
非常に残念でしたね~!!
前戦でも同じようなこと言った気がしますが
今回は格別。
表彰台の真ん中に立てたかもしれないレース
でしたからね!
舗装が改善されたとはいえ
やはりストリートのバンピーな路面。
マシン差が小さくなる雨というコンディションの中
当然決まらないマシンもあれば、琢磨はその逆。
インディー初レインということでしたが、
ドライビングが楽しめるほど安定した速さのあるマシンとなっていました。
それだけに。。
琢磨は今季最高位の10番手スタート。
心配された1コーナーのアクシデントも幾度となくクリヤーし、
日曜日の2回目の赤旗中断(→翌日への決勝再開決定)時点では3位!
そして、月曜日の決勝レース再開。
19周目(月曜の5周目)には2位のブリスコーを抜いて、琢磨は2位!
26周目のリスタートではパワーをアウトからズバッとパスして
インディカーレースで琢磨は初のトップに!!
久々のシーンに気持ちよかったですね~!!
その後、23周に渡ってトップを走行。
しかし!
明暗を分けた36周目。
フルコースイエローからのピットオープン。
琢磨はステイアウト!
2位のパワー以下、多くのドライバーはピットインし、給油。
今回のキーはここでした。
最終的に、後で述べるフルイエローは出ず、琢磨は残り6周で給油ピットを余儀なくされました。
琢磨は少しでも順位ダウンを抑えるためにタイヤ交換は無し。
しかし、グリップダウンで途中1コーナーでオーバーラン。
琢磨は8位チェッカーでした。
雨からドライになっていくという
燃料の計算は難しいものであったというのはあるかもしれませんが、
琢磨など各コメント等を見ていると3~4周ほど燃料が足りないと
残り量の計算はできていたようです。
そして、琢磨には「ピットインする」と言うこともできたかもしれませんが
チームとしては“とにかくステイ!”
と、琢磨としては選択の余地が無いような状況だったということです。
チームによるとイエローが出ることを想定してということでした。
確かにそれで上手く事が起こって勝てたかもしれません。
しかし、それはギャンブルであり、琢磨の今回の走りからすると消極的な作戦でした。
そういう戦略に出てしまったというのは、やはりチーム力、経験の差でしょうか。
琢磨自身はパワーのピットインのタイミングは感じていたようですし、走れていましたし、
入った方が良いとは考えていたようです。
琢磨の戦略参謀はチームオーナーの1人であるある、ジミー・バッサーでした。
後から、この作戦はミスだったと認めています。
ジミー君には大いに反省してもらい、ドライバーの発言権とのバランスもあろうかと思いますが、
それ以前に迅速、冷静に確かなストラテジーを立てれるよう頑張ってもらいたいですね。
Race Highlights from Brazil
2011インディカー・シリーズ第4戦サンパウロ決勝レポート
このブラジルで連戦のストリート、ロードは終了。
次はオーバル。
いきなりのインディ500です!
