
結果的には最後まで走り切りましたが、
全85周の序盤8週目で
この日の琢磨のレースは事実上
終わりました。
19番手スタートと、予選から悪かった琢磨は
決勝は
6周遅れの20位フィニッシュ。
レースでは、魔のターン3進入でダニカに追突。
これでフロント部を壊して修理に時間がかかり、大きくラップダウンとなりました。
追突には、いくつかの要素が絡んだようです。
場所はターン3。
通常であれば、マシンをアウト側に振ってブレーキングに入りターンに進入していくところ。
琢磨によると、ダニカはそのアウトに振る前に早目にハードブレーキングをしたとのことです。
映像をチェックしていると白煙が見えますが、琢磨のものではなく
最初に起こった白煙はダニカのタイヤからということになります。
そのターン3のアプローチの段階でダニカにすでに迫っていた琢磨は
どうしようもなかったということです。
琢磨はダニカの前方で何かがあったのではとも言っていましたが、
映像を見る限り彼女の前方にはオープンスペースがあったし
何も起こっていなかったように見えるので、
特にトラブルを避けるためのものではなく
本当なら無いハズのブロッキングからくるブレーキングだった可能性はあります。
真相は分かりません。
こう考えると、琢磨のピット前でサムアップ?wをされ
“ダニカの説教部屋”の心配もしていましたが、
無かったかもしれませんね (笑
冗談でも言っていないと、やりきれません。
最後まで走り切ったことにより、データはそれなりに取れたはず。
生かすところは生かし、次行きましょう!!
2011 Honda Indy Toronto Race Highlights
2011インディカーシリーズ第9戦トロント決勝レポート
佐藤琢磨(20位)
「ターン3のアクシデントは、相手がアウト側に動くという読みもあってのものでした。コースがとてもバンピーでリスタートではタイヤも温まりきっていない状態なので、本当にバトルは難しいものとなっていました。
昨年のトロントが序盤でのリタイアでしたし、2種類のタイヤのパフォーマンスを確認するためにも、マシンを修理してレースに復帰しました。決勝用に向けてのマシンセッティングは、朝のファイナルプラクティスからさらに変更をしていきましたが、まだ本当にいいという状態にはなっていませんでした。
次のエドモントンは、バンピーなコースといってもトロントとはキャラクターの異なるものなので、今回よりもよい戦いをすることができると思います。」
<決勝>
順位 No. ドライバー チーム C/E/T タイム
1 10 ダリオ・フランキッティ Chip Ganassi Racing D/H/F 1:56:32.1501
2 9 スコット・ディクソン Chip Ganassi Racing D/H/F +0.7345
3 28 ライアン・ハンターレイ Andretti Autosport D/H/F +6.0144
4 26 マルコ・アンドレッティ Andretti Autosport D/H/F +7.5671
5 14 ヴィットール・メイラ A.J. Foyt Enterprises D/H/F +9.0117
6 19 セバスチャン・ブルデー Dale Coyne Racing D/H/F +9.3114
7 6 ライアン・ブリスコー Team Penske D/H/F +9.8735
8 4 J.R.ヒルデブランド Panther Racing D/H/F +14.1750
9 59 E.J.ヴィソ KV Racing Technology-Lotus D/H/F +14.7843
10 78 シモーナ・デ・シルベストロ HVM Racing D/H/F +15.7603
11 24 アナ・ベアトリス Dreyer & Reinbold Racing D/H/F +16.8992
12 2 オリオール・セルビア Newman Haas Racing D/H/F +19.8736
13 38 グラハム・レイホール Chip Ganassi Racing D/H/F +21.3123
14 06 ジェームズ・ヒンチクリフ Newman Haas Racing D/H/F +1Lap
15 22 ジャスティン・ウィルソン Dreyer & Reinbold Racing D/H/F +2Laps
16 8 ポール・トレイシー Dragon Racing D/H/F +3Laps
17 3 エリオ・カストロネベス Team Penske D/H/F +4Laps
18 18 ジェームズ・ジェイクス Dale Coyne Racing D/H/F +20.5698
19 7 ダニカ・パトリック Andretti Autosport D/H/F +6Laps
20 5 佐藤琢磨 KV Racing Technology-Lotus D/H/F +19.4915
21 83 チャーリー・キンボール Chip Ganassi Racing D/H/F +8Laps
22 27 マイク・コンウェイ Andretti Autosport D/H/F +9Laps
23 77 アレックス・タグリアーニ Sam Schmidt Motorsports D/H/F +14Laps
24 12 ウィル・パワー Team Penske D/H/F +19Laps
25 34 セバスチャン・サーベドラ Conquest Racing D/H/F +42Laps
26 82 トニー・カナーン KV Racing Technology-Lotus D/H/F +83Laps
<ポイントスタンディング>
順位 ドライバー マシン 総合ポイント
1 ダリオ・フランキッティ Chip Ganassi Racing 353
2 ウィル・パワー Team Penske 298
3 スコット・ディクソン Chip Ganassi Racing 270
4 オリオール・セルビア Newman Haas Racing 232
5 トニー・カナーン KV Racing Technology-Lotus 221
6 ライアン・ブリスコー Team Penske 219
7 マルコ・アンドレッティ Andretti Autosport 216
8 グラハム・レイホール Chip Ganassi Racing 208
9 J.R.ヒルデブランド Panther Racing 193
10 アレックス・タグリアーニ Sam Schmidt Motorsports 173
11 ダニカ・パトリック Andretti Autosport 173
12 エリオ・カストロネベス Team Penske 172
13 ヴィットール・メイラ A.J. Foyt Enterprises 171
14 佐藤琢磨 KV Racing Technology-Lotus 167
15 ジェームズ・ヒンチクリフ Newman Haas Racing 158
16 マイク・コンウェイ Andretti Autosport 156
17 ジャスティン・ウィルソン Dreyer & Reinbold Racing 153
18 ライアン・ハンターレイ Andretti Autosport 150
19 シモーナ・デ・シルベストロ HVM Racing 137
20 E.J.ヴィソ KV Racing Technology-Lotus 135
21 チャーリー・キンボール Chip Ganassi Racing 129
22 アナ・ベアトリス Dreyer & Reinbold Racing 111
23 セバスチャン・サーベドラ Conquest Racing 106
24 ジェームズ・ジェイクス Dale Coyne Racing 102
25 セバスチャン・ブルデー Dale Coyne Racing 72
26 エド・カーペンター Sarah Fisher Racing 72
27 ラファエル・マトス AFS Racing 67
28 ダン・ウェルドン Bryan Herta Autosport with Curb/Agajanian 59
29 ポール・トレイシー Dragon Racing 58
30 アレックス・ロイド Dale Coyne Racing 58
31 ベルトラン・バゲット Rahal Letterman Lanigan 30
32 トーマス・シェクター KV Racing Technology-SH Racing 28
33 ジェイ・ハワード Rahal Letterman Lanigan Racing 27
34 デイビー・ハミルトン Dreyer & Reinbold Racing 26
35 シモン・パジェノー Dreyer & Reinbold Racing 24
36 タウンゼント・ベル Sam Schmidt Motorsports 21
37 バディ・ライス Panther Racing 20
38 ジョン・アンドレッティ Richard Petty/Andretti Autosport 16
39 ピッパ・マン Conquest Racing 15
40 ワイド・カニンガム Sam Schmidt Motorsports 10
41 ティービーエー Dale Coyne Racing 0
42 ブルーノ・ジュンケイラ A.J. Foyt Enterprises 0
43 ホーピン・タン Schmidt Dragon Racing 0
44 スコット・スピード Dragon Racing 0