
いや~
琢磨、残念でした!
予選は15位と中段以降のスタートでしたが、
ピットインのタイミングと
ミドルスティントのペースの良さで
途中からは相当の周回をリーダーで走ることができました。
しかし、181周目に突然グリップを失いそれからルース(アンダーステア)な状態。
しかもそれが影響してか、トップスピードが落ちてしまいました。
ハンターレイに抜かれてトップを譲り、琢磨はたまらずアンダーグリーンでのラストピット。
そして不運のとどめは、そのすぐ後のタイミングでアナによるクラッシュでフルイエロー。
多くのクルマがそこで最終ピットをこなしたのでした。
残り30周でのリスタート。
琢磨は7位で、琢磨自体の伸ばせない走行ペースもさることながら
周りはフレッシュタイヤ。
琢磨は
7位キープでの
フィニッシュが精一杯でした。
しかし、琢磨は予選スタート順からして
できる中でよくやったのではないでしょうか。
2位となったエリオと近いところでのフィニッシュも期待されたかもしれませんが、
後半伸び悩むペースは結構深刻だったみたいですし、
そもそも181周目のルースでウォールヒットのピンチをよく回避しました。
それが、シリーズランキングではまた1つ上げることに繋がりました!
2013 Milwaukee IndyFest Highlights
佐藤琢磨(7位)
「本当にエキサイティングなレースでした。ピットストップで毎回セッティングを調整し、着実にポジションを上げていきました。マシンはどんどん向上し、レースの折り返し点を迎えるまでには最高のハンドリングとなっていたほどでした。ドライビングを存分に楽しんでいました。先頭を走っても、トラフィックの中に入ってもマシンは力強く、レースの中盤戦でのマシンのバランスのよさには本当に満足していました。ところが、レースの終盤に入ってマシンのリアが突然グリップを失いました。コースのアウト側に大きくラインを外れ、ポジションを落としました。マシンになにかトラブルが出ていると考え、早めのピットストップを行って新しいタイヤを装着し、追い上げる作戦に出ました。勝てる自信はありました。しかし、タイミングの悪いフルコースコーションが出され、まだピットストップを行っていないライバルたちの後ろの7番手に下がってしまいました。その上、最後のリスタートのあとは、私を除く全員がフレッシュタイヤを装着しており、彼らを抜き返すのは至難の業でした。ピットクルーはレースを通してすばらしい仕事をしてくれていました。今日また、A.J.(アンソニー・ジョセフ・フォイト)に笑顔を届けることができると思いましたが、あと少しのところでしたね。チームはすばらしいレースを戦っていましたが、結果は残念なものになりました。とても悔しいです。」
ロジャー・グリフィス|HPD テクニカル・ディレクター
「佐藤琢磨が本当に力強いレースを戦っていました。彼はロードコースだけでなく、オーバルでも速いことを今日改めて知らしめたと思います。トップを堂々と走り続けていた佐藤でしたが、バックマーカーが進路をふさがれ、危うくアクシデントを起こす事態になりました。そこで、早めのピットストップを行う作戦を採用しましたが、その直後にフルコースコーションが出る不運に見舞われました。結果は7位となりましたが、とても力強い戦いぶりだったと思います。Honda勢のトップが6位という点は非常に悔しい結果です。スコット・ディクソンとダリオ・フランキッティは、今回もマシンを思い通りに仕上げることができていませんでしたが、レース巧者ぶりを発揮して6位と8位でゴールしました。佐藤はトップを走り、ライバルたちを6秒以上も突き放すハイペースを保っていました。わずかではありますが、私たちのエンジンは燃費での優位もみせることができていたと思います。しかし、私たちが目指しているのは優勝です。次戦アイオワも勝利を目標に全力で戦います。」
<決勝>
順位 No. ドライバー チーム エンジン タイム/差
1 1 R.ハンターレイ Andretti Autosport シボレー 1:51:15.2962
2 3 H.カストロネベス Team Penske シボレー +4.8059
3 12 W.パワー Team Penske シボレー +5.3920
4 5 E.J.ヴィソ Andretti Autosport シボレー +6.2511
5 27 J.ヒンチクリフ Andretti Autosport シボレー +6.4632
