今年初の時計ネタ!
本領発揮で相変わらず長いですよ!!!
覚悟してください! (笑)
ダジャレ画像を探してみました・・・・・・
昨年8月、クラウドファンディングで
世界初ドラム式ムーブメント搭載腕時計『
G-31804』の日本発売がリリースされた。
*********************** リリース内容 ***********************
世界初ドラム式ムーブメント搭載腕時計『G-31804』日本初登場!!
2018年春 開発に3年をかけ世界初ドラム式ムーブメントはアメリカ合衆国と中華人民共和国政府に特許申請を致しました。
2018年バーゼル時計博覧会ではこの斬新なクオーツムーブメントは大きな話題を博しました。
そのムーブメントを携えた腕時計「G-31804」が2018年8月13日より10月30日までクラウドファンディング”マクアケ”より日本初予約販売となります。
1960年代以来、ドラム式置き時計やフリップ置き時計(俗にいうパタパタ置き時計)は存在しておりましたが、そのムーブメントの大きさや複雑さからクォーツ腕時計には搭載できませんでした。小型化に成功し安価なクオーツムーブメントに仕上げた腕時計はまさに遊び心を備えた大人の新しい腕時計と言えるのではないでしょうか。
タキメーターデザインのベゼルにはマットブラックのボディに対象的な光沢のあるブラックでメッキをする事で、ブラック&ホワイトのみのデザインに立体感を出しました。
カーブのついたグラス風防の中には、カーボンファイバー調の柄文字盤。シルバー色のデジタルなフォントが時間表示を明確になりました。
ローラー式ドラム表示と言っても、常に数字ドラムが動き続けている訳ではありません。
時間が訪れると数字表示ドラムが回転して停まります。
通常時間表示以外にユーザーの遊び心を満たすべく搭載された3つのモードがあります。飽きさせることなく長期に渡ってあなたの手首を飾ってくれることでしょう。
アニメーションモード
右上、もしくは右下のボタンを押すとドラムがランダムに動き出し、15秒間回転したのち現在の時刻を表示してくれます。
スリープモード
右下ボタンを3回押すと12:00の表示になってピタリと動かなくなります。
搭載されている4つのボタンのいずれかを押せば再び現在の時間を表示してくれますので帰ってきたらスリープモードに、そして家を出る際に着用してボタンを押せばちょっとスパイっぽい気分で出掛けることができるでしょう。
修正モード
ドラム式といえば使っている内に表示のズレが必ず発生するものです。
自分でクルクル回して修正することができるのでメンテナンス性も抜群です。
*********************************************************************
変わりモノ好き の心臓を直撃した!
全体的な雰囲気も悪くない!
クラウドファンディング価格も手頃であった!
が、
暫らくすると、アピールポイントのはずのベゼルデザインが気になりだした。
ローラー式ドラム表示というと、昔の車好きには距離メーターなどと重なり親しみやすく何となくの雰囲気は良い。
車好き=ヤンチャ?=スピードマニア とは言い切れないが、時速などを針の位置から直読できるタキメーター好きも多いだろう。
世の中、陸サーファーを筆頭に必要もない、または使うことの無い機能が付いた時計を求めるレーサーやパイロット、軍人の偽者は多い。
しかし、持ち主は偽物でも、時計の方はちゃんと機能する本物である。(優劣はあるが・・・)
これなら許せるし、自分も何役もの偽者を演じているというか、楽しんでいる。
究極は、地球を飛び出しての宇宙飛行士ですから!? (笑)
問題は、機能もない見せかけだけの偽物を許せるかどうか?
この点にある。 と自分は思っている。
確かに、クロノグラフのストップウォッチなんて実際何回使うか分からない機能だが、付いていることが重要である。
いくら安価なファッションウォッチだとしても・・・・・
大陸の方を徘徊していると、
商品説明に堂々とダミーボタンと表記しているクロノグラフや、
セコンド針が「書いてある」3針時計、いやいや、2針時計が普通に売られている。
確かにタイム計測として使う回数を考えたらダミーで十分と言えないこともない。
大らかさと考えるより、超合理的思考と言った方が良いのかもしれない!? (笑)
が、自分はこれを許せない!
