
またしても残念なレースとなりました。
琢磨は今季最高の5番手スタート。
スタート直後は少し順位を落としましたが、
今回の最高走行位は
クルマに合っていたレッド(soft)タイヤを履いていた
ファーストスティント中の4位。
そして、18周目の最初のピット。
ブラック(hard)タイヤへ。
クルーの作業の遅さでピットアウト後、
2つポジションダウンの6位へ。
その後、今回一番のキーとなるミステイクが起こってしまいます。
2回目のピットストップがやってきたところで
痛恨の
“ミス・コミュニケーション”。
結果的に1周早いピットなってしまって、
まずは次のタイヤであるレッドタイヤが用意されていませんでした。
必然的に時間がかかり、このピットにより
10→20位と大きくダウン。
それからウイングフラップの調整が片方しかされておらず、さらには給油の必要。
もう1回のピットを余儀なくされました。
これを予見していたのか、
今回放送の解説者である松浦孝亮選手がこのミスが起こる少し前に言っていました。
「場所によって無線ができない場所があるから、気をつけないといけない」
と。
この琢磨のケースで真相は分かりませんが、
もしかするとこういったところもあったのか?!
レッドタイヤに加え、3回目のピットにより必要量の給油が済んでからは
再びレースペースを取り戻し、19→15位フィニッシュすることができました。
決勝リザルトとしては、最高位フィニッシュ。
やはり2回目のピットが非常に悔やまれます。
基本的なところのミスだけに、本当に残念でした。
万全でない状況の中にも、速さはある!
がんばれ!!
琢磨!!
2010 Camping World Grand Prix at the Glen Race Highlights
2010インディカー第9戦ワトキンス・グレン決勝レポート
佐藤琢磨(15位)
「序盤は上位で戦うことができましたが、最初のピットストップで後れをとりました。レース中盤に装着したハード・コンパウンドのプライマリー・タイヤでスピードが乗らずに苦労しました。2回目のピットストップは無線での交信で誤解があって、そこでもポジションを大きく落としました。レース終盤にはソフト・コンパウンドのタイヤで順位をばん回しましたが、その前までに失ったものが大きすぎました。今回何が悪かったのかを研究し、次のレースにつなげます」
佐藤琢磨 決勝後のコメント
【決勝】
順位 No. ドライバー チーム C/E/T タイム/差
1 12 ウィル・パワー Team Penske D/H/F 01:40:27.4391
2 6 ライアン・ブリスコー Team Penske D/H/F +1.2181
3 10 ダリオ・フランキッティ Chip Ganassi Racing D/H/F +2.6754
4 2 ラファエル・マトス de Ferran Dragon Racing D/H/F +8.0208
5 32 マリオ・モラレス KV Racing Technology D/H/F +9.3229
6 4 ダン・ウェルドン Panther Racing D/H/F +9.7523
7 37 ライアン・ハンターレイ Andretti Autosport D/H/F +10.5003
8 9 スコット・ディクソン Chip Ganassi Racing D/H/F +12.0546
9 3 エリオ・カストロネベス Team Penske D/H/F +12.9834
10 22 ジャスティン・ウィルソン Dreyer & Reinbold Racing D/H/F +13.5635
11 8 E.J.ヴィソ KV Racing Technology D/H/F +18.7591
12 06 武藤英紀 Newman/Haas Racing D/H/F +20.2279
13 26 マルコ・アンドレッティ Andretti Autosport D/H/F +26.6965
14 24 ポール・トレイシー Dreyer & Reinbold Racing D/H/F +27.7310
15 5 佐藤琢磨 KV Racing Technology D/H/F +28.8774
16 27 アダム・キャロル Andretti Autosport D/H/F +29.3624
17 77 アレックス・タグリアーニ FAZZT Race Team D/H/F +35.3753
18 36 ベルトラン・バゲット Conquest Racing D/H/F +36.5350
19 14 ヴィットール・メイラ A.J. Foyt Enterprises D/H/F +36.9869
20 7 ダニカ・パトリック Andretti Autosport D/H/F +38.2675
21 11 トニー・カナーン Andretti Autosport D/H/F +38.6700
22 34 マリオ・ロマンチーニ Conquest Racing D/H/F +1Lap
23 18 ミルカ・デュノー Dale Coyne Racing D/H/F +3Laps
24 78 シモーナ・デ・シルベストロ HVM Racing D/H/F +22Laps
25 19 アレックス・ロイド Dale Coyne Racing D/H/F +38Laps
【ポイントスタンディング】
順位 ドライバー マシン 総合ポイント
1 ウィル・パワー Team Penske 327
2 ダリオ・フランキッティ Chip Ganassi Racing 295
3 スコット・ディクソン Chip Ganassi Racing 287
4 ライアン・ブリスコー Team Penske 280
5 エリオ・カストロネベス Team Penske 273
6 ライアン・ハンターレイ Andretti Autosport 251
7 トニー・カナーン Andretti Autosport 241
8 ジャスティン・ウィルソン Dreyer & Reinbold Racing 211
9 ダン・ウェルドン Panther Racing 211
10 マルコ・アンドレッティ Andretti Autosport 201
11 ダニカ・パトリック Andretti Autosport 190
12 ラファエル・マトス de Ferran Dragon Racing 174
13 ヴィットール・メイラ A.J. Foyt Enterprises 172
14 アレックス・タグリアーニ FAZZT Race Team 169
15 マリオ・モラレス KV Racing Technology 161
16 E.J.ヴィソ KV Racing Technology 157
17 アレックス・ロイド Dale Coyne Racing 146
18 武藤英紀 Newman/Haas Racing 136
19 マリオ・ロマンチーニ Conquest Racing 125
20 シモーナ・デ・シルベストロ HVM Racing 121
21 マイク・コンウェイ Dreyer & Reinbold Racing 110
22 佐藤琢磨 KV Racing Technology 110
23 グラハム・レイホール Rahal Letterman Racing 95
24 ミルカ・デュノー Dale Coyne Racing 92
25 ベルトラン・バゲット Conquest Racing 89
26 サラ・フィッシャー Sarah Fisher Racing 53
27 トーマス・シェクター Dreyer & Reinbold Racing 36
28 ジョン・アンドレッティ Andretti Autosport 35
29 アナ・ベアトリス Dreyer & Reinbold Racing 33
30 エド・カーペンター Panther Racing 20
31 ジェイ・ハワード Sarah Fisher Racing 20
32 タウンゼント・ベル Sam Schmidt Motorsports 18
33 ポール・トレイシー Dreyer & Reinbold Racing 16
34 セバスチャン・サーベドラ Bryan Herta Autosport 15
35 デイビー・ハミルトン de Ferran Dragon Racing 14
36 アダム・キャロル Andretti Autosport 14
37 ブルーノ・ジュンケイラ FAZZT Race Team 13
38 A.J.フォイト4世 A.J. Foyt Racing 0