ようやくGAORA見終わりました^^;
皆さん、盛り上がって
もう落ち着いてきた頃かと思いますが、
恒例につきアップさせていただきます。
ファイナルラップ、ファイナルターン!
あ゛~~~~;;
琢磨、アウトに膨らんでしまい
抜かれて2位!!
でも、これぞまさに手に汗握る白熱したバトル!
予選までの不調を思えば
決勝では素晴らしいレースを見せてもらいました!!
こんなことが言えるなんて嬉しい悲鳴、そして
贅沢なことになりましたね。
決勝になんとかマシンを合わせてきたといっても
琢磨は
予選12番手のスタート(新品ブラックタイヤ)でした。
その後、最近のいつものようにスタートやリスタート等で順位を6番手まで上げます。
19周目の2回目のフルイエロー後、琢磨は1回目のピット(中古レッドへ)の時に2つ順位を上げ、
AJフォイトはまたいいピットワークを見せていました。
琢磨はその後のリスタートでも順位を上げて34周目にはハンターレイをきれいに抜き、
ついには1位に!
しかし、37周目の4回目のフルイエロー後、
2回目となるピットインでタイヤ交換(新品レッドへ)。
この時ピットインしたのは、琢磨を含めて3台だけでした。
後から振り返って、チームも認める予定より早めのピットイン
(タイヤはこれで最後まで37周分を引っ張ることとなった)ということでしたが、
私が思うに(ピットインした最終決定が誰によるものなのか分かりませんが)
おそらく少なくとも琢磨には同じくトップを走った
2011年サンパウロの頭があったのでは。
この時はトップを走りながら、多くのクルマがピットインするタイミングで琢磨はステイアウトでした。
これによって琢磨は優勝を逃していたかもしれないのです。
話はそれましたが…
琢磨は5回目のフルイエロー後にはリードラップの最後の方を走っていたためか、
42周目に燃料継ぎ足し(フラッシュ)のみの3回目ピットに入ります。
ピットアウト後は琢磨は20位。
他の多くと大きく異なったストラテジーの妙により、6回目のフルイエローの時点では琢磨は12位。
そして、その後の琢磨最後の4回目のピットインでは順位を上げることを優先し、フラッシュのみ。
これで驚異の4位という順位を得ますが、タイヤは新品とはいえ
ライフが短いとされるレッドでレース半分以上の37周もの走行が決定。
結果的にはこれがラストに大きく影響しました。
やはりリスタート後にオーバーテイクを繰り返し、なんと琢磨はトップへ!
しかし、先ほどのレッドのロングディスタンスでタイヤはズルズル。
まずはニューガーデンが、そして抜いてきたヒンチクリフが入れ替わりで
右に左に迫りくる状況。
久々にこんな白熱したレースを見ましたね!
状況は違うかもしれませんが、なんだか
1992年のF1モナコGPのセナvsマンセルのバトルを思い出しました。
“抜けない! 絶対抜けない! ここはブラジル・サンパウロ!”
自分の中で自然と起こってきた三宅アナの吹き替え実況も虚しく、
終盤にあったブレーキトラブルと音を上げたレッドタイヤにより
アンダーで膨らんでしまった琢磨の懐にヒンチクリフがとび込みました。
最終ラップの最終ターンで抜かれてしまったのです。
残念だし、優勝するに越したことはありませんが、
これはとても大きい2位でしょう。
勝ちを逃したといっても表彰台ですよ、表彰台!
上出来です!!
ホンダ勢でも2戦連続でトップ順位でのチェッカー。
そして、琢磨は再び日本人初!
今度はインディカー・シリーズランキングトップです!!
前戦ロングビーチで琢磨が初優勝した時はシリーズチャンピオンなんて…
私でさえ正直夢にしか思ってませんでしたが、いや…もうこれは狙いましょう!!
もちろん決して簡単なことではありません。
しかし、ペンスキーやガナッシはどこ行ったのって状況ですし、
今年のAJフォイト&琢磨が得意とする(と言っていいでしょう)ロード・ストリートは多いですし、
今の好調が維持できれば夢物語ではありません。
現時点でも、少なくとも“ロード・ストリート”チャンピオンを!って感じです。
次はシリーズトップで迎える伝統のインディ500。
昨年のこともありますし、楽しみになってきました!!
佐藤琢磨(2位)
「今日は12番手からのスタートでしたが、序盤から着々とポジションを上げていき、ライアン・ハンターレイ(Andretti Autosport)をパスしてトップに立つことができました。そのあとにピットストップに入ったことで、いったん後方に下がりました。あのタイミングは少し早かったですね。そこで新品のソフトタイヤを装着したのですが、ゴールまでは35周以上もあり、最後はグリップがなくなっていました。それでも、後方から迫ってくるライバルたちとバトルし続け、なんとかトップを守り続けていました。ブレーキにもトラブルが少し出ていたので、最後の10周ぐらいはいつ抜かれてもおかしくない状態が続いていました。最終ラップの最終コーナーは、ヒンチクリフが見事でした。優勝を逃したのはとても悔しいですが、チームのクルーたちが本当にすばらしい力を発揮してくれて、2位という結果を手にすることができました。そして、ポイントリーダーになることもできました。チームの士気は高まっていますので、この勢いを保って、3週間後のインディ500でもいい戦いをしたいと思います」
ロジャー・グリフィス|HPDテクニカル・ディレクター
「佐藤琢磨はあと一つのコーナーで優勝を逃しましたが、彼とA.J. Foyt Racingは見事な戦いぶりをみせてくれました。ロングビーチでの彼らの優勝をまぐれだと思った人もいるかしれません。しかし、そうでないことを今日の彼らは証明していました。速いマシンを作り上げ、琢磨はすばらしいドライビングをゴールまで続けていました。ピットストップのタイミングから、一時は後方に埋もれましたが、チームの作戦によって、トップに復活しました。あれだけの周回数にわたってソフトタイヤを持たせられたのも、琢磨とチームの実力が高いからこそです。これで琢磨はポイントリーダーです。シリーズタイトルは、シーズンを通しての安定感が高い者が獲得します。2レースで優勝と2位。今の勢いを保ち続けてほしいです。エンジン競争は第4戦でも大変激しかったです。今日のレースでは、チームによってウイングの角度が違っていたため、ストレートでのスピードだけでパワーを比較することは難しいですが、ライバルとは実力がかなり伯仲している状態です。次のレースであるインディ500は、オーバルコースでの戦いですが、し烈なエンジン開発競争も続いていきます」
2013 Brazil Race Highlights
2013 Brazil Top 3 Finishers
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'13 INDYCAR SERIES | 日記
Posted at
2013/05/09 01:30:02