と、いうことで、
「タキメーターを使うような計測なんて、どうせしないんだから、飾りで十分!
回転する針が無いので目盛だけでちょっとおかしいけど・・・・、雰囲気だけで付けとけ!」
のコンセプトでは、
流石に、お得意の
「ポチ!」には進めなかった。
それでも、完全撤退ではなく、様子見状態ですかね!? (笑)
11月、新たなリリースがあった。
*********** 懐かしのローラー式腕時計が現代の技術を得て復刻 ****************
レトロなデザイン、レトロなアイテムにロマンを感じるというあなたなら、自分の好みと個性を発揮できるこんなウォッチはいかがでしょう。
腕時計ブランド・FUTURE FUNK(フューチャーファンク)の FF101・FF102シリーズは、1970年代に発売された、ローラーを縦に回転させて時刻を表示するローラー式腕時計のアナログデジタル機構を採用した、懐かしくも新しいデザインが目を引くモデルです。
初めて人類が月面に着陸した1969年を経て、世界中が宇宙開発に沸いていた1970年代は、時計業界も活発で斬新なデザインが次々と生み出されました。そんな中で登場したのがアナログデジタルウォッチです。これは、車のアナログ距離メーターのように、数字が刻まれたローラーを縦に回転させることによって文字盤の窓から時刻を表すという、現在のデジタル腕時計の前身となるものでした。
この懐かしのアナログデジタルウォッチを現代に復活させたのが、アナログデジタル機構を採用したクォーツ腕時計、FUTURE FUNKの FF101・FF102シリーズです。全5タイプのモデルは、現代の最新技術を搭載し、デザインも現代的にブラッシュアップされています。
W44×H42×T15mmというサイズの「FF101」シリーズは、ステンレススチールケースがブラックの「FF101-BK-LBK」(1万1664円)、シルバーの 「FF101-SV-LBK」(1万584円)、イエローゴールドの「FF101-YG-LBK」(1万1664円)の3タイプ。
W43×H43×T14.5mmの円形フェイスの「FF102シリーズ」は、ブラックの「FF102-BKYL-LBK」(1万1664円)とシルバーの「FF102-SVBU-LBK」(1万584円)の2タイプをラインナップしています。どれも、ミネラルガラス風防を採用し、3気圧防水となっています。
一定の年齢以上の人なら懐かしく、若い人ならきっと斬新に感じるこのモデルは、12月中旬に発売予定で現在公式オンラインストアにて予約受付中です。
******************************************************************************
先のG-31804 とは若干異なったレトロデザインで、これはこれで良い感じですね。
輝くステンレススチールのケースも良い味を出しています。
実はG-31804のケースも一見ABS樹脂ぽく見えますが、ステンレススチールに艶消しブラック塗装をワザワザ行っているようです。
どちらが良いのでしょうかね?
11月初旬リリースの12月中旬発売開始ということで長い1ヶ月でしたが、楽しみに待っていました。(予約注文は入れませんでしたが・・・・・)
自分が選ぶとしたら、円形フェイスのブラックモデル「FF102-BKYL-LBK」と目星を付けて・・・
12月、発売が開始されましたが、直ぐに欠品。
次回入庫1月予定表示が、程無く2月入庫予定に切り替わり、
そして、1月中旬には「3月入荷分予約受付中」表示に・・・・・
大人気なのでしょうか?
それとも、入荷量が少ないのでしょうか?
早く予約を入れないと、買えなくなっちゃうかもしれません!?
『G-31804』の方もクラウドファンディングが成立して単体製品の販売は既に終了。
今ではベルト三本セットの商品位しか買えず、見る度その在庫も少なくなって・・・・・
迷いますね!
でも、そろそろ決めないと、どっちも買えなくなっちゃいそうだし・・・・・
決めました!
どっちも、買いません!
