
今シーズン2回目の
ダブルヘッダーでした。
予定ではレース1の
第12戦が
スタンディングスタートということでしたが、
1台のエンジンストールによりキャンセル。
インディカーではいつものローリングスタートになりました。
決勝11番手スタートの琢磨(予選は12位)は
そのオープニングラップで他車と接触。
この時か、それ以降の原因か分かりませんが、
エキゾーストパイプが割れ
排熱がギアボックスをコントロールするラインを焼き切ってしまいました。
琢磨はギアのスタックでピットに止まったまま、リタイヤに追い込まれました。
2013 Honda Indy Toronto Race 1
佐藤琢磨(24位)
「エキゾーストのトラブルでリタイアとなりました。排気管が割れ、そこから漏れ出した熱い空気がアンダートレイやギアボックスへとつながるパイプを溶かしてしまったため、ギアを操作することができなくなってしまったのです。今朝走った第2レース用の予選から、マシンのセッティングをさらに変更してスタートに臨みました。まだマシンは万全にはなっていませんでしが、予選よりもよくなった部分はありました。そこはそのまま残し、悪かった部分をよくできるよう、明日のレースまでにまたセッティングを調整していきたいと思います。」
続いて、レース2の
第13戦。
予定では無かったスタンディングスタートが、ここで採用。
個人的にはそれを見れたのが嬉しかったですけどね。
ペナルティー(ダリオのペナルティー撤回や琢磨への5レース保護観察処分が出るタイミング)だったり
ルールだったり、
その扱われ方に関してINDYCAR側の権力に問題ありだったようですね。
GAORAの放送中にも言われてました、天野さんのブログは
コレです。
で、決勝14番手スタートの琢磨はジャンプアップに成功。
3つほど順位を上げました!
7位辺りを走るようになり、なんとか今回はシングルフィニッシュはできるかなと思っていたら…
残り2周の最後のリスタートでシングルファイルのはずが急遽ダブルファイルに変更になったり
(この辺も天野さんが言う暗躍に関係か?!)、混乱の末
琢磨は囲まれたボックスの中で玉突き。
行き場が無くなった琢磨は、すでに先で起こっていた接触で止まっていたハンターレイの後ろに着く形で
好きねぇ状態。
第10戦のアイオワからすると、4戦連続のリタイヤとなってしまいました。
この間の取りこぼしがかなり痛いです。
もうここまで来てしまったってことで、開き直るしかありませんね!
次は、久々のロードコース「ミッド・オハイオ」です。
ガンバレ、琢磨!!
2013 Honda Indy Toronto Race 2
佐藤琢磨(20位)
「今日の私たちはスタートからトップ10を走り続けていました。チームとしてすばらしい仕事をしたからこそのパフォーマンスでしたが、それに見合わないリタイアという残念な結果となりました。スタンディングスタートは楽しく、ポジションを上げることもできました。今日のレースはフルコースコーションが終盤戦になるまで出されませんでしたが、私たちのマシンは昨日に比べると断然速く、トップ10フィニッシュは間違いないというポジションを走ることができていました。クルーががんばり、エンジニアが力を発揮してくれたからこそ、スピードを獲得できたのです。それでも、まだトップ争いを行っていたグループとの間にはスピード差がありました。私たちは今後もハードワークを続けなければなりません。最後のリスタートは激しいポジション争いになりました。私はアウトサイドにポジションを取ってクリーンにターン1へと進入しました。多くのマシンが前方とイン側にいました。だれかが私にヒットしてきて、さらに行き場を失い、リタイアへと追い込まれました。とても不運だったと思います。」
<ポイントスタンディング>
ドライバー
順位 ドライバー チーム 総合ポイント
1 H.カストロネベス Team Penske 425
2 スコット・ディクソン Chip Ganassi Racing 396
3 R.ハンターレイ Andretti Autosport 356
4 M.アンドレッティ Andretti Autosport 355
5 シモン・パジェノー Schmidt Hamilton Motorsports 309
6 T.カナーン KV Racing Technology 307
7 ダリオ・フランキッティ Chip Ganassi Racing 307
8 J.ヒンチクリフ Andretti Autosport 305
9 ジャスティン・ウィルソン Dale Coyne Racing 296
10 W.パワー Team Penske 273
11 チャーリー・キンボール Chip Ganassi Racing 272
13 佐藤琢磨 A.J. Foyt Racing 257
15 ジョセフ・ニューガーデン Sarah Fisher Hartman Racing 238
17 グレアム・レイホール Rahal Letterman Lanigan Racing 221
18 ジェームズ・ジェイクス Rahal Letterman Lanigan Racing 215
20 トリスタン・ボーティエ Schmidt Peterson Motorsports 183
21 アレックス・タグリアーニ Barracuda Racing/Bryan Herta 163
24 マイク・コンウェイ Dale Coyne Racing 149
27 アナ・ベアトリス Dale Coyne Racing 72
30 ピッパ・マン Dale Coyne Racing 29
31 コナー・デイリー A.J. Foyt Racing 11
33 キャサリン・レッグ Schmidt Peterson Motorsports 8