
これは一昨日の『ジャングル・オフ』で遭遇した一台。
マツダ・カスタムキャブ
実はこれ、1981年にモデルチェンジした4代目ルーチェ4ドアセダン(HB型)をベースにしたタクシー専用モデルです。
しかしタクシー専用車なので一般的なクルマ雑誌には取り上げられず、手持ちのクルマ雑誌の数々を調べても当然載っていなかったので、ウィキペディアで調べてみました…。
1986年、ルーチェが
HC型(通称・広島ベンツ)へモデルチェンジしたのに伴いHB型は生産終了。その3年後にHB型セダンのボディを再利用、さらにルーチェのままでは全長が4600mmをオーバーし中型タクシー規格になってしまうので前後バンバー長を削るなどし、小型タクシーとして運用出来る4590mmに設定。※この辺りは現在でいうクラウン・コンフォート(中型)とコンフォート(小型)の関係と同じですね。
搭載エンジンは2L直4のLPGのみで、最高出力はたったの64PS(汗)
大柄なボディに対してこのパワーなので走りに関しては推して知るべし…。
グレード展開は個人タクシーユースにパワーウィンドウ・モケットシート・4スピーカーカセットデッキなどの快適装備を充実させ角目4灯ヘッドライト・サイドプロテクターモール・フロアーカーペットなどで高級感を持たせたSG-Sをはじめ、SG-Sからフロアーカーペットや4スピーカーカセットデッキを省いたSG-L、法人タクシー向けにビニールシートや丸目4灯ヘッドライトに変更しサイドモールを省略したDXの3つだったそうです。
上記の法則によると画像の個体はSG-SまたはSG-Lのどちらかでしょう。
また、わたくしの田舎でも当時法人タクシー(何故かあっちの田舎では『ハイヤー』と呼ぶ)ではC32ローレルと共にカスタムキャブの丸目…すなわちDXが走っていました。
画像のカスタムキャブ、行灯は外されてますが左後部の『自動ドア』ステッカーは残ってますし、そのうえ純正アルミまで付いてます。
程度も割と綺麗だったので、この手のクルマがお好きなマニアには足グルマとして欲しいかも知れませんね。
ただし、非力さには目をつぶるしかありませんが…(苦笑)
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Posted at 2007/06/12 19:38:53 | |
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