だって、既に違うモノを手配しちゃいましたから!? (笑)
しかも、昨年・・・・
取り上げてきた両者は国内正規販売品ですから、それなりの購入者がいるはずですが、
こちらは自分が調べた限りでは平行輸入でも見つかりませんでした。(12月中旬頃)
もちろん、自分の様に大陸から直接購入することは可能ですが、
変わったモノ好き、時計好き という三拍子そろった方がいるかどうか・・・・・
まぁ、人とは違ったモノ好きとしては完ぺきな製品と思われます。(笑)
購入商品は、
SKMEI 1486 の
ブラック/ブラック タイプです。
先の国内2商品とは異なり、ケースはABS樹脂製で購入品はベゼルもABS樹脂。
ベゼル部分がステンレスタイプ、異なる文字盤カラー製品も選べました。
ステンレスタイプで66g、オール樹脂だと更に8g位軽くなります。
ベルトはPU表示でしたから、ポリウレタンですかね?
文字盤カラーに合わせたのか、モデルによってはグリーンもあるようですが、購入品はベルトも黒のオールブラック仕様となっています。
購入を躊躇したベゼル部分は、デザインを比較して悩む時間なんて与えないとばかりに、
何も施していなく、無垢と言って良いくらいスッキリしています。(笑)
デザイン的な優劣は分かりませんが、自分の感性では3種中一番の好みでした。
しかし、プア感も一番?(笑)
文字盤の構造や説明文を見ると、
同じくポーズモードはありますし、デモンストレーションモード表記が15秒間と2回転の違いはありますが、 (実購入品は3回転で18秒と、どちらとも異なっていて・・・(笑))
『G-31804』の世界初ドラム式ムーブメント搭載は間違いないと推測して決断しました。
あくまでも、推測で・・・・・
FUTURE FUNK品は説明が無く取説も見つからないので確定は出来ませんが、多分同じでしょう!? (購入後の現在も、推測だけで実証は残念ながら・・・・)
但し、説明では「世界初ドラム式ムーブメントはアメリカ合衆国と中華人民共和国政府に特許申請」とありましたが、正式に特許権をクリアーしているかどうかは不明です。
国が国ですからね・・・・
ただし、発注時には、SKMEI品しか見つかりませんでした。
そして、発送はシンガポールから・・・・・
唯の経由か、事情が有るのかは不明ですが・・・・・
大陸内での販売もありますから、価格はかなりリーズナブルです。
その為のコストダウンも、徹底しているようです。
先ほどの記載通り、ケースはスチールではなくABS樹脂ですし、ケース自体が同メーカーのデジタル時計やスポーツウオッチなどからの使い回しのようで、2サイズ展開のラージ版とサイズ・形状は全く同じでした。
結果、専用設計の『G-31804』ケースでは存在しない第5のボタンが、通常は竜頭が付く3時位置に・・・・・
製品説明では清く(?)装飾用とダミーボタンであることが表示されています。 (笑)
ベルトも他2品のレザータイプとは異なるPU素材です。
ケースの流用と書きましたが、その製品も同じベルトを使用していますから、ケースとベルトをセット購入してムーブメントを「ポン」しての生産をしているのかもしれませんね!?
ベルトだけ交換するなんて無駄なことを行うと、コストダウンは出来ないですから!?
その気になれば、レザーの真偽は別として2~300円の革ベルトが存在する国ですから・・・・
しかし、そのお陰でタイムセールを利用したこともありますが、『G-31804』やFUTURE FUNKの1/4以下の24ドル 2,700円ほどで入手できました。(もちろん送料込み)
元々、変わったモノ好きで所有することが主目的、機能が同じであれば十分です。
多分、着装して出掛けることは少ないでしょうから・・・・
もし、気に入り使用機会が増えるようでしたら、レザーベルトに付け替えても良いですね!?
と考えていましたが、到着した現物を見てABS樹脂ケースにPUベルトはそれなりに様になっていて、逆にレザーの方が違和感を増すような気が・・・・・
さて、途中で追跡番号が変わるなどのトラブル(?)が有ったせいか、目安期日の下限ギリギリに到着、待たされた分期待が上乗せされた状態での初見時の思いが
「失敗した! やっぱり、中華品質か?」
ドラムに表示されている数字が、波打って揃っていません!
