免許取得とマイカー所有は、同じ年にスタートした。
1975年なので、間もなく半世紀となる。
免許は当然だが、その間に車所有が途切れたことはない。
似てしまったところも多いが、 ・・・・・大体悪いところだが(笑)
似ても似つかなかったアルコール大好きの父親、
「免許を持ったら、酒が飲めなくなる!?」
と、若かりし頃から頑なに拒否したそうで、その意思を貫き通した。
長男の自分が実家では初免許所持者となった。
家族も不便を感じていたのか、浪人中の免許取得という世間では禁忌的な行動も抵抗の壁は低く、取得後直ぐに軽自動車が我が家にやって来て、浪人生は運転に慣れることを名目に運転手役を申し付けられ、勉強時間を削って運転技術を磨いた!?(笑)
遠洋漁業の港町として栄えた地元焼津市に住んでいた父も、銀行員から船会社に転職していた。
乗組員との雇用契約とか保険手続きとか、広く関わっていたようで顔は広かった。
遠洋漁業は一度航海に出ると1年近く戻って来ない。
やっと戻って来ても、2~3ヶ月経つとまた次の航海に出ていく。
「借金返済の為・・・・」という設定でよく出てくる通り、高給を得られた。
(らしい?)
当然、1960年代半ばに登場した新・三種の神器(3C)の一つ自動車 (Car)も余裕で購入できた。
しかし、地上で暮らす時間が短いから、車を持っていても持て余す生活だ!?
更に独身なら
(じゃなくても?)、1年間で稼いだ高額給与も航海中は使い道が無いので、短い陸地生活期間に豪快に
(反動で?)使いまくる!?
当然、飲み屋にも昼から入り浸る ⇒ 飲んだら車の運転は出来ない ⇒ 所有している意味がない
そんな乗組員(A)さんから 「乗らないから!?」 と、譲り受けたのが5万円のミニカであった。
3か月後、愛車は コロナ 2ドアハードトップ1700SL に変わった!?
乗組員(B)さんから 「ほとんど乗らないから自分は軽で十分。交換してやるよ。」と・・・
流石に多少の追い金を払ったようなので、わらしべ長者では無いが、免許取得1年目の初心者にしては恵まれた車両がマイカーになった。
流石に半世紀前、聞きなれた5万円という金額だが貨幣価値は、現在とは大きく変わっている。
そんな堕落した浪人生活を送っても翌年入学できた大学の入学金は20,000円、授業料は月8,000円、年間でも96,000円という時代だった。
松本時代の寮費は忘れたが、2年目以降の下宿代は8,000円だった。駐車場代は掛からなかった。
入学は1年早い先輩だったが二年生以降同級生となった友人は、入学時授業料がずっと適用され、月3,000円、年間36,000円と更に安価で・・・・・
ちなみに、その元先輩の同級生は自分より年下という複雑な関係性を理解できますかね?(笑)
まぁ、ダブルで・・・・・
と、長々昔話を広げてきましたが、
そんな遥か昔から途切れることなく乗り継いできた愛車は現在の C&C で9代目。
気に入ると長く乗り続ける性格なので、乗り換えた台数は多分平均よりは少ないと思われる。
最近じゃなくて良かった車名のコロナも、結局1年ほどで3代目である 初代セリカLB 1600GT に変わった。
この3代目以降が自分の好みを反映した愛車になるのだが、7台平均で6.5年(全平均で5.3年)、
中には13年と長きに渡って乗って来た車もあったが、
シートベルトの洗浄をしたことは、一度も無かった!?
日本では1969年4月以降生産された自動車に対してシートベルト搭載が義務となったそうなので、
記憶も曖昧で微妙な点もあるが、9台全ての車両に付いていたと仮定しても問題は無いだろう。
何故、過去には一度も無かったのだろうか?
それは、シートベルトの色がグレーや黒で、汚れが目立たないからである!?
しかし、目立たないだけで、十分な汚れが付いているのがシートベルトである!?
自分も車内清掃時、目立つダッシュボードやドアパネルは濡れタオルで拭いたり、乾いたタオルで二度拭きするが、シートベルトとなると乾拭きぐらいしか・・・・・
濡れタオルでは、逆に臭くなるような気もしたし・・・・・
最近こそ、多少カラーバリエーションが増えたようだし付け替え用の社外品も出ているが、メーカー側は長きに渡ってグレーや黒のシートベルトを基本としてきた。
コスト判断もあるだろうし、購入者の好みもバラバラで汎用カラーを良しとする判断もあっただろうが、一番は汚れが目立たないということだった様だ。
シートベルトに消耗品という考えは無いから、普通は交換なんて考えもしないだろうから!?
