2018年、琢磨がインディカー3度目の
優勝を果たしたポートランド。
期待がかかりましたが、金曜プラクティスでは
珍しい事例で冷っとするシーンがありました。
ターン10で左、右とステアリングを切る所で
ヘッドプロテクターシステムの留め金具が
逆に付いていたことでグローブの袖が引っ掛かった
ために右に曲がることができず、ウォールに突っ込む
クラッシュとなったようです。
(
こちらで分かりやすく解説されています。)
身体は大丈夫だったようで良かったです。
このアクシデントの影響もあって
琢磨は全25台中、
予選22位となり
決勝は後方からのスタートなりました。
予選20位だった2018年優勝時のことであったり、コース特性や
これまでのレース展開からスタート後のターン1、2のアクシデントも想定して
琢磨は通常3ストップのところ、2ストップストラテジーをプランAとして遂行
していました。
今回はスタート直後のターンでのトラブル回避のために、レーススタートの
グリーンフラッグが振られるタイミングが早められ、それがある意味逆に奏功。
しばらく待つもイエローが出る様子はありませんでした。
これにより琢磨はプラン変更し、(ガンガン?)追い上げて行こうぜモードに。
残っていたレッドタイヤである程度の順位アップはできましたが途中、ようやく
時遅しのイエローが出た時にパックアップをすぐしなかった(前の隊列の後ろに
すぐ着かなかった)と厳しい裁定でペナルティーをとられてしまい、3ポジションダウン;;
またそこからの順位リカバーはできましたが、琢磨は
18位フィニッシュでした。
泣いても笑っても今季のインディカーは次戦ラグナセカが最終戦。
悔いないようガンガン行こうぜ!!
2022 RACE HIGHLIGHTS // GRAND PRIX OF PORTLAND
佐藤琢磨(18位🏁)
「
ポートランドでのレースはいい面と、そうでない面の両方がありました。もっとたくさんフルコースコーションが出され、2回のピットストップでゴールまで走り切れることを期待していました。それはレースの本当の序盤戦でのことでした。しかし、10~15周を走ったところで2ストップ作戦は通用しないことが判明したので、フルパワーで走る作戦に切り替えました。マシンの仕上がりはよく、何台かをパスすることもできました。ピットクルーの活躍によってポジションをさらに上げることもできました。ところが、終盤にフルコースコーションが出された際、前車との間隔をすぐさま詰めなかったとオフィシャルから言われました。自分たちにそういう意図はありませんでしたが、ペナルティーとして3つもポジションを下げられました。その結果、私たちのフィニッシュは18位となりました。全く正しいものではありません。チームは本当に一生懸命に働いてくれました。来週のラグナセカはストレスなし、ペナルティーなしの、いい週末となることを願っています。」
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'22 INDYCAR SERIES | 日記
Posted at
2022/09/11 20:43:47