
2日前に
S130クラウンのブログを書きましたが、今日はクラウン、セド・グロの高級車市場にホンダが投入した
初代レジェンド
を取り上げてみたいと思います。
1985(昭和60)年にアコードより上の高級サルーンとして
初代「レジェンド」がデビュー。開発は当時ホンダと業務提携していたイギリスのローバー(経営破たんしてしまいましたね)との共同開発で、ローバー版は6ライトウインドウを持った直線基調の「スターリング」の名前で販売(日本にも輸入されてました)。
レジェンドのスタイリングは当時のアコードとプレリュードを足して2で割ったような感じ。品がよくてホンダらしいといえばそれまでですがクラウン、セド・グロのような押しに欠けていました。
駆動方式はクラウン、セド・グロのようなFRではなくホンダ車の例に漏れずFFを採用(エンジンはホンダ初のV6・2.5L&2L)。その恩恵は室内の広さに現われていました。
2年後に2.7Lを搭載した2ドアハードトップを追加、セダン2.5Lも2.7Lに変更され国産車初のエアバッグを装備したのもレジェンドでした。
ここで忘れてならないのは初代レジェンドはアメリカにも輸出され、
「アキュラ・レジェンド」として「ホンダ」ではなく今で言うプレミアムブランドの「アキュラ」チャンネルから販売。トヨタ「レクサス」や日産「インフィニティ」よりも先でした。
1988(昭和63)年、それまで押しの弱かったエクステリアに手が加えられ、メッキを装飾し大型化したフロントグリルに大変更。そしてニュースはシティターボⅡ以来となる2Lターボエンジンを投入。現在でもターボに否定的なホンダですが、この
「レジェンド・ターボ」も当時話題になりました。
画像は先月、近所のスーパーの駐車場で発見。年配の男性が乗ってました。判りづらいですがフロントグリル下に「TURBO」のバッジが付いており、リアも「TURBO」バッジが付いていたのでターボ車と思われます。
以降レジェンドはFFミッドシップレイアウトや助手席エアバッグの採用や衝突安全性を向上させたり、現行型では4輪のトルクを自在に操る「SH-AWD」を採用するなど常に先進的なホンダテクノロジーを投入し続けています。
Posted at 2005/12/24 20:39:42 | |
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