もちろん、自分が知らない高級車世界の状況は分からないが・・・・・(笑)
実際、車内がホワイトやクリーム色基調でシートもオフホワイトだったシトロエンC4、MAZDA2だが、共に普通のグレーだった。
一応、フランス車であるシトロエンは国産車に比べてお洒落と言われていたにも拘わらず・・・・・
さて、C&C こと IS250C はオープンカーであり、
ルーフを開けた瞬間、インテリアはエクステリアの一部 になります!
(カタログ受け売り)
ホワイト基調のシート車にはホワイトのシートベルトが奢られています。
自分だけでなく前オーナーも同様にリアシートへ人を乗せることが少なかったようで、シートベルトの汚れや折ジワは無く綺麗な状態、リアシートの中央で高見えするようにフックで留められてオブジェ化しています。(笑)
逆に、一番使用頻度が高い運転席のシートベルトは、薄汚れた感じが凄まじく、悪目立ち!?
納車前の整備項目に追加して貰いましたが、見た目はそんなに変わりませんが殺菌処理はしてありますとの報告が・・・・・
ということで、不満が燻り続けていた2年強でしたが、
今回、別目的で 酸素系漂白剤 オキシクリーン を購入しましたので、評判の オキシ漬け に挑戦してみました。 まぁ、ハイターと同じなんですけどね・・・・・
オキシ漬け 何て難しそうな聞きなれない言葉ですが、要するに つけ置き ですから、
・シートベルトを目一杯引っ張り出して固定、
・バケツに指定濃度のオキシクリーン液(40~60℃)を入れて、リアシート足元に設置
・シートベルトを液に漬け込み、12時間ほど放置
・オキシクリーン液を捨て、バケツ内での通常洗濯と、濯ぎを繰り返す
・乾いたタオルで可能な水分をふきとる
・ドアから車外に出し、窓ガラスに固定し、乾燥
という順です。
ちなみに、
・漬け込み中、勝手にシートベルトが巻き込まれない様固定するのに一番気を使いました
もしあの勢いで巻き込みが始まれば、液が車内に飛び散り悲惨なことが予想され・・・・・
・使用方法記載のつけ置き時間は20分~6時間、12時間は個人の判断です
・高圧洗浄機があれば、洗濯と濯ぎは車外固定後でも良いらしい
・暑い日が続くので車内乾燥でも良さそうだが、室内干しと同様匂いが気になりそうで排除
いつも同様、ビフォー画像は撮って無いのですが、結構綺麗になったような気がしますので良しとします。
さぁ、皆さんのシートベルト、汚く見えないかも知れませんが、
凄く汚れていますよ!?
どうしますか?(笑)
続いて、ヘッドライト磨き 報告です!?
今月で12年が過ぎ、来月から13年目に突入する C&C !?
寄る年波には勝てないようで、ヘッドライトの上部が少し黄ばんでいる。
曇りやくすみまで行っている訳では無いので、増しな方だと思うが・・・・・
こちらも、前車迄気にしたことは無かった!?
しかし、気になる!?
だが、ヘッドライトを水性ペーパーで磨く(削る?)度胸が無く、液剤に頼ることにした。
専用アイテムではなく、手持ちにあったピカールを使う方法を探し出し、一月前ほどに実施した。
それなりの効果を得られたと思った。
その後のコーティングが必要との知識はあったが、その重要度の認識は間違っていたようで、手持ちの車体用コーティング剤をさっとスプレーしただけで終えた。
噴き出した液が斑に付着しただけなのでコーティングの意味は・・・・・
暫くして、友人も対応報告が上がった。
度胸と経験のある友人は迷わず水性ペーパーによる研磨に進み、専用のコーティング剤を追加購入し施工を終えている。
その後、良いタイミングと詳しく調べてみると、耐水ペーパーでの研磨や液剤を使って劣化した表面を落とし取り除くなど磨き方は色々あるが、
重要なのはコーティングの方らしい!?
何もしないと直ぐに、個人施工のコーティングだと6か月ほどで再施工必要になるらしい。
自分の適当なやり方だと、何もしないに近いようだ!?
そう思って、ヘッドライトを見てみると、黄ばんでいるような・・・・・
暗示に弱いようです!?(笑)
再施工を決めました!?
友人が購入したのは、こちら 3M ヘッドライト用クリア コーティング剤シート
人気があり、評判も良いようだ!?
いわゆる定番商品のようだ!?
真似したいが、自分は天邪鬼、こちらを使おうとする素直さがない!?(笑)
じゃなく、使えない!?
