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2019年04月26日 イイね!

バブル、完全終了…!?

バブル、完全終了…!?
って何を30年も前に終わった事言っちょるん!!!!って感じですよね(笑)

しかし…ココでも触れている方多いので止めようかと思いましたがこの事に触れない訳にはいかんでしょ=パジェロの製廃、マークXの製廃。



まぁ、業界の端くれにいる身としてはかなり前からこの2車が廃版になるってのは知ってはいましたがイザその日が来ると思うとやはり感慨深いモノがあります、言わば二つともかつてはバブルの申し子的存在でしたしねー。

奇しくもほぼ同時に廃版が発表されたパジェロとマークX、この二つは今の40代以上には若き日に憧れたクルマっていう方も多い筈、ズバリのリアル世代でこのクルマが欲しくて頑張って働いたりそれでも追いつかない場合は街行くこのモデルを横目で見ながら「いいなぁ…」と思ったり多かれ少なかれ思った事でしょう、裏を返せばこれらが一番輝いていた時代をモロ知っている訳でして…。

まずパジェロ、現代のSUVブームの先駆け、いや、あの頃はSUVなんて言葉は使われず“クロカン”または“RV”の代表として多くの方が憧れたものでしたよね、個人的には若い頃はスポーツモデル一辺倒でクロカンには興味なかったんですがそれでも街行くパジェロはやたら見かけましたしスキー場はパジェロ一色でという時期もありスキー好きにとっては無視できない存在でした。

それまでの“4WD”のイメージを一新した初代V10~40系パジェロ


それまでクロカン=4WDってのは当時はジープが主、元は軍用車両のジープですんでエアコンパワステって何?って訳ですし漢そのもののワイルドさ!男なら一度は憧れたかもしれませんがどうしてもマイカー?自家用車?としてはハードルが高い、特に雪国などではその走破性の高さは貴重ながら女性とかファミリーには明らかに手が出せない言わば特殊なクルマ、そんなジープの走破性をそのままに乗用車の要素を注ぎ込み1982年にデビューしたパジェロ、それまでになかったジャンルのクルマでしたしパリダカでの活躍もあり人気を博し決して安くない価格ながらバブル期には飛ぶように売れ90年代の三菱快進撃を支えた名車!

パジェロと言えば大ヒットのこの型が思い浮かびますね!2代目V60~70系パジェロ!


そしてマークX、というかマークⅡですよねやっぱり!皆さん同様にマークXそのものには何の思い入れなくとも前身のマークⅡ、特にバブル期のカローラより売れた5代目X70系、6代目X80系には想いを寄せた方も多いでしょ。

今でもファンが多いバブルの象徴、GX71型マークⅡ!


68年に日産ローレルが名乗った新ジャンル『ハイオーナーカー』、これのライバルとして登場したマークⅡ、意外かもしれませんが初代、2代目はコロナやセリカに近い立ち位置で後のマークⅡ人気から較べるとそんなに驚く程溢れたモデルではありませんでした、しかし1976年の3代目X30/40系でクラウンに近い高級路線
化してからは爆発的支持を得、クラウンより安価、クラウンより若々しい、しかしクラウン並みのステイタスといった部分が多くのファンを産みこちらもバブル期(5代目X70系の時代)ではベストセラーカーであるカローラの販売台数すら抜き去るという快挙、何せあの時代は2軒に1軒はカローラ!!と言ってもいい程でしたのでマークⅡの快挙は忘れられません…

3代目X30/40系マークⅡ、このモデルからマークⅡの神的人気が始まりました。


70マークⅡはそれまで一生懸命働いたお父さんもカローラやコロナが限度、そこにバブルの到来もあり給与大幅UP、いや、そうでないヒトも当時の雰囲気(ローンも借りてくれ!の時代でしたし…)からマークⅡを続々購入、まだカローラが100万円以下で買えた時代でも200万オーバーしていたマークⅡを指咥えて見ていたサラリーマンが好景気と共に続々とマークⅡグランデを購入、リアルに見ていた世代としては”1憶総マークⅡ”と言ってもいい時代でしたよね、そんなマークⅡも勢いがあったのは次期80、その次の90系位までかな!?100系が出る頃にはバブル崩壊→セダンモデルの衰退もあり販売は下降、2004年には現行マークXに改名しいよいよ月何十台しか売れないというレベルにorz…

一方のパジェロもパジェロ人気に目を付けたライバル他社の猛追、そしてRVブームの低下やエコカーの台頭、三菱の不祥事等から3代目以降人気/販売も下降、こちらも販売月何台という悲惨なレベルにとorz…

こうした状況でこの2車にどんなに過去の栄光があろうとも売れないから辞める、当然な流れです、ハイ。
しかし!最後に苦言呈すればマークXにしてもパジェロにしてもこうなるまで色褪せない努力したのか!?とメーカーに問い正したい気分、パジェロにアウトランダー並みのPHEVを採用するとかFMCで商品寿命を維持させたのか?名車に対する推す気合、全然なかったんでない?売れないから金かけず放置、三菱は昔からこれやるの得意、まぁ、今の三菱の体力じゃ売れるクルマに努力集中ってのも解りますがそれにしてもここ何年かのパジェロに対する放置っぷりは絶望的でした…。

まだまだ魅力維持には余地がある筈ですが惜しくも終了の現行パジェロ


マークXは三菱よりは余裕のあるトヨタですから近年までそれなりの手当ては認めますがそれでもかつてマークⅡにふんだんに注ぎ込んでいた商品力維持の努力に較べれば何充分の1って感じ、黙ってても売れる悪趣味のミニバン群には必死なクセに貴重なFRミドルに費やした努力、絶対足りないしで。

現行カムリデビュー後はすっかりトヨタもヤル気を亡くした現マークX


例えてみれば回転ずしw 何十週も廻り続けるネタ、それが大トロだろうとウニだろうとイクラであろうとカピカピになった寿司に手を出す客はいない、注文してでも新鮮なネタを頼む みたいなモノ?パジェロもマークXも殆ど何年も手が加えられず新鮮味が失せている…

元Gureとしては片や贔屓メーカーのかつての看板車種、一応「パジェロ」の名を冠した2台(イオとミニ)を所持していますしここ数年のパジェロの境遇はいかにも哀しかった。
片や若き日、ハイソカーブームの真っただ中に誰しも憧れるに同様、欲しくて乗りたくて仕方なかった高級車、飛ぶ鳥の勢いを見ていたあの頃を思うと現マークXは涙ナシでは見れなかったですしねぇ、やや大袈裟ですがwww

2車ともバブル、そして昭和~平成を語るに決して外せないクルマ、平成の終わりにパジェロとマークXの廃版が伝えられるのも深い因果を感じます、あのイイ時代は確実に過去、時代は変わった!バブルの生き証人が消える今、これらを上回る人気車が令和の時代に現れるか否か!?!?恐らく令和は最後までは生きてないでしょうがその辺をジックリ見ていきたいですわ(^^;)
Posted at 2019/04/26 00:37:17 | コメント(2) | トラックバック(0) | その他 | クルマ

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