメージになった後期インパネ



GT専用スポーツシート、スレやシワは致し方ないですが大きな汚れ、切れもなく程度上!



77年のFMCで格下カリーナにも恒久的に4枚のGTが設定されますがそれまで一貫してセダンGTを設定し続けたのははコロナのみ、カリーナに一時(2ドアセダンGT=70~72年、4ドアGT 73年~75年)セダンGTは存在しますが他はほぼ2ドア,、カローラレビン・スプリンタートレノ・セリカ/セリカLB・カリーナHTGTにコロナHTGT・マークⅡGSS(HTのみ)とワイドバリェーションを誇ったトヨタDOHC軍団の中でもコロナGT(セダン)異色の存在!? 当時はまだまだスポーツ=2ドアの固定元年がある中、トヨタ版羊狼だったと思います。

GTの証であるブラックガーニッシュが精悍なGTのテール、全体的にクリア剥げが酷いながらALLペンで見違えるような個体になるでしょう…



出品はお膝元の中京地区、しかしいくらお膝元でもRT122なんて残っているとは思えず軽く驚きます、セリカやカリーナ程の旧車価値は付かず今回落札も上記的価格で驚くモノではないですがいぶし銀のコロG、後世に伝わる存在感でいつまでもいて欲しいっすネ(^^)/
Posted at 2018/09/17 13:49:55 | コメント(0) | トラックバック(0) | トヨタ | クルマ

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