6 9 スコット・ディクソン Chip Ganassi Racing Honda +16.5292
7 14 佐藤琢磨 A.J. Foyt Racing Honda +23.3828
8 10 ダリオ・フランキッティ Chip Ganassi Racing Honda +23.8041
9 19 ジャスティン・ウィルソン Dale Coyne Racing Honda +1Lap
10 11 T.カナーン KV Racing Technology シボレー +1Lap
11 67 ジョセフ・ニューガーデン Sarah Fisher Hartman Racing Honda +1Lap
12 77 シモン・パジェノー Schmidt Hamilton Motorsports Honda +1Lap
16 15 グレアム・レイホール Rahal Letterman Lanigan Racing Honda +3Laps
17 83 チャーリー・キンボール Chip Ganassi Racing Honda +4Laps
18 16 ジェームズ・ジェイクス Rahal Letterman Lanigan Racing Honda +5Laps
19 18 アナ・ベアトリス Dale Coyne Racing Honda +8Laps
21 55 トリスタン・ボーティエ Schmidt Peterson Motorsports Honda DNF
23 98 アレックス・タグリアーニ Barracuda Racing/Bryan Herta Honda DNF
<ポイントスタンディング>
ドライバー
順位 ドライバー チーム 総合ポイント
1 H.カストロネベス Team Penske 299
2 R.ハンターレイ Andretti Autosport 283
3 M.アンドレッティ Andretti Autosport 249
4 佐藤琢磨 A.J. Foyt Racing 223
5 スコット・ディクソン Chip Ganassi Racing 221
6 T.カナーン KV Racing Technology 215
7 シモン・パジェノー Schmidt Hamilton Motorsports 212
8 ジャスティン・ウィルソン Dale Coyne Racing 207
9 J.ヒンチクリフ Andretti Autosport 206
10 ダリオ・フランキッティ Chip Ganassi Racing 192
13 チャーリー・キンボール Chip Ganassi Racing 175
14 ジョセフ・ニューガーデン Sarah Fisher Hartman Racing 167
15 ジェームズ・ジェイクス Rahal Letterman Lanigan Racing 160
17 グレアム・レイホール Rahal Letterman Lanigan Racing 149
19 トリスタン・ボーティエ Schmidt Peterson Motorsports 130
22 アレックス・タグリアーニ Barracuda Racing/Bryan Herta 110
24 マイク・コンウェイ Dale Coyne Racing 97
27 アナ・ベアトリス Dale Coyne Racing 64
30 ピッパ・マン Dale Coyne Racing 14
31 コナー・デイリー A.J. Foyt Racing 11
33 キャサリン・レッグ Schmidt Peterson Motorsports 8
ところで、今日は「父の日」。
フライング?ゲットで昨日、Jr.弟(3歳)からは先に

をもらっていましたが、
Jr.兄(6歳)からは本番日にいただきました!
「TSスペシャル缶」(…と命名させていただきました^^)
クルマの芳香缶で、タンブラーみたいに缶の周りにJr.兄作のお絵描きが巻かれています。
右の絵はインディカー、琢磨を見ている人なら多分分かりますよね。
琢磨の今年の#14 ABCマシン。
左の絵は(私もそうでしたが)ちょっと分かりづらいので解説しますと、
琢磨が今年の第3戦ロングビーチで日本人インディカー初優勝を決めた時の
日の丸を両手で広げて掲げているシーンだそうです。
ありがとう♪
今回は残念でしたが、
また近い日にこの画が見れる日が来ることを信じていますヨ!
次のインディカーはまた1週間後。
琢磨が2011年に日本人初のPPを獲得したショートオーバル・アイオワです!!