耐水ペーパーでのきっちりした下処理を必須とする製品なので、怖くて耐水ペーパーを使えない自分には無縁の商品である。
そして、見つけたのが、
ピカール使用の延長線上にある KURE LOOX ヘッドライト クリア&プロテクト である。
ディープクリーナー 塗って拭き取るだけで黄ばみを落とす
超耐久クリアガラスコート 塗って乾かすだけで最長2年の超耐久と硬度6Hの強力ガードが得られる
塗布用クロス10枚、保護手袋2枚 がセットとなっている商品だ。
価格は3Mの2倍だが、研磨部分の薬剤も含んでの価格である。
そして、使い切り、使い捨ての商品ではなく、元々2台分の容量入りだ。
ものぐさには魅力的な、簡単施工と最長2年の耐久性も謳っている。
直ぐに購入に進み、
前夜は久しぶりにエアコンを切って就寝でき、早朝気温24℃と涼しい いや、暑くない先週の金曜日の6時過ぎに施行した。
おとぎの国を含む関東周辺の天気予想は、晴れor曇りで雨マークは一切出ていませんでしたが、所によりゲリラ雷雨の可能性ありの一言が追加で・・・・・
最近は、にわか雨ではなく、降り出すとゲリラ雷雨となるから恐ろしい。
とは言え、自分の感覚ではゲリラ豪雨や、突風や竜巻などを含む天気の急変は山沿いや内陸部が多く、海沿いの湾岸エリアは大丈夫だろうと高を括っていました。
もちろん、施工時にその可能性が多少でも見込まれたら先送りしたのですが、そんな気配は一切見えず躊躇なく踏み切りました。
しかし、よく考えれば前触れもなく急に変わるから急変なわけで、躊躇なく進めた根拠なき自信はどこから来たのでしょうかね?(笑)
と、色々振っているのには訳があって、
良い事尽くめに見えるLOOXですが、雨風という弱点があったからです。
コーティング後は最低12時間の乾燥が必要でその間に水が掛からないようにするのが必須、更にコーティングが完全硬化するのには24時間が必要です。
その間は高速走行も避けなければならない。
3Mの方は1時間も置けば問題無いようなので、大きな違いだ。
7時には終わっていたので、夕方7時迄は水を掛けたくないし、欲をかけば完全硬化が完了する翌朝迄は雨風に当てたくはない!?
機械式駐車場の地下一階に置いているので、ダイレクトで雨が掛かることは少ない。
しかし、地下二階使用の住人が出し入れすれば、地上二階位置まで上がってしまうので雨が降っていれば濡れる可能性が高い。
強風が吹いていれば、雨だけでなく高速走行並みの風に当たる訳で・・・・・
仮に移動が無くても昇降パレットの隙間があるので、にわか雨程度の弱い雨なら下に垂れるだけだが、ゲリラ豪雨ともなれば車体同様ヘッドライトにも掛かる可能性が高い。
雨量の大小に関わらず、避けたいところである。
ところが、
ところがである!?
昼前頃、急に上空が黒い雲に覆われ、薄暗くなってきた。
東京方面は雲が少なく強い日差しで明るく夏の空だが、新浦安や行徳(市川市)方面は上空よりもさらに真っ黒な雲で埋め尽くされている。
低い雲なので、あるはずのビル群も紛れて良く見えない。
慌てて、段ボールとガムテープを持って駐車場に駆け付け、ヘッドライトを保護した。
(実際は、妻にせかされて!?)
幸い、作業中に降り出すことも無く、対処が出来た。
画像は翌日取り外した時点でのもので、剥がれることも無く済んだようで、段ボールにも濡れ跡は無かった。
実際、雨が降ることも無く、取り越し苦労で済んだ。
が、
実は紙一重であった!?
夕方、フジ系のニュースで千葉市のゲリラ豪雨の状況を流していた。
妻と見ながら「距離はあるけど、真っ黒だったのは千葉市辺りだったんだ!?」と・・・・・
だが、続けて新浦安駅当たりの状況を流しだした。
「えっ? 危なかった!?」
自宅と新浦安駅とは直線距離で2㎞ちょっとしか離れていない!?
どの位近くまで降ったのかは分からないが・・・・・・
やはり、
備えあれば憂いなし
転ばぬ先の杖
石橋を叩いて渡る
念には念を入れよ
が必要なようだ!?
後悔先に立たず
覆水盆に返らず
の愚行を繰り返して生きてきた自分にとっては!?
耐久性はこれから見てみないと分からないが、研磨しないでこれなら良しとします。
同じくビフォー画像は無いが、現状がこれなら・・・・・
おまけ
こちらは、段ボールを剥がした際のボンネット画像である。
大分汚れているので洗車に行きたいのだが、この先一週間は難しそうだ!?
おとぎの国、本日も猛暑で室内はエアコンを利かして27℃台に設定している。
午後のなでしこ第2戦も熱くならずに観戦できた。
昼食後、お遊びで温度計を、4階で多少風が吹いているベランダに出してみた。
先ずは陽が当たっていない場所で
左はカメラを取りに行った1分後 右は上昇が落ち着いた20分後
既に29℃に迫っている おとぎの国の予報は35℃だった
陽が当たっている場所に出してみた。
洗車場は陽が当たるこんな場所になる。
絶対無理だ!?
死んじゃう!?
ちょっとは涼しくなる雨の日にでも行くか!?