佐藤琢磨(8位)
「ギリギリまで燃料セーブをして走っていましたが、3周分ぐらい足りなかった。非常に悔しい結果になりました。トップを走っていたのだから、作戦でギャンブルをする必要はまったくなかったと思います。クルーたちがすばらしい仕事をしてくれ、マシンは今日のコンディションに見事に合っていました。インディカーをウエットコンディションで走らせるのは昨日が初めてでしたが、何のリスクも負わずにすべてをコントロールできていました。トップに立ってからはすぐさま燃料をセーブする走りに切り替え、後ろとのギャップを見ながらレースをコントロールできていたと思います。それだけに最終的な結果は非常に残念です。しかし、僕らは今日、勝てる力があることを証明しました。反省点をしっかりと見直し、次からのレースにつなげたいと思います」
<決勝>
順位 No. ドライバー チーム C/E/T タイム
1 12 ウィル・パワー Team Penske D/H/F 02:04:05.2964
2 38 グラハム・レイホール Chip Ganassi Racing D/H/F +4.6723
3 6 ライアン・ブリスコー Team Penske D/H/F +7.9037
4 10 ダリオ・フランキッティ Chip Ganassi Racing D/H/F +10.1470
5 2 オリオール・セルビア Newman Haas Racing D/H/F +15.8188
6 27 マイク・コンウェイ Andretti Autosport D/H/F +16.6775
7 22 ジャスティン・ウィルソン Dreyer & Reinbold Racing D/H/F +20.0131
8 5 佐藤琢磨 KV Racing Technology-Lotus D/H/F +23.0683
9 06 ジェームズ・ヒンチクリフ Newman Haas Racing D/H/F +25.2924
10 4 J.R.ヒルデブランド Panther Racing D/H/F +31.3172
11 34 セバスチャン・サーベドラ Conquest Racing D/H/F +36.4261
12 9 スコット・ディクソン Chip Ganassi Racing D/H/F +42.1974
13 59 E.J.ヴィソ KV Racing Technology-Lotus D/H/F +45.8266
14 26 マルコ・アンドレッティ Andretti Autosport D/H/F +74.5634
15 18 ジェームズ・ジェイクス Dale Coyne Racing D/H/F +76.2783
16 83 チャーリー・キンボール Chip Ganassi Racing D/H/F +1Lap
17 14 ヴィットール・メイラ A.J. Foyt Enterprises D/H/F +2Laps
18 28 ライアン・ハンターレイ Andretti Autosport D/H/F +5Laps
19 77 アレックス・タグリアーニ Sam Schmidt Motorsports D/H/F +7Laps
20 78 シモーナ・デ・シルベストロ HVM Racing D/H/F +9Laps
21 3 エリオ・カストロネベス Team Penske D/H/F +17.6110
22 82 トニー・カナーン KV Racing Technology-Lotus D/H/F +23.6787
23 7 ダニカ・パトリック Andretti Autosport D/H/F +60.7631
24 24 アナ・ベアトリス Dreyer & Reinbold Racing D/H/F +24Laps
25 17 ラファエル・マトス AFS Racing D/H/F +27Laps
26 19 セバスチャン・ブルデー Dale Coyne Racing D/H/F +35Laps
<ポイントスタンディング>
順位 ドライバー マシン 総合ポイント
1 ウィル・パワー Team Penske 168
2 ダリオ・フランキッティ Chip Ganassi Racing 154
3 オリオール・セルビア Newman Haas Racing 110
4 マイク・コンウェイ Andretti Autosport 102
5 ライアン・ブリスコー Team Penske 101
6 トニー・カナーン KV Racing Technology-Lotus 99
7 アレックス・タグリアーニ Sam Schmidt Motorsports 85
8 スコット・ディクソン Chip Ganassi Racing 84
9 グラハム・レイホール Chip Ganassi Racing 82
10 佐藤琢磨 KV Racing Technology-Lotus 80
11 シモーナ・デ・シルベストロ HVM Racing 78
12 ヴィットール・メイラ A.J. Foyt Enterprises 77
13 マルコ・アンドレッティ Andretti Autosport 70
14 ジャスティン・ウィルソン Dreyer & Reinbold Racing 70
15 ダニカ・パトリック Andretti Autosport 69
16 J.R.ヒルデブランド Panther Racing 69
17 エリオ・カストロネベス Team Penske 68
18 ラファエル・マトス AFS Racing 67
19 ジェームズ・ヒンチクリフ Newman Haas Racing 66
20 セバスチャン・サーベドラ Conquest Racing 62
21 チャーリー・キンボール Chip Ganassi Racing 58
22 ジェームズ・ジェイクス Dale Coyne Racing 55
23 ライアン・ハンターレイ Andretti Autosport 52
24 E.J.ヴィソ KV Racing Technology-Lotus 51
25 セバスチャン・ブルデー Dale Coyne Racing 44
26 アナ・ベアトリス Dreyer & Reinbold Racing 40
27 シモン・パジェノー Dreyer & Reinbold Racing 24
28 ポール・トレイシー Dragon Racing 14