
今回、琢磨は
予選10位でした。
そこそこの位置からのスタートだったので
それなりの期待があったんですが…
決勝ではスタート直前のターンでまさかのホイールスピン;;
パンプとスロットルオンが重なったのか
タイヤの温まりが十分でなかったのか
原因ははっきり分かりませんが、
レアなアクシデントが起こってしまいました。
結果、琢磨のマシンは通常ではない
イン側にノーズを向けた格好のスライドし、
19位と大きくポジションダウン。
これが今回のリザルトを大きく決めてしまったと思われます。
他のドライバーも言っていましたが、とにかく全体的に抜きにくかったとのことです。
単独走行ではいいペースが出ていたようですが、
トップのパワーの変則ストラテジーの煽りを受けラップバックできず。
残念ですね。
琢磨は
15位フィニッシュ。
インディカーシリーズは早くも今シーズンは
ロードとオーバルと1戦ずつとなってしまいました。
(後で一応載せてますが、)もうランキング云々ではなくなりました。
ここはガツン!といきましょう!!
頑張れ琢磨!!!
2014 Milwaukee Race Highlights
佐藤琢磨(15位)
「とても残念なレースになりました。最初のスタートでリアのグリップを失い、マシンが大きくスライドしました。ほとんどスピンしてしまいそうなぐらいでした。そのためにポジションを大きく落とし、路面が滑りやすい状態だった序盤にはポジションばん回も難しい状況となりました。レース中盤にはマシンを向上させていくことができ、ペースも上がっていきました。しかし、すでに周回遅れに陥っていたため、だれかをパスすることができても、それが順位の上昇にはつながらないことが多くなっていました。自分自身、いいレースを戦える自信を持っていたミルウォーキーだけに、今日の戦いぶりは悔しいですね。次はカリフォルニア州ソノマでのレースです。プラクティス時間も短い2日間のイベントとなるため、最高のマシンを持ち込み、最初のプラクティスから速さを発揮できるよう、エンジニアとセッティングの検討を行いたいと思います。」
アート・セントシアー│HPD社長
「チャンスをつかむことができませんでした。今日のレースは私たちにとって、そういう戦いになっていたと思います。Hondaエンジンは週末を通して高い性能を発揮していました。しかし、強さを発揮していた我々のチームのいくつかがピットレーンでトラブルに見舞われました。ジョセフ・ニューガーデンのチームが採用したギャンブル的な作戦は、挑戦する価値があったと思います。残念ながらそれが報われることはありませんでした。それでも、今日彼らはまたしてもすばらしい戦いぶりを披露してくれました。前戦ミッドオハイオでの落胆から彼らは完全に立ち直り、見事な5位フィニッシュを達成しました。シモン・パジェノーの目標はチャンピオン争いに生き残ることであり、彼はそのために必要な仕事を完ぺきにこなしていました。ミハイル・アレシンに対しては、ルーキーながら8位という上位でのフィニッシュを、1年目のドライバーにとっては非常に難しいと言われるミルウォーキーで達成したことに拍手を送りたいと思います。」
<決勝リザルト>
順位 No. ドライバー エンジン 周回数 タイム/差
1 12 W.パワー シボレー 250 1:44'49.4611
2 2 J.P.モントーヤ シボレー 250 +2.7949
3 10 T.カナーン シボレー 250 +7.2356
4 9 S.ディクソン シボレー 250 +18.8058
5 67 ジョセフ・ニューガーデン Honda 250 +22.4998
6 8 R.ブリスコー シボレー 250 +23.4954
7 77 シモン・パジェノー Honda 250 +24.0347
8 7 ミハイル・アレシン Honda 249 +1Lap
9 20 E.カーペンター シボレー 249 +1Lap
10 98 ジャック・ホークスワース Honda 249 +1Lap
13 25 マルコ・アンドレッティ Honda 249 +1Lap
14 15 グレアム・レイホール Honda 249 +1Lap
15 14 佐藤琢磨 Honda 248 +2Laps
17 19 ジャスティン・ウィルソン Honda 248 +2Laps
19 27 ジェームズ・ヒンチクリフ Honda 244 +6Laps
20 18 カルロス・ウエルタス Honda 243 +7Laps
21 28 ライアン・ハンターレイ Honda 168 +82Laps
22 34 カルロス・ムニョス Honda 130 +120Laps
<ポイントスタンディング>
ドライバー
順位 No. ドライバー エンジン 総合ポイント
1 12 W.パワー シボレー 602
2 3 H.カストロネベス シボレー 563
3 77 シモン・パジェノー Honda 510
4 28 ライアン・ハンターレイ Honda 494
5 2 J.P.モントーヤ シボレー 488
6 9 S.ディクソン シボレー 472
7 10 T.カナーン シボレー 425
8 34 カルロス・ムニョス Honda 424
9 11 S.ブルデー シボレー 418
10 25 マルコ・アンドレッティ Honda 400
12 27 ジェームズ・ヒンチクリフ Honda 377
14 19 ジャスティン・ウィルソン Honda 339
15 7 ミハイル・アレシン Honda 338
16 67 ジョセフ・ニューガーデン Honda 337
17 98 ジャック・ホークスワース Honda 321
18 15 グレアム・レイホール Honda 312
19 18 カルロス・ウエルタス Honda 288
20 14 佐藤琢磨 Honda 261
24 16 オリオール・セルビア Honda 88
25 26 カート・ブッシュ Honda 80
28 16 ルカ・フィリッピ Honda 46
30 5 ジャック・ヴィルヌーヴ Honda 29
31 68 アレックス・タグリアーニ Honda 28
33 63 ピッパ・マン Honda 21
34 41 マーティン・プロウマン Honda 18
36 34 フランク・モンタニー Honda 8
琢磨はこのミルウォーキーレース後、イギリスに飛び、
チーム名は
「アムリン・アグリ」となりましたが、
スーパーアグリF1チーム時代の懐かしい面々と再会。
ドニントンパークでのフォーミュラEのテストに参加し、
琢磨は開幕前最後となる合同テスト19日(火)にマシンを走らせました。
フォーミュラE 合同テスト5日目
かつて琢磨と同じインディカーシリーズで走っていたイギリスの女性ドライバー
キャサリン・レッグもアムリン・アグリの一員とのことです。
正直他チームと比べると、まだまだやるべきことはあるような印象です。
こちらも頑張ってもらいたいですね。
キャサリンレッグのですが、走行の様子。
鈴木亜久里エグゼクティブ・チェアマンは、8月1日の時点で
「8月の半ばくらいまでには大きな発表ができると思います」と示唆していたようですが、
どうなんでしょう?!
気になりますね!