三つあるドラムの中央、10分台、20分台・・・・・と二桁目の分数を示す数字が、両横の時間と一桁目の分数を示す数字に比べて若干下がっていました。
元々時差が1時間ある中国から来ていますので、時間はズレています。
回転させれば咬み合わせが治って(ズレて)正しくなるかもと、余分に2回転、3回転させてみても変わりません。
ショック感がさらに増える頃、ふと思い出しました。
「クロノグラフとかで計測針などを正しい位置に修正する「0位置修正」が必要なことを!」
製品と一緒に届いた取説は中国語と英語のみ、拒否反応から、アニメーションモードやスリープモード説明部分は何とか読み込みましたが、その他は完全スルーしていました。
改めて読み返すと、一番最初に・・・・・
手順に従い調整位置の状態を確認すると、確かにズレている。
設定後のコマ送りは表示された数字ごとだが、位置修正時は数字と数字の間を10分割位細かく設定できる。(戻しは出来ないので通り過ぎると大変だが・・・・)
結果、再設定後は時間表示をさせても、綺麗に一列で揃いました。
そして、「0位置修正」をしっかり行わないと、いけない理由がもう一つあります。
時間を示す左側ドラムには、1~12までの12数字が書かれています。
分を示す中央と右側の両ドラムは、同じ様に0~9までの数字が書かれています。
時間は12時から11時台までありますから、順にドラムを回転させていけば良いです。
分の一桁目を示す右側ドラムも同様に0~9に回転させていけば良いのです。
しかし、中央の二桁目の分数を示すドラムはどうでしょうか?
5を示した後、次は6でも7でも8でも9でもなく、0を表示しなければなりません。
実際、そのような仕組みが組み込まれています。
しかし、「0位置修正」されずに二数字ズレていたとすると、30分台を示していた次が5数字進んで80分台なんてありえない時間を示すことになってしまいます。
弄っているうちに誤設定されたのか、時刻表示で上記のような症状を実体験しました。(笑)
さて、自分では想像もできませんが、複雑な仕組みが取り込まれているようです。
その解明に寄与するかは分かりませんが、発見したものがあります。
時間を示すドラムと分を示す二つのドラムは、表示する数字の数こそ異なりますが、同じ様に回転するものと思っていました。
特に分を示す二つのドラムは、先ほど触れたように、書いてあっても表示させない数字はありますが、同じ様に書かれた数字が同じように回転するものと・・・・・
こちらが分表示ドラムのアップ画像です。
よく見てください!
同じ方向に増減する数字が書かれていると思いきや、なんと逆方向!
当然連動して、ドラムは逆回転しています。
素人が思い付きで想像するより、複雑な構造のようです。
さて、裏蓋を開けた状態がこちらです。
LR44ボタン電池2個が目立ちますね。
これで電池持ち期間はどの位なんでしょうかね?
しかし、この構造はどこかで見たような・・・・・
あっ、この分解図に書かれている50番の円柱2つはボタン電池だったんだ!?
そして、上部の「Q2382 」という番号も、どこかで見たような!?
あっ、こちらの雑誌記事の画像説明にあるキャリバー名 とは「S」が抜けているだけの違い!?
やっぱり!
世界初ドラム式ムーブメントが搭載されているのは間違いないようです!
特許技術なんて文字も見えますが
正規パテント品かは特定されないままですが・・・・・
到着後、元を取ろうと早速職場に着けていってみました。
人やPC類が多いので僅かな音は聞こえないことが多いですが、
1分毎にドラムが回転する機械音が 「じぃ~ぃ!」
10分毎に分を示す二つのドラムが
「じぃ~ぃ!」
そして、1時間毎のジャスト時には、
時間ドラムと、分二桁目のドラムが5コマ分、そして分一桁目の3ドラムが一緒に
「じぃ~~~ぃ!」
静かな職場には向かない時計のようです!? (笑)
新型 SKMEI 1487 購入記は、
こちら