この記事は、
F1ハンガリー予選2(ビデオ) について書いています。
予選ではQ3でマクラーレンの疑惑の行動がありましたが、
すでに発表されているように
『アロンソは5グリッド降格、
チームはポイントなしの処分』
の処分となりました。
予選終了後のトップ3のドライバーズコメントでは、
アロンソはこのようにコメントしています。
「チームの判断だった。
先にピットに入っているフェラーリとの間隔をつくっていた。」
自分で録画したビデオも含め、タイムで検証してみました。
ターゲットとするフェラーリはQ3進出したライコネンだけです。
残り3:05 ライコネンはピットアウト
残り2:15 アロンソがピットイン
残り1:49 アロンソのロリポップが上がります(しかし、アロンソはピットアウトしない)
残り1:38 アロンソがピットアウト(ライコネンとのピットアウトのタイム差は1:27)
アロンソのロリポップが上がった時点でピットアウトとしていたとすると
ライコネンとのタイム差は単純計算で1:17(ピットロス含め約1周分)となります。
私は最初、予選を見たときに
アロンソのコメント中
「“先にピットに入っている”フェラーリとの間隔をつくっていた。」
という言葉に引っ掛かってました。
アロンソはとっくにピットアウトしてるはずなのになぁ。。。
でも、一周のタイムが約1:20であることを考えると、
“間隔をつくっていた”というのが分からないでもない気はします。
しかし、目で見てハミルトンが後ろでピットが開くのを待っていた。
そして残り時間がなかった。(ハミルトンがピットアウトしたのは残り1:26)
これらを考えると、アロンソが他に
ロリポップが上がってからピットアウトまでのプラス10秒間の間でタイヤの確認をしていた
(しかし、ラジオの記録で確認はできなかったらしい)ことを差し引いても
アロンソのペナルティーは然るべきものだったと思います。
私はホンダ勢以外では、実はアロンソを応援しています。
アロンソがどれだけ今回の事件に関与していたか分かりませんが、
非常に残念なことが起こったことは事実です。
以下は、決勝グリッド。
フィジケラは、Q1で左近の妨害をしたとして5グリッドの降格が言い渡されました。
Pos. No. Driver Car Time
1 2 ルイス・ハミルトン マクラーレンMP4-22・メルセデス 1'19"781
2 9 ニック・ハイドフェルド BMWザウバーF1.07 1'20"259
3 6 キミ・ライコネン フェラーリF2007 1'20"410
4 16 ニコ・ロズベルグ ウイリアムズFW29・トヨタ 1'20"632
5 11 ラルフ・シューマッハー トヨタTF107 1'20"714
6 1 フェルナンド・アロンソ マクラーレンMP4-22・メルセデス 1'19"674
7 10 ロバート・クビカ BMWザウバーF1.07 1'20"876
8 12 ヤルノ・トゥルーリ トヨタTF107 1'21"206
9 15 マーク・ウェーバー レッドブルRB3・ルノー 1'21"256
10 14 デイビッド・クルサード レッドブルRB3・ルノー 1'20"718
11 4 ヘイキ・コバライネン ルノーR27 1'20"779
12 17 アレクサンダー・ブルツ ウイリアムズFW29・トヨタ 1'20"865
13 3 ジャンカルロ・フィジケラ ルノーR27 1'21"079
14 5 フェリペ・マッサ フェラーリF2007 1'21"021
15 23 アンソニー・デイビッドソン スーパーアグリSA07・ホンダ 1'21"127
16 18 ビタントニオ・リウッツィ トロロッソSTR02・フェラーリ 1'21"993
17 7 ジェンソン・バトン ホンダRA107 1'21"737
18 8 ルーベンス・バリチェロ ホンダRA107 1'21"877
19 22 佐藤琢磨 スーパーアグリSA07・ホンダ 1'22"143
20 19 セバスチャン・ベッテル トロロッソSTR02・フェラーリ 1'22"177
21 20 エイドリアン・スーティル スパイカーF8-VII・フェラーリ 1'22"737
22 21 山本左近 スパイカーF8-VII・フェラーリ 1'23"774
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'07 F1 | 日記
Posted at
2007/08/